α7c、二次レビュー(一週間め)

年末にα7cを購入して1週間ほど使い、改めての感想をまとめてみたいと思います。

■はやくも追いレンズ…

かながわペイで10%還元つくのが1月一杯なので、どうせならと思い年明け早々にレンズを買い増してしまいました。我が家のFE(フルサイズ)レンズはこれで3本に。

α7c購入前に買ったのがこちら。

キットレンズとしてついてきたのがこちら。

そして買い足したのがこちら。

既有のAPS-Cレンズもあわせて一覧にすると、こう。

画角開放F値マクロ最短撮影距離
フルサイズSEL50M2850mm単焦点F2.816cm
フルサイズSEL286028-60mmズームF4-5.6×W30-T45cm
フルサイズSEL35F18F35mmF1.8×22cm
APS-CSELP1810518-105mmズームF4×W45-95cm
APS-C16mm F1.4 DC DN (SIGMA)16mm単焦点F1.8×25cm
現在の手持ちレンズ

マクロのSEL50M28をブツ撮り用のメインにしつつ、やはり今まで一番使っていた30mm帯で明るいのが欲しいなと思い、SEL35F18Fにしました。SEL2860で使いやすいレンジを探り、40mmが割といい感じたったので、コンパクトなGレンズのSEL40F25Gにかなり惹かれたんですが、画角も開放F値もSEL50M28と近すぎて買います意義が薄すぎるかなと。

ソニー フルサイズ対応単焦点レンズ SEL40F25G FE 40mm F2.5 G

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じゃぁ画角で差別化して同シリーズのSEL24F28Gかとも思ったんですが(広すぎる分にはクロップできるし)、

ソニー フルサイズ対応単焦点レンズ SEL24F28G FE 24mm F2.8 G

ソニー フルサイズ対応単焦点レンズ SEL24F28G FE 24mm F2.8 G

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やはり明るさも諦めがたいねってことで、SEL35F18Fとなりました。正直デザインはのっぺりしていてあまり物欲がそそらないんですけどね。上記Gレンズ兄弟の方がデザインは好みだしコンパクトなのも惹かれます。

キットレンズのSEL2860はたぶんあんまり使わないか屋外専用で旅行などにはもっていくかもくらいになりそう。APS-Cは30mm F1.4はSEL35F18Fに置き換えということで速攻売却。SELP18105と16mm F1.4はフルサイズで近い仕様のものは高すぎるので、ちょっとまだ手放す決心が付かないというところでもうちょい保留。動画ならAPS-Cモードでいいんじゃないかなとか。

てことで50mm F2.8と35mm F1.8が当面の主力となります。撮り比べるとやはりガジェットレビューなどのパリっとしたブツ撮りでは50mmの方が上。35mm F1.8はパープルフリンジなのか、例えばレンズの黒地に白文字みたいなコントラストの高いところで偽色が気になりました。マクロは被写界深度が浅いので絞って使うことご多く、開放F値はあまり意味をなさないのでF2.8で充分。一方で室内で猫撮りするには35mmくらいの方が使いやすいし、F1.8の明るさやボケも良いかなという感じ。ブツ撮り用と猫用で明確に分担できそう。もっともすごくコントラストがきついものでなければそこまで気にならないので、テーブルフォト(料理)とかなら35mmでも充分いけると感じました。汎用性では35mmかな。

■フルサイズにして感度の違いは?

フルサイズにしたらLightroom現像時にノイズ除去がいらなくなるかと期待したんですが、そこまで劇的には違わないなというのが正直なところです。あいかわらずノイズ除去は必要です。マクロでより寄って撮るようになったり開放F値が上がったことなどによる相殺なのかわかりませんが、室内撮りしてる分には感激するほどの違いは実感できてないです。

■機能、使い勝手面での進歩に満足

それでも買い換えたことは全く後悔はなく、むしろ満足感が高いです。それは使い勝手、快適性の面で大きなアドバンテージを感じるからです。

・データ読み出し速度

SDカードをUHS-IIにし、本体がUSB3.1 Gen1(5GHz)に対応したことで、PCへの読み込みが劇的に高速化しました。

いちいちSDカードを本体から抜き差ししなくてもUSB Type-CケーブルでMacでつなげばよいし、Lightroomの取り込み画面でサムネイルがズラっと出るまでの時間やコピーにかかる時間も体験で速い!と感じられます。

・FTPアップロード

さらにα7cではFTPによるアップロード機能があり、ウチではSynologyのNASのフォルダにカメラから直接写真をアップできるようにして使っています。例えばリビングで猫をしこたま撮ったあと、自宅Wi-Fi経由でNASに送っておけば、カメラは自室にもっていかなくてもすぐにPCで現像に移れます。上述のケーブル接続すら必要ありません。α7cはWi-Fiも5GHzなので、従来のImaging Edge Mobileでスマホに転送する場合などと比べても速いです。しかもRAWで。

設定としては自動設定(撮影中もバックグラウンドでアップできる)できる一方、フォルダを月別にするなどの細かいカスタマイズはできず、指定したフォルダに愚直にアップされます(あるいはSDカードと同じ階層設定も選べる模様)。JPG、RAW、両方が選べるのも便利。

いまのところSFTPでの転送はエラーがでてNG(エラーが不親切で原因が不明)。証明書の設定をきちんとやらないとダメかも。まぁ原則自宅内のローカルIPアドレスでの転送しか使わないのでとりあえずそのままにしています。

最終的にはなんらかフォルダ整理はしたいと思うので、なにか上手い手を模索していきたいと思います。

・ダイヤルの充実

α7cは(α6600と比べて)露出ダイヤルが増えており、既存のダイヤル2つとあわせて、Mモードで、SS、絞り、露出が素早く調整できるのが非常に有り難い。ブツ撮りで少しでも明るく撮れるよう設定を詰める作業が非常に効率化しました。

またモードダイヤルのカスタムが2から3に増えたのも良いです。猫撮り設定を1、ブツ撮り設定を2にセットしてなお空きがあるので今後また煮詰めていきたいと思います。

この辺りは一時ZV-E10で色々削られてしんどかったところなので、より有り難みを実感できます。

・フリッカーレス撮影

ZV-E10にもα6600にもなかったと思いますが、本機にはフリッカーレス撮影機能がついています。文字通り室内撮りで蛍光灯のフリッカーに影響されて縞々になってしまうのを自動で防いでくれます。シャッタースピードなどを決める時に1つ気にする要素が減ってストレス減ります。

残念なのはサイレント撮影と併用ができない点。寝ている猫を激写する時なんかはサイレントを使いたいんですが。あと動画もダメかな?

■まとめ

出費総額がかなり嵩んでしまいましたが、久しぶりに写真機として楽しみを感じてバシャバシャとっています。SDカードが高速なせいで連写も快適で、猫の色々な表情を捕らえることができています。その分、動画機としてはまだあまり活用できていません。そちらも追々やっていこうと思います。

お正月もどこにも行かず終いだったので、はやく屋外でもフルサイズの威力とやら実感したいなと思います。今年はどっか旅行いきたいすね。