車用に新レンズSIGMA 85mm F1.4 DC DNを購入

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昨年末、掛川花鳥園に行く機会があり、明るい(ボケる)望遠レンズとしてSIGMAの135mm F1.8を購入しました。

とてもいいレンズでクラウン納車後もよくこれで撮っていました。広角と違って歪みが少ないのでクルマの本来の綺麗なラインが出せるし、F1.8で背景が綺麗にボケて印象的な写真が撮れました。

が、欠点として、デカい、重いに加えてかなり遠ざからないと車体前部がフレームに収まらないという点が次第に気になり、さすがに135mmでクルマは厳しい、という結論に至りました。レンズだけで1kgをゆうに越えるので普通に振り回すどころか持ち歩いてるだけでもツラい。

ということで、同じ中望遠カテゴリながらもポートレートなどでよく使われる85mm帯域で明るいレンズを物色。SONYのGMレンズ(20万超)は論外だしということでSIGMAの85mm F1.4 DC DN Artをチョイス。

SIGMA 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

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先代というかミラーレス専用設計になる前の85mm F1.4 DG HSMに比べて大幅にコンパクトになり、重量も630gと135mmの半分です。映りはさすがのArtラインで135mm F1.8と比べて遜色ないと感じますし、F1.4なので理論上は更にボケることになります。お手頃なSAMYANG MFとも悩みつつもやっぱAF欲しい、SAMYANGのAFモデルならSIGMAとそんなに値段もかわらん、ってことでパス。

基本止まってるクルマ撮るだけならMFでもいいかと思ったんですが、135mmより振り回せるなら家の中でぬっこも撮るかもなとか。MFで割り切れるならSAMYANGも評判悪くないのでありかも知れません。

■作例(クラウンクロスオーバー)

空はかなり白くなったので現像でいじってます。後日、後述のNDフィルターでもっと青い空にして撮ってみたいです。
背景は綺麗にボケてるかなと思います。
デイライト周りの細かい質感もきっちり写っててて良き
夜間。コンビニの照明下。かなり明るく写ってたので現像でいじってます。ボディの複雑なサイドラインが映り込みでエロチック、マッスル感を出しています。

■フィルター周り

主にクルマを撮る想定だったので、C-PLフィルターとNDフィルターも買うことにしたんですが、今回は脱着の簡単さや薄さを重視して、始めてマグネット脱着式を買って見ました。キャップも含め色々セットもありますが、NDは可変式がいいなということで、これらの3つを組み合わせて買って見ました。

ベースリングとC-PLフィルター

ガラスの映り込みをコントロールできます。またレンズ側に切ってあるネジ溝に取り付けるベースのリングもセットになっています。

可変NDフィルター(ND2~32)

日差しが強すぎる日に光量を落として、開放でも光が飽和しないようにします。濃さとして2~32が妥当かわかりませんが、とりあえず何枚も持つよりは可変タイプで済ませようかと。不足を感じたらもっと濃いものを買い足すかも知れません。

キャップ

ベースはただのリングで保護能力はないのでキャップもゲット。脱着が楽なのはもとより、普通のキャップよりも薄いので外した時にポケットなどで嵩張らないのもいいなと思います。

ベースのリングをレンズ先端にねじ込みで固定すると、後はマグネットでカチっとつきます。外すのもひっぱるだけ。超簡単。もちろん重ねてつけることもできます(もちろん重量やケラレが問題にならない範囲ですが)。これは良い。なんなら他のレンズのフィルターも全部コレにしたい。

レンズに付属のフードとの相性は微妙。フードをつけたまま奥まったフィルターの脱着はもちろん無理ですが、フードを逆向きに取り付けた状態でもキャップの脱着はかなり厳しいです。

