BOSEのイヤホンもどきというか快眠デバイス、SleepBudsをめぐる顛末。
SleepBudsは2018年に登場したイヤホン型の快眠デバイスです。完全ワイヤレスイヤホンのような形状ですが好きな音楽を鳴らすことはできず、ノイキャンもない。単に寝室周りのノイズ(いびきとか)をかき消しやすい環境音(雨音、風音、飛行機のキャビンの騒音、たき火のパチパチ音、etc.)や専用音楽を流すだけのデバイスです。なんですが、機能を削ったおかげか普通のTWSイヤホンよりも一回り小型で、寝ホンとしてのつけ心地が最高というかノーストレス。横向けに頭を枕に押しつけるようにしても全くといっていいほど干渉しない。どちらかというと自身がイビキ音源な私ですが(CPAP療法中)、エアコンや時計の針の音、動物達の活動音でも寝付けなくなる達なのでメッチャ重宝していました。つけて寝ると途中覚醒が格段に減る感じ。
しかし設計上の欠陥がありバッテリー充電不良問題が勃発。多くの人が交換してもらうも根本的な解決に至らず、ついに2019年には発売中止、希望者には全額返金という措置がとられました(2019年末まで受け付け)。
しかし私は本製品を気に入っており他に代わりになる製品もなく、BOSEからも後継モデルが出るかどうかも定かではなかった為、返金よりも手元に残すことを選びました。
翌2020年、BOSEは欠陥を修復した後継モデルSleepBuds IIを発売。
個人的にはギャフン!という感じでした。充電問題が(たぶん)修正されている上、ケースの充電ポートがType-Cになってたり、レビューをみるとBLE接続も速くなったとの評価で初代を返品しておかなかったことを後悔しました。まぁ、性格的に資金をプールしておいたとも思えないけどw。
とはいえもう3万ぶっこむのもキツいので、騙し騙し使いつつ、やっぱり右側が使いたい時に充電できてなかったりスマホで認識できなかったりで徐々に使わなくなっていきました。
そして先日から毎朝オンライン会議があるプロジェクトに参加することになり、少しでも睡眠状況を改善しようと久しぶりに使おうとしたところ、、ついにどう足掻いても右側が認識しない。ケースの充電ランプからみても全く充電できてない気配。右ユニットを左ユニット用の充電スロットに無理矢理セットすると充電してそうな点滅パターンになるので一縷の望みを託して様子見したりしたけど結局どうやっても復活はならず。
もう改善できまへんとばかりに返金まで受け付けてたくらいなので修理サポートしてもらえるかすらわかりませんでしたが、自分でバラして電池交換した猛者の記事とかも見付からないし、ダメもとでサポート依頼してみることに。ネットに書かれているケースファームウェアの更新やリセット操作などやれることはやり尽くしたので、サポートにそれをしてみてと言われる手間を避ける為に、やったことを列挙しようとするも、なぜかサポートフォームの故障状況説明欄がTwitter並に文字数制限が厳しく、メッチャ苦労しました。そしたらなんということでしょう、人力を介さず、その場で「その製品はSleepBuds 2への無償交換対象だから着払いで送ってくれたら新型送るで」的な画面に!
画面の文面を規定文字数に縮めた苦労ェ…先に言えよ!っていうか2に交換決まった時点で既存ユーザに通知送れよ!!と思ったり思わなかったりしたものの、棚ボタ的に新型が手に入ることに。まぁ欠陥があったので当たり前といえば当たり前かも知れませんが、いちど返金措置をつっぱねて自己責任で使い続けたユーザに改めて交換提案してくれるという意味では太っ腹のイケメン対応と言えるんじゃないでしょうか。
■ファーストインプレ
初代を送ってしまったので比較写真が撮れないですが、充電ケースとの接触端子が2ピンから3ピンに変更されています。より安定して充電を行うための措置でしょうか?雑に放り込むだけでマグネットで定位置にスチャっと収まる仕組みも同じですが、マグネットの位置なども変更されています。USB充電端子がmicroBからType-Cになったのは地味ながら嬉しい。出張とかにも持っていくので、microUSBケーブルが必要な製品が1つでも減るのは有り難い。カラーもシルバーからシャンパンゴールド的な色になって高級感が増した感じ。LEDも真っ白なものから少し暖色寄りのカラーになっていて、就寝前に暗くした部屋で使っても目に刺さらない感じがナイス。
本体のつけ心地は今のところそんなに違いは感じず。
サウンドライブラリも随分数が増えており、転送速度も上がったみたい。初代は何十分もかかるので、寝る前にオンラインのライブラリから選んでもその場ですぐに本体に転送して使うのは無理でしたが、新型では2,3分くらいあれば転送できます。ただしバッチ転送はできないので、1曲(?)ごとに操作が必要。本体のメモリはさほど余裕がないので、あれもこれも試すには毎度削除して空き容量を作ったりと面倒ですが、お気に入りが見付かって固定されるまでは我慢かな。ちなみにこちらからサンプルを聞く事が出来ます。
■まとめ
BOSEが失敗にめげずにこんなマイナージャンルの製品でも後継改良モデルを出してくれたことも、旧モデルユーザーに交換サービスしてくれたことも感謝感激です。これで毎朝早起きワークスタイルも頑張れそうです。
もしまだ初代を頑張って使っている方がいらしたら、是非一度修理依頼フォームにシリアルNo.入れて進んでみるといいと思います。
ノイキャンもないどころか好きな音楽すら聴けないデバイスに3.3万円というとかなり覚悟のいる製品ですが、BOSE公式サイトで購入すれば90日間返品返金保証があるので興味がある方はそちらをご利用になってみるのも手かも知れません。
あと、これはこれで素晴らしいガジェットですが、そろそもこれくらいの完全枕対応の寝ホンが登場しないですかね。電池2時間くらいでいいので…
コメント失礼します。
「その製品はSleepBuds 2への無償交換対象だから着払いで送ってくれたら新型送るで」的な画面に!
↑
こちらどのようにしたらアクセスできましたでしょうか?
修理からシリアル番号を入力したのですが、オンラインサポート不可の画面となりました。
コメント失礼します。
「その製品はSleepBuds 2への無償交換対象だから着払いで送ってくれたら新型送るで」的な画面に!
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こちらシリアル番号をいれて修理メニューからいけたのでしょうか?私の場合、オンラインサポートは対応していないという画面になりました。
どの段階でシリアル入れたかは覚えていませんが、ケースのちっさいのも苦労して読んだ気がするので、どこかでは入れた気がします。
なぜお持ちのシリアルが弾かれたかはわからないので他の手段(電話?)で問い合わせてみるしかないかもですね。
お役に立てずすみません。
回答ありがとうございました!!色々試してみます!!
コメント失礼します。
私はBose QuietComfortで故障し、オンラインでシリアルナンバー(イヤーチップ外した所に記載)入力したら、同様の画面になり、無償交換と出たので、即着払いで郵送しました。到着したと自動メールは届いただけですが、本当に無償交換してくれるのか、心配です。
最初に届いた自動メールでは、0円とは記載なく
合計金額 : 円 消費税込
上記の様な記載がありました。
少し不安です。
私の場合、「製品交換の確認 WSxxxxxxxxx」みたいなタイトルでメールが届き、本文には金額記載はありませんが、添付PDF内には0円と出てましたね。
ただまぁ断言はできないですが、逆にそこに具体的な金額が書いてないのに後でお金を請求されることはないんじゃないでしょうか。最初に「無償交換」と出たとのことですし。