むしろソフト面の進化が嬉しかったGPS-CS3K

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単純にGPSログを採り続けるデバイスと、写真のタイムスタンプを使って、簡単にジオタグをつけちゃおうというSONYらしい発想の製品、GPSユニットキットに、直接メモリカードを挿して単体でジオタグ付加作業も終えられてしまう新型が登場しました。

コレの電源を入れたまま撮影をし、後でメモリカードをコレに差し替えるだけで、ジオタグ付き写真の出来かがりです。PCいらずでお手軽ですね。

生産に遅れが出ているらしく、あちこち品切れ続出でしたが、なんとか入手できました。

■ハード面

単3電池1本で駆動できる点は、初代のGPS-CS1Kと同様。ディスプレイを備えつつ駆動時間が1.5倍に伸びたんだから、たいしたものです。

写真からイメージする大きさからすると、実物は「デカっ!」って印象ですが、CS1Kと比べると薄べったい形状で胸ポケットなどへの収まりは良いです。幅ができ一般的なケータイ用ホルダが使える確率が高まったので、車載派には好都合ですね。両側で挟む混むホルダだとボタンが操作できなくなりますが、まぁ計測中は触る必要もないので致命的というほどではないでしょう。

一方で、初代のようにカラビナは付属せず、ストラップとビニールのケース(ベルトクリップ付き)が付属。バッグに吊しておくという使い方は少々面倒になった気がします。結局ストラップ紐のついたカラビナ系のアクセサリを探してしまう予感。

■ソフト面

初代CS1KはPMBが付属しておらず、タギングツールも必要最低限のGUIしか保たないシンプルなものでした。ツール単体では地図表示すらできません。マイナーチェンジモデル(付属品が充実)のCS1KSPからはPMBが付属したようなので、もしかしたらその時からだったかも知れませんが、CS1K->CS3Kに一足飛びに買い換えたσ(^^)としては、ソフト面の進化が一番感動しました。

 

画面写真

写真はGPS Image Trackerの新バージョンです。画面下のログ一覧を選択すると、軌跡がGoogleMaps APIで表示されます。もはや、GPSBabelなどを使って変換しなくても地図にプロットできるので、まともにロギングできてたかどうかもチェックしやすくなりました。右ペインにドラッグした写真のリストもサムネイル付きで表示され、写真を選択すると地図上に該当緯度経度がマーキングされるという感じ。サムネイルすらないテキストリストで、緯度経度は数字でしか確認できなかった初代(ここの一番下の写真)とは大違いです。デジカメの時計が狂っていた場合の補正機能も前はなかった気がします。

PMBとの連携もいいカンジ。PMB上で複数選択した写真をいっきにGPS ImageTrackerに渡せるので、一旦PMB上に写真を取り込んでから、ジオタグつけたい写真だけ選別しての処理もやりやすいです。また、PMB側の機能ですが、マップビューをHTMLファイルに出力することもできますし、Picasaへのアップロードにも対応。

これは旧機種ユーザへのアップグレードも提供してほしかった。有料でも買う価値あると思います。

あと、SuperMappleはいらないので価格を下げて欲しかったですね。

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