いやぁ、Surface Pro X、話題にならないすね!発売日こそ各社が記事として取り上げましたが、メディアの記事は2,3件、5chスレでもほとんど購入報告なし。もちろん周りで買ったという声もゼロです。まぁそれくらいレア機の方が個人的には良い気分ですが、各ソフトベンダーがARM版出そうって思ってくれるくらいには売れてほしいもんです。
その後押しなるかはわかりませんが、さて三日程使っての追加レビュー。
■ギガビットLTE
用途の都合でせっかくのdocomo SIMを入れてませんで、docomo系MVNOのひとつLinksMateのSIMで運用しています。上り下りとも20Mbpsくらいでしょうか。せっかくdocomoのギガホが60Gになったので、もう1枚くらいデータSIMを追加させてほしいものです(1枚は車載で使用済み)。そのうち実験的には入れ替えてみたいと思います。
とはいえ20Mbpsも出てればほぼ体感的な不満はないです。ただちょうど時を同じくして出たChromium版Edgeに5つほどタブをピン止めしてあると、起動時に一斉にグルグルしてるのは気になります。バックグラウンドタブの優先度を落とす機能拡張でもないかな。
追記: グルグルはデスクトップ機でも発生しました。Chromium Edgeの問題ぽいですね。
接続自体は速いです。というか本当に常時接続なんですかね。スリープ復帰して顔認証してログオンした時点ではつながってる感じで、実際いつつながっているかは見てとれません。Surface Goは同じ瞬間だとまだ未接続でそこから数秒またされる感じで、ノート取り機としてはとても期待外れな感じでしたが、これならストレスなくサッと開いてすぐ書き出せる感じ。
ただ1回だけ突然接続が切れる現象がありました。LTEモデムを何度かOFF/ONしてるうちに復帰しましたが。ファミレス店内で電波は3/5くらいだったかな。
■Visual Studio 2019でコーディングしてみた
なんとなく開発ツールは今時64bit専用だろうというイメージがあってPro Xでの使用は完全に諦めてたんですが、調べてみたら32bit(ProXではエミュレーション)で動くということだったので入れてみました。WPF/C#のプロジェクトで2時間ほどプログラミング作業をしてみたところ、「快適ではないができなくはない」という感触。ちなみにデスクトップ機でビルドは秒で終わるレベルの簡単なアプリ開発です。コンパイル中にコーヒー飲めるような大規模プロジェクトだとまた印象は違うと思います。インテリセンスの補完とかXAMLのプレビュー描画に微妙につっかえる、みたいな非力さです。快適ではないです。ARM版VS2019でないかなー。
あとVS2019に加えChromeを調べ物用に開いてタブを3,4枚出した状態でタスクマネージャーを開いたらメモリが90%以上使用されていました。もしかしたら遅い原因はこれ(スワップ発生?)だったのかも。タスクトレイに常駐ものはいくつかいましたが、タスクバーでアクティブになってるのはVSとChromeのみって状態。これでほぼメモリ使い切ってしまわれるとするとやはり8Gでは開発作業は厳しい、、のかな。メモリ食いと言われるChromeの代わりに他のブラウザを使ってみたらどうかなとか思いますが、まぁ基本的にわざわざこのPCでやるこっちゃないなという印象です。最初からノマドでコーディングするならXPS 15をもって出かけます。いきなり出先で隙間時間ができたとか、最新ビルドをデモする必要ができた、みたいな時にやってできなくはない、というところですね。
ちなみにこの状態で2時間ほど作業をした後のバッテリー残は60%ほどでした。
■グラフィックアクセラレーション周りの不具合
前記事に書いたChromeでマウスカーソルが見えなくなった件に加え、新EdgeでもWordPressのエディターで文字入力をしている際に入力文字が真っ白で読めない(変換候補ウインドウには出る)という現象が発生しました。あとWindows Terminal(ベータ版)で背景透過が有効にならないとか。グラフィックアクセラレーション周りでちょくちょく微妙な挙動があります。さすがにIntelでもRadeonでもGeForceでもないグラボということで圧倒的に検証が追いついてないんでしょうかね。設定の変更で回避できる可能性もありますが、それについてもまだ圧倒的に情報不足な感じ。
■ACアダプタ
前記事執筆時点でまだ開封してなかったACアダプタを取り出してみました。箱に折りたたみACプラグが直付けだったSurface Goと違い、メガネコネクタのケーブルが生える形状(ケーブル2本出し)でした。早速ショートケーブルを発注。
出力的にはSurface Go用が15V x 1.6A=24Wなのに対し、Pro X用は15V x 4A=60Wあります。MacBook でいえばPro 13’級ですね。ただしUSB-CではなくSurfaceコネクタのケーブルが直付けなのでUSB PD充電器としては使えません。その代わりというわけでもないですばUSB Aの5V x 1Aの出力がついています。
Go用アダプタで充電できないこともないんでしょうけどさすがに出力が半分以下なので多めに時間がかかったり、Pro Xで全開仕様時に充電が追いつかないといったことはあるかも知れません。また自慢の高速充電(1時間で80%)を行うには以下の要件が必要となります。
- Surface デバイスに付属する Microsoft Surface 65W 電源、または 60W 以上の USB Type-C 充電器に十分な電力が供給される。
- 充電時の温度範囲が 25C (77F) ~ 35C (95F) である。
(公式サイトSurface の高速充電より)
その意味では一緒に持ち歩くなら60W以上のUSB PD充電器がよさげ。ただまぁいまのところ割と本体バッテリーの保ちがいいので、できるかぎり充電器を持ち歩かないで運用してみたいなと思っています。
適当に見繕うとしたらここらでしょうか(実際に高速充電できるか試したわけではありません)。
・現状最小クラス?
→結局買っちゃいました。