Surface Pro Xのリカバリー2026年版(25H2までの道のり)

元祖Arm64 Windows版のSurface Pro X(SQ1)がブートしなくなって半年あまり。ついにATOKがArm版Windowsに対応したということで重い腰を上げて復活させることにしました。

症状

なにかしらのタイミングでシステムファイルが壊れたらしく、Windowsが起動せず青画面の自動回復モードに突入するようになりました。ここでは回復キーの入力を求められ、それは突破するも結局エラーで回復できないという流れ。それ以外の修復やロールバックも全てエラーという感じで、完全初期化しかないという形。

公式手順に従うが…

公式手順はこちら。要約すると、

  1. 上記ページでモデル名とシリアルNo.を入力し、回復イメージのzipファイルをダウンロードする(本記事執筆時点で、24H2、23H2、22H2、20H2が選択可能)
  2. Windows上で「回復ドライブ」ツールを使ってUSBフラッシュメモリに回復ドライブを作成する(この時、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」のチェックを外す)
  3. できたUSBフラッシュメモリドライブに、回復イメージzipの中身をコピーし、存在するファイルは全て上書きする
  4. Surfaceをシャットダウンした状態でUSBフラッシュメモリを挿し、他のUSBデバイスは全て外す
  5. 音量下げボタンを押しながら電源ボタンを押しで電源を入れる
  6. 黒画面に白のWindowsロゴが出たら(つまり電源が入ったら)電源ボタンを離す
  7. グルグルが出たら音量下ボタンも離す

これでUSBブートして言語選択画面になるはず、、だけど何度やってもならない。念のため、5以降のかわりに音量上ボタンをつかいUFEI管理画面に入り、ブートデバイスでUSB Driveを選んで右スワイプし、「Immidiatelyなんちゃら(今すぐUSBブートする的な項目)」からしてもダメ。

24H2イメージがおかしい。23H2ならあっさり成功

散々あれこれ試した挙げ句の結論として、「24H2イメージが壊れている」というのが濃厚です。海外のMSサポート掲示板でも報告がありました。23H2イメージでやりなおしたら一発で成功。

しかし23H2はサポート終了してて24H2アップデートも降ってこない

ようやくWindows 11 23H2は起動しました。そこからせこせこWindows Updateをかけてこうとするものの、23H2の最新にまではなるものの24H2が降ってこない。Windows Update画面で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしたり、Surfaceのドライバーやファームウェアをチェックしてみてもダメ。Gemini曰く23H2がサポート終了しているためアップデーターの配布もされてないと(そんなことある?)。

ならばWindows 11 インストール アシスタントをダウンロードして実行すればいいかと思ってやってみると、なんと「Arm64は対応してない」というエラーで起動せず。詰んだ?

Windows 11 ISOイメージからアップデート

またさらにGemini/ChatGPTと相談した結果、ISOイメージをマウントして中にあるsetup.exeを実行すれば良いということ。Arm64版のWindows11 ISOイメージはこちらで配布されています。幸い最新の25H2が置いてあるので24H2はスキップすることができました。

USBメモリだと遅そうなので、ISOファイルを本体SSDにコピーし、右クリックメニューから「プログラムで開く」→Explorerを選ぶとマウントできます。DVDに焼く必要なし。便利になったもんです。その中のsetup.exeを実行してインストールできました。

やれやれなのらね。

まとめ

今後、24H2イメージが修正されたり、25H2イメージが配布されたりという可能性もありますが、Pro Xはもう数年前のモデルだしあまりサポートは期待できないかも知れません。

とりあえずの手順としては、

  1. 23H2バージョンの回復イメージを公式手順で作成する(別PCからでもOK)
  2. それを使って23H2状態のWindows11までリカバリー
  3. 25H2のISOイメージをダウンロードしてマウント
  4. 中のsetup.exeを実行して更新

