実家オトンのPCを買い換え LaVie Z LZ750JS

去年の夏くらいからPC代えたいと言い続けていたオトンがようやく買い換えました。2009年のLet’s Note W8からなので、オトンにしては長く使った方です。去年SSDに換装したものの、色々動作があやしくなって来ていて、バッテリーも保たなくなってきてたので、潮時。Windows8UPGライセンスも買っておいたので、いずれクリーンインストールしてみようかと。

で、視力が衰えてきているオトンからすると解像度が無闇に高いのは問題で、Let’s Note W8並に軽い11″クラスのものだと字が小さい。さりとて13.3″だと1kg台中盤以降で重い、となかなかめぼしい機種が見付かりませんでした。ちなみにタッチはどうでも良かった様子。

で結局、TVでCMを見て気になったららしいNECのLaVieZを店頭に見に行って、13.3″ながら875gという軽量っぷりに惚れ込んでその場で購入。既にOffice2013付きの2013春モデルが出ていましたが、あえて2010のままがいいだろうということで2012秋冬モデルを指名。しかし下位モデルの550JS(i5/128GB SSD)は展示品のみだったので贅沢してi7/256GB SSDの750JSになりました。たしか14万位。

■軽いけど色々ビミョー

・入力デバイス周り

手に持った感じは確かに「軽っ!」って感じです。持ち歩きは相当楽でしょう。ただその分、プラスチックな質感が色々な部分で微妙感を臭わせます。一番イケてないのはトラックパッド。安っぽいシボ入りのプラスチックパッドの感触もイマイチだし、クリックスイッチのカタカタ具合がかなり気になります。ドライバもイマイチで、右クリック判定エリアの広さも調整できないおで、意図しない右クリック判定が頻発してイライラします。カーソルの動きもいまいち気持ち良くない。自分なら絶対買わなかったろうレベル。それでもようやくWindows機もMacBook並に広いパッドを採用し、二本指スクロールは快適になったなぁと感じました。

キーボードも中の下くらい。本体が薄いだけあってかなりストロークが浅い感じ。

・ACアダプタがデカい、高い

ACアダプタはMagSafeみたいに平べったいけどどっち向きにもささる形状。まぁ、もともとPCのアダプタって丸プラグで向きとか関係なかったんで、すんごい進化!って感じはしないですが、本体が薄いせいでコネクタもこうするしかなかったんでしょうね。んで、ACアダプタ本体がLet’s Note等に比べると大きめ。ただし薄くてフットプリントが広い感じなので、本体にあわせて薄い目のカバンを使う場合なんかには良いかも。ただ値段が定価で10,000円超とお高い。(生産数が違うのが比べちゃ悪いですが)MBAが6,000円しないことを思うと、気軽にスペアを買うのが躊躇われます。せっかく薄くて軽いんだから、ACアダプタは会社と自宅において、持ち歩かずに済ませたいって人も多いと思うので、ここは要チェックかと。

・汎用光学ドライブが駆動できない!

専用光学ドライブは高いのでケチってBUFFALOの安いの(DVSM-PC58U2V)にしました。これはケーブルが収納式でしかもUSBからの供給不足時のためのサブケーブルも格納されています。サブノートのUSB電源出力は弱くて、書き込み時に速度が抑制されることが多いので、これなら完璧だろうと。ところがぎっちょん!二本挿しても起動しないorz。ぎっちょんぎっちょん言うだけ。読み取りすらできない。片方USB3.0なのにどんだけ電源出力弱いんだよLaVieZ!結局別売りのACアダプタを購入。執筆時点で純正が7,372円、DVSM-PC58U2V+ACアダプタが3,800円。さてアナタならどっち?

・D-Sub出力がない!

