妹宅のテレビを緊急買い換え 〜東芝 55C350X

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先日帰省した時に、妹宅のテレビの電源が点かなくなったから診てほしいと言われました。このテレビは自分が2013年に買ったREGZA Z7を譲ったものです。

ググると液晶タイミングコントローラー(通称TCON)を安く購入して自分で交換する修理がメジャーっぽいですが、ウチはどうもそれではなくメインの電源基板の方が逝ってるぽい。電源ランプが赤で3回点滅。こちらの方の症状に近い。

概算で4,5万かかるということなら安い4K TVに買い換えてしまおうということになりました。

しかし、自分の実家滞在日数が限られており、通販で安いテレビを注文しても間に合うか微妙。ということで、その日のうちに深夜営業しているドンキに母と姪を連れて物色に行きました。

要求仕様としては、

  • 今が42インチなのでそれよりワンサイズ位アップ
  • 必然的に4K
  • Youtubeやネトフリなど配信がメイン(スマートTV機能)
  • 妹がたまーにTVも見る(ドンキのチューナーレス機ではダメ)

といった位。

正直エントリークラスは普段視野に入っていないので事前の商品情報はほぼゼロの状態で、店頭にあるTCLやSHARPなどを比較して検討。リモコンの展示すらなく、お店がポップとして貼ってある仕様○×表が主な情報源。必要に応じてググったり。

でまぁ、国産メーカーの方が修理対応体制が整ってるだろう、今が東芝なのできっと操作感が似ているだろう、くらいの理由で東芝の55C350Xに決定。ラスイチの在庫をゲットできました。値段もその時点の価格.com最安より2千円くらい安く、深夜12時過ぎにゲットもできたので、MEGAドンキマジ助かる。

Android TVではないので後々新興配信サービスが立ち上がったときアプリが追加される望みが薄めですが、まぁ最悪またFireTV Stickとかを外付けにしようと。あとやっぱり東芝は映り込みが激しいのが心配でSHARPとも迷ったんですが、使う当人(姪)に視野角なども含め店頭での見えを確認してもらい意見を聞いて決定。

後部座席が倒せないクラウンクロスオーバーだと絶対に積めないので、妹のルーミーで買いに行ったんですが、それでも3人乗車だとかなりギリギリでした。縦にして運転席と助手席の間に差し込むみたいな積み方でなんとか持ち帰ることができました。

また足が両端に独立で生えてる形なので、もともと使っていたカラーボックスに乗らないことが懸念されましたが、こちらは相談の結果、最終的には壁掛けにするということに。残念ながら否かの家電店は壁掛け金具を在庫しておらず、通販は間に合わないということで次回に持ち越し。とりあえずホームセンターでカラーボックスの上に置く木の板をカットしてもらって間に合わせておきました。

■設置と画質チェック

とりあえず床置きで配線と動作チェック。もとから有線LAN接続だったので、電源、アンテナ線、LANケーブルを刺し替えるだけでOK。チューナー設定などもさくっと済みました。

仕様としては、HDR対応で、倍速対応ではないが、4Kダイレクトモーション120という曰く「高輝度のLEDを高速で明滅させることで、液晶表示の残像感を効果的に低減し、動きの速いシーンでもクリアな映像を実現します。」という倍速対応と優良誤認させるような名称の機能を搭載。実際Netflixでアニメを再生したところ、なかなかいい感じにヌルヌルでした。フレーム補完がないせいか破綻したコマもなく綺麗にスクロールしていて、姪も感激してました。輝度や発色はそれなりという感じですが一般的なリビング環境では充分だし、42→55インチのサイズアップと4K化しただけでも10年前のフルHD機からすればかなりの進歩。妹からしたら臨時出費ですが、子供達からするとラッキーな買い換えになったんじゃないかと思います。本体に配信視聴機能がついたことで、FireTVをなくせて1つのリモコンで操作が完結できるようになったのもスッキリ。

■壁掛けしてみた

父親の入院絡みで帰省サイクルが早まっているため、早速壁掛けも実行しました。

購入した金具はこちら。スイベルなどの機能はいらず、できるだけ壁ピッタリにしてほしいという要望で決めました。

また壁の裏の柱を探すのにこちらを購入。

しかし結果は微妙。反応があるところに印をつけまくっていきましたが混乱するだけ(写真でみるとシャーペンで書き込みまくってますw)。結局近くのホームセンターに針で刺して確認するタイプの下地探しを買ってきてブスっと刺して確認する作業が必要でした。最初からこれで良かった気がします。

想定よりだいぶ手間取りましたがどうにかベースをネジ止めした様子がこちら。かなり太いボルトを柱にもりもりねじ込むので、柱の木材が避けてしまわないようドリルで下穴を開ける必要があります。説明書を捨ててしまいましたが確か5.5mm指定だった気がします。手持ちが5mmしかなく、少し締め付けが大変でした。ボルトは6角でサイズは13辺りだったような(うろ覚え)。苦労の甲斐あってかなりガッチリつきました。

そしてついにテレビをかけ、配線をモールで綺麗に整えて完成です。

置くのラックは撤去予定で、下のボックス上にBDプレーヤーとNintendo Switchドックのみ設置

テレビの裏はセンター部分が厚いので、端寄りはなんとかおっさんの腕が入るものの、コネクタ類の抜き差しはそのままではかなり厳しいくらいの壁ピタ感です。必要が生じたら一度外す方が楽じゃないかと。テレビ側の金具はH字の形をしていて、壁側の金具にひっかけるようにして留まっています。2箇所から紐が垂れていて、それを引っ張るとロックが外れてフリーになる感じ。左右位置は壁側金具の幅の範囲内で動かせます(厳密にはセンター部分はまたぐのでそこまで端っこに寄りはしないですが)。