というのが最短手順になる気がします。なおこの際、ユーザーファイルは完全に消えるのでご注意ください。

Surface Pro Xのキーボード(タイプカバー)が突然死

2020年に購入したSurface Pro X。Windows Arm64という特殊な派生版を搭載するタブレットPCです。

クセが強く要注意だけどイカすSurface Pro Xを買ったぜ

あれから4年経ってもほとんど搭載機が増えず、Windows11になって64bitアプリもエミュレーション対応したものの、Arm最適化アプリをリリースするソフト会社も増えず、消滅寸前なラインです。

そんなArm版Windowsのほぼ唯一の選択肢であるSurface Pro Xですが、ブラウザだけは先日のChrome対応でついにFireFox、Edge、Chromeを主要ブラウザが対応しました。ちなみにChromeが対応した関係かElectronでも簡単にビルドできるようになり、拙作の動画眼3でもArm64版をリリースラインナップに加えてみました。元から自分しか使ってないようなツールで更にArm64版とは自己満足以外のなにものでもないですね。

■タイプカバーが突然死

で本題ですが、それでも薄くてバッテリー保ちも良いので最近はジムのデスク付エアロバイクでブログ書いたりするのにちょうどよいということで利用頻度があがってきていたんですが、ある日いつものようにジムで開いたらキー入力をまったく受け付けなくなっていました。トラックパッドもダメ。本体のタッチパネルとペンは普通に動く。マグネットでタイプカバーをくっつけてもタスクバーのアイコンがタブレットモードの大きいままで、タイプカバー自体を認識してなさそう。再起動してもダメ。

帰って対策をググると、公式含め

  • 接点を掃除する
  • 音量+と電源を20秒長押ししてBIOS画面を出してから再起動
  • 電源を抜いて放電するまで放置

など挙げられてましたがどれも効果無し。

さてどうしたものか。本体かタイプカバーのどちらの損傷/不具合かすらわかりません。店頭にいってこっそり展示品にガチャっとつけてみればいいかもですが、そもそも最近Surface Pro X2ですら展示してたっけ?というレベル(後で知ったけどPro 8/9とタイプカバーは共通っぽい)。

■いちかばちかタイプカバーを買い直し

購入から4年経ってるし延長保証的なのものにも入ってないと思うし、MicrosoftはSurfaceブランドの修理を行っておらずリファービッシュ品との交換のみ。保証が効かないと割高な上に中古品みたいなの返ってきてもなー。それにデータの入ったPCはなるべくなら送りたくない。

ということで、いちかばちかタイプカバーの損傷である可能性にかけて買い直してみました。最初ヨドバシで調べて3万くらいしてウゲ、、と思ったんですが、よくよく調べるとペン無しモデルがあり、しかもAmazonのサードパーティ販売者だと更に安い。

ペン無しモデルでもちゃんとペンの充電スロットはあるので、そのまま流用可能。適当なBluetoothキーボードを買うことを思えばだいぶ高いけど、やはりSurfaceはタイプカバーで使ってこそ、ということで断腸の想いで注文。せめて気分をかえて違う色にしようかとも思ったんですが、ブラックの本体にプラチナはイマイチかなと思ったし、レッドもちょっと目に刺さりそう、ということで結局色も同じ。

新品の方はあっさり認識して今まで通り使えるようになりました。大復活。

■まとめ

タイプカバーはバッテリーも搭載しておらず、まさか物理的な摩耗やへし折れたみたいな外的損傷以外でダメになるとは思いませんでした、、、でもまぁ本体側の不具合でなくて良かったです。

正直ATOKがいまだに対応してないのでゴリゴリの文章作成マシンとしては微妙に辛いんですが、ブラウザ作業中心なら画面も充分綺麗でまだまだ活用できると思うので、大事に使っていきたいと思います。

Surface Pro Xのリカバリが失敗する時の覚え書き

2026.2.4追記:

