新居に入居してみてビックリ。BSが受信できませんでした。住宅地を見回してみるとBSアンテナを立ててる住居がほとんどない。いやー、今はストリーミングの時代だものなー、と思ったけど、よく考えるとケーブルTV会社のお膝元みたいな街なので、みんなCATV経由で見てるのかも?
一応CATVのプランも検討してみたけどBS見るためのだけに月額料金がかかるのはちょっと、、ということでベランダに自分で立てることにしました。10年ぶりくらいだ。前の家では既設のBS設備を使って4K放送の右旋ゾーンのチャンネルは視聴できてました。ほとんどの民放キー局はこちらに含まれます。NHKの8K含め左旋ゾーンのチャンネルは専門性の高いチャンネルであまり興味はないんですが、WOWOWも来年には入るし一応対応も視野にいれました。つまり、アンテナ、ブースター、分配機、分波器、ケーブルなどすべて4K対応品で揃える感じ。
■ベランダ金具
新居のベランダは厚みが22cmほどあるコンクリートで、賃貸なので穴開けはもちろんNG。またポールや格子を挟んで固定するタイプも使えない。調べたところ、こういうタイプが適合でした。ただし厚みの条件がシビアで20cm以上は高い45NW(適合20-30cm)の方でないとダメそうと思って買ったんですが、結果的に笠木(カバー)の部分を通り過ぎれば20cmを下回ったのか一番締めても固定できませんでした。結局適当な木片を挟んで固定。これなら安い方(45N、適合10-20cm)でも良かったのか、逆にそれだと笠木を超えられなかったのか、、
いずれのタイプもアンテナのディッシュサイズは45cmまで。BSアンテナは風の影響をモロに受けるので、台風などで吹き飛ばされないよう、既定をきっちり守ってとりつけましょう。本当は60cmつけたかった…
■アンテナ
今売っているのはサイズが同じなら性能も横並びということでデザインで決めました。安いだけならDXアンテナ製の方が1,500円くらい安かったですが、この日本アンテナはディッシュ上のデザインがモノトーンで景観を壊しにくいかなとか。
サイズは上記のベランダ金具の制約で45cm一択。本当は3部屋くらいに分岐し、さらにレコーダーが複数ある部屋もあるので感度的には余裕を持たせたかったんですが。悪天候時にもドロップしにくいはずですし。
■ケーブル
ケーブルはあまり4K8K対応気にしなくていいとも聞きますが、どのみち在庫がなかったので新規で20mを買いました。もちろん一番太い5Cです。接栓は自分でつけるタイプ。久しぶりでしたがまずまず綺麗にできたかな。ただこいつは銀色のアルミ(?)箔がものすごく剥きにくいと思いました。次は別のメーカーにしようかな。
残念ながらエアコンダクトは全室エアコン室内機に隠れていて使えなかったので、窓サッシから隙間ケーブルで入れることに。こちらもまぁレビューを見てるとノーブランドの安物でも4Kいけたってレビューがありましたが、逆にサッシ閉めたら一発で断線した、なんてのもありますし、何年後かにまた付け直すこと考えたら最初からしっかりしたものをつけた方がいいかなと、4K対応を明示的に謳っているDXアンテナのこちらを注文。あちこち品切れしていて分割で手配する必要がありました。
途中にこれを経由するんなら、ケーブルを5Cにしてもあんまり意味なかったんじゃ、、という細さです。しかし結果的にはBS4Kもバッチリ映っています。フラットなケーブルだとサッシの凹凸に沿わせるように両面テープ止めができるんですが、こいつは針金のように細いので折り曲げても浮いてきてしまいます。とりあえずエアコンダクトを塞ぐようのパテ(粘土)を盛っておきました。
■分配器
文字通り電波を複数の部屋に分配する機材(地デジとBSをわける分波器とは似て非なるものなので注意。屋外対応で垂直ポールに固定できるマスプロのこちらをチョイスし、ベランダ金具のポールに、デッシュの裏に隠すように取り付けました。
当座の予定は3分配できれば良かったんですが、競合他社の3分配器より安いくらいだったので余裕を持たせて4分配タイプにしました。またBSアンテナを稼働するための電気をレコーダーやテレビから取るための電流通過が全端子のものと1端子のみのとありますが、今回は1台のレコーダーから常時給電にして賄うつもりだったのでちょっとだけ安い1端子のみの方に。それぞれの機器をオートにして使う時だけ電気を流したいという方は全端子通過タイプを選んでください。
使わない端子にはねんのためターミネーターを取り付け手おきました。端子劣化防止にもなりそう。
あとケーブルを目立たないところに固定するべく、結束バンドとエアコンダクト用パテを駆使。2Fベランダから1Fに下ろしもしたんですが、遠めではほぼ目立たないくらいに仕上がったと自己満足。今回エアコンダクト用パテを初めて自分で買って使いましたがなかなか使えるヤツですね。値段も安いし。非硬化タイプというのを使ったので何年かして外す時にも綺麗にとれると期待。
■ブースター
これは悩みました。ブースターはなるべくアンテナの近く、分配前にはさむ必要があるのでこれも屋外型にすることになります。しかし分配機と違って電源が必要。調べてみると、電源別体でアンテナ線を通じて電源を供給できるものもあります。例えばコレ。電源部を室内にとりつけアンテナ線がこれを経由するように配線すればよいらしい。7千円くらいから3万円くらいまであって正直どれくらいのグレード(利得幅)が最適なのかもよくわからず。
DXアンテナ CS/BS-IF・UHFブースター(33dB/43dB共用形) 【2K 4K 8K 対応】 デュアルブースター 家庭用 CU43...
また少し利得が低くなりますが、これは電源ユニットがなく、TVやレコーダーからアンテナへの供給電流で一緒に稼働できるぽい。これは配線は簡略化できてよさそう。ただレコーダーの電源出力がコレとアンテナの合計消費電力を賄えるか注意が必要。
結局アンテナを買った日には決めきれず「一旦ブースター無しでつけてみて、どれくらい見られるか確認してから検討しよう」ということでスルー。
結果的にブースター無しで45cm、3分配、スキマケーブル、うち1つの部屋では2台のレコーダーに再分配、という悪条件でも普通に視聴できました。雨の日でもSHARPレコーダーのアンテナレベル確認画面で60dBは超えており、「A」判定。ちなみにアンテナ向き調整した時にBRAVIAに直結した時にはほぼフルゲージ(95%くらい)でした。関東圏なのも幸いしたかも知れません。当面はブースター内でこのまま様子見してみようと思います。
ということでアパート自体には無理だった左旋チャンネルも含め視聴環境ができました。NHKの視聴契約を衛星から地デジオンリーに切り替えようかとも思いましたが、手続き保留しといて良かったw。しかしまぁ左旋チャンネルは(8K機器もってないし)別段見るものないですね。WOWOWが来ても多分各種ストリーミングで満足してしまう気がします。とりあえずTOKYO MXより綺麗なBS11でアニメが録れるようになって一安心です。