PT2用Atomマシンとりあえずベンチ

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実家設置用の録画マシンのパーツが揃ったので組み立てを始めました。

ケース(Noah 800AL)は実物を見ないままポチってしまったんですが、実物はなかなかでした。フロントパネルはアルマイト加工バージョンでなかなか高級感があります。

こういう小さいケースって詰め込みすぎで組み立てがヒドく大変だったりするんですが、まぁそこそこ組みやすかった気がします。ただ、バックパネルとマザーの組み付けはちょっと苦戦しました。あと、電源ケーブルがATX 20pin、マザーは24pinでしたが一応動いています。ペリフェラル系は最低限で、S-ATA用x1、P-ATA用4pin x1、FDD用x1、田コネクタx1となります。ただ、スリム光学ドライブ->SATA変換基板の電源端子がFDD用だったので、結局余ってるのは4pin。

またAT3N7A-I R2の場合、ケースの電源ボタンの裏側のケーブルとフロントオーディオ用のカプラが干渉します。電源ボタンの配線をかなり無理やり曲げれば一応入ります。フロントオーディオに未練がない人はつながない方が無難かも知れません。

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付属のSATAケーブルが無駄に長いので、空冷効率にこだわる人、ケーブルがスッキリしてないと気になる人は短いものに交換するといいかもです。

ケースファンはけっこう風量があります。無音ではないですが耳障りな周波数は出てない印象。ファンコンでもつければ気にならなくなるんじゃないかなと思っています。またCPUファンはほとんど気にならないレベル。アイドルではヒートシンクに触れてもほとんど熱は感じません。

エクスペリエンス・インデックスは右の写真のようになりました。CPU以外は割と健闘してる印象です。ただディスクアクセスが激しくなると無反応に近い状態になってしまうのは同じAtomのVAIO Pなんかに近いですね。普段使いマシンだったらRAID-0にしてみたくなったところです。

PT2の組み付けと設定は実際に実家に設置してからにしようかと。

PT2マシン用のパーツ買い足し

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PT2録画専用機に使うパースをいくつか買い足しました。

■液晶モニタ

もう少し先にするつもりだったんですが、予想外に安かったので…

最初、LGの27インチモデルW2753V-PFが26,200円というビックリ価格だったので、モニタも一緒に買ってしまおう気運が高まったんですが、実家で普段家族が使うのに以前買ったIO-DATAの外付け地デジチューナーを使おうと閃いて、コンポーネント入力があるものにしようと。あとスピーカーもついてるといいかなとか。そうすると少し高くなるので24インチでもいいかなと思ったんですが、あまり良い選択肢がなく、結局レビューでも評価が高い27インチのBenQ M2700HD[公式]にしてみました。コンポーネントはもちろん、HDMIが2系統あるのも将来性があります。ただ、このモデルは現在品薄らしくどこも在庫切れ。ヨドバシの博多には若干あるみたいなので、某hkondo氏にお願いして置くってもらおうとも考えましたが(笑)、まぁ次に実家に設置に行く時にあればいいので、底値に近いAmazonに注文入れておきました。月内に届くといいなぁ。

普段家族が使う場合、外部チューナーをリモコンで切ってコンポーネント端子の信号が途絶した場合にモニタも省電力モードに移行して欲しいんですが、そこはまだ未知数(以外に切れないのが多い。特にD-Sub、DVI以外のモードで)。ただモニタ自体にもリモコンがあるので最悪そっち使ってね、ということで踏み切りました。

■アンテナ分配器+分波器

意外に高い分配機。なにかいいのがないかググっていたところ、PT2ユーザに人気があるDSP-77FW-Pというのを発見しました。これは2系統分配機とCS・BS/地デジの分波器がひとつになったもので、1本のアンテナケーブルから一発でPT2のアンテナ端子を全て埋められるというシロモノです。なぜかAmazonで扱いがなく、ヨドバシで買って来ました。4,000円以上しましたが、楽天だと2,980円が最安値みたいです。

■接触型ICカードリーダー

こちらは現在自宅でも使用実績があるということで、定番のSCR-3310-NTTComを調達。Windows7 64bitのドライバもあるので将来性もばっちり。実家にひとつあればe-Taxにも転用できて(゜д゜)ウマー。