衝動買い状態だったのでちゃんと調べてなかったんですが、本機はHDMIがあるもののD-Subがない。まだまだ出先のプレゼンでプロジェクターを借りる時にD-Sub(アナログRGB)は多いのでさて困った。USB-RGBのものはデカいし使い勝手も微妙。そんな折り、ちょうどHDMI-RGB変換コネクタなるものが出たばかりなのを発見。早速購入してみました(まだ動作確認してない)。

 

こうして見ると、MacBookって偉大だなぁ。キーボードもパッドも快適だし、純正ACアダプタ安くて小さいし、純正光学ドライブも安いし、ケーブル一本でちゃんと動作するような設計になってるし、ThunderboltからD-Sub、HDMI、DVIと好きな信号出せるコネクタをちゃんと純正でラインナップしてるし。LaVieZは数ある品揃えの中で究極の軽さに挑んだ意欲作なんだろうけど、イコール究極のモバイルノートかっていうとかなり「?」を点けざるを得ない印象でした。

実家PCのWindows8化でまたハマる

実家のデスクトップ機と録画機も続けてWindows8Proにしました。

■デスクトップ機のアップグレードインストールでまたトラップ

構成はPhenomII X6 1065T + GIGABYTE GA-MA78GM-S2H。Windows7からのアップグレード。全て引き継いで上書きインストールを実施。SSDがギリギリだったのでUSBメモリからのインストールでした。

インストールが終わってWindows8の起動画面とグルグルが出る辺りで強制リブートを繰り返す状態。ブートメニューにはWindows8、セットアップ、Windows7の3つが並び、前2つは同じところでリブート。Windows7を選ぶと従来環境が起動し、「Windows8をインストールできませんでした。直前の状態に戻りました。」的な(うろ覚え)メッセージがでてインストールしたWindows8は全て削除、という感じ。BSOD時の自動再起動をオフにして見えたのは「INTERRUPT_EXCEPTION_NOT_HANDLED」でした。全削除といっても地味に残量は減っていて、ギリギリ20GB空けて上書きインストールできるようになったのに、失敗する度に残量が減っていくという辛い状態に。

で、結果としては、U3S6というUSB3.0&SATAIII拡張ボードに起動ドライブをつないでいるのが原因でした。マザーボードのSATAコネクタに直挿ししたら解決。その後で、U3S6で使えそうなドライバをぶっこんだらDドライブのHDDでは使えるようになったものの、あいかわらずSSDのブートドライブはダメ。もう疲れたので当面放置(SATAIIでブート)。

相変わらずこういうブート時の環境変化に弱いですよね。AHCI関係とか。

■録画機はSSDを追加してクリーンインストール

構成はAtom 330オンボードのASUS AT3N7A-I。

録画機は以前ADATAのSSDをCドライブにして組んだんですがなぜか調子悪くてHDD1ドライブ体制にしていました。結局後になってメモリが腐ってたことが判明したものの、そのままになってました。さすがにデータドライブとシステムドライブが同一でHDDだと色々もっさりなので、この機会にSSDを追加し、PT2も64bit OKになったしということで、Windows8/64bit化。

SSDは近くのショップでSAMSUNGのTLC 120GBが1,000円差だったんですが、たいして容量いらない用途だし、だったらMLCの方がマシかなーと思い、Intelの330を初チョイス。

インストーラーはちゃんとHDD側のWindows7を検出してくれてアップグレードライセンスで認証してくれました。

さすがにクリーンインストールなのであっさり起動してくれましたが、そのままではややもっさりだったので、別途チップセット、グラフィック、NICなどのドライバを導入。あと、サウンドも公式サイトからWindows7用のものをいれないと、ヘッドフォン端子が認識されませんでした(なぜかデジタル出力はOK)。

ATOMだからこれでサクサク快適!ってほどではないですが、Windows7時代よりはマシになった印象。ただこのマザーはオンボードグラフィックやらでメモリ食うので64bitにしても4GB中3.25GBしか使えないんだった…。でもまぁカクついてて微妙だったMPC-HCやVLCでのHDなWMVやMP4の再生が実用レベルに。Windows Media Player(IONのアクセラレーターが効いてる?)だとちゃんと見えてたものの使い勝手が下がるので不満だった部分なので結果オーライ。

PT2関係はBonCasServiceがどうしても使えなくて(BonCasProxy側でエラーになる)でハマりました。最近はB-CASカード+カードリーダー不要の方法もあるらしいですがブラックっぽいので手を出さず。BonCasServer(サービス版じゃない方)をタスクマネージャーでログオン時に自動起動する形に(管理者権限での起動が必要らしいので、単にスタートアップフォルダに入れるだけじゃダメそげだったので)。

