[子ども向け] iPhoneの基本操作、新機能を憶える5ミッションを与えてみた

姪っ子達にiPhone SE (2020)を買い与えたのは既報ですが、今回その新機能や役に立つ操作を体験してもらう為、キッズ大好きなミッション制にして仕立ててみました。達成報酬は好きなLINEスタンプです。

前提としては、

  • 中2と小6の姉妹
  • 姉はiPhone6を使っていた
  • 妹は姉や母親(私の妹)のiPhoneを借りたりiPadなどを使っていたが今回初の専用スマホ
  • その意味でiOSの基本的な操作は体験済み(ゲームはやりまくり)
  • 各端末、Apple IDはファミリーアカウント管理下、コンテンツもファミリー共有で私が承認し支払う体制
  • 母親、祖母、私を含む家族LINEグループは作成済み(妹はこれを機に自アカウントを作成して初参加)
  • 私はリモートで出題、進捗確認

という状況での実施になります。

狙い、留意点として、

  1. 多少なりとも外出制限下の暇つぶしに
  2. ただし外出を要するミッションは極力避ける
  3. 妹が家族LINEグループに気軽に参加できるきっかけを作る
  4. iPhoneをゲーム以外にも幅広く活用してもらうため「こんな機能もあるんだ」と知ってもらう
  5. 困った時に役に立つ機能を知っておいてもらう(実家の母も祖母共に機械音痴なので頼れるのは子供達)

子供達の金銭感覚がわからないので5ミッションでLINEスタンプ1つじゃ安いかなと思いましたが、一応食いついて来てくれました。そこいら辺は参考にされる各ご家庭の事情で調整してくださいw。

以下、実際に出したミッションや候補として検討したもの、出したものについては出題文、反応や所感も並記しておきます。遠隔で直接使い方を教えられないので、びっちりテキストで手順を解説しています。当初、自分でググって調べるくらいでもいいかなとも思ったんですが、まぁ初iPhoneの小学生もいるしで手軽めなのがいいかなというのと、長いテキストを読むことに慣れさせるのも大事だろうということで。向こうで互いに教え合ったり、追加の情報をググったりしたかどうかまでは追跡できていません。また二人とも達成した記憶に新鮮な時点で、補足情報、啓蒙なども送ったりしました。

■実際に使用したミッション

・Mission 1: QRコードを読み取る

先日贈った「かぞくのおさいふ」Visaプリペイドカードの残高照会がアプリができず、Webログインも敷居が高い(誤用)ので、どうしたもんかと思っていたんですが、カード裏面のQRコードからならログイン無しで残高が見られるということに気付いたので、それを憶えてもらうことにしました。QRコードの使い方は日常でも使う機会があるだろうと。達成条件は調べた金額をLINEグループに報告すること。オマケでそのページを「ホーム画面に追加」しておくと次からカードいらずで便利だよと教えましたが達成条件とはしていません。

この時点では妹の方は「5000円でした」とひと言つぶやくだけでまだ緊張が感じられました。姉の方はさすがに慣れていて絵文字とかも駆使しています。

 

・Mission 2: なくしたiPhoneを探す

「探す」アプリ(旧称:「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されて「探す」アプリになりました)で行方不明のiPhoneを探す方法を習得します。以前から私の両親がiPhoneやiPadを無くしたといっては電話をかけてきて、その度にこの機能で音を鳴らして捜索させたんですが、結局自分では操作を覚えなかったり、「そのうち出てくるやろ」と放置してバッテリーがなくなった頃に相談してきたりとウンザリしていたので、子供達には自力で探せるようになってもらおうという狙いです(笑)。リアル宝探し的でゲーム性も高いかなと。

共有のiPadがあるので、互いのiPhoneを家の中に隠し「サウンドを再生」で見つけたら達成という形にしました。iPadはLINEに参加してないので写真を撮って送るとかもできないので、ただ「見つけた」と報告すればOKとしました。

 

・Mission 3: AR機能の体験とスクショ方法を学ぶ

iPhone6でも親の7でもできなかったSE自慢の新機能を試してもらおうと思ってAR機能をチョイスしました。といってもAR対応アプリを入れてもらうのも手間なので、最も手軽に試せるGoogleの動物表示を使いました。「Safari」からGoogleで「ネコ」とか「サメ」とか検索すると、AR対応端末では「3D表示」というリンクが出現します。