寿命はわからないですがただの鋼材の部品なのでそれほど劣化は考えられず下手をするとメーカー品の1/10近い価格を考えるとかなりコスパは良い気がします。

■まとめ

急なプロジェクトでしたが、10年以上前の42インチFHDテレビを最新の55インチ4K壁掛けスマートテレビに7万弱でアップグレードできて妹宅リビングもかなりモダナイズできたかなと思います。写真奥にあるBDレコーダーやミニコンポもこの機会に撤去予定らしいので、最終的にかなりスッキリするんじゃないでしょうか。

姪の誕プレにPCデスクとチェアを買った話

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先日姪2号の誕プレにiPad Air 5thを買ったと書きましたが、姪1号も誕生日でした。1月違いなので毎年連続するので出費がます。まぁ毎年そんなに高額なものあげてるわけじゃないけど。

で、去年進学祝いに贈ったデスクトップPCに対しデスクが手狭でPCデスクが欲しい、と。聞けば父方の祖父が手作りした木製の机と椅子を使っているとのこと。それはそれで手放し難いシロモノですが、高校生ともなれば成長期ですし、ヒューマンインターフェース屋としては人間工学的に身体に合った机と椅子の重要性はよく理解しています。これから受験勉強するにせよゲームするにせよ、しっかり集中できて身体に負担が少ない環境を整えてやろうということになりました。実は誕生日は姪2号より早かったんですが、候補選定や店頭での試座、入荷待ちなどで二ヶ月ほどかかりました。本日宅配の手配が済んだので記録として残しておきます。

■要件定義

  • かなり幅広のもの
  • ホワイトでまとめたい(本人希望)
  • デスクもチェアも高さ調整ができること
  • ハイバックと肘掛け付き(本人希望)
  • 総額で数万程度に収めたい

てな感じでした。ユーザプロファイルは、

  • 高二女子
  • デスクトップPCでFPSをやる
  • 美術部、CG系の進路を志望中

という感じで、いずれ液タブとかも使い出すかなという感じで、昇降タイプも視野にいれたいところ。

とりあえず予算的な制約でオカムラだのハーマンミラー(アーロンチェア)だのは端から除外で、IKEAやニトリ辺りでコスパの良いゲーミングデスク/チェアを物色しました。高さ調節を求めなければAmazonや楽天に安い木製デスクはいくらでもありますが、ここは私の方が強くこだわった感じです。

ライフサイクルとして、もし大学進学して下宿を初めても使えるなら電動昇降付きとかもいいかなと思いましたが、本人があんまり興味を示さなかったのでまいっか、となりました。

また本人が組立家具を作るのは好きなので、宅配便で送りつければ自分で組む気満々という感じ。

■デスクはBEKANT

結論からいうとニトリは白系の選択肢がなく除外。結局IKEAで全て完結しました。

(注:価格は記事作成時点のものです。)

まずデスクはUTESPELARE(ウーテスペラレ,14,990円)を提案してみましたが、こちらで近隣店舗にいって写真を撮って送ったところ、色味が白ではなくグレーだったのでイマイチに感じた様子。

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結局サイズを決めきれずにじゃぁ店頭に見に行くかとなって、実家に帰省しそこから2時間ほどかかる店舗までドライブして決めたのが、天板と足を自由に組み合わせてカラーリングや昇降機構の有無などをカスタマイズできるBEKANT(ベカント)システム。160cm幅で、L字形状のにするか長方形にするか最後まで悩んでましたが結局L字(左)に決断しました(29,990円)。

BEKANT ベカント コーナーデスク 左, ホワイト, 160x110 cm - IKEA

BEKANT ベカント コーナーデスク 左, ホワイト, 160x110 cm この頑丈なデスクは、うっかりコーヒーをこぼしても、どんなにハードに働いても、安心して長く使えます。作業スペースは広々としているうえ、デスクトップの裏にケーブルをすっきりとまとめておけるスマートなソリューションも備えています 10年品質保証。詳しくは「品質保証のご案内」をご覧ください メラミン仕上げ。丈夫で汚れに強く、お手入れも簡単です 体に合わせて脚の長さを65-85cmの間で調節できます デスクトップ裏側のケーブル用収納を利用すれば、デスクまわりがきれいにかたづきます エッジ部分に丸みを持たせたテーブルトップ

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ちなみにDIYスキルを「組立て式の棚が作れます」から「寸法をしっかり測って検討ができます」にレベルアップしてほしくて、こちらのレーザー測距計も事前にプレゼントしてみました。

ボッシュ(BOSCH) レーザー距離計 ZAMO3 【正規品】

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4,582円(04/25 05:51時点)
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以前紹介したGLM50CのようにBluetoothで測定データをスマホアプリに送ったりはできないですが、別売りのテープアダプタやホイールアダプタで空間距離以外も測れるという点がポイント。

IKEAの配送システムは店舗から配送手続きをするとメインエリアという一定距離内の場所までなら3,000円、しかもキャンペーン中で無料でしたが、残念ながら我が実家はそこからも遠く離れていたためキャンペーン適用でも9,000円も取られました(平時だと2万超えてたかもなのでまぁ得はしたんですが)。さすがに妹や姪達を乗せていった上で160cm幅のデスクを持ち帰れる車はなかったので仕方なし。配達時間指定ができなくなる(その日の何時に来るか指定できない)ものの、建物内まで運び入れてくれるオプションが付けられたので、結果オーライだったかも。姪の部屋は2Fなので。

天板を下にして足を組み付けて最後にひっくり返すところが一人では無理そうでしたが、家族の手伝いもあってどうにか設定できた模様。

■チェアはMATCHSPEL

IKEAでホワイトが選べるハイバックチェアは3つありました。

MATCHSPEL スペル(15,990円)