ちょっとまだこれを使った作例は撮れてないので、そのうち追加します。

■まとめ

同じSIGMAのArtラインの焦点距離違いなので、写りや使い勝手は違和感なく、手頃で使いやすい環境となりました。135mmはもったいないけど、また花鳥園や動物園にでも行かない限り活躍の場は減るかなと思います(でも手放すのももったいないので思案中)。狭いところで撮ったり、特段狙って迫力重視の写真を撮る時でもなければ、この85mmをつけっぱなしにしておいても、取り回し的には充分かなと思います。最短撮影距離が長いのでさすがにテーブルフォトなどは厳しいですが。135mmだとサービスエリアでクルマを撮って、撮れ高チェックのために施設内のレストランに行こうと思ったら一旦小さいレンズに付け替えないと無駄に重くて嵩張る、みたいなことが気になりましたが、この85mmならそのままでも気にならないです。

これでも撮影距離としては結構離れています。周りからみたら「あの人なににカメラ向けてんの??」ってなるレベル。それでもこれ以上近づいて35mmや50mmとなると歪みも気になりだしそうで、クルマの本来のボディを正確に、かつフレームにまるごと収めるくらいの構図でとるなら85mmくらいって最適なのかなと思います。もちろん標準域や広角ならではの表現というのもあると思うので、上手く使い分けて行きたいと思います。

なお、クラウン写真専用のInstagramアカウントを解説したので、ゴタクはいいから写真だけ見たいという方はそちらもどうぞ。

https://www.instagram.com/hornet_crown/

花鳥園で単焦点望遠試し撮り〜SIGMA 135mm F1.8 DG HSM + α7IV

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友人ファミリーと掛川花鳥園におでけけすることになり、せっかくなら鳥達をズバっと打ち抜ける(?)望遠持っていきたいよねと思案。手持ちで最望遠はSONYのSELP18105G。18-105mmのF4です。しかもAPS-Cレンズなので換算でいうと157mmくらい。発売から少し年数経ってますがF4通しの動画レンズとしては優秀でFX30の同時購入キャンペーン対象になるくらいSONYも推しのレンズです。

しかし木の上の鳥とかをアップで撮るにはちょっと心許ない。60p動画を撮るならAPS-Cで問題ないんですが、せっかくなら静止画もフルサイズのα7IVで撮りたい。そうするとフルサイズ対応で200mとか300mm級のレンズが欲しいなぁと。そう思って見回すと基本ズームでF4とかちょっと出してF2.8。動画を考えるとパワーズームも欲しいなぁとか色々要求仕様を積んでいくとあまりこれといった候補が残りませんでした。掛川花鳥園に行くことが決まって2週間くらいネットや店頭であれこれ物色し、「いやもう今回は18105でいいや!」と宣言したり、前日までもやもやしていました。

最終的に目に付いたのが135mm F1.8という単焦点の中望遠(?)。α6600時代にSIGMA 三兄弟の2つまで買い揃えた「単焦点&明るさは正義」病がぶり返してきました。このクラスで単焦点は不便すぎると思いつつも、F1.8で遠くの鳥で背景ボケ写真を撮れたら気持ち良いだろうなと想像したら、もう実用性とかは二の次でいっかな?という気になってしまいました。

135mm F1.8というスペックのフルサイズレンズはSONY純正のGMレンズとSIGMAが出しています。

GMの方が若干軽くて魅力なんですがさすがに20万超は無理。たまの動物園や花鳥園用としてはコスパ悪すぎます。ということで1kg超(1.2kg)な点は目を瞑ってSIGMAに特攻。旅行前日の閉店間際のビックカメラでゲット。最低限の初期不良チェックだけで当日に臨みました。

α7IV(SmakkRigケージ装着)にSIGMA 135mm F1.8 DG HSMを装着

いやーデケー。デカいというかフロントヘビーで真っ直ぐ構えるだけでも結構力が要ります。腕保つのかな…。フィルター径が82mmとまた過去イチ大きなサイズで当然フィルターも所有しておらずとりあえずプロテクターは後日ネットで安いものを買おうということで可変NDフィルターを購入(結局花鳥園ではあまり使いませんでした)。

上部にはフォーカスの目盛り(使わなそう)、サイドにはAM/MF切り替えスイッチと、フォーカスレンジ制限スイッチ(3段階)があります。フォーカスレンジは被写体にあわせて切り替えておくと合焦までの時間が短くなるので重宝します。

