カーバッテリーの電圧状態をスマホでモニタできるBM2

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クラウンのバッテリーがよく上がる問題、先日はOptiMATEで一晩かけて一旦は復活充電させました。

しかし根本的な原因(駐車中でも暗電流が流れてバッテリーを消費する)は取り除けていないので、使っているうちに再発する可能性は高いです。またバッテリー自体も劣化している可能性は大きいです。

本当はこういう3,4万する暗電流がはかれるクランプメーターでひとつひとつ検査をしていくのが良いんでしょうが、そこまでの投資は躊躇しますし、そもそも思い当たる原因はいくつかに絞られています(車両自体の不良や基本設計の悪さを除外して、後付けのものに限る前提)。

カイセ(Kaise) KAISE () 電流計 暗電流クランプメーター SK-7831

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またそれぞれの正確なアンペア値を知るのは目的ではなく、「影響の大きな機器を切り分ける」「現在の正確な電圧が手軽に知りたい」という割り切りで、以下の製品を取り付けてみました。

バッテリーのプラスとマイナスターミナルにとりつけてリアルタイムの電圧をBluetoothでスマホアプリに送れる送信機です。一定時間のログを保存できる記録機能も搭載しています。ぶっちゃけこれ自身がまた微量な電力を消費してバッテリー上がりを加速する可能性も否めませんがw、やはり定量的に「どれくらい乗らないでいると、どれだけ電圧降下するか」「どこまで電圧が下がるとシステム起動できなくなるか」といったことを把握しておきたくて導入してみました。

■インストール

取付はそれほど難しくはありません。前述のようにバッテリーのプラスとマイナスにそれぞれのケーブルを固定するだけです。プラスとマイナスは赤と黒で色分けされているので間違えることはないでしょう。大抵のカーバッテリーにはプラス側に赤色の保護カバーがついていますし。ケーブルの先端はカニ端子になっているので、バッテリーターミナルのナットを緩めて共締めするだけです。

とりつけた様子

本体は小さく軽いですが、念のため両面テープなどでどこかに固定しておいた方が良いかも知れません。

ターミナルのボルトへの共締めですが、露出しているマイナス側は問題ないですが、プラス側は保護カバーが閉まらなくなるという問題がありました。

カニ端子の根元の赤いスリーブ部分がどう向きに締めてもカバーと干渉してしまいます。いっそカニ端子を切り落として、芯線を直接ボルトに巻き付けることも考えましたが、なんとなく抵抗があったので、もうひとつナットを買って来て、ボルトの突き出ている部分に二重ナット(ネット用語みたいだ)で締め付けてみました。

これならスリーブ部分がより水平に突き出る形になり、カバーとの干渉を抑えられます。

まだ若干浮きがありますが、一応カバーはパチンとロックできてので勝手に開いてしまうことはなさそう。

■スマホで電圧チェック

カーバッテリーの標準電圧は12Vです。ただ割と振れ幅はあって、エンジンがかかってオルタネーターで発電している時は14Vは超えます。そして駐車している時は電圧はすぐに11V台に落ち込みます。ウチの劣化している可能性があるバッテリーでは、走って来た直後は12V台ですが、一晩くらい駐車していると11V台前半くらいまで落ち込みます。いまのところそれでも普通にハイブリッドシステム(エンジン)始動はできています。新車状態がどんなものだったか記録できていないのが口惜しや…

スマホアプリでこんな感じでチェックできます。別で有料の高機能アプリもあるようですが、複数台を管理できるなどとりあえずあまり必要はないかなと思っています。

Bluetooth通信圏でリアルタイムの電圧を受信している状態。エンジンがかかっていてオルタネーターは発電しているので14V台がでています。グラフをみるとその直前の駐車状態が12Vを下回っていたことがわかります。

グラフ右上のルーペアイコンをタッチすると、このようにランドスケープで長期ログ表示モードに。

なぜかこちらだと11V台に落ちている区間がほぼありません。もしかするとリアルタイム読みする瞬間は車両に近づいたりドアを開けたりするのでランプが点いたりして一時的に降下しがちなだけで、長期的にみるとまだ12Vはキープできているのかも知れません。

Bluetoothとはいえさすがに金属の車両に囲まれているので、例えば駐車場に駐めた状態で家の中までは電波は届きません。我が家の場合は玄関ドア付近までいけばつながるという感じ。なので電圧警告や定期通知などはたぶん機能せず、車に乗った時に思い出したらスマホアプリを開いてログをまとめて転送する、という使い方かなと思います。

次にバッテリー上がりをした時に、実際にどれくらいの電圧に落ちているのかを調べて、境界ラインを見定めていきたいと思います。そしてそこまで落ちるのに、何日かかるか、なにを取り外しておけばそれが何日延びるか、といったことを感覚ではなく定量的に検証していこうと思います。

ちなみに、先日取り付けたPioneer NP1や、ドライブレコーダーなどの駐車監視機能のための常時給電リレーなどは一定電圧を下回ると給電を停止する機能がついています。その電圧を何段階かに設定できるんですが、いままでの12Vにしていたのを今回一番高い(早い)12.2Vで切れる設定にしました。もしかするとこれで多少バッテリー上がりがしにくくはなっているかも知れません。言い換えると駐車監視があまり長く稼働できていないかもなので、それもログをみながら限界値を探っていくなり、諦めてバッテリー交換してみるなりしていきたいと思います。

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