 

M2700Dは導入後あらためてレビューしようと思います。

実家用PT2マシン計画開始

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ようやくPT2がゲットできたので実家にバックアップ兼録画サーバーを設置する計画を発動。現在Eden搭載の小型ベアボーンで組んだLinuxサーバーで横浜の自宅サーバーの遠隔地バックアップをしているんですが、夏場はファンを強めにするとちょっとうるさかったりします。ので、今時のAtomでそこら辺も改善するといいかなとか。

でどうせなら自宅で受信できないスカパーを録り貯めておけるようにすれば一石二鳥じゃね?と気付く。録り逃しを防ぐバックアップ録画機としても有効ですしね(関東と中部でタイムラグがあったりもするので、地震速報テロップなんかが入っちゃった時なんかの救済にもなる)。

ということで策定した要求仕様は、

  • Atom系の省電力・低発熱システム
  • PCIスロットがあってPT2が載る
  • できるだけ小さく
  • できるだけ静かに
  • 将来的にテレビをつないで視聴にも使う想定(最低でも生ts、できればBlu-ray再生くらいできると良い)
  • リモートデスクトップ接続で遠隔管理

といった感じ。

実際に購入したパーツは以下。

■OS

Windows 7 Professional/32bitのDSP版。Windows Home Serverにして実家のPCのバックアップもさせようかと目論んだんですが、XP/Server2003ベースなので動画再生支援周りが弱いのと、Windows 7同士のメディアストリーミングが使えることのメリットを考えてのチョイス。PT2使うのに小細工がいらない32bitで。

■CPU+マザー+グラフィック+メモリ

H.264対応も考えてION系で行くことにしました。玄人志向のが安いみたいでしたが通販で在庫が見つけられなかったのと、ファンがうるさいとの書き込みを見かけたのでスルー。ASUSのAT3N7A-I R2にしてみました。R2とついてるタイプはファンが静音化されたマイナーチェンジ版のようです。玄人のに比べるとDVIがなく、D-SubとHDMIのみになりますが、まぁデュアルモニタで使うことはないだろうと。Bluetoothがついてるのでマウスとキーボードはワイヤレスにするかも知れません。まぁ、当面はUIレス運用を想定。

メモリは2GBで。DDR2-667の余りメモリを流用しようと思ったんですが、Atomみたいな非力マシンだとけっこう体感で差がでるらしいので、DDR2-800をちゃんと買うことにしました。

■ケース

DIRACのNoah 800にしました(800AL-BK)。おそらくPCIが入るMini-ITXケースでは最小ではないかと。電源も80WのACアダプタなので静音的にポイント高いです。

PCIはライザー経由という不安要素はありますが。あと、PT2みたいなカード上に大きな部品が載ってるものを使うと、3.5inch HDDと干渉するようです。絶縁シートをはさんで誤魔化すか、2.5inch HDDにするか思案中。

■光学ドライブ

ケースの都合上、スリムドライブしか入りません。当初、インストール時だけ適当なのをつなげて使い(もしくはUSBメモリインストールに挑戦)、普段は光学ドライブ無しにしようかとも考えたんですが、そういえば使っていないBD-ROMドライブUJ-120があるなと。数千円で買えたBlu-rayドライブです。接続はATAPIなので、ケースと一緒にSATA変換基板のDIR-SSOA01も注文。急がなくてもいいかなと思いつつ、クレバリーで「2点注文で送料無料」キャンペーンをやっていたので。この製品、ケースと同じDIRAC製ですし、Noah 800のページに関連製品として載ってるくらいなので、まさかつかないってことはないだろうと。

■チューナー

言わずと知れたPT2です。ようやく欲しい人には行き届きつつあるのか、予約や整理券無しで入荷日にドスパラに行って買えました。値段つり上げてるヤフオクやマーケットプレイスで買わずに我慢してて良かった。