これを使って屋内に動物を出現させ、大きさを体感するという理科教材的な意味合いもあります。

そしてミッション判定手段として「スクショを撮って投稿」という指示を追加しました。日常でもコミュニケーション手段としてよく使う機能ですし、操作相談を受けた時にもサクっとスクショとって送ってもらえるとトラブルシュートの効率が上がります。

 

ここで妹が初めて先に達成。しかも何枚も送って来ます。Googleが出すネコが実家ネコにそっくりだったこともあり、並べてとってみたら?という提案にも頑張ってチャレンジしてくれたり。ここを気にミッションに関係ないトーク(「あつ森の島は北半球?南半球?」とかw)も投げてくるようになりました。LINEグループへのイニシエーションという意味では完了かなという手応えを感じました。

・Mission 4: 「ブック」で電子書籍を読む

前述のファミリー共有と承認機能により、子供達のiPhoneでアプリ、本、音楽、映画などを購入しようとすると保護者アカウントである私のところに承認ダイアログが出ます。それに許可をすると(私の支払いで)購入がなされるという状態。普段から姉についてはゲームがバンバン申請上がって来ます。それも基本無料のソシャゲ関係が大半。有料でもいいからもう少し意義のあるコンテンツを選んでくれないかなーとか淡い期待を持ってたりしたので、今回とりあえず「本も読めるぞ」ということを体験してもらおうとミッションとして設定しました。ここで追加報酬として「好きな本を1冊買って良い」という条件を出しました。さりげなく説明で「マンガ」タブのことはスルーしておきましたが、案の定姉からはコミックが申請されてきました(笑)。まぁいいんですけどね。続巻があるもの読んで続き読みたくなっても知らんぞ、と。

 

これは少しトラブルがあって、承認が通った後で端末側で(保護者アカウントに登録してある)クレジットカードのセキュリティコード(CVV)を入力する画面が出ました。アプリの時には出ない(最初の1回だけ出たか憶えてない)か、はじめて有料コンテンツを購入したからかな?たぶん一度切りだろうし、クレジットカード番号自体は下4桁以外はマスクされており、記録されても悪用はできまいということでCVVコードをLINEで伝えて打ってもらいました。通常の同居家族であれば保護者が一度だけ打ってあげれば大丈夫でしょう。

ポイントとして、家族が購入したコンテンツは他の家族やiPadからでも利用可能、ということを補足で伝えました。追々コンビニなどでiTunesカードを買って残高追加すれば自腹でアプリ内課金などもできるようになるでしょうが、あえてそれはまだ教えていません。もしかするとそのうち自分達で気付くかも。

・Misson 5:「スクリーンタイム」でスマホ使用時間を振り返る

スマホの使いすぎは既に問題になっていて、まぁ使用時間制限もできるわけですが、まずは「いつどんなアプリをどんだけ使ったかはiPhoneが記録していて、振り返ることができる(また親は制限をかけられる)」ということを自覚して、時折振り返ってもらいたい、という主旨で最後のミッションとしました。

  • 一日の平均使用時間
  • もっともと利用しているアプリ
  • その利用時間

の3点をグループLINEに書き込む、ということでミッション達成としました。姉アカウントは共同iPadでも使っていて合計が出てしまうので、「すべてのアクティビティを確認する」から入って「デバイス」メニューでiPhoneだけに絞り込む方法も教えました。こんど帰省できたらiPadは別アカウントにしないとかなと思ってますが、母アカウントにするとアプリ承認がとばないし、2人の子どもとは独立に架空の子どもアカウントを作るのもなぁと思案中。

娯楽性がゼロどころかお説教的な意味合いの強いミッションなので案の定反応はイマイチw。まぁ締めとしてはいいかなと。

■その他検討したミッション案

・Mission 1′: ポートレートモードで撮影する

当初、こちらをMission 1として出題しました。iPhone 6 -> SEにアップグレードした場合の目玉の1つだと考えたからです。しかし出題してからFaceIDに対応していない(=赤外線センサーがインカメラ側にない)SEのポートレートモードは人物にしか対応してないことに気付きました。こちらかの作例としてネコを撮って送ったんですが、実家側ではネコをモデルに使えない。家族といえど人物を改めて撮るということに多少の照れや抵抗感があった様子だったので、同じカメラ課題として上記のMission 1に刺し替えました。

