Photoshop Elementsに関する覚え書き、ついでに不満色々

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Photoshop Elementsの「ファイル」->「Web用に保存」はブログ用に写真データを小さくするのに重宝します。JPEGの圧縮率を変えながら画質とファイルサイズのバランスを取れるからです。無駄が嫌いでギリギリまで容量をそぎ落としたいσ(^^)の大好きな機能です。

ところが最近のバージョン(8で確認。7はスルーしたので不明)で、画像形式や圧縮率などのパラメータが最後に使ったものではなく常にGIFがデフォルトになっていて非常に不便を感じていました。Adobeもとんだ改悪をしてくれやがった。いっそ6に戻そうかと思った位なんですが、どこかに設定はないものかとググっていたところ、どうも権限絡みのバグっぽいです。Vistaや7で設定を保存するレジストリを書き換えられないため、デフォルトのGIFから変化しない模様。

2010.03.03補足:実家のPCで7でも発生を確認しました。

一旦Photoshopを管理者権限で起動してこの機能を使えば、以降(管理者権限をつけなくても)ちゃんと最後に使ったパラメーターが記憶されるようになりました。より具体的には、C:\Program Files\Adobe\Photoshop Elements x.0\PhotoshopElementsEditor.exeを右クリックして「管理者として実行」ですね(バージョンやOSの32bit/64bitによって若干違うかも知れませんが適宜読み替えて下さい)。

先日8から新規にインストールしたVAIO Pでも発生しているので、バージョンアップインストールの問題ということもなさそう。なんでこんな問題が見逃されているんでしょうね。せめてレジストリの更新に失敗した旨のエラー位出してくれれば原因特定の手がかりになったのに。仕様、改悪だと思ってイラッ☆としている人多いんじゃないでしょうか。ユーザもAdobeも損してますよね。

■ついでに不満点を挙げてみる

ついでに書くとこの機能で保存した時にいちいちファイルに2バイト文字使うと「問題起きるかもだけどいいか?」って確認ダイアログ出るのがあれウザイですよね。しかもこれ、ファイル名自体はOK(1バイト文字のみ)でも、保存パスのどこかに2バイト文字が含まれるだけで言って来ませんか?つまり、どうせサーバーにアップロードしたら消すってんでデスクトップとかに保存することが多いんですが、そんな時でもいちいち警告が出るんですよね。わかってるっつーの。なんでここにも「次から表示しない」チェックボックスを付けておいてくれないんでしょうかね。

更に更に言うと、8.0から複数ファイルを開いたときの挙動が変わっていて、従来いわゆるMDI動作だったのがSDIでもない妙ちきりんな動作になりましたよね?ツールバーなどが配された親ウインドウは依然としてあって一見MDIのようなんだけど、ウインドウは親ウインドウ上になくて独立している。マルチモニタ環境でより色再現性が高いサブモニタで作業しようとタイトルバーをドラッグして親ウインドウをドラッグしたら、ファイルだけ元の位置に残ってポカーンでした。一応、子ウインドウを親ウインドウ内でドラッグして青い枠が表示された状態で離すとMDIになるんですが、いちいち面倒くさい。5つのファイルを開いたら5回それをしないとなりません。デフォルトがこの似非SDI動作になっててどういうメリットがあるのか色々考えてみたんですが思い浮かびませんでした。世の中的にはMDIは廃れる方向にあってMicrosoftも推奨しないことにしてはいるんですが、だからといって全画面化したらツールパレットごと隠れて何もできなくなってしまうような似非SDIに価値が見いだせません。どういう使い方を想定してこうなっているのか、今度機会があったらAdobeの人に聞いてみたいと思います。

あとは個人的に長年ずっと思ってる要望は、縦横比固定の切り抜きツールが欲しいってことですね。例えばブログ用写真や壁紙で縦横のピクセル数が固定だとします。元画像のピクセル数やアスペクト比はバラバラです。4:3だったり16:9だったりするたくさんの写真から、美味しいエリアでトリミングして800×480のデータを作りたいと。少なくともσ(^^)は結構こういう場面が多いです。元データとのアスペクト比が違ってどこかを切り落とさないとならない場合、画角が決まらないと解像度変換できません。逆に切り抜くエリアを決定するには、縦横比を意識せざるを得ず、その為には最終ピクセル数を読んでおく必要があります。つまり2つの要素を同時に操作できないと思い通りの切り抜きができないわけです。イメージ的には今のトリミングツールの選択エリアの縦横比が、事前に設定した最終目標の縦横ピクセル数に応じた比率でロックされつつ、拡大縮小は自在にできる、みたいな感じでしょうか。多分、ケータイ向け壁紙作成ツールなんかではこういう操作がエレガントにできるものがあると思います。

トリミングツールといえば範囲設定も768にしたいのにどんなにマウスを微細に動かしても767と769の行き来しかしないことありますよね。結局769で妥協して後で切り落としたり。キーボード操作でもいいので1ピクセル単位で微調整させてくれと。

バージョンを重ねる度に自動切り出し系や合成系の飛び道具的な目玉機能は強化されるんですが、こういった地味な使い勝手はあまり進歩を感じない(むしろ退化すら感じる)点は、初代Elementsからほぼ毎年お布施を払っている身からすると残念です。ほぼ毎日使うものだけに、作業効率を上げるような改善にも力を入れてほしいと思います。CSなんかは本当に業務で毎日使う人向けなわけですが、その辺どうなってるんでしょうね?σ(^^)は初代CS以来買ってないのでわかりませんが。今年はアカデミックライセンスが買える身分なので、そろそろWindows7に対応した最新版でも逝ってみましょうかね(こんだけ不満並べといてどんだけ信者だよ…)。

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