高性能マイクスピーカーをスマフォでも使う

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最近お得意先が横浜に移転してしまい打ち合わせに出向くのがしんどくなり、なるべくオンラインミーティングで済ませられないか打診するようになりました。また実家と(Macの)FaceTimeなどで通話する機会も増え、高性能なマイクが欲しいなと。もともとLogicoolの高い目の機種を使ってはいなんですが、それでもやはり向こう側でエコーが出て聞きづらいと言われ、あわててヘッドフォンに切り替えたり。

そんな折りヨドバシで見つけたのがYAMAHAのPJPシリーズ。なかなかのお値段ですがアレイマイク&スピーカー一体型で単体でノイズやエコーを抑止して高音質かした音声をUSBマイク/スピーカーとして出し入れしてくれます。PC/Mac側では特別なドライバーやソフトは不要でプラグアンドプレイで即利用可能です(電源もバスパワー)。

単体の高級マイクってあまりなくて、民生用だと高級カメラのオマケマイクだったり、業務用はポリコムみたいな数人以上の規模用の大きなものばかり。そんな中でPJP-10URは1,2人の話者に最適化された小型モデルとして見た瞬間ビビっと来ました。個人的にルーターなどで信頼しているYAMAHA製ですし、2010年発売ながら2015年秋にファームウェア更新なども行われていて気合いを感じます。YAMAHA製品は質実剛健の良い製品をじっくり熟成してく感があって、古さを感じにくいですね(さすがにWLX302は今買うの躊躇したけどw)。デザインもゴツくてカッコイイです。レビューも良かったので衝動買いしてしまいました。

まだそれほど長い電話会議に使用はしてないですが、短時間試した限りでは良好です。実使用レビューはまた改めて。

で、今回の記事の趣旨はコイツをスマフォでも使えないか?という点。SkypeやFacetime、もしくは電話の通話でスマフォ+コイツのモバイルテレコン環境が使えたら素敵やん?と。

■Androidで使う:OK!

とりあえずNexus6+Skypeで利用できました。Androidは5.0あたりでUSBオーディオドライバは搭載されているようで、あとは本体のUSBポートをホスト側として使用する為のホストアダプタとOTGケーブルと呼ばれるものがあればOKのはずです。手持ちがなかったんですが先日HandyCam CX670に外部USBデバイスを認識させるアダプタが使えるかもと思って試したらビンゴ。これ単なるOTGケーブスだったんや。安いサードパーティ品でも良かったかもw。

PJP-10UR側は2010年製品だけあって最近あまり見なくなったminiBポートです。PS3のSixAxisやDualShock3とかの充電に使うアレです。そこでスマフォのMicroUSBと直結するタイプのOTGケーブルがないか探してみたところアイネックスの15cmケーブルを発見。バッチリ使えました。Skypeなどアプリ側でも特に設定なく内蔵マイク/スピーカーの代わりに使われる感じです。

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ということでまずはこれが最小構成。ちなみに本体トップのリング上の3点のLEDは通電時常時光っていて、Macに普段からつないでおく上で非常に鬱陶しいです。ほぼ唯一の不満と言えるかも。

さて、ただこれだとPJP-UR10を駆動する電力をスマフォから得ることになる為、稼働時間が大幅に減ったり動作が不安定になる可能性があります。そこで、モバイルバッテリーなどから電源をとる方法を模索して見つけたのがPocketgamesの給電ポート付きホストアダプタです。BタイプのUSBコネクタに加え、給電用のmicroUSBポートがついています。これも一応動作は確認できました。ただ本当にmicroUSBポートからの電力で動いているかどうかは直接の確認手段はなく、長時間使い比べて差が出ないか比較する必要があり、まだ未検証です。参考ということで。

■iPhone/iPadで使う:NG

さて本命のiOSです。こちらもiOS7あたりからUSBオーディオのドライバーはOS標準でもっているので、ハードとしてLightning-USBカメラアダプタがあればいける公算が高いはず。また最近のアップデートでiPhoneも同アダプタを使えるようになったという記事も出ていました。そこでさっそくアダプタを買ってきたところ、こんな「消費電力が大きすぎます」という表示が出てNGでした。うーん、残念。iPhoneばかりかiPad Proでも同じ結果に。

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それならばとセルフパワーハブをかましてみたんですが、スピーカーとしては使えたものの、電話アプリもFaceTime、Skypeなども使ってくれず。通話中にスピーカーボタンをタップしても本体スピーカーから拡声されるのみ。AirPlayメニューにはちゃんと型番も出て、「ミュージック」アプリの再生音はちゃんと出るんですが。マイクとしての動作も確認できませんでした。

上位機種のYVC-300だとBluetoothヘッドセットとしても動作するし、アナログ端子もついているので汎用性高いのですが、より多人数用のモデルなのでデカいんですよね。会議室常設用とかならいいんですが。

 

ともあれ、いざというときはAndroidとの直結運用もできるということは判明して更に価値が上がったように思います。後継機ではBluetoothにも対応してくれたらなと思わなくもありませんが、どちらかというとこのコンパクトさを維持してくれる方が優先度が高い気がします。

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