・OSアップデート

ちょうどアップデートがなかったし、一応自動更新設定にして渡してあるからいいかなということでボツ。

・AirDrop

昔なら赤外線とかで写真交換したような利用場面でいいかなと。どうかな、今時はLINEで送り合うのかな?って感じでボツ。LINEでは画質が落ちるので個人的には対面ならAirDropを薦めたいけど、そもそも友達がAndroidだったりするかもだし、今は特に対面であまり使う機会もないかなと見送り。

 

■やってみての所感

とりあえず妹が家族グループLINEに気軽に投稿できるようになるきっかけにはなったかなと思います。その後のiPhone利用スタイルに益するものであったかは未知数。まぁでもLINEスタンプとか有料コンテンツは100円かそこらとはいえ小中学生には敷居が高く、また母親もそういうことに明るいタイプではないため、喜んでもらえたようでした(その後のスタンプ爆撃ときたら、、)。またリクエストがあれば追加クエストを考えてみようと思います。

freee & e-taxで確定申告している私が持続化給付金申請をした時のメモ

ついに本日、持続化給付金申請の受付が始まりました。私はフリーランスで実際に案件が中止になったりして実入りが減って来ているので早速申請させてもらいました。給付金額の計算などは専用サイトや解説サイトに詳しくまとまっているので、割愛しますが、各種添付書類(画像)を用意するのに普段経理に使っているfreeeと確定申告に使っているe-taxのページをあれこれしたので、その辺り、参考になればと書き留めて起きます。

注:現時点でまだ給付までは至っていません。この後、なにかしら不備を指摘されて出し直しになる可能性がありますのでご了承ください。

2020.5.12追記:無事振り込みがありました。10日かかった形ですね。GWただ中の申請だと考えるとスピーディだと言えるんじゃないでしょうか。担当者の方に感謝です。大事に使わせていただきます。

前提として、

  • freeeで経理をしている
  • e-Taxで昨年度の確定申告を提出済み
  • 振り込み口座は三菱UFJ銀行で、ECO通長を選んでいるため紙の通帳がない

といった感じ。

■対象月を選ぶために月毎の売上を調べる

これは確定申告時に自動で生成される青色申告決算書(薄緑枠の書式)の2枚目を見ると「月別売上(収入)金額及び仕入れ金額」欄があるので簡単です。去年の確定申告が終わっていれば控えを見れば良いでしょう。

月別売上の場所

赤丸の部分が月毎の売上です。青丸は合計なので計算式のAの値に使えます。これも控えておきましょう。

残してない場合はfreeeにログインして「確定申告」メニューから「確定申告書類の作成」に行き「確認」タブ(5つの〇の真ん中)を選べば見られると思います。

また去年の申告が終わっていて年度締めしてある場合は右上の「年度切り替え」プルダウンメニューから昨年と今年を行き来できます。年度締めしてない場合はしておきます(数分待たされることも)。今年も既に5月ですから、毎月マメに仕分け記録してある人なら2020年度に切り替えるだけで1-4月の売上が既に表示されると思います。まだの場合、ここで必要なのはあくまで(経費などを差し引く前の)売上高なので、せめてそれだけは記帳していきましょう。

どの月を対象月とすればいいかは、こちらの「給付額算定シミュレーション」の項にあるExcelマクロが便利です(ダウンロード前に画面トップの中小事業者、個人事業者のタブを先に切り替えるのをお忘れなく)。薄黄色の欄に昨年と本年の売上数値を入れてやれば申請に使える月(50%以上減)がオレンジになり、給付額が黄色のところに出ます。最高額の100万になれば申請GOですね。もしそうでなければこの後12月まで待ってみるか、今すぐもらえるだけもらうかは個別の事情次第というところです(1回しか申請できない)。

余談ですが、私は毎月の売上が一定でなく、0の月があればドカンと入ってくる月もあります。本制度では基本的に前年同月比が50%減であることが前提になのでどうかなーと思ったんですが、運良く対象月を選ぶことができました。いちおうそういう人向けに連続した3ヶ月を均して算定する特例制度もあるみたいなので、必要なら調べてみてください。

■確定申告書B、青色決算報告書

提出にはPDF、JPG、PNGが使えるので、freeeから取得できる昨年のPDFをそのまま使えばOKです。必要なのは確定申告書Bの1ページ目と青色決算報告書の1,2ページ目だけなので、無駄な情報を提出したくない場合はPDF編集ソフト(AcrobatやmacOSならプレビューなど)で後半ページを削除します。