MATCHSPEL マッチスペル ゲーミングチェア, ボームスタード ホワイト - IKEA

MATCHSPEL マッチスペル ゲーミングチェア, ボームスタード ホワイト MATCHSPEL/マッチスペル ゲーム用チェアなら、最高の状態でプレイできます。全身を快適にサポートするうえ、チェアやヘッドレスト、アームレストの高さを調節して快適な座り心地を確保してからゲームを始められます 3年品質保証。詳しくは「品質保証のご案内」をご覧ください 体の動きに合わせて座面と背もたれが一体で傾斜するので、正しい姿勢をサポートします シートと背もたれが連動して倒れます。背もたれが倒れないよう固定することもできるので、安定感のある座り心地です 背もたれの腰部分の形状が、腰を快適にサポートします

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GRUPPSPEL グルッスペル(29,990円)

GRUPPSPEL グルッスペル ゲーミングチェア, グンナレド ベージュ - IKEA

GRUPPSPEL グルッスペル ゲーミングチェア, グンナレド ベージュ ほかのインテリアと見事に調和するクールなゲーム用チェア。背もたれ、座面、リクライニング時の傾斜角度、アームレスト、ヘッドレストを調節できるスマートな機能を搭載しているので、とても快適に座れます 3年品質保証。詳しくは「品質保証のご案内」をご覧ください 高さを5段階に調節でき、ランバーサポートを内蔵している背もたれが、背中を心地よく支えてくれるので、人間工学的によい姿勢をとることができます シートと背もたれが連動して倒れます。背もたれが倒れないよう固定することもできるので、安定感のある座り心地です

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JÄRVFJÄLLET イェルヴフェレット(29,990円)

JÄRVFJÄLLET イェルヴフェレット オフィスチェア アームレスト付き, グラン ホワイト - IKEA

JÄRVFJÄLLET イェルヴフェレット オフィスチェア アームレスト付き, グラン ホワイト 10年品質保証。詳しくは「品質保証のご案内」をご覧ください シートと背もたれが連動して倒れます。背もたれが倒れないよう固定することもできるので、安定感のある座り心地です 背もたれは通気性の高いメッシュ素材。長時間座っても背中が蒸れません シートの位置を前後に調節できます。背もたれは腰当て付きなので、背中を快適にサポートできます 体型や好みに合わせてヘッドレストと腰当ての位置を調節できます アームレストは上下・前後に調節できるので、腕を快適にサポートします

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です。猫の爪とぎにされる可能性を心配しつつも、夏に蒸れないという点でメッシュバックを選択。IKEAのチェアは座面はメッシュのものはないですが仕方なし。実際の座り心地を気に入ったのか値段で遠慮したのかわかりませんがマッチスペルをチョイス。これでも肘掛けの高さと前後はある程度は調節でき、ヘッドレストも高さと向きが変えられます。もちろん座高はガス圧調整と、最低限の調節機構は備わっています。惜しいのはランバーサポートがない(固定)なくらいでしょうか。

しかしこれは店舗に行った時点で全国ほぼ在庫なし。IKEAの在庫無し商品は予約注文不可、入荷時期も不明。店員さん曰く「ある日まとまって入荷するので、明日かも知れないし2,3ヶ月かかるかも知れない」とのこと。TOKYO-BAY店にのみあったもののそこから実家に配送すると2万超えになるということで断念。事前に私がそこまで足を伸ばして買いにいってクルマで運ぶ選択肢もありましたが、やはり本人が座ってから決めるのが良かろうと言うことで。てことでマッチスペルが実家側(愛知)か自宅(横浜)側の店舗に入荷するのをウェブで監視。PCサイトだと入荷見込み日がわかったので見張っていたところ、先に横浜のIKEA港北に入荷。なんと朝6台だったのは夜には3台に!これはヤバいということで800円払って店頭受け取りで注文しようとするもなぜかTOKYO-BAY店しか選べない(他の店舗はやってない?)。仕方なく翌日に買いに行くと思って就寝。起きたら残り2台!そして店頭に行ってみたら最後の1つでした。レストランもすっ飛ばしてピックアップにして良かった…

在庫有りステータスになった翌日、もう最後の1つでした

そのままヤマト運輸に持ち込み。180サイズ区分で、なんと2,188円でした。IKEAの配送システムだと9,000円だったのでかなり安くなりました。16,000円の椅子に9,000円の配送料はなー、というところだったので良かったです。

■IKEA製品の組立には専用ドライバービットを使うべし

DIY組立家具を作るのが好きなのと、IKEA製品はネジがポジドライブなのを鑑みて、ついでに電動ドライバーも一式つけてやることにしました。送料割引き条件が3万円以上お買い上げ。デスク単体だと29,990円で10円足りなかったのもあります。

IKEA製品のネジは普通のプラスねじに見えて欧州でポピュラーなポジドライブという「米」みたいな形のものが使われています。正面から見たらプラスドライバーが入りそうですが、深さの関係でしっかり差し込めず、ねじ山を潰しやすいのがトラップです。必ずポジドライブのドライバー/ビットを使いましょう。

てことで、当然ながらポジドライブのビットもセットになったIKEAの電動ドライバーFIXAを一緒に買ってやることに。バッテリー電圧別に1,499円、2,999円、5,999円の3モデルありますが、あまり大きいと女子の手には余るということで真ん中のモデル。

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■まとめ

ちなみに、冒頭で最初に提案したデスクUTESPELAREとこのチェアMATCHSPELのセットだと、30,980円。そこそこ綺麗にまとまったデザイン、使い勝手で非常にコスパの高いセットだと思います。

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ので当初予算イメージがそんな感じでしたが、デスクを替え、また送料と電動ドライバーもつけて、さらに帰省した上でIKEAまで高速代、ガソリン代までかけたので、結局倍位、iPad Air 5と変わらない位の出費になってしまいました、、、。作業環境が快適になり勉強やPCワークに集中して結果が出せるようになることを望むばかりです。

高校生になった姪にPCを組んでやる話~組立て編(2)

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こちらの記事の続き。グラボとCPUクーラーが届いたので組み立ててWindowsをセットアップしていきます。

Windows10はメディアクリエーションツールをUSBメモリにセットアップし20H2をインストール。特に問題なく終了。光学ドライブがないのでマザー付属のドライバーDVD-ROMは使わず、ASRockのサイトからドライバー類をダウンロードしてインストール。その後、グラボドライバーやRazer Synapseなどを導入。特に問題なく終了。

■RGBライティング周り

クーラー、メモリ、マザーボード下部、ケース下部のライトが点灯!