■作例: 掛川花鳥園撮れ高

JPEG撮って出しではなく、RAWをLightroom Classicで現像し、多くはトリミングしています。そういう意味では焦点距離(望遠具合)が足りてないとも言えますが、トリミングしても充分綺麗なので気にしていません。

背景のボケ方も充分綺麗かなと。人物や花も印象的。自分的には機会はないですが人物ポートレート写真とかにも良いんじゃないでしょうか。

以下は別日の撮れ高です。富士山は富士川SAから撮ったものですが、雪が綺麗に見えるもののやはり風景写真としては画角が狭くてイマイチな焦点距離ですね。一方クルマのようなものを撮るには歪みが少なく形が綺麗に見えると言われていますが、確かにハッとする写真になった気がします。

■使用感

被写体とのディスタンスがキマった時は、被写体がカリっと背景は綺麗にボケてとても満足な写真が撮れました。自分と鳥、鳥と背景にそれぞれ距離が開いてると綺麗にボケてくれます。

一方花鳥園の鳥は木の上ばかりでなく、目の前でケージに入っていたり、放し飼いで足元をウロウロしていることも多く、なおかつ休日で人が多いと迂闊にカメラ構えて後退することもままならず、やはり取り回しに不便な場面もあったのは事実です。また冬でも気温を保つため温室のような構造の建物になっているので、予備レンズも含め2kgくらいある装備を保って歩き続けるとかなり暑さを感じました。11月だけど半袖になれる格好でいけば良かった。

ちなみに装備一式はこちらのバッグに入れて肩にかけていきましたがなかなか便利でした。両手が必要な時はさっと収納できます。

さすがにトップハンドルは外していきましたが、SmallRigのケージにサイドグリップストラップをつけておいたので、出し入れや片手で持って移動する時も不安なくできた気がします。特に今回はレンズが重たかったので、手で握っているだけだとうっかり落としてしまうリスクも高まったんじゃないかと。

現地では3回くらいレンズ交換したかなと思います。インコの大群が一斉に飛ぶショットなどは広角が必要で35mmにスイッチ。それ以外は足で距離をとっていい感じに撮れたと思います。ただ現像段階でクロップした写真も多く、理想的にはもうちょっとだけ焦点距離があってもいいのかも知れません。でもまぁフルサイズでだし、後からクロップできればOKかなと。あるいはAPS-Cモードや超解像ズームを適宜切り替えて使うなり。F1.8という明るさは大きな武器なので現像や設定切り替え、足運びでどうにかなるところはそっちでどうにかすればいいかなと思っています。

いずれ水族館のような暗い環境でも活用することがあれば、明るさの恩恵はさらに感じられるかな?

大きくて重たい、しかも単焦点という点はかなりのハンデではありますが、撮れ高的には非常に満足しており、買って良かったと思います。

コンパクトカメラにこだわってたはずなのに気付いたらα7IV…

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α7IV買いました。

数年前まではコンパクト高画質にこだわってRX100シリーズをII、VI、VIIと3台も買ってたのに、猫を飼い始めたのを機にレンズ交換式沼に。それでも最初は小さいAPS-Cのα6600、そして仕事用も兼ねてZV-E10。それでも画質や感度がもうひと声!と思い、品不足で売却価格が高かったタイミングでもあって思い切ってα7cにしたのが2021年末。当時既にα7IVも出ていて検討はしたんですが超絶品薄だったしということでスルー。

そして半年7cを使用する中で、やはりスペック厨として、

  • 10bit/4:2:2で撮って自由気ままにカラグレしてみたい
  • ZV-E10で期待外れだった動画のアクティブ手ぶれ補正が、このクラスでは別モノらしい
  • CFExpress type Aで書き込み待ちのない快適な連射をしたい
  • 快適と名高いBIONZ XRの世代のメニューUIを使ってみたい

といった気持ちが抑えられず、更なる巨大化と迷いつつもついに購入してしまいました。

動画性能や動画機としての使い勝手でα7SIIIやFX3も散々悩みましたが、やはりそこまでのコストを回収できる気がしなかったのと、なにより動物瞳AFの動画対応が現時点ではないというところで除外に。90%くらいは猫撮り用なので…。後日FX3にアップデートで来たら発狂するかも知れません。予定の有無だけでも公表してほしいものです。