■e-Taxの受信通知

e-Taxの場合、確定申告書の控えに税務署のハンコがないので、e-Taxで提出したことを証明する追加画像が必要になります。e-Taxのサイトでメッセージボックスにログインし、受信通知を閲覧します。これには利用者番号ではなくマイナンバーカードによるログインが必要です。

e-Taxでホンマクソだと思うのは、

パスワード=4桁の数字

暗証番号=英数字

なことですね。どう考えても逆だってのに。なんど間違えてロックされたことか、、、

この場面では4桁の数字の方です。お間違いなく。

ログインできたら「メッセージボックス一覧」で手続き名が「所得税及び復興特別所得税申告」となっているメールを選択。この辺りをキャプチャして使いました。説明ページのスクショ例とレイアウトが違いますが画面名が「メール詳細」なのは同じだから大丈夫かなと。利用者識別番号や受付番号が映ってればいいかなという判断です。

■対象月の月間事業収入がわかるもの

これが悩ましいというか、フォーマットは決まってないので、とにかくその月の売上が一覧できればOKとのことみたいです。私はfreeeの「取引」->「取引の一覧・登録」へ言って、検索しました(売上データが入力済みとして)。

上の枠内は入力欄なので無視。その下で日付を対象月の1日から末尾にし、「+絞り込み条件を追加」から「収支」を追加し、「収入」を選択。場合によっては更に勘定科目で「売上高」とかに絞り込んでやる必要があるかも知れません。

次に(写真では見切れてますが)右上の「その他の機能」から「取引データのエクスポート」を選び、「取引データのみを現在の検索条件でエクスポートする」を選択して「次へ」でdeals.csvというファイル名のCSVファイルを取り出すことができました。提出にはPDF、JPG、PNGのどれかである必要があるので、Excelで開いて簡単に整形してPDF保存して添付しました。

■口座確認の書類

通帳の表紙と1,2ページ目をコピーして添付しろ、となっています。しかし私は三菱UFJ銀行のECO通帳(電子通帳)を選択しており紙の通帳をもっていません。要項をよく読むと電子通帳の人は画面コピーでOKとなっています。基本的には銀行、支店名、種別(普通/当座)、口座番号、名義が確認できれば良いみたいです。三菱UFJダイレクトの場合、なんと明細画面のナビゲーションの下に「通帳表紙イメージ印刷へ」と「明細印刷へ」というリンクがありました。

明細の方にも口座情報の詳細が入ってたので、念のためこの2つを両方添付しました。

■本人確認書類

これは普通に運転免許証やマイナンバーカードでいいと思います(e-Taxやってればマイナンバーカードもお持ちでしょう)。

■まとめ

以上、電子化してる人ほど「え、この写しはどうしたらいいの?」となってしまいがちなところを私なりにどうにか用意してみました。後日修正指示がくるかもは知れませんが、その時はまたこちらに補足します。

 

停電時にハイブリッド車から電源を取るためのドラムリールを購入

昨年購入したカローラスポーツ(ハイブリッド)にはメーカーオプションの1500W AC出力をつけてあります。なので車内で電気製品が使えるのはもちろん、災害などの緊急用電源としても使えます。PHV車ではないので電池容量はさほど大きくなく、ガソリンを使ってエンジンをまわしてないと継続的に電気を出し続けることはできませんが、まぁ本当に緊急用ならアリかと。1500Wなら冷蔵庫やエアコン(うちは全て100Wタイプ)も動くかも知れません(ただし矩形波出力なので多少効率は落ちるはず)。ちなみに平時だと各自治体のアイドリングストップ禁止条例に抵触する恐れがありますが、まぁウチはこれでキャンプとかいないし。

で、もし災害とかで停電が長引いた時、ここから自宅内に電気を引き込みたいこともあるかと思い、長い延長コード、いわゆるドラムリールを購入しておこうとずっと思ってたんですが、普段邪魔だしなかなか踏み切れずにいました。が、ちょうどau PAY祭りの期間限定ポイントがあったので思い切って買うことに。