とりあえずCPUクーラー、メモリ、マザーボード下部、ケース下部のライトが点灯(写真)。マザー下部にあるLEDはグラボに隠れてほぼ見えない…

このままだとそれぞれが勝手気ままに光っていて統一感がありません。そこでなんらかのRGB制御ツールが必要になりますが、ケース下部のライトが独自実装ぽくRazer Synapseが必要そうなので、こちらに集約するのが良さそうです。しかしそのままではSynapseでCPUクーラーやメモリを発光デバイスとして認識してくれません。CPUクーラーはこちらからWraith Prism LED制御ユーティリティを落としてインストールします。メモリ&マザーはマザーのサポートコーナーからASRock Polychrome RGBをインストール。これでそれぞれ独立にライティング制御ができますが、更にRazer Chroma RGB互換機能を有効化することで、Synapseの設定画面にAMD、ASRockの設定項目が出現する仕組みです。これで各ライトが同期して光るようになります。ちょいと面倒ですね。しかもRazer SynapseからPrismやASRock(メモリ、ARGBファン、マザー)の連動制御するにはそれぞれのアプリも起動してないと駄目。使い勝手はイマイチかな。

Wraith Prismの光り方は上品で良いです。専用ユーティリティだと、リング、ファン、AMDロゴの3つを独立して制御できますが、Synapseからだと3つが同じ色になってしまうぽいです。最終的には姪が好きにカスタムするでしょうが、個人的にはリングはレインボーの方が綺麗かなと思います。

ASRockとRazerのプリセットの中では「オーディオ」という文字通りスピーカ出力に連動して光るものが面白い。どういう味付けか不明ですが輝度が連動するだけでなく色が次々変わっていきます。なんとなく爆発音みたいな音ではちゃんと赤くなってる気がする(音量Max=赤?)。どうせならメモリのところがステレオのレベルメーターみたいになっていれば面白いのに。

ちなみにケースのフロントパネルのRazerロゴは緑単色です。あとこれもしかしてWindowsをスリープにしても消えない??下部ライトの方は「ディスプレイが消えたらOFF」という設定があるんですが、フロントパネルの方は消す設定が見付からない。これはちょっと存在感ありすぎかも…

ケースファンはこれをフロントとリア用に2台購入。リング前後とファンが光りますがUSBではなくアドレッサブルRGBコネクタ1つなので独立制御は不可能。ちょっとケバいので単色用かな?

マザーにARGBコネクタは1つしかないですが、クーラー側がディジーチェーン接続できるようになっているので同じ光り方をさせられます。ファンコネクタは独立なのでマザーのCPU2とCHASSIS1に接続。

■温度

ケースファンがついていない状態で、CPU温度はアイドリングで59℃、Cinebenchを回している状態で78℃くらい。もうちょっと冷えてくれると心穏やかですが、こんなもんですかね。ケースファンを取り付け後にまたテストします。

またグラボと電源は温度が低い時はファンが停止する仕様で、わりと止まってることが多いです。特に電源は壊れないか不安になるレベル。

■ベンチマーク

とりあえず3DMarkとCinebench R23回してみました。注文したモニターを想定してWQHD設定にて。

・3DMark (4258)

CPU+GPUのゲーミング性能を測る3DMarkdでは4200台。自分用のRyzen 3900 + RTX3070マシンが13430なので、おおむね1/3のゲーミング性能ってとこですね。

3DMarkリザルト

温度やクロックの推移グラフをみるに、途中でサーマルスロットリングを起きてる様子もなく完走できてたみたい。ケースファンなしでも。逆にファンつけてもたぶん変わらなそうなのでこれを正式スコアとして載せちゃいます(追記:ケースファンつけたら4278になったけど誤差かな)。

全体での位置づけ

2020年のゲーミングノートには負けるけど、オフィス用ノーとには大差で勝てるって感じだそうです。まぁ価格なりの結果と言えそうです。そもそも3DMarkで測ろうってPCはそれなりのゲーミング性能をもっているものに偏ってると思われますが、全体では下位3割くらい。

・CineBench R23

こちらはCPU単体のスコアを測るCineBench。マルチコアで5933。同じ4C/8TのCore i7-7700Kに僅かに届かないのがなんか悔しい。4GHzの壁ですかね。

CineBench R23

高校生になった姪にPCを組んでやる話~組立て編(1)

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こちらの記事の続き。グラボ以外のパーツが揃ったので組み立てていきます。

■追いパーツ

・CPUクーラー

Ryzen 3に付属するWraith Stealth Coolerは冷却性能が微妙らしいということで、より上位のRyzenモデルに付属のWraith Prism Coolerをヤフオクで落としました。ヒートシンクがStealthはアルミ、Prismは銅、という違いもあります。ある実験データでは5°くらい違うぽい。定格ならStealthでもきちんと保証されるんだろうけど、少しでも温度が低くなり回転数落とせたりサーマルスロットリングの可能性を減らせるならばと。あと貴重なChroma RGB対応というのも。どうせケース照明でChroma RGBをインストールするので、それに同期して光らせられるならいいかなと。冷却性のだけを追求するなら鉄板の虎徹MarkIIとかなら更に温度下がるっぽかったけど、せっかくのガラスパネルケースなので見た目も重視。4,000円くらいでした。

