5千円台で買える裏面配線対応ケース Scythe M1

メインデスクトップをRyzen化リニューアルをした際、うっかりメモリをRGB LED付きのものにしてしまいました。狙ってというより、Ryzen最適化というので買ったら結果として光るヤツだった、という感じ。でもなんだか少し楽しくなって、グラボのRTX3070を買う時にもゴリゴリ光る上に小さなカラー液晶までついている電源も。

なんだかんだで気付いたらあちこちピカピカ光っています。ただケースはサイドがガラスになった「魅せる」系のケースではなく、結局ほとんど見えない状態。なんだかもったいないなーとか思っていました。また最近の「魅せる」系は裏面配線というマザーボードを固定するパネルの裏に空間があり、ほとんどのケーブルをそちらに隠すことで見栄えやエアフローを良くできるものが増えてきていて、ちょっと羨ましいなと思っていたり。

ただまぁあんまりお金もかけたくないので、RazorのTomahawkみたいなのは買えない。いや正直MicroATXサイズのがあれば買ったかも(笑)。

ドリキンさんが使ってるヤツですね。かなり好みで作りも良いみたいでしたが、ATXかMini-ITX版しかなく、我が家的にはちょっとフィットしませんでした。

MicroATXマザーが過不足なく入るケースで裏面配線対応のものを探してみたところ、お手頃そう(数千点)かつシンプルな外観のものだとまずこれが見付かりました。

フロントパネルがあんまりゴテゴテしてないフラットなヤツがいいなと。

で結局買ったのがコレ。ヨドバシ店頭で発見。

フロントもガラスで、フロントケースファン次第で光らせることも可能。しなければスモークなので綺麗なブラック、という趣。値段も手頃です。

結局、このRGBファン3発を入れてフロント2機、リア1機で光らせてます。

とはいえあんまりレインボーな感じにせず、ホワイト系の色味でシンプルに光らせています。2重リングになっていて精工感というか解像度高い感じが良い。マザーがアドレッサブルRGBに対応してない場合用のコントロールボックスまで付属していて3個でこの値段は手を出しやすいかなと(ウチの場合コントローラーは不要でしたが)。

■ケースレビュー

で、初めての裏面配線にチャレンジした結果がこちら。

かなりスッキリしてエアフローもヨサゲ。ATX電源線やグラボ用電源線などゴツくなりがちなケーブルが最短距離で背面パネルに引き出せるのが大きいですね。そもそもSSDも2機はM.2化してますが残った2.5インチのは背面パネルの裏面にマウント今回はなしですが3.5インチシャドウベイは下部の電源ユニットと同じ部屋にあります。その他のケーブルもとにかく背面パネルの裏に引き出せるので良いです。実際のゴチャゴチャしたケーブルは電源ユニットの部屋に押し込みつつ、残りは背面パネルと左側のサイドパネルの間に挟まる形で収まります。

サイドパネルはさすがにRazor Thomahawkのように蝶番付きのドアとはいきませんが、手回しネジ2本でスライドして取り外せ、たまのメンテナンスには充分な簡便さかなと思います。上部はホコリフィルターがマグネットで脱着できるようになっていて、メンテナンスしやすそう。細かい所では付属のネジ類も黒色で質感を損ねないよう配慮されています。全体的に数千円で買えるケースとしては充分なコスパだと感じました。

唯一躊躇したのは5インチベイがなく、光学ドライブと取り付けできない点です。今時のゲーミングPCケースの多くはそうみたいですね。光学ドライブにこだわると選択肢がぐっと狭まります。私もまだたまに必要になったりしますが、最悪必要になった時だけUSB外付けでもいっか、と妥協することにしました。

Ryzen 3900 (65W) + RTX3070と低発熱セレクションなせいもありますが、上記のケースファン3つを音が聞こえない程度で回してCinebench中CPUが60度超えないくらいで運用できており、エアフロー&静音性も問題なさげ。

なお、こちらの方がとても詳しいフォトレビュー記事を挙げてくださってるので店頭で詳細が確認できてありがたかったです。

フロントにスライド式ガラスを採用したMicro-ATXケース Scythe M1 | 4 Chunks

細部が気になる方はこちらを参照いただくとよろしいかと思います。

2023.8.19追記:

記録のため、ファンやGPUの制限サイズを追記。

  • CPUの高さ: 160mmまで
  • GPUの全長: 360mmまで

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