風が強い日にエアコンからポコポコ音がするので「おとめちゃん」で対策

風が強い日にエアコンからポコポコ音がする、それはドレン(排水)ホースから風が入り込んでいるせいで逆止弁をつけると解決する、というのは知識としては持っていましたが、新居寝室に使っているエアコンで初めて実際に耳にしました。割と可愛い音というか、めちゃくちゃ不快な音ではないのですが、ずっと鳴っているとやっぱり耳障りなので、逆止弁のDIY取付けにチャレンジ。

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因幡電工 エアコン用消音防虫弁 おとめちゃん DHB-1416

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おそらく定番中の定番という商品。「音」を「止める」で「おとめちゃん」。ざっと検索するとエアコン工事業者さんのメニューでは逆止弁取付は2,200円となっています。おそらくこれは部材費込みで、他の工事のついでにやれば、ということだと思います。これのためだけに来てもらうと訪問費用がかかって数千円とかになるんじゃないかと。DIYなら数百円、対候性ビニールテープとセットでも買っても1,000円未満です。

この製品は、中に弁がついていて、外(下)からの風や虫は入れず、室内(上)からの排水が落ちてくると重さで弁が開いて下に流すという簡単な仕組みです。よくDIYで既設のドレンホースの先端につけて床置きで済ましている施工例がありますが、あれはよろしくないようです。水の重さがしっかり弁にかかるよう垂直に施工しないと本来の排水性能を発揮できず逆流する危険もあるっぽい。壁のダクトが頭上にあり十分に落差があればそれでも水の重さがかなりかかるので実質問題にはならないかもしれませんが、やはり説明書に従って正しく取付をすることにしました。賃貸なので既設配管のカットには躊躇もありますが、最悪ドレンホースくらいなら弁済したろうやないかい、ということで。というか普通退去時にそんなとこ見ないんじゃないかなとか。

おとめちゃんは上側と下側で接続方法が異なります。上側はドレンホースの凸凹の凹の部分の径である14mmのところに金属のストッパーを差し込んで固定します。一方下側は16mmのホースに差し込む形。必ず上側より受けとなる下側が広くなる構成にすることで、上から落ちてくる水が零れないようになっているんですね。じゃぁホースの上と下で径が違うものを用意するのか?というとそうではなく、もともとドレンホースは定期的に太くなっている箇所があるのです。そこを狙ってカットし、上側は太くなっている分を切り取ってしまえばOKです。頭上のダクトから出てきて、床面まで届く間のどこかに必ず太くなっている箇所があるんじゃないかと思います。ただし弁が正しく機能するために、ダクトから1m以上下がった位置に取り付けるよう指示されています。1m分の水があれば確実に弁が開くということでしょう。面倒なのは化粧配管カバーで覆われている場合です。おとめちゃん取付部分はドレンホースよりも幾分太くなるので、元通り化粧配管カバーが閉まらなくなる可能性があります。こういう場合は化粧配管カバーより下で垂直に取り付けられる箇所を探すなり、カバーを加工するなりが必要になるかと思います。幸い、我が家の場合は化粧配管カバーがいい感じのところで途切れて40cmほどドレンホースが真下に垂れており、かつそこに16cmの接手部分が含まれていたので3分ほどで取付できました。ここまで見越して工事していたとしたらこの施工業者さんはスゴ腕です。

というかこの位置関係なら一番下に取り付けるだけでも垂直姿勢は維持できるのでカットしなくてよかったんじゃないか説も…

抜け防止、水漏れ防止で上下の接合箇所をビニールテープでギッチリ巻いて完了。なお、おとめちゃんの上下パーツは分離して中身を掃除できるようになっているので、本体部分にはビニールテープは巻かないでおきました。

(なお下の方に見える細いケーブルはBSアンテナ線なので無関係です。)

強風でまさにポコポコ鳴っている日に施工しましたが取付後音はぴったり止んだようで効果はばっちりです。

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