先に↓のグリスを買ってしまってましたが、開封してみるとヒートシンクについているクーラーは面ではなくドット状になっていました。あんまりハミ出るハミ出る言われて改良したのかもですね。まぁせっかくグリス買っちゃったし耐久性重視したかったので全部拭き取ってSMZ-02Sを塗り直しました。

・CPUグリス

リテールクーラーなので一応グリスが最初からついてるっぽいですが、AMD純正はやたら盛ってあってハミ出かたがスゴいと(自分の3900はそのまま使ってしまったなぁ)。また実家に送ってしまうと定期的なメンテナンスもできないので、寿命重視のOC Master SMZ-02Sを買ってみました。

前評判通り塗りやすいグリスではないですね。粘度が高くて伸びないので、CPUのヒートスプレッダーにヘラで薄く均一に伸ばして塗る派の人はちょっとイラっとするかも知れません。ヘラで伸ばそうとしてもくっついて剥がれて来てしまう感じ。ドライヤーでヒートスプレッダーを温めると良かったのかも。まぁでもヘラを強く当てすぎないようにして根気よく伸ばせばなんとか、という感じ。盛っておいてクーラーのヒートシンクで押しつぶす方が楽そうですね。非導電性なので多少ハミ出ても気にしない方向で。

■組立開始ィィ!

後々遠隔サポートしないとならなくなった時のための記録を兼ねて写真を多めにおいておきます。

Mini-ITXマザボ、CPU、メモリ、電源を組み付け、配線を終えた状態

Mini-ITXマザーちっさいですね。このケースはPCIeスロット方向に延びた特殊なサイズのマザーにも対応するようです。選択肢があればPCIeスロットも残せて良かったですがあんま聞いたことがない規格で調べませんでした。Mini-ITXだとグラボを指して終わりですね。>PCIe

電源はSF450の場合奥にスペースがえきケーブルを押し込めて良かったです。電源コネクターがケース背面まで延長する内部ケーブル式になっています。ストレージがM.2だけなのもあり、CPU電源を上から取り回したりして背面含めてなかなか綺麗にとりまわせたと思います。今回のグラボはショートタイプなので、とく見かけるフィギュア置きも電源下のとこでできそう。

マザボのアップ

マザボのケース固定ねじ穴は4箇所。バックパネルも一体型なので手間なくサクっと設定できました。

ケース上面パネル用のケーブルはHDオーディオ(左下)、USB Gen2 Type-C(右下)、USB Gen1 Type-A(その上)、USB 2.0/1.0(その上)という感じ。USB 2.0/1.0はおそらくケース下部の照明LEDコントロール用かと。Wraith Prismにも必要なので分岐を買わないといけなそう。

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背面もシンプルに

ストレージ系がないのもあって、ダイブシンプルになりました。このケースの難点として背面側もガラスパネルのマグネット止めなので、ケーブルが少しでも浮き上がっているとマグネットの力では抑えきれずガラスパネルがぱかーんと開いてしまいます。電源ケーブルやUSBケーブルの束などを普通に丸くケーブルタイで止めるだけでは太くなってしまうので、なんかフラットに並べるソリューションがあるといいかなと思いました。

こういうのの適正なサイズ、数量のものがあれば使ってみたいかも。

背面スルーホールとM.2スロット

マザー下にクーラーなどの固定を楽にする穴があいてるんですが、残念ながら背面M.2スロットは半分隠れてしまっており、将来的にサブのSSDをつけようと思ったらマザーを取り外さないとダメそう。惜しい!

バックパネル部

一体型バックパネルはカラー印刷もされていて、一般のアルミ(?)プレートよりもがっちりしていて表示も見やすいのでナイス。APUではないのでDP/HDMIポートは使えないから間違えて挿さないようにマスキングテープとかで塞いでおこうかな。

■余録:PCIe電源ケーブルがなくて焦った話

今回、電源ユニットはANIME LOCKER機で使っていたCorsairのSF450を流用することにしたんですが、そちらで使っていなかったPCIe用モジュラーケーブルがなくて焦りました。記事によると箱が保証書を兼ねているので一緒に入れておいたと思われるんですが見付からない。引越の間際に捨ててしまったかも?こうしたPC電源の脱着可能なモジュラーケーブルは各社互換性がなく手持ちも合わない。単品で買えないかとググってみたものの、Corsairのものはなんかやたら高い。どうも海外でしか売ってないらしく送料を含めて数千円とかフルセットで1万円以上とか電源買えてしまうような値段がする。

他のケーブルの電源側のコネクタには「Type4」と書いてあるので、どうもこれらしい。型番はCP-8920243。しかしググってもこの公式ページしか見当たらない。「店舗検索」を押すと主要なPCショップ、家電店が出るので、とりあずヨドバシ.comで問い合わせてみるも「取り扱いなし」の返信が。一応また数日後に返事が来そうな書き方ではあるけど望み薄かな?またCorsairの問い合わせページにも投げてみましたがまだ返事がない。

2021.5.10追記:アスクから回答があり「保守部品単体での販売、取り寄せは行っていません」とのこと。アスク税払ってるのにつれないお言葉…

なんてバタバタしてるあいだになんとか発掘できて事なきを得ましたが、こういうモジュラー式の電源は不要ケーブルの収納は気をつけないとなと思いました。入手性も悪いので捨てるとか論外。今回はマザーの空き箱に他の付属品と一緒に閉まっておいたことをここに記録しておきます。これは実家に送らずに自宅の物置においといた方が無難かな。

 

高校生になった姪にPCを組んでやる話~パーツ選定編

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この春、姪1号が受験勉強の甲斐会って志望校に合格して晴れて高校生となりました。