フレッツ品目変更 まずはライトへ

1月18日に申し込んだフレッツ光ライトへの品目変更がさきほど完了。実際にはWebで申し込んでも週明けまで連絡がなかったので、別に電話して申し込んだら折り返しですぐに工事日確定。Webの方は一昨日ようやく最初の電話がかかってきた感じ。NTTのWeb申し込みはアテにならん。

さて、なぜウチほどのハードユーザが二段階定額のライト(目一杯使うと割高)にしたかというと、工事費をケチるため。2013年1月の時点で、Bフレッツから直接フレッツ光ネクストにすると工事費が1万円程度かかるのに対し、Bフレッツからフレッツ光ライト、そしてライトからネクスト(ハイスピード)へは無料。なんだよこのシステムは!でもライトからネクストは局内工事のみで、室内立ち入り工事はBフレッツからライトの1回だけで月内に変更可能ということだったので、1万円節約のため二段階変身をすることに。ちなみにライト工事完了後1時間後くらいにすぐNTTに電話してネクストへの変更を申請しましたが、切換工事は2/15日、つまりちょうど一週間後とのこと。ユーザ宅側では特に操作は必要なし。

■機材周り

元はONU+ひかり電話ルーターRT-200KIがレンタルされてましたが、ONUはそのまま据え置きで、ルーター(HGW)のみ同じ沖電気のRT-400KI(箱にはRT-400KI「2」と書いてある)が来ました。どっちみちこいつはひかり電話専用で、ONUからNVR500に直結したいと思っていたので、下手に一体型に交換されたりせず良かったです。

デザインが少しイカレてた200KIと比べ、シンプルな黒い箱型になりました。

■ひかり電話(Asterisk)周り

NGN移行にあたって一番心配してたのは、Asteriskが使えなくなること。それを恐れて今まで中途してきましたが、RT-400KI同様、400KIもあっさりAsteriskからレジストできました(AsteriskがSIPクライアント)。配線としては当時の記事に書いた構成とほぼ変わらず、こんな感じ。青がインターネットなどのデータパケットの流れ。オレンジが電話の流れです。

hikari_network2013

図を再利用してるので、オレンジの線はだいぶ端折ってます。実際には、

(ひかり電話網)->ONU->Hub->RT-400KI->Asterisk->NVR500->電話機

となっています。普通はこんなことしなくても、電話機を直接RT-400KIのアナログポートにつなげばOKです。なんでこんなことをしてるかというと、我が家では留守番電話をAsteriskにやらせてるからです。PCサーバーを留守電として使うことで、録音データがファイルとして残るので、例えば留守電が入ったらメールに添付してiPhoneに送信、なんて芸当ができて便利なんですよね。自宅内でiPhoneをひかり電話子機として使うにも、いわゆる「スマフォdeひかり電話」としてRT-400KIにレジストするのではなく、Asterisk配下にぶら下げています。そうしないとAsteriskの留守電が聞きにくい(ダイヤルが煩雑になる)ので。

VP1000も問題なくRT-400KIにレジストできました。ただし緊急地震速報がフレッツ光ライトでは使えないらしく、ネクストになるまで一時利用中断。これもdocomoのケータイにかけると問答無用でTVコールになるというトラップがあるので、本当はAsteriskに収容した方がいいのかも。

ともあれ、長期的にレジストが切れないか等は様子見であるものの、ほぼそのまま利用環境を引き継げました。VoIP-infoのWikiとかでもフレッツ光ネクスト+Asteriskについてはあまり情報がなく不安だったんですが、良かったです。

■ベンチマーク

そしてみんな大好きベンチマークの御時間です!まだハイスピード(200Mbps)ではなく今まで通りの100Mbpsなので、どうなるか。NVR500導入時の記事の記録と比べて見ます。

・フレッツ網内スピード

94.25Mbps –> 93.76Mbps

微妙に下がっとる!!何度やっても93Mbps台@昼間。でもまぁ誤差の範囲ですかね。

・BNRスピードテスト
  • 下り:66.87Mbps –> 91.46Mbps (11.43MB/sec)
  • 上り66.66Mbps –> 68.96Mbps (8.62MB/sec)

となりました。おぉ、速くなってるよ!

