ノートPCを分解中、うっかり固いネジの山をなめてしまいました。よく売ってる液体のネジ山つぶれ救出製品や瞬間接着剤を試してもダメ。皿部分をラジオペンチでつかもうにも場所が悪くてダメ。精密機器でかつ微細なパーツなので、打撃系ツールでネジ山を刻むという手も使えずでかなり困っていたんですが、ホームセンターで右の製品を発見。無事取り外しに成功しました。良かった~orz。
シリーズ中一番細いドリルのNO.1は1mm。00+のドライバーで回すような小さなネジにも対応してくれました。
簡単に使い方を説明すると、写真真ん中のツールがドリルです。黒いパーツが穴を深く開けすぎないようにするストッパーで、写真上の極細六角レンチで位置を調節できます。まずネジの中心にこのドリルで適度な穴を開けます。深くあけすぎないようおっかなびっくりだったんですが、結果的には結構深くまで開けないとダメでした。
次にその穴に写真下のツールを使います。この先端に通常とは逆向きにネジが切ってあり、下穴に食い込むと同時に、ネジを緩める方向に力が働く仕組みです(いわゆる逆タップ)。
ちなみにどちらも六角ソケットの電動ドリルを使います。インパクトドリルはNGだそうです。
ネットでネジ山をなめた場合のツールを色々調べていて、逆タップという手法があることはわかっていたんですが、ググった限りではもっと大きなサイズのものしかなく、この手は使えないなと諦めていたんですが、店頭で見つけることができました。
ちなみにモノがモノだけに、ぶっつけ本番は危険だと思い、似たようなサイズのネジを買って来て、適当な木片を使って練習してから挑戦しました。