Apple Watchのトランシーバーがつながらない時の覚え書き

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Apple Watchのトランシーバー機能は同居人とスーパーやホームセンターで離れてしまった際に、「いまどこ?」「レジで」とか伝えるのに重宝してましたが、一時期から全然つながらなくなっていました。解決前にスクショを撮り忘れて正確なエラーメッセージを記録できていないのですが、リストから相手を選ぶと「通話が可能か確認しています」みたいなメッセージが出たまま。Push-to-talkの丸いボタンまでいけません。相手には着信音が1回鳴るものの向こうからも返信できない、という状況になります。一度トランシーバー相手先から削除し、再度招待しなおすとその時は通話できたりするんですが、次の時にはまたダメになってたり。

日本語と英語のマニュアルや掲示板、ブログなど色々読み尽くしたんですが同様の現象、ドンピシャのエラーメッセージで情報が見付からず、半年くらい放置していました。まぁメッセンジャー系に音声認識使って送信してもそう手間はかわらないし、相手の近くに他の人がいて丸聞こえになってしまうかもという気も使わなくてすみます。

それでもちょいちょい思い出してはググったりしていて、そこで見つけたのが「FaceTimeがつながる相手である」という前提が必要だという情報。これ自体は接続可能だったんですが、それで思い出したのは「iOSは電話番号でSMSを送ろうとした時に、iMessageが到達可能な番号ならiMessageを使おうとし、一度iMessage可能と識別した番号はAppleのサーバーが記憶しており、その後Androidなどに機種変更して到達不可能になっててもiMessageで送ろうとし続ける(結果としてSMSが送れない)」という現象。機種変更前にiMessageを正しくログアウトしていればサーバーからも番号が抜かれるのですが、それをしない人が多く、一時話題になりました。その後、AppleもWebから取消手続きができるようにし、知らずに機種変更を完了してしまった人も救済されるようになりました。

でウチの同居人も以前iPhoneで使っていたメイン電話番号をAndroidに変更しており、Apple Watchがその番号に送ろうとしているんじゃないか?という仮説を立てました。まず同居人にiMessageの正しいログアウト手順を踏んでから機種変更したか尋ねましたが知らぬと回答。念のためWebからの取消手続きもしてもらいましたが登録はありませんでした。「あるぇ~、これも関係なしかー」と思ったんですが、念のため同居人の連絡先エントリを新しく作り、現時点で有効なAppleIDとなるメールアドレスのみを登録し、そちらをトランシーバーに招待したところ日を置いても通話が可能になりました!

元iPhone用だったメイン電話番号がちゃんとAppleサーバーから削除されてるっぽいのになぜトランシーバーだと通話できなかったのかは不明です。あるいは単に連絡先を新しく作り直したことが効いた可能性もあります。ともあれ、トランシーバーがつながらない現象が出ている時は、とりあえずAppleIDのみを登録した連絡先エントリを新規に作ってみる、というのが有効化も知れません、というお話でした。

参考までにもう少し詳しく書いておくと、元々同居人の連絡先エントリとして、

  1. 電話番号1(元iPhone、現Androidで使用)
  2. 電話番号2(現iPhone、FaceTime通話可能)
  3. メールアドレス1(AppleID、FaceTime通話可能)

という情報が入っていました。この2と3を新規の連絡先に移し、最初のエントリからは消した状態(重複登録はしてない)にしました。最初は2だけ、3だけとパターンを試したりもしましたが、大丈夫そうだったので利便性を考えて今の形に落ち着きました。管理上はやや気持ち悪いし不便なんですが、トランシーバーがストレスなく使えるようになったので妥協、というところです。

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