一応こんなでも伯父としてなんかお祝いを贈ろうと。もともとIT系弱い妹にかわって、iPhoneを買ってやったりデジタル周りを引き受けていたので、まぁ必要ならPC買ってやるとかかなぁと以前からぼんやりとは考えていました。ただまぁ学校側でどういう形でPCが使われるか、配布とかあるのかなんかがわからず保留にしていました。で実際に高校に通い出していると、コロナ禍もあってスタディサプリを使った自習システムを導入しているとのこと。スタサプは主に動画を閲覧してPDF配布されるテキストを参照し、たまにテストでフォーム操作という感じらしい。iOSアプリがあるので基本iPhoneで動画をみてるらしいのだけど、母親(妹)から大きい画面の方がいいだろうからやっぱりPCがあるといいんじゃないかと相談があったので具体的に検討することに。

ぶっちゃけスタサプ使うだけならたいした性能はいらないわけですが、せっかくならそれ以外にも活用してほしいので本人とも相談。もともとSwitchでスプラトゥーン2とかゴリゴリやってきたのでFPSとかは好きそうなので、ある程度ゲーム性能もあった方がいいかとか、中学時代に絵で県レベルの賞をとったりで高校でも美術部に入ったらしいのでお絵描きとかにも興味あるかなとか。そして、ノートとデスクトップの長所短所やWindowsとMacの違いなんかも説明しつつニーズ聞き取りインタビューした結果判明したこととして、

  • スタサプはiPhoneで良い
  • 自室でゲームできるようにしたい
  • FPSも興味はある(部活で帰り遅いのであんまりやりこめないかもだけど)
  • (Macだとほとんどのゲームができないと説明したので)Windowsがいい
  • (同じ予算ならデスクトップの方が性能が高い、後からパーツ替えて性能を上げていけると説明したので)デスクトップがいい
  • 画面は大きいのがいい
  • 筐体は黒がいい(自分でデコりたい)
  • (例として写真を見せたら)光るの好き
  • だから卓上に置きたい
  • デスクは幅90cm、奥行き60cm

とのこと。本当に花の女子高生か?という(笑)。そういえばiPhoneSEの時も黒をチョイスしてたなぁ(ケースつけたけど)。

ちょうどiMac 24′ 2021が出たばかりで、あぁいうのが好まれるかなという予想は外れた。母親に見せたら絶対それって言ったと思うけど。予算的にはMaxでiMacの一番安いヤツ、それもキーボードやTrackPadまでつけるとしんどいなとは思ってたので、目標10万、最高でもiMacの一番安い本体(15万)を目処にしてBTO PCないし自作PCで、dGPU付きのデスクトップPCをあつらえてやる方針を固めました。

要件目標としては、

  • Celeron/Atom/Athlonみたいな使ってるだけでストレスになるようなレベルのものは除外
  • 自分のメインがRyzenなので将来的にお下がりなども想定してAM4にする
  • ミニPCとかではなくPCIeスロットにdGPUが挿せるようなもの
  • 卓上におけるMIniITX~MicroATXのミニタワー、ミドルタワーのケース
  • デコりやすいシンプルなフロントパネルデザイン
  • サイドはガラス?
  • 後々のアップグレードも楽しみのひとつとして、完璧を求めすぎない
  • 長く使える部品に予算を振り分け(ケース、マザー、モニター)
  • 交換/アップグレードしやすいところは安めのものや中古パーツも視野に(CPU、メモリ、グラボ)
  • 光学ドライブはとりあえずなくてもいい
  • ストレージはSSDでそれなり(250GBか500GB)、容量が必要な用途に使い出したらHDD増設を検討

くらいを想定。ゲームを入り口としてもいいので、追々色々なことに活用してみたくなるようなモチベーションにつながるものにしたいなと。

mouse製のでサイズ、コストがいい感じのmATX BTO PCを見つけたので、性能、価格でこれくらいを目安にしていこうかなとイメージを固めました。

ただ2021年春現在、PCを買うには時期が悪すぎます。テレワーク需要と仮想通貨需要、そして半導体不足でPC周辺機器(モニタ、CPU、グラボ、HDDなど)が品薄&値上がりしまくり。中古すら発売当時の価格に近い値がついたり時に値上がりすらする事態。はたして予算内で良いPCが組めるでしょうか…

■パーツ別選定結果

・モニタ

PCは時間がかかりそうなのでまずは先行してモニタを送って、iPhoneをHDMIでつないでスタサプを見られるようにしたり、Switchでゲームできるようにしてやろうと。

デスクが狭いので21~24がいいかなと思ったけど、本人が大きい方がいいというので27に。27というとフルHDだとドットの荒さが目立ってくるレベル。できればWQHD。まぁゲーミング性能としてはフルHDで高fpsを究めるのも手だけど、ゲーム専用機にしてほしいわけでもないのでw。それでも60Hz止まりでは微妙なのでできるだけハイリフレッシュレートなもの。そう考えるとDisplayPortがあるもの。SwitchやiPhoneもつなぐのできればHDMIは2ポート。できればIPS、更にできればHDR。それくらいあればかなり長く使えるだろうと。あとはデザインが狭額縁(フレームレス)、足がスッキリして卓上が広く使えれば理想。そして決まったのがこちら。

くっ、1万円台で考えてたのにいきなり大幅予算オーバー…。でもまぁ下手すると一番長く使えるパーツだし、作業性や健康にも関わってくるところなので奮発することに。おかげで要求仕様はほぼ満たせたかな。リフレッシュレートが75Hz止まりだけどまぁ仕方ない。あと背面のポート位置が無駄に高いのもちょっと気になる。LGは今自分でも使っていて、入力切替がクソめんどくさくて二度と買いたくないと思いつつ、結局デザインやコスパはいいので候補に挙がってきますね。

これだけは再送すると大変なので実家に直送。自分ではレビューできません。いつか帰省が適ったら見せてもらおう。

・ケース

次に悩んだのがケース。PC沼の手前にいる者にとって見た目大事。また設置面積が小さいことも重要な一方、ATX->mATX->Mini-ITXと小さくなるにつれ、マザーや電源といったパーツの選択肢が狭まり価格も割高になっていくので、落とし所は悩ましい。ATXは論外として、mATXかMiniITXかというところです。自分でも去年買ったScytheのM1がコスパ最強だし中身も見えるしいいかなと思ったんですが、本人の希望もあってこちらに決定。