選んだのはこれ。

選定理由は、

  • 30mは必要そうだった
  • 防水キャップがついている
  • 温度センサーがついていること
  • ケーブルの色が青色でオシャレだったw

とう辺り。上記の使い方をするとしたらドラム部分は自宅内になるので防水キャップはなくても平気かとも思ったけど一応。ポイントは次の温度センサー。ドラムリールは「必要なだけ引き出して使う」のではなく「全部引き出して使う」が鉄則です。何故かというと巻いたままだとコイルになって発熱して危険だから。ケーブルの被膜が熱で溶けたりしたらショートして最悪火災の危険もあります。私はそれを理解してますが、家族はじめ他に使う人はうっかり、ということもあるかも知れない。そこで温度センサーがついていて、もしもの時は自動で電流をカットしてくれればより安心だというわけです。以下はメーカーの商品ページにあるセンサー動作の様子と復旧方法の説明動画です。

No Title

電線の溶解実験の様子です。コードリールに電線を巻いたまま、長時間しようとしたり、定格電流を超えて使用すると、電線の焼損・溶解の原因となり、大変危険です。

少し高いですが保険としてセンサー付きをチョイスしました。

はたしてハイブリッド車に乗っている間に出番があるのか(ないならその方が良い)、わかりませんが、お守りとしてどこか邪魔にならない置き場を探したいと思います。

 

Microsoft Teamsとカレンダーを個人カレンダー(Apple/Google)と一緒に扱う方法

最近のテレワーク気運でMicrosoft Teamsのオンライン会議を設定する/される機会が増えてきました。呼ばれて参加する分にはほぼゲスト参加なのでメールでURLだけもらってブラウザ上で参加するか、MSアカウントでサインインしていないTeamsアプリを使えばOKです。が、自分で会議を設定するとなるとTeamsアプリまたはOutlook.com(Web/アプリ)のカレンダー画面からスケジュールを入力し、「Teams会議」スイッチをONにする必要があります。こうなると、もともとAppleやGoogleのカレンダーでPC/スマホで同期管理していたメインのスケジュールと、Teams上にしかないスケジュールが存在することになり大変管理しづらく、またダブルブッキングのリスクが高まります。ファイルやWiki、チャットなどでTeamsアプリを常時開いているような人はいっそTeamsですべての予定を管理したらと思うんですが、プライベートな予定は非表示にできないぽいんですよね(Outlookからならできる)。また家族との共有スケジュールも入れられません。

どうにか一元管理ができないかとGWのヒマにまかせていじってみました。

理想としては、

  • 現在の主なカレンダー情報はGoogleカレンダー。家族との共有カレンダーも含め5,6個のカレンダーがある。
  • Teams会議をTeams上からしか設定できないのはまだ良い
  • しかしそれを他のカレンダーと重ねて一覧で見たい
  • 予定画面から直接Teams会議ボタンないしURLで参加したい
  • Windows/Mac/iPhone/Androidでシームレスに管理したい
  • できればWebブラウザよりはアプリが好み

くらいできればいいなと。

■Teamsの予定をCalDAVやiCalなどで外部同期することはできないっぽい

はい積んだ…

調べた限り方法はなさそうでした。これができれば使い慣れたiPhone/Androidのデフォルトカレンダーなどが使えて話は簡単だったんですが。

■Outlookアプリ

Teamsを含むMSサービスのメール、カレンダー、TodoなどのフロントエンドアプリとなるのがOutlookです(またはWeb版のOutlook.com)。Teamsを使っているMSアカウントでサインインすれば普通にカレンダー画面からTeamsの予定が参照、作成できます。Teams会議へのリンクボタンも表示されます。またWindows/Mac/iOS/Androidそれぞれにアプリがあり、Office利用者(サブスク/買い切り)ならパッケージに含まれているはずです。

私はもともとiOSとAndroidではメーラーとしても気に入ってこれを使っています。一方、Windows/Macではいまいちい好きになれずThunderbirdをまだ使っています。ちょっとした便利機能拡張みたいなところがOutlookは全然足りないのですよね。

またWindows10環境でOffice365アカウントを追加できない問題に遭遇しました。Outlookのサインインシステムが二段階認証に対応してない、とかまさかの説を見かけましたが定かではありません。ワークアラウンドとしては、Windows10のコントロールパネルの「メールとアカウント」で「メール、カレンダー、連絡先で使用するアカウント」から追加すればOKとのこと。私はOneDrive for Businessで365のアカウントを追加済みなので、この画面の下側の「他のアプリで使われるアカウント」の方にはすでに登録済みでした。なるほど、それとは別に重複して上下に登録するというのは盲点でした。実際ここから追加するとSurface Pro XではOutlook上にアカウントが出現してTeams予定も表示できました。ところが別のデスクトップPCでは同じようにしてもダメ。Outlookのプロファイルを一旦削除してやり直してもダメ(コンパネで登録したアカウントがOutlook上からは見えない)。

