Softbank PhotoVision HW001レビューとiPhoneから使う覚え書き

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年末の家族大MNP祭りで立ち寄ったショップでキャンペーンをやっていたのでつい買ってしまいましたw。>PhotoVision

■PhotoVision HW001とは?

Softbankのデータ端末を内蔵したデジタルフォトフレームです。月々980円の定額でケータイから送られたメールに添付した写真を自動的に読み込んで表示してくれます。しかも今はキャンペーン中なので月額480円となります(今契約すればずっとこの値段)。

ただし非常に残念な制約があってイマイチ売れてないようです(Softbankの電話機買ったら抱き合わせで無理矢理つけられた!なんて話もあるみたいです)。

  • Softbankケータイからのメールしか受け付けない
  • ホワイトプランの電話機から送っても(Softbank同士のメールなのにも関わらず)無料対象外(パケット定額は対象)

一定の条件付きですが端末代が無料だったので、ひとしきり遊んだら義弟の実家にプレゼントして、Softbankにした妹が子供の写真を送ってやれれば良いだろうくらいに思っていました。

が、開通手続きが済んで受け取る時点になって2番目の制約を伝えられました。妹も義弟も普段あまりヘビーなパケット通信をしないので、パケット定額はつけないでホワイトプランのみでお安く運用するつもりでした。ので、このPhotoVisionに写真を送ると実費負担になってしまうのです。妹達がパケ放題つけないで運用することは店員も知っていたので、後になって言うのはかなりズルいぞということでゴネて返品しようとも思ったんですが、まぁ、最悪σ(^^)のiPhone経由で送ればいいしと、いじくりまわしたい気持ちが勝ってお持ち帰りしてしまったとw。

スペック的には、7インチの800×480な液晶です。9インチモデルHW002も今年の春に発売予定であることが発表されてますが、解像度は据え置きなのでむしろ粗が目立つ可能性が高く、安くなった001の方がコストパフォーマンスは高そげ。内蔵メモリは384MB。写メールで送られてくるような300KB以下のサイズなら1,000枚以上入る計算ですね。うっかり4GBのSDカードを買って来てしまいましたが、必要なかったっぽいです。

また個人的にデジタルフォトフレームに必須だと思っている夜間オフの機能ですが、本機は時刻で制御する方式です。できれば光センサ方式だとなお良かったですが、何も無いよりは助かりますね。

■表示系は残念仕様が目立つ

正面 背面

製品の外観はスッキリしていて悪くないです。背面の左側に見えるのが電源スイッチ。それ以外の操作は画面枠右側に触れると操作ボタンが浮き上がります。

設定はかなりショボいです。スタンドは縦置きに対応しているものの、ソフト的には設定も自動認識もなく、常にデフォルトは横置き状態を前提とした表示なので縦長の写真を送っても必ず左の写真のように表示されます。手動操作で回転はできますがいちいちそれをするのは商品のコンセプトに反してますよね。また、立て置きにした場合、右方向(本来の下方向)から視野角が狭く、人の顔がお化けみたいな見え具合になるのも残念な点。この辺はコストに直結する部分なのでいたしかたないのかも知れません。操作メニュー類も横置きモードのまま。

ソフト的にも対応不十分で視野角的にも問題があるなら、いっそ立て置きなんかできないようにしてしまえば良かったのにとすら思います。それでも妹なんかはケータイでは縦で撮るんだからフォトフレームも縦にして使いたい、という意見のようです。確かにSoftbankケータイのみ対応だと、デジカメで撮って送るというケースは希なのでむしろ縦専用というのも面白かったかもとか(そんな液晶部品が存在しなさそう)。

別の部分で残念なのは、画面の縦横比が液晶にあわないデータを受信した場合、下の写真のように画面内フィットで黒縁がついて表示されます。ちなみにこの例も上の縦写真もiPhoneから送った例です。

iPhoneからの送信例 壁紙サイズで撮影した写真の例

アスペクト比があわない以上、縁を表示するか少しカットするかしないと全画面表示にはならないわけですが、本機では前者がデフォルト。向きと一緒で手動で拡大表示はできるものの、とにかく届いた写真は縁アリ表示になります。

また、パケット定額無しの妹のケータイからも安く遅れないかと撮影サイズを“壁紙”にして撮ったものを送ってみたら右のようになりました。これも自動では拡大してくれません。全般に表示処理が不親切な作りですね。

■どうせiPhoneから送るなら下処理をすればOK

ということで、我が家では妹が旦那の実家に写真を送りたくなったら、(ホワイトプラン無料通信対象の)σ(^^)のiPhoneに送り、(パケット定額がどのみち毎月上限に達する)こちらからフォトフレームに転送する、ということになりそうです。あるいは妹側はデジカメで撮った写真をPCメールで送ってくれてもいいわけですが。

で、2chを見ていたらiPhoneアプリで「プリカメラ」というのを使えば端末内でリサイズ&クロップができることを知り、早速購入しました(今だけ115円!)。本来は写真にスタンプつけたりして遊ぶスィーツ(笑)系のアプリなので、画面デザインなどがギャルギャルしてるのが気になりますが(^^;)、機能的には申し分ないです。800×480をプリセットにしておけば毎回簡単に切り抜きができます。最初妙に画質が悪いと思ったんですが、設定で内部処理(EditQuality)を800をしたら綺麗になりました。これで端末に届いた瞬間から縁無しで表示させられます。ドットバイドットなので容量的にも無駄がなくていいですね。回転もできるので、最終的にHW001を立て置きで運用するとしても、iPhone上で寝かして送信すればOKってことです。てことで、実際にiPhoneで下処理を済ませて送った写真が以下。スタンド側は何も操作しなくてもこの状態で表示されるので、「田舎のじいちゃんばあちゃん向け」としてはGood。

下処理をしてから送ればバッチリ

仕様としては色々と不満が残る本機ですが、ことiPhoneから使う限りはプリカメラを組み合わせてかなり弱点を補える印象です。

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