■メインストレージ

さて、ここだけ未だに迷ってます。前述の通り、3.5inchのHDDだと微妙にPT2に干渉するらしいのです。容量単価と速度面では3.5イinch、発熱、省電力面では2.5inchというところですね。バックアップ機なのでたぶん3~4ストリーム同時録画とかする可能性は低く2.5inchでも足りる気はします。容量もテラクラスはいらないと思ってますし。ただ、OS自体のレスポンスが少しでもいいほうがいいかなとか。まぁ、リモート操作メインのサーバー機なんですけどね。他のパーツが揃ってから、適当な3.5インチドライブで仮組みしてみて考えようかなと。

 

これで現在の総額が69,005円。OSとケースでちょっと贅沢したかな。HDDとICカードリーダー買って8万以内には抑えたいとこです。小型省電力機はやっぱり割高感ありますね。まぁ、メカフェチにとって、ちっちゃくて静かってとこは実用面以外にも嗜好性が強いので良しとしましょう。

2010.04.12追記:

結局、先日PS3のHDDを500GBに交換したのを外し、同じWDの340GBを4,980円で買ってきて取り付け。外した500GBを使うことにしました。torne使ってみてやっぱ500GBはいらんかったなとw。

確定申告、e-Taxのための覚え書き

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今年も無事締め切り間際にe-Taxによる確定申告送信をすることができました。

今回、やよいの青色申告がWindows7、64bitに正式対応したということで、あらたに環境設定からやりなおした絡みで、つっかえたことなどを覚え書きしておきます。

「やよいの青色申告10」はNTT DATAの提供するe-Tax申告ASPサービス「電子申告の達人」に対応しています。このサービスは1回毎の利用権を購入するタイプのWebサービスですが、「やよい」に一回分の利用権が付属されるので、購入した年は無料で利用することができます。自力で準備するよりも、このサイトで配布されている「事前準備ツール」を使ってセッティングすることで、チェックリスト形式でToDoを消化していくことができ、ルート証明書のインストールやらなんやらわけわからん!って人にはありがたいです。とてもおすすめなのでリンクバナーも貼っておきましょう。

HalfBanner

■JPKI利用者ツールのインストールと再起動

「やよい」から「電子申告の達人」形式でデータを書き出すと、自動的に「電子申告の達人」ログインページが開くので、ついそのまま使えるかと思って作業を進めたんですが、どうしてもICカードを認識しません(ドライバは導入済み)。今回利用してなかった「事前準備ツール」をあらためてインストールしてチェック項目をつぶしていって、JPKI利用者ツールをインストールしてなかったことが判明(^^;)。存在自体すっかり忘れてました。これは住民基本台帳カードに格納された電子証明書の内容や有効期限をチェックできるユーティリティなどが含まれるパッケージなんですが、これがないと「電子申告の達人」がICカードリーダーを見つけられないっぽいです。

また、入れた直後もやっぱりダメだったんですがOSを再起動したら認識してくれました。

なお現在の最新バージョンは2.3。念のため毎年最新版をチェックした方が良さそうです。

■前年データの引き継ぎ

電子申告の達人は前年のデータを統合することができます。まぁ、あんまり意味はないかもですが、統合した場合、やよいなどのパッケージについてくるシリアルでいきなり新規登録してしまうとマズいので注意が必要でした。一度昨年のIDでログインし、その中の継続手続き画面で新しいシリアルを入力することでデータを統合することができます。

■ICカードの向き

今回使用したICカードリーダーはNTT-ME製のSCR3310-NTTComです。普段は某赤いカードを挿して使ってるのですが、これはICチップが裏面にあるので裏返しに挿すのがお約束。今回ついそのクセで住民基本台帳カードも裏返しに入れて、しばらく読み込めずに悩みました(^^;)。普通に写真が載ってる面が上でOK。

リモートアシスタンス招待を簡略化するための仕込み

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WindowsXP以降備わったリモートアシスタンス機能のおかげで、実家の家族など遠方の人のサポートをするのが劇的に楽になりました。電話でいくら聞いても相手の状況が把握できないことも、画面をみれば一発です。

ただ、父親も妹も何十回と利用しても最初の招待までの手順を覚えてくれません。インシデントAが発生してサポートしようとしてるのに、リモートアシスタンス接続までがインシデントBとしてあれこれ手順のやりとりに時間を食う、なんてことも少なくありません。

