マーベル好きの上司Tさんに借りたままだった「スパイダーマン2」をようやく視聴。個人的には1作目より好きかな。正義を守ることと、自分の生活(彼女との恋愛)を取捨を迫られスパイダーマンを引退してしまう主人公。この辺の葛藤が石森章太郎チックで良いすね。
これを観て、最近の平成仮面ライダーがなぜ今ひとつ燃えないかわかった気がする。クライマックスで正体がバレるという重大イベントが無いんだ。龍騎は一応最終回間際に令子姉さんに変身を目撃されるシーンがあったけど、555や剣だと一緒に戦ってる仲間は最初から正体知ってるんだもんなー。仮面ライダーに限らずウルトラマンのハヤタ隊員にしてもそうですが、普段秘密裏にヒーローをやってるせいで表の生活ではダメダメちゃんの地位に甘んじなければならない葛藤。そして、クライマックスに「えぇっ、いつもダメダメなアイツが、□□□□□の正体だったの?!アイツが今まで俺たちを守るために戦ってきてくれてたの?それなのに俺たちはアイツのことを酷く言ってしまった。それでもアイツは黙って戦って…」ってのが泣けるワケですよ。
ダメダメなアイツの例
- ウルトラマンが怪獣を倒し終わった頃に戻ってくるアイツ
- 年中教室でヒーローごっこをしているアイツ
- バイトには遅刻するし、原稿の〆切も守らないアイツ
やっぱヒーローものはこれがないといけませんな。是非このシチュエーションは必須要件にしていただきたい。
そういう意味ではスパイダーマン2は王道的でマルですな。日本的、なのかな?他のアメコミ・ヒーローってどうだっけ?スーパーマンとかバットマンあたりはそういうのあったっけ?
つーか、まだ続くの?>スパイダーマン
ちなみにトレッキー的なポイントとしては、「STARTREK INSURRECTION(叛乱)」のヒロイン(?)アニージと、VOYAGERの132話「Blink of an Eye(超進化惑星の煌めき)」(←このエピソード大好き)で宇宙飛行士ゴタナ・レッズの役をやってた兄さんが出てました。どちらも最初だけだったけど。