・pingtest.netによる応答速度測定

変化なし。

76781228 76818805
変更前 変更後

 

とりあえず、体感的にもWebページがスパっと画面全体が出る感じ。キビキビしてるというか。ハイスピードがこれより遅くなるということは考えにくいので、幸先いいぞ!

広域イーサネクストで高速・安価なVPNを(準備編)

家庭用ルーターなどでPPTPによるVPNサーバーが簡単に実現できるようになってきましたが、速度面とプロトコル制限において不満が残ります。VPNはインターネット上に仮想トンネルをつないで安全な通信を実現しますが、パケット的に見れば入れ子にしたり暗号化したりでどうしてもパフォーマンスはインターネットで直接つなぐ場合と比べるとかなり落ちます(使うVPNルーターにもよりますが)。そして速度以上に困るのがプロトコル制限。特にApple系サービスで多用されるBonjourが使えないのが痛い。σ(^^)の場合、実家に帰省している時に、

  • 自宅iTunesサーバーの楽曲を実家のPCやAirPlayで再生できない
  • MacのTimeMachineバックアップが使えない

といった問題があります。また家庭用ルーターだとPPTPに対応していても、LAN間接続という形式では使えないので、基本的に1PC対相手先ネットワークの接続になり、都度ダイヤルアップ接続的な操作をしなければなりません。先日導入したNVR500ならLAN間接続もできるようですが、実家のBUFFALOは非対応です。

ちなみにフレッツ同士であればフレッツVPNワイドというサービスを使えば特殊な装置も不要で比較的お手軽にVPNが実現できますし、インターネットまで出ずにフレッツ網内で折り返し通信を行うので速度も出やすいと期待できますが、2拠点間でもそれぞれに1,890円/月かかるので個人利用だとちと厳しいです。仮に使っても多分Bonjourは通らないでしょうし。

■広域イーサネクスト

そこで目を付けたのがPacketiX等で有名なソフトイーサ社が試験提供している広域イーサネクストというサービス。特徴として、

  • フレッツVPNワイド同様IPv6でフレッツ網内折り返し通信をするので高速、低遅延
  • SoftEther同様、仮想イーサネット通信なのでBonjourも含めLANと同じプロトコルが使える(はず)
  • 利用は2014年3月まで無料。その後も無料プランが提供される予定。
  • 双方にイーサネットポートを2つ装備し、CD-Rブートができる古いPCが必要
  • 全てCD-Rブートで実現するのでインストールや設定は不要
  • フレッツ回線同士なら一定条件(後述)を満たせばNTT東西をまたいでもOK
  • ISPを経由しないのでどれだけ使ってもISPの通信量規制にひっかからない。

といった感じ。イメージとしては、神奈川の自宅と愛知の実家を長~~~~いイーサネットケーブルで直結したかのような状態を実現できるはず。速度さえ出ればDLNAで自宅のレコーダーの番組を実家のBRAVIAで見たりも出来るんじゃね?とwktkが止まりません。また動画ライブラリなどの大きなデータのバックアップをしてもISPに怒られない(可能性が高い)と言えます。σ(^^)の用途では色々捗ることうけあい。なにより萌える。

てことで、導入に向けて動いてみることにしました。以降、何度かに渡ってログを残して行きたいと思います。

■回線条件

(以下の情報はNTT東西をまたぐ前提の説明になります。東だけ西だけに閉じた利用の場合は緩和される部分もあるので、詳細は公式サイトをご覧下さい。)

広域イーサネクストを使用するにはいくつかの条件があります。

  • 東日本拠点はフレッツ光ネクストまたはBフレッツであること
    1. IPv6オプションを付加してあること(ネクストなら無料、Bフレは300円/月)
    2. ネクスト同士の方がより高速
    3. ISPがIPv6 IPoE接続対応の方がより高速(国内にまだ3系列しかない)
  • 西日本はプレミアムは不可で、ネクスト+無料IPv6オプション+IPoE対応ISPが必須