たっか!Amazonでだいぶ値下がりしてますがそれでも2万超えとか、なんという贅沢。ていうかこれ自分が欲しかったヤツです。M1の記事でも触れてます。ただ自分用にMini-ITXはさすがに拡張性がなさすぎて使う機会はないなと思っていたので、ここで憧れを昇華できるならまぁいいかなとか。メンテナンス性は最高だし、「いいものを贈った」という自己満足にも浸れます。デスクトップPCにいい顔をしないであろう妹も「これならまぁ」と思ってくれるかも知れません。底辺と光るギミックもいいです。むしろパーツの光る要素を抑えて上品に仕上げることもできそう。まぁこれが女子高校生センスでデコられていくんですけどねっ!最悪あんまりPCに馴染めなくて使われないようなら回収して自分で使ってやろうという目論みもあったりなかったりですが、さて原型を留めていられるのか…

一応27インチモニタと並べてなんとか90cm幅のデスクに置けることを計算上で確認。それでも結構PC専用デスクみたいになっちゃうけどいいか?と確認したところ構わないとのこと。とりあえず光のは左側面だから右側に本体置くイメージで準備しておくように伝えました。

さてここまででいきなり予算オーバーを連発してしまったので、ここから締めていきますよ!?

・CPU

できれば「フツーに使ってイラつかない」Core i5/Ryzen 5クラスにしたいなと物色。そして先に書いたとおり、Ryzenというか少なくともAM4にしておけば、将来的に自分のをアップグレードした時にお下がりパーツをスライドできるかなという目論み。当初、Radeonを内蔵したAPUである3200Gや3400Gにしてグラボを省略しようと考えたものの、実家の自分用PCがコロナでほぼ帰省できなくなった遊んでいるので、そこについてるGTX1060/6Gを抜いて挿してやろうと。さすがにAPU内蔵GPUよりはかなり上っぽいので。

てことでAPU以外で価格的に2万上限くらいということで挙がるのが、3500(6C6T)、3300X(4C8T)、1600AF(4C8T)辺り。3100もスゴく安ければ検討してもいいかと思ったんですが、そもそもあまり流通がなくお値打ちとはいえなかったので除外。1600AFは発売当時1万円で買える(4C8T)として注目されていたものの、新品で買えるところはほぼなく、3500/3300Xと大差ない値段でZen+世代なことを考えると除外。実売価格もほぼ拮抗する3500と3300Xが最後まで悩みました。コア数では3500ですがスレッド数は3300Xです。そもそも3500はRyzen 5で、3300XはRyzen 3なんですよね。発売当初は3300Xが安いのにベンチでほぼ拮抗すててすげぇという評価。シングルではクロックの高い3300X有利、ゲームや一部マルチコア用途でもスレッド数で3300Xが逆転勝利するものすらあるというとのこと。しかし今では値段は1,000円くらいしか違わない。決定打に欠ける比較です。でもまぁベンチを信じて結局3300Xにしてみました。PCワンズで16,490円。

・グラフィックボード

上に書いたようにありものを再利用することにしたのでGeForce GTX1060/6Gです。購入履歴からして多分これ。当時帰省中でもOculusRift CV1でVRしたいと思いどうにか使えそうなスペックを見極めて選んだものなのでポートも充実しており、DP x2、HDMI x2、DVI-I x1と小さい割に豪華です。PCIeはGen3でRyzen3 3300XのGen4対応が活かせないのが惜しいですがまぁそもそも1060ですし。今の高騰相場の中で1650とかを買うのは愚かしい。

GeForce GTX1060 AERO ITX 6G OC

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一応Pascal世代なのでG-SYNC非対応のFreeSyncモニタでG-SYNCを有効にできるかなという期待も。まぁ今回選んだモニタは75Hz止まりですけど。

性能としては当初検討していたRyzen APUの3400Gや4350Gなどと比べても、しっかりメリットがありそう。こちらで性能スコアでみると、Ryzen APUのRadeon Vegaが1,000台前半のスコアなのに対し、GrForce GTX1060/6Gなら4,210をマークしています。さすがにこれははっきりとした差になるんじゃないでしょうか。その分、120Wの排熱が増えますが…

・マザー

現状3300Xを含むRyzen 2を利用できる最新チップセットはX570かB550になります。それ以前でも使えるものはありますがPCIeがGen3止まりだったりするので除外しました。マザボの交換は大変なので、数千円節約するよりも1世代でも長く使えるものがいいだろうと。ただX570はさすがにオーバースペックな気がするのとチップセットファンが故障リスクになるのがイヤだなと。汎用的なファンなら交換できるのですが、大抵は専用設計のヒートシンクに組み込まれてたりして不安要因です。X570だとM.2スロットが2つある場合、両方Gen4にできますが、そこまでの必要性も感じず。またMini-ITXでPCIeスロットは1つしかないのでそちらのレーン数も問題になりません。てことでB550で探すことに。

ちなみに姪の自室は自宅の2Fにあり、Softbank光のルーターは現状1F。Wi-Fiでの仕様が前提になります。将来的によりレイテンシや速度を求められればWi-Fi6アクセスポイントやLAN配線も検討するかもですがとりあえずはプロバイダ提供ルーターに内蔵のWi-Fi5(802.11ac)で使います。

