久しぶりにネットカフェに行く機会があって、鍵束につけてるUSBメモリーに入れたFireFox PortableやChrome Portableで自前環境を開こうとしたらやたらフリーズしまくりで使い物にならず。一応USB3.0対応だったしPCもCore i3/Windows7ながらUSB3.0には対応していたのに。2年ぶりくらいなので壊れてたのかも。
いい機会なので買い換えることに。PortableAppsからPC側に記録を残さないでUSBメモリ上完結の環境構築をする用なので、動画とかをコピーするようなシーケンシャル性能よりも小さなファイルを扱うランダム性能、それもフラッシュメモリーが苦手とする書き込みの速さに着目して探してみました。また鍵束に常時ぶらさげる為、小さいこととストラップホールがあることが条件です。また今のシリコンパワーのは金属ボディーが非常に熱くなりもしかしてサーマルスロットリング的な状態で性能が落ちてるのかもということもあり(挿してしばらくはちゃんとアクセスできてるのに、一定時間たつとフリーズしたようにアプリが「反応なし」になる)、発熱の様子などもレビューでチェックしました。
結果選んだのはこちら。普通ランダムの書き込みは1MB/sもあればいい方で、中には0.1MB/s以下なんてスクショもレビューに貼られている中、この製品は10MB/sを軽く超えます。フラッシュメモリは容量が多いモデルの方がチップが並列化されていて高速なようですが、こいつは128GB/s以上と64GB/s以下どちらも10MB/s超えの記録が貼られています。用途的には32GBでも充分かと思ったんですが、少しでも性能が上がるならと128GB/sをチョイス。サムネイルでは見えてないですが反対側がストラップホールになっています(Amazon上で他の写真を参照のこと)。
また用途的にサイトパスワードやキャッシュなどプライベートなデータが残るので、万一紛失してもいいように暗号化機能も検討に入れようとしたんですが、結果的にWindows標準のBitLocker ToGoをでいってみることにしました。Windows 10 ProならUSBメモリーのようなリムーバブルドライブを暗号化できるのです。作成にはPro系SKUが必要ですが、暗号化済みドライブの利用はHome系のエディションやWindows7など古いOSバージョンでもOK。唯一の難点はmacOSで使えないことですが、今回の用途的には良しとしました。
で、我が家の実測結果がこちら。製品としてはUSB3.1対応ですがポートは3.0のはずです。
よし!バッチリ10MB/s超えて来ました。というか書き込みの方が速いすね。暗号化してこれなので立派なものです。USBメモリとは思えない。シーケンシャルもSATAのSSDに迫る感じ。金属ボディーじゃない分、放熱は不利そうですがそもそもそんなに発熱してる気配がないです。触っても温い。
次またネットカフェに行くのが楽しみになりました(そんなに行かないけど)。USBメモリーからブートできるWindows To Goがもっと使いやすいランセンスならWindows環境ごと構築したいところです。あるいはこの性能でUSB Type Cポートもついてる製品があればMacBook/ProやXPSと一緒に持ち歩く仕事用データ交換ドライブにしたい。