西日本の方が条件がやや厳しいです。ただ、実家なんで費用が大きく変わらなければ特に問題にならないので今回の場合は楽でした。1月までに申し込めばプレミアム->ネクストで工事費無料とのことだったので早速申し込み。もちろん下り1Gbpsの隼です。西日本はいいなぁ。2月半ばに工事予定。プロバイダは500円のBB Exiteですが、IPoE対応な上に自宅とおそろいにできるIIJmioのmio FiberAccess/NFに変更します。費用が2,100円とやや値上がりしますが、フレッツ側を長期契約割り引きプランにするなどして相殺予定。

面倒なのは自宅のある東日本側。今はIPv4固定IPアドレスが必要なのでIIJmioの同FiberAccess/SF(月8,400円ェ…)ですが、残念ながらIPv4固定とIPv6 IPoEの両方のプランは存在せず、条件3は諦めざるを得ない状況です。またフレッツ回線も(共用制導入前の)Bフレッツハイパーファミリーで、ネクストにすると遅くなったりしないか心配でずっと躊躇ってきましたが、これを気に思い切って変更してみることにしました。東日本はハイスピードタイプにしても下り200Mbpsなのでいまいちモチベーションもあがらないんですが。ただまぁ月額費用面では変化なし。工事費も現状では一旦二段階定額制のライトを経由すれば無料で済ませられるようです。こちらも来週工事予定。

余談ですが、東日本の200Mbps制限はIPv4のPPPoEセッションに対してかかるようで、IPv6 IPoEセッションにIPv4パケットをトンネルさせて向こう側でブリッジしてくれるYahoo BB!のIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4を使えば、(トンネルやブリッジ設備による減速分はあるにしろ)IPv4通信も1Gbpsでできちゃうみたいですね。ウチの場合固定IPアドレスがまだ手放せないので乗り換えはできないですが、追加契約として第二セッションとしてこれを張れば(ゴクリ。

■広域イーサネクスト・ルーターとなるPCを用意する

お次の課題は広域イーサネクストのソフトが入ったCD-Rをブートでき、イーサネットポート(以下NIC)が2つあるPCです。性能的には10年前レベルのもので十分なようですが、常時起動させるものなので、消費電力が低く、設置場所をとらないことが理想です。そしてこれには(もともと双方に24時間稼働しているサーバー機が存在する我が家的には)理想的な解決策があります。仮想化です。公式サイトFAQでも仮想PCによる利用はOKどころか開発も仮想環境で行っているとの記述があります。

・自宅センターサーバー

Mac mini Serverの上にWHS2011の為のVMWare Fusionが稼働しているので、ここに仮想マシンを追加します。CD-R(ISOイメージ)がブートできれば良いのでHDDイメージは削除。公式のメモリスペックは「メモリ256MB以上」とあるのでとりあえず256MBに。CD-R内のシステムはFedoraベースらしいのでOS設定はLinux->Fedoraを指定。32bitか64bitかは不明ですが、とりあえず「32bit」指定で起動はできてます。USBやサウンド、Bluetooth等の不要な仮想ハードは全てオフの最小構成。仮想PCのイメージファイル自体は1MB強で収まっています。ISOが600MB弱。
ややトリッキーなのは「NICが2ついる」点。OSXではOSのコントロールパネルで簡単に仮想NICを追加して別々のIPアドレスを割り振るなどができます。これを使って未使用の仮想NICを作り、VMWare上で第二のネットワークアダプタとして割り当てたところ、ちゃんと2つのNICがあると認識してくれました。実際にこれで通信できるかは工事待ちです。また広域イーサネクスト側のLANケーブルは本来ONUに直結する(ブロードバンドルーターとの間にハブを入れて分岐する)形になりますが、ウチはこのMac mini ServerとONUが別室にある為、そこにもう一本通すのはちと面倒です。公式の接続配線図をみると、ブロードバンドルーターがIPv6パススルー(ブリッジ)に対応していれば、ブロードバンドルーターのLAN側につないでも大丈夫っぽいので、とりあえずはそれでやってみるつもりです。帯域的なことを言えばONU直結の方が良いんでしょうが、公式サイトの測定値でも100Mbps程度のようなので、OSX Server<->BBルーター間がGbEならボトルネックになることはないんじゃないかと。

