ユーザインターフェイス(UI)とユーザエクスペリエンス(UE)の違いに関する説明を、メイドさんを例えに説明するアイデアを思いついたが、表ブログでメイドネタを書くと怒られるので、コソッとこっちに書いてみる。
メイドさんをUIとUEに分解して考えてみよう。メイドさんが持つUIとは言うまでもなくメイド服である。フリルがやや過剰なエプロンドレス、髪にはホワイトブリム。あれはとてもいいものだ(´-`)。ご主人様をユーザとすると、その目に映る部分を指す。だがしかし、メイドさん=メイド服を着た人ではない。それだけでは単にコスプレと呼ばれるものに過ぎない。メイド分(ヒトが生きていくのに不可欠な栄養分の一種)が不足気味だと感じた時に、ビデオ屋に行ってメイド物を借りたりすると、大概失望させられる。確かにメイド服は十九世紀、英国の偉大な発明であり、全人類への遺産ではあるが、
着ているだけではダメなのだ。
#かといって脱いでしまったらもっとダメだ。
#奴ら、なにひとつわかっちゃいない。
そこで必要になるのがUEの部分なワケですよ。ユーザの側に、「朝ですよ、ご主人さま」と起こしてもらったり、3時には美味しい紅茶を淹れてもらったり、奥様の大事なお皿を割ってしまって涙目になっているのを慰めたり庇ってあげたり、といった心の琴線に触れるような素敵な“体験”が伴って初めてメイドさんという“製品”が成立するワケです。
つまり、良い製品をデザインするには、ただUIの部分を華美に飾り立てるだけではダメで、本当にユーザが望んでいることを体験として提供するにはどうしたら良いか、何が必要かをよく吟味することが重要だということだ。
うん、キレイにまとまった。表ブログに書けないのが残念だ。