さて、もともと各社Mini-ITXモデルなんてチップセット毎に1モデルくらいしか出していません。全5種類。ASRockだけ2モデルでしたが片方はWi-Fi5なので一応除外。LAN2.5Gbps、Wi-Fi6での勝負となります。もうひとつ気になったのがフロントパネル用のUSBヘッダー。Razer TomahawkにはUSB 3.2 Gen2のType-C x1、Type-A x2という高級ケースなりのポートが用意されています。折角なのでこれを活用したい。しかしこれが以外と難しい。というかType-A側までGen2になっている選択肢は皆無。Type-CがGen2でType-AがGen1ということならASUSとASRockのROG STRIX B550-I GAMINGとASRockの高い方、B550 Phantom Gaming-ITX/axがありました。どちらも価格が2万超えの高い部類ですが、LANもWi-FiもIntelなのでいいかなと。で、ASRockの方が2千ほど安い、下部にRGBライティング搭載、自機もASRockでなんとなく慣れてる、くらいの理由で決めました。

他社と比べてファームウェアの更新が遅い気がするとかあったんですが、最新版大好きな自分が手元で使うものでないしいいかなと。デザインはオールブラックのASUSの方が好みだったかな。MSIも好き。GIGABYTEはベンチ、温度性能はヨサゲだったけど、フロントはType-Cがないので除外。

・メモリ

Mini-ITXマザーは基本2スロットなので、当初は8GBx1構成にしておいて、必要なら数千円で足せる、という状態にしておこうと思ったんですが、CPU(の付属ファン)もグラボも光らないので、せめてメモリくらいは光らせてやるかと。そうすると1枚だけ買って、あとあと足そうと思った時に同じデザインのものが買える保証がない。じゃぁ4GBx2にするかっていうとそれも無駄だろうということで、最初から8GBx2で入れておくことに。ちょっともったいないかなという気もしましたが、まぁ高校在学中には困らないスペックにしようということで。

容量は盛った分、クロックとブランドはそんなに欲張らずに。遠く離れた実家で初心者が使うものなので、あんまり怪しいブランドは避けたかったんですが、評価はそこそこだったのでいちかばちか。あとケースがRazerでChromaでLED制御をするので、また別のRGB制御ソフトを使わなくて済むよう、Chroma対応というのもひとつの基準としました。

・ストレージ

ここはスペック厨の悪い癖が出ました。まぁいくら安くてもさすがに今500Mbps止まりのSATAはないだろうと。でNVMe M.2になりますが、3,000Mbps級のGen3にするか、6~7,000Mbps級のGen4かというところ。Gen3の中でも安いので1TB、高いので500GB、Gen4で250GBくらいの予算感になりました。そもそも同じモデルでもSSDの特製上、500GBモデルは書き込み性能が半減とかっていうのも悩ましいポイント。モリモリ大作ゲームをやり出すと250GBでは不安だなということでSAMSUNG 980PROみたいな高級モデルにして容量を減らすという案は除外。CFGでGen4な割にお手頃なこちらにしました。

写真にはR 5,000Mbps/W 4,400Mbpsとありますが、ちっちゃく「1TBの場合」と書かれています。500GBモデルの仕様は公式ページまでに見行かないと載っておらず、R 5,000Mbps/W 2,500Mbpsとなっています。Gen3の高級機にはR3,000/W3,000Mbpsというものもあるので悩みましたが、まぁそんなに大きなシーケンシャルライトをする機会も当面はないだろうということでRead性能重視で決めました。10,900円。

・電源

Mini-ITXなのでSFX電源を使うことになります。これは2019年にANIME LOCKER機が不調で、450W 80PLUS PLATINUMのユニットに交換しましたが、結局不調の原因は別にあったっぽくてちとオーバースペックだったので、コイツを新PCに転用して、ANIME LOCKER用に安い80PLUS GOLDのKRPW-SX400W/90+を購入することになりました。これはかなり古いモデルでCPU電源が4pinのケーブルしかついておらず、今回選んだマザーには適合しません。しかしもっと古いマザーのANIME LOCKER機なら問題なし。逆に現在ANIME LOCKER機についているものは2019年購入なのでCPU電源コネクタは8pinとなっているぽいです。

つまり今回購入したのはこちら↓ですが、

玄人志向 80Plus Gold 400W SFX電源ユニット KRPW-SX400W/90+

玄人志向 80Plus Gold 400W SFX電源ユニット KRPW-SX400W/90+

9,957円(04/26 04:54時点)
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実際に新PCに組み込むのはこちら↓となる予定。

・キーボード&マウス

色々予算オーバー気味なので、ここは悩みました。節約するならばグラボと一緒で実家で埃を被っているRealForceとLogicoolのマウスを使ってもらうのがいいかなと。節約といっても高級キーボードです。人は最初に使ったキーボードタイプを最も好むようになる、と言われますが、高校生がいきなり静電容量スイッチのキーボードなんてむしろ幸せじゃないでしょうか。ゲーミングキーボードとしても光らないことを除けば決して悪い選択でもないかと。ただ机が狭いので、テンキーレスでコンパクトなヤツ、それもワイヤレスの方が、ちょっと除けてておいて教科書を広げる、なんて使い方には向いている気がします。マウスともどもRazerで統一すれば光らせ方の管理も楽じゃね?とか。

でもまぁとりあえず使ってみて具体的な不満点がはっきりしてきたところでまた検討しましょう、ということで一旦RealForce&Logicoolとすることに。

 

■まとめ

という感じで、パーツ手配がほぼ完了。Windows10 Homeライセンスも含めトータルで13万円ちょい。手持ち資産がなければiMac本体くらいかな。モニタも別にすれば本体だけで10万円切れたかなというところでしょうか。最初に挙げたmouseのBTO PCよりは高くなってしまいましたが、見た目もかなりこだわれたのでまぁいいかなと。自分のPCとの互換性を重視したので、将来的に自機をアップグレードしたら、CPU(Ryzen 3900、メモリ、グラボ RTX3070、SSDなどはお下がりで譲ってあげられるかも知れません(その時、買い換えしなくていいだけの資金的に余裕があれば)。とりあえずそういうニーズが生まれるくらい使い込んでもらえれば組んだ甲斐もあるというものですが、はてさて…ぼちぼち組んで行きたいと思います。