妹がVAIO type Jを買って退役した鱈セレ1.06GHz/512MB/40GBでもはや骨董とも言える(現役で使ってる人すみません)実家のVAIO P101、しばらくは母親が使ってみようかと部屋に置いていたんですが、σ(^^)が帰省する度に色々とメンテをしていたんですが、結局ほとんど使われず。今度は姪のPC入門用に活用しようかという話に。
メンテしていてHDDが絶望的に遅いのがイライラするので、安くなってきたSSDに換装をしてみることにしました。本当に姪がお絵かきソフトとかでマウスになれるだけならそこまでする必要はないんですが、個人的にどれくらい改善できるか技術的興味もあったので。購入が2003年なのでそろそろHDDが突然死しても不思議ではないですしね(S.M.A.R.T.ではまだ快調っぽいです)。
この機種はIDE接続の2.5inch HDD、日立 Travelstar 80GNを内蔵していて、交換用HDDは入手難。SSDでもあまりラインナップは拡充されていないようで、プチフリ仕様のものが大多数のようです。そんな中で見つけたのがBUFFALOのSHD-NPUM32G。本製品の特長は、
- USB端子搭載
- データ引っ越しツールAcronis Migrate Easyバンドル
- 同社製品専用の「ターボSSD」無料利用可能
で、環境移行が楽にできそうな点。さすがにリカバリーから環境設定やりなおす根性はないですしね。
容量は32GBで標準搭載の40GBより減ることになりますが実売が10,000円程度とリーズナブル。
分解手順はこちらのブログ記事を参考にさせていただきました。
Migrate Easyによるデータ移行も楽々でした。パーティションのサイズ変更操作がいまいち使いづらかったですが、時間としては30分かからなかったと思います。コピー後、HDDを換装して一発起動。
■ベンチマーク
交換前(日立 IC25N040ATMR04-0) | 交換後(BUFFALO SHD-NPUM32G) |
うむ、ベンチ的には見違えましたね。やっぱIEでページを開いた時なんかにプチフリが置きます(特に楽天みたいな部品数の多いページ)。小さいファイルをキャッシュで書き込むのに必死なんでしょうな。
でTurboSSDをいれてみると、書き込み系がガクンと落ちてしましました。>1000ms
設定にキャッシュ書き込みサイクルってのがあってデフォルトで1,000ms(1秒)なのを、3,000ms、6,000msと上げていったところ書き込み系は改善し、4K Random Writeは無しの状態より改善しました。10,000msだとまた悪化したのでバランス的には6,000msくらいがよさそうです。あんまサイクルが短いとRAMにキャッシュした後すぐに書き込みが発生して結局同じことになるんでしょう。逆に長すぎるとクラッシュなどでデータを失うリスクが増す訳ですが。もっと言えばRAM Diskソフトを使ってブラウザのキャッシュを置く方式の方が、「アイドル時に書き込む」設定ができたりして効果が高いような気がします(リスクも増大しますが、ブラウザのキャッシュならまぁいいかとか)。
キャッシュ書き込みサイクル:1000ms | キャッシュ書き込みサイクル:6000ms |
このTurboSSDはメインメモリが1GB以下だとキャッシュサイズを32MBまでしか割り当てられないという制約があり、それが100MBテストではネガティブに働いてしまってるんでしょうね。まぁ、基本的にはブラウズが快適になればいいので、あまり困ることはないでしょう。
で、IEのキャッシュ設定が256MBになっていたので、これをキャッシュに収まる30MBにとヘラしてみました。これはかなり効いた気がします。
■結局、RAM Diskも併用
ただそれでもIEでブラウジングしているとHDDアクセスランプが点きっぱなしになってスクロールすらできなくなる状況が時々発生するので、結局RAM Phantom 7でRAMディスクも併用して、ブラウザのキャッシュはそちらに置くことにしました。メインメモリが512MBしかないのに、32MBをTurboSSD、32MBをRAMディスクにと割り振ってしまうのは微妙ですが、色々サービス切ってメモリ使用量を見ている感じ、なんとかなりそうです。実際、IE使っている間にはほとんどプチフリを感じなくなった印象です。もしかするとTurboSSDは切ってしまってもいいのかも知れないですが、一応オンで様子見してみようと思います。
とまぁ、多少チューニングに時間かかりましたが、とりあえずファーストインプレとしては、上々です。Wordなのどアプリ起動が一瞬で快適です。