ソニー Cinema Line カメラ ILME-FX3

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あるいはα7cのまま新純正レンズの1635Gを買うという選択肢も悩みました。

近接の写りが結構ヨサゲなので、今ある35F18Fや50M28から一本化してしまうか?的な。でもまぁなんかGレンズとα7cって性能的にもサイズ的にもちょっとバランス悪いかな?って気がして。逆にボディがα7IVだと手持ちのレンズが役者不足な感もしてくるので、レンズはまた今後検討していきたいと思います。

■同時購入品

今回もサクっとSmallrigのケージを購入。サイズがどうのという一方でケージとトップハンドルのハンドリングはもう無しには戻れません。ハンドルはα7cで使っていたものを再利用。現状7IVで使えるリモコンがなさげですが、トップハンドルにつけられる手頃なものが出たらハンドル毎交換するかもです。

ハンドルだけならアクセサリーシューに直接取り付けるものもあったんですが、なんか強度的に大丈夫なの?って気がして踏み込めませんでした。コンパクトにハンドルだけをつけるなら良い選択肢でしょうが、ケージ自体がガードになるし、ハンドストラップもつけられるしってことで。

液晶保護ガラスは純正をチョイス。ガラスでパタっと吸いつきメチャメチャ貼りやすかったです。やや厚みはありますがスマホほどは気にならず。見え方も良好です。

・CFExpressカード周り

α7IVは記録メディアが従来のSDカードに加えCFExpress type Aというカードも使えます。読み書きが速いので連射のレスポンス(書き込みウェイト)が改善します。また動画だとALL-Iの120fpsを撮る場合は必須になります(まぁそんなに撮らないかも)。

自分の使い方だとそこまで必須ではないんですが、新しい規格のものは使ってみたい派。そしてα7cと一緒に買ったSONYのTOUGHという頑健系高級SDカードが当時コストと容量を優先したV60クラスのものにしてしまったこと。

V60のMシリーズはW150MB/s。上位のV90対応Gシリーズだと299MB/s。CFExpressにすればなんと700MB/sとなります。倍々ゲームで速くなります。買ったのがせめてGシリーズだったらそのまま使う手もあったでしょうが、せめてGシリーズに買い換えたくなります。でもどうせ買い換えるならCFExpressにした方が体感差もめっちゃ大きそう。

そしてもう一つ気になったのはGシリーズは128GBまでしかない。CFExpressも他社も含め160GBが最高ぽい。まぁそれでも4万円するのでもし320GBとかあっても手が出ないかもですが。α7IVはデュアルスロットなので、速度重視のCFExpressと容量重視のSDカードで使い分けてもいいかなと思ったり(設定で写真と動画で保存先を別に指定可能)。言うて現在256GBのMシリーズカードをみたらまだ30GBも使ってないっくらい。80GBのCFExpressカード+128GBのGシリーズという組み合わせも考えたんですが、ちょうどYahoo!ショッピングがセールやってて実質3万円台前半で手に入りそうだったので、思い切って160GBのCFExpressカードを買ってしましました。

専用カードリーダーも必要ですがさすがに今月は色々買いすぎたので保留。当面はUSB-Cケーブルをカメラ本体に直結して吸い出す運用で。まぁいずれ買うとは思います。

ちなみにCFExpess周りの製品だとPRO GRADE製品が評判高そうでしたが容量も値段もあまりかわらなかったし、期待のファームウェア更新機能もtype Aのカードは非対応っぽかったので、堅牢性重視でSONYにしました。

全体にCFExpressカードは他社カメラが採用するtype Bの方が一回り大きいもののNVMe SSD級の速度が出てヨサゲですね(書き込み1,480MB/sでさらに倍!)。現状のSONYカメラの必要とする速度ではtype Aで充分、コンパクトさを重視、という判断なんでしょうが、いずれまた乗り換えの時が来たら全部買い換えか…と思わなくもありません。

■使用感

・サイズ感、取り回し

やはりα7c比でずっしり感は増してるし、グリップがゴツくなってる感じ。でもまぁケージ+ハンドルまで込みで考えるとそこまで致命的な違いではないかな?一日観光地で持ち歩くなら地味に効いてくるかもですが、ほとんど室内撮りですし。さらに仕事では三脚だし。