どうもSurface Pro Xは定期的にブート不能になりますね。2025年半ばくらいにも再発して、自動回復が走るようになり、回復キーを入れても回復に失敗となり、またリカバリーUSBを作って初期化かぁ、と思い面倒で放置していました。しかしついにATOKがArm64 Windowsに対応したと聞いて試したくなって重い腰を上げました。

しかしそこでまたドハマり。結論から書くと、Microsoftが配布しているリカバリーイメージのzipのうち、24H2版はおかしい。どんなに手を変え回復用USBドライブを作ってもブートせずSSD側の方にいってしまいます。検索したりChatGPTやGeminiに相談して、

  • 別PCの「回復ドライブ」作成ツールでフォーマットした後、zipの中身を上書き(更新手順)
  • 「回復ドライブ」を使わずFAT32でフォーマットしてzipの中身を古いコピー
  • USBドライブのモデルによって使えない説
  • RAFUSを使うといい説

色々試しても全部だめで、結局23H2のイメージを使ったら最初の回復ドライブを使う方法であっさりUSBブートしました。

過去投稿にも関連しますが、壊れる前のWindowsのバージョンも絡んでて、もしかすると24H2に更新済みなら24H2イメージでもいけたかも知れません、元がいくつだったかちょっと覚えてない。でも25年前半は使えてた気がするし、割とこまめに更新するほうなので、23H*のままだったとは思えないんだよなぁ。海外の公式掲示板でも24H2のイメージおかしくね?って訴えてる人いたし、やっぱり24H2イメージがおかしい説が濃厚な気がします。とりあえずダメだった人は23H2の方で試してみてください。ちなみにこれを書いてる時点で24H2が最新で25H2イメージは置いてないみたいです。

以下、過去の投稿内容

x64アプリ対応などの目玉機能をはやく試したくてWindows11のInsider Previewを入れていたSurface Pro Xですが、スタートメニューがフリーズするなどどうにも不安定なので少し前に完全リカバリに踏み切りました。以前もWindows10のInsider Preview利用中、しかも出張中にいきなりグリーンスクリーンでブートしなくなるなど、やはりInsider Previewはそれなりリスクもあるようです。

で、二回目のフルリカバリーに踏み切ったわけですがこれが上手くいかない。うっかり写真を撮り忘れましたが、リカバリーの過程で再起動がかかり「リカバリ中に再起動したのはなぜですか?」的な画面になり、ソフトウェアアップデートで治る可能性があります的な表示になり、ネットワーク設定をしてしばらく放置しても駄目。3ヶ月くらい放置してありました。

で、仕事で必要になったのでそろそろ本腰いれて復旧しようと、公式サイトから最新版(20H2)のリカバリーイメージをとってきてUSBフラッシュメモリに書き込んでリカバリーするも同じ状況の繰り返し。

結論として「一度Windows11にした個体は、例えリカバリーイメージがWindows10であっても回復ドライブの作成をWindows11機でやる必要がある」ということのようです。当初Windows10のデスクトップ機で回復ドライブを作成し、公式イメージを展開してできたファイルを上書きコピーして使っていました。「もしかして回復ドライブを当該機、もしくはArm64機で作らないとダメかな?だとしたらSurface Pro X自体はすでに起動しないので詰んだ?」などと思ったんですが、最後の希望としてせめてリカバリ前と同じWindows11(の正式版)で回復イメージを作ってみようとRazer Blade 14で実行したらついに最後までリカバリーすることができました。Microsoftは現時点でWindows 10 20H2までのイメージしか提供しておらず、どうせSSDは初期化するから同じだろうくらいに思っていたのが敗因でした。

そしてなぜかWindows 10にリカバリー後、Windows 11は準備中となってふってきません。公式では対象モデルとして掲載されているんですが…。どうせx64アプリが動くようになったら色々インストールし直さないとなので、最初からWindows 11にしてしまってから再セットアップをしようと思ったんですが適いませんでした。落ちてる人のところにはもう落ちてきてるんでしょうか?しばらくWindows Updateをリロードし続ける日々が続きそうです。