・実家ブランチサーバー

呆れたことに実家にもAtomで常時起動なPCがあります。PT2録画とサーバーの遠隔バックアップ用です。Windows7にVMWare Playerを入れてバックアップ受け用のLinux仮想マシンが動いてるので、こちらもVMWareで実装します。VMWare Playerは新規マシンを作成できないので、上記仮想マシンをコピーしてISOイメージだけ差し替えて利用。ただWindowsの場合仮想NICを追加する方法がイマイチわからず、USB LANアダプタを買ってくる方が早いかなという気がしてきています。公式推奨機器としてBUFFALOのLUA3-U2-ATXが挙げられています。ここでGbE対応機種を指定しない辺り、やはり出ても100Mbps程度なのかも知れません(USB用だからGbEにしても意味ないということかもですが)。

 

また、公式FAQによると、東がセンターの方が良い、センターはIPoE接続が良いと書いてあって、片方しか実現できない今回のケースではそっちがセンターがいいのか微妙です。これは開通後入れ替えて試してみたいと思います。

■(おまけ)せっかく回線も速まるのでブロードバンドルーター&無線LANも更新しよう

さて、広域イーサネクストの為に、自宅実家双方の回線も増速する結果になったので、現在のWAN側が100Mbpsなルーターでは力不足となります。実は先日のNVR500導入はまさにこの為の布石なのでした。ルーティング性能は実効800Mbit/sを謳っているので、東日本の200Mbpsも楽勝、IPv6側で更なる高速通信をしても余裕だと期待できます。ネクストの光電話も収容できますが、Asteriskを使う関係でそっちは引き続きNTT貸与のHGWを使うことになりそうです。ONU分離型が来るといいなぁ。

実家はBUFFALOの定番安物WiFiルーターN301です。WAN側が100Mbpsな上に、WiFiも2.4GHzオンリーなので交換したい。ただ、実家は自営業の関係でひかり電話がオフィスタイプなので、レンタルルーターに強力なOG400Xaが来ます(営業の人に確認済み)。これが全ポートGbEで1Gbpsサービス対応を謳ってるようなので、まずはこれでいいかなぁと。PPTPサーバーもあるっぽいのでもし広域イーサネクストが落ちた時にもバックアップになる。ビジネス用だしLAN間接続もできるかな?
ただしWiFi無し。N301を流用するとLANポートが100Mbpsでネックになるので、有線GbEで5GHz対応なアクセスポイント、せっかくMBP15rを買ったので450Mbps機でも買いたいところ。BUFFALOはiOS端末との相性がよく言われるので、AirMac ExtremeかWR9500N-HPで悩み中。前者の場合、自宅で使用中の300Mbps世代機を実家に移動し、自宅に450Mbps機を配備する作戦も。それでもWR9500N-HPなら2/3の値段だし、評判の高いNECのWiFiルーターを(WiMAXを別にすれば)使ったことないので試してみたい気持ちも。あと、AirMac Extremeだと広域イーサネクストが落ちてる時は管理ユーティリティからの遠隔管理もできない、という欠点が。多分、WR9500Nにする気がします。

 

さぁ、決戦(結線)はいよいよ来週だぜ!

地味に失うものも多いMacBook Pro 15′ with Retina Display買ったど!

「オレ、年明け少し余裕できたら買うんだ」と思ってたMacBook Pro 15′ with Retina Display(以下、MBP15Retina)をIYHしてみました。まだ某案件を終えての「自分へのご褒美」とするには少し速かったんですが、たまたまLABIでお買い得っぽかったので。

最初、標準モデルのMC975/JAが近所のYAMADAで173,800-20%ポイント、ただ品切れで3週間。その値段ならと近隣のLABIに電話かけまくったんですがどこも品切れ。ヨドバシは在庫あるけど定価-10%ポイント。こりゃまたしばらく様子見かー、とか思ってたところ、翌日大井町LABI(電話で品切れだった)に仕事ついでに寄ったらちょうど今日入荷して、LABIカードもってるなら169,800-20%ポイントという呈示。一日悩んだ末に昨日突撃しました。