グリップ形状は絶妙で、ハンドストラップをつけて片手で下げて持つ時の安定感はアップしてます。

指がしっかりとかかって安心。もちろん撮影時のホールド感も良く手ぶれが抑えやすい感じ。

・レスポンス

意外なことに電源を入れて画面が出るまでの時間は7cの方がわずかに速い(7IVで電源OFF時のセンサーシャッターを閉じないようにしてみたけど変わらずでした)。MENUの表示/非表示は7IV、特に消えるのが速い。でもまぁ実用上そこまで大きな違いでもないかな。

連射レスポンスはCFExpressをもう少し使いこんでからまた追記します。

・使いやすさ、UI周り

BIONZ XR世代のα7SIIIからだったかMENUのUIが大刷新されています。タテヨコが入れ替わって、タブが左端にタテに並んでくレイアウトに。その層でも項目選択が上下キーに統一されてやや手早くなった感があります。また第一階層のカテゴリ毎に色分けされていて視覚的にも選びやすくなったかなと。以前も選択中のタブには反転色が個別についてましたが、新UIでは最初から色が見えてる形になりました。一番最後だったマイメニューが先頭になってるのも良い。

また操作デバイスとしてダイヤル兼用の四方向ボタンに加え、ジョイスティックも装備。今んとこ慣れでダイヤルの方を使いがちですが、グリップ握った状態で親指が届きやすいのはジョイスティックなので追々活用していきたいと思います。

その他、ダイヤルやCボタンの数が増えたことで、より素早く必要な機能にアクセスできるようになったのが大きいです。撮影設定もダイヤルで直接呼びだせる1〜3が便利でしたが、7IVでは静止画と動画で独立になってぽいので更に重宝しそうです。ちなみに1に室内猫撮り(連射、動物瞳AFなど)、2にブツ撮り(MF、セルフタイマー2秒など)に特化した設定を入れています。

地味なところでは写真削除でゴミ箱ボタンを2回押しで削除、という設定が選べるようになった点。今までの削除確認ダイアログでデフォルト選択を選べたりしましたが、さらに手早く削除できるようになりました。連射した後で不要なコマをガシガシ消していく時には圧倒的に楽。ただし勢い余って必要な写真まで消してしまわないか不安はあるのでアンドゥがあると良かったなと。

・画質

画素数が2,420万画素から3,300万画素になった分の高解像度感はあるかなと。とりあえず液晶パネルのサイズが同じながら画素数が増えてるのでボディ上でみる時に「うわ、綺麗!」ってなりますね。データ形式にHEIFが選べるようになり4:2:2もあるのでより精細感が出そうですが、どうもLightroom Classicはじめ非対応なソフトが多く実用性が今一歩です。HEIF自体は既に対応済みと公式に書いてあるんですが、SONYの拡張子.HIFのHEIFファイルはダメっぽいです(拡張子変えてもダメ)。でもまぁLightroomで現像するような写真はRAWを使うので、RAW+HEIFにしておけばいいかな?スマホに転送する時は問題ないし。

動画についてはまた試して追記します。特にアクティブ手ぶれ補正はイケてるらしいので期待。梅雨が明けたらどこか持ち出してみたいです(熱停止が恐いけど)。

■まとめ

今のところ画質面よりも使い勝手、機能面、レスポンス面での感動が大きいですが、より素早く希望のパラメーターで撮影ができる感じは満足度が高いです。4K60Pなども試していかねば。

α7cを買った時点で既に発売済みだったので、遠回りした感はありますが、現状品薄で手放してもなかなかの値が付く現状では結果的に寄り道して違いをしっかり理解できたということで良かったかなとも思います(それがないと、7cで充分だったかなー、という気持ちがいつまでも燻る)。

いずれ同等性能の7cIIとか、FX3に動物瞳AFの動画対応が来たりとかで揺れるかも知れませんが、SONY製品は値崩れしにくいのでどんどん乗り継いでいくのもアリかなと思う今日この頃です。