リモートアシスタンスの確立方法は大きく2つあって、Windows Live Messengerを使う方法と、招待ファイルをメールなどで送信する方法です。後者はMicrosoft製メーラーを使っている分にはそこそこ簡単なのですが、ウチはみんなThunderbirdなので今まであまり活用していませんでした。が、どうにもMessengerを使う手順が身につかないので、もっと簡単にできないか試行錯誤してみることにしました。

なお、Windows7同士だと「簡単接続」なる新しい手順が提供されたようですが、ウチではまだ実家方面がVistaばかりなので今回は除外とします。

で、以下が一応今回考えた簡単そうな手順。最初に初心者側のPCで仕込みが必要になります(画像はクリックで拡大)。

A. 仕込み編(一回だけ)

STEP A1. スタートメニューから「Windows リモートアシスタンス」を起動し、「信頼する人を招待して助けてもらいます」を選択

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STEP A2. 「この招待をファイルに保存する」を選択

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STEP A3. 保存ファイル名と仮パスワードを指定して、招待ファイル(拡張子.msrcincident)を保存

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  • これをメール添付などで送ってもらうので、「これをメールで送って!」などわかりやすい名前にすると良いでしょう
  • 保存場所はデフォルトでデスクトップです
  • パスワードは毎回入力するので、ここでは適当に仮のものでOKです
 
STEP A4. 完了するとリモートアシスタンス待ち受けが始まるので一旦「キャンセル」

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STEP A5. 右側に履歴が出現するので、右クリックして「ショートカットの作成」

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招待ファイル自体は使い捨てで、初心者側で実行しても意味ないのですが、ここで作成するショートカットはそれを作成するための最短画面へのショートカットになります。これまたをデスクトップ等に「リモートアシスタンスに招待」的なキャッチーな名前で保存します。マイドキュメント辺りに保存して、右クリックして「[スタート]メニューにアイコンを追加(I)」しとくのも良いでしょう。スタートメニューのブラウザとメーラーのすぐ下に常時表示されるようになります。

あとSTEP3でできた招待ファイルは捨てて構いません。

仕込みはここまで。

B. 毎回の初心者側の操作

STEP B1. 招待ファイルの再作成

電話などでSTEP5で作成したショートカットをダブルクリックするように伝えます。するとSTEP A3と同じ画面にダイレクトに行けます。ただし招待ファイルのパスとファイル名は前回のものが反映されます。適当なパスワードを決めてもらい2回入力してもらい「完了」を押してもらいます。

パスワードはその時限りのものなので、普段使ってるパスワードではなく「abcdef」など適当なもので。初心者側がリモートアシスタンスアプリを終了したらパスワードは無効になるのであまり気を遣わなくても良い気がします。

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STEP B2. デスクトップに作成される招待ファイルをメール等で送ってもらう

STEP A4のウインドウが開きますが、それはスルーして、デスクトップに出現する招待ファイルをメールで送ってもらいます。場合によってはウインドウの下に隠れてる場合もありますので、STEP A4のウインドウの下を探してみるようアドバイスしてみると良いかも知れません。

サイズは数KB程度なので一瞬で送れるでしょう。あとは初心者側は待つのみです。

 

STEP B3. 支援者側でファイルを受信して実行

パスワードを聞かれるので、STEP B1で取り決めたパスワードを入力。これでリモートアシスタンスセッションが確立するはずです。

リモートアシスタンスで操作権を取ったら、招待ファイルは紛らわしいので捨てといてあげると親切かも知れません。

C. メール以外の方法で招待ファイルをやりとりする

招待ファイルは使い捨てなので毎回作り直して送らないとならないのがちと面倒ですね。チャット関係がある同士ならそっちを使うのもアリでしょう。ただ、Windows Live Messengerなら最初からそっちでリモートアシスタンス招待した方が速いわけですがw。

で、もうひとつ思いついたのがDropBoxです。もし双方がDropBox利用者なら、招待ファイルの保存先を共有フォルダにしておけば、初心者側はSTEP B1で「完了」を押した後、なにもする必要がないので更に簡単です。他にもWindow
s Live Syncなどリアルタイム同期系のサービスが使えるでしょう。まぁ、リモートアシスタンスのためだけにそれらを常駐させるのは微妙ですけどね。