■Retina Displayファーストインプレ

もともと使っていたMacBook Pro 15’がBTOオプションのノングレアの高解像度液晶モデル(1680×1050)だったので、いくらRetinaで綺麗といっても1440×900で使うつもりは全くなし。1920×1200が実用になれば良し、ダメでも1680×1050で使う予定でした。スケーリングの負荷は今時のGPUなら無視できるとして、ジャギーなどが出ない方一番気がかりでした。店頭で触る度に1920×1200にしてみて「まぁ大丈夫かなぁ」と思ってはいたんですが、まぁ実際なんとか使えそうかなという感じ。ちょうど先日メガネを作り直したのも良かったかも。

もう一点気になるのはRetinaディスプレイには光沢タイプしかない点。家電メーカー系のテレビパソコンとかでよくある妙なムラのようなものはなくただ純粋に少し映り込みがするというレベル。VAIO Zのクリアブラック液晶に近い感じかな?AppleStoreの展示みたいにアホみたいな傾斜にしなければまぁ実用になるかなというレベル。

■地味に減ってるポート周り

HDMIがついたりThunderboltが2つになったことで、自宅でリッドクローズドで使う場合でもサブモニタが使いやすくなりました。今まではUSB-DVIアダプタだったので微妙に書き換えが遅くて動画視聴には使いづらかったりしたんですが、これで文句無しのデュアルモニタ環境になりました(恩恵を得る時間という観点ではこれが一番インパクトが大きい)。

またHDMIが直接ささるようになった点、USBが3.0になった点は良いですが、配置が左右に分散したのが、自宅でBookArcに立てて使う時にかなり不便です。前はあまり使わない光学ドライブを後ろに向けると、他のポートが全て手前に来てたんですが、本機だと前後にばらけます。

またEthernetポートがないのも微妙。Thuderbolt-Gigabitを自宅用、実家用、持ち歩き用などいくつか買わないとならないかも。外部モニタとGbEで、二本もThuderboltコネクタを抜き差ししないとなりません。Thunderboltハブってないんですかね…

その他、そう利用頻度が高くないもののあるといざって時に安心だった、オーディオ入力と赤外線ポートが無くなっています。赤外線はユーテスト記録ツールのSilberback2を使う時に、チャプターマーカーを入れるのに使えたので残念です。

■メモリ

MBP15では16GBにしてたので、半減です。BTOで増やすとオプション差額以上に量販店の値引き相当分がなくなるのが痛いので断念しました。まぁ、そうそう足りなくなることはないと思うんですが、WindowsをVMWareで動かす時の割り当てに心持ち余裕がなくなったりしますね。後からでも増やせればいいんですが。

■光学ドライブレス

たまーにTSUTAYAでCDレンタルして同じ施設内のスタバで店内リップして当日返却、ということをするんで、その時に光学ドライブがあるといいんだよなー、と思いつつ、まぁスタバでノマドする時はMBAのことが多いので、結局車に積みっぱなしの外付けUSB光学ドライブをもって入店してたんですよね。とうことで、気持ち的にはかなり後ろ髪引かれましたが心を鬼にして諦めることに。

■VMWare Fusion 5でWindows

設定画面に「Retinaディスプレイのフル解像度を使用します」というチェックボックスがあります。チェックすると2880×1800/15″という超絶解像度になりますが、ぶっちゃけ全てが豆粒のようなサイズで文字も虫メガネないと読めないので実用性は皆無ですw。

■その他ハード周り

ACアダプタのコネクタ形状がかわりMagSafe2になりました。マグネットの磁力を強くしたかったのかわかりませんが、コネクタが大きくなり、ケーブルが(MacBookから見て)横方向に伸びる形になりかなり扱いづらくなりました。また互換性もないので今まで予備でもっていたMagSafeACアダプタには980円の変換アダプタをつけなくてはなりません(でもこれだとケーブルの方向は従来通り)。

 

Retinaディスプレイという唯一無二の武器と引き替えに、地味に色々と失うものが多い本機。トータルで損か得かはもう少し使って様子をみたいと思います。究極的にはMBA不要でこれ一台で軽い打ち合わせまでカバーできるとコスパは高いんですが、今んとこそこまでハンディでもないかなぁ。ノマドにもってく機会は増えるかも知れません。