Macやスマホでは問題なし。ただ、アプリを起動したらもうひと手間、「メール」タブから「カレンダー」タブに移動しないといけないのは微妙。

 

■Windows10標準のカレンダ-

Windows10に最初から入っているヤツ。ストアだと「メール/カレンダー」でセットになってインストール/アップデートできるヤツです。最近デザインがリニューアルされて随分見やすくなり、Windows上でのカレンダーとして使っていました。こちらも先ほどのコンパネで設定したアカウントのカレンダーを一元で扱えます。Googleカレンダーももちろん対応。「オンラインで参加」というボタンをクリックすればTemas会議として登録される模様。詳細欄に会議参加リンクも表示されます。また難点としては「チャンネル」の指定ができないという点。Teams上で複数のチャンネル(プロジェクト)を作成して使い分けている場合、これから作成した予定はどのチャンネルに属する会議なのかを指定できません。これは惜しい。会議への参加はCtrl+クリックをしないといけない分ちと面倒。

あとこちらはMac版がありません。

■現状まとめ

  • Teamsの予定はMS製カレンダーアプリでないと同期できない
  • iOS/Androidは元から使っていたOutlookをカレンダー用にも使う
  • Windowsでは「カレンダー」を使用(メーラーはThunderbird)
  • MacではOutlookをカレンダーとして使うものの、メーラーとしてはまだ微妙(Thunderbirdと使い分け?)
  • いずれにせよTeams会議の作成はTeamsから(でないとチャンネル指定ができない)

かなというところです。メーラーがOutlookで気にならない人かつ問題なくアカウント追加できてる人はメールとまとめてOutlookで使ってもいいかも知れません。またWebアプリが気にならない人はOutlook.comが一番クロスプラットフォームで共通の操作感が実現できていいのでしょう。

ToDoみたいにカレンダーもMac版を出してくれたらいいなぁと思います。

6歳からもてて、オンライン入金もできる三井住友カード「かぞくのおさいふ」が便利

離れた実家にいる姪二人に、時たま進学祝いとか夏休みの自由研究費とかを送金したいことがあります。最初は現金より図書カードの方が読書の励行になっていいかなと、わざわざ書店までいって図書カードを買って郵送で送っていました。しかしまぁ結局総合書店なんかで文房具とか買ってると聞いたし、やっぱり使い道も本人の意志で決めさせればいいかと思い直し(というかぶっちゃけ面倒…)、母親である妹のLINE Payに送金するようにしたりしたこともありました。これはこれで電子マネーやクレジットカードをあまり使い慣れない妹なので毎回説明が面倒だということに。

姪達に直接、オンラインで、手数料を掛けずに送金できる手段があればなぁとずっと思っていたのですが、

  • Suicaはオンラインチャージできない(カードが手元にあればPasoriでチャージできたけど、それも2020年5月に廃止)
  • 他のプリペイドカードや電子マネーは小中学生は規約上利用できないものばかり

という状況でした。

そんな中、私の全ての要求仕様をみたすプリペイドサービスが登場したのです。それは三井住友カードのVisaプリペを使った「かぞくのおさいふ」というマネーサービスです。特徴は、

  • Visa加盟店で使えるプリペイドカード
  • 6歳から使える
  • オンラインでブラウザからクレジットカードチャージできる(三井住友カードからなら手数料無料)
  • オートチャージ対応
  • 毎月定額の自動送金対応
  • Visaタッチ決済対応
  • ApplePay&GooglePay対応(iD)
  • ネット決済と海外利用の可否を独立でWebからON/OFF可
  • カード情報裏面表記&エンボスレスデザイン

と全方位的に理想的なサービスです。自動定額送金ができるので、毎月お小遣いをあげるみたいなことも全自動でできます。またネット通販利用をまだ早いかなと思ったら設定で禁止できるので子供用として安心感があります。Visa加盟店で使えるので、いままで図書カードを使えていたような書店ならまず利用可能なので、図書カードと比べて利用可能場面が増えこそすれ絞られることもありません。ちょいとカードが厚くなるくらいが当人達のデメリットでしょうか(でもエンボスレスなので財布でもそんなにかさばらないんじゃないかと)。ちょうど二人にiPhoneSEを買い与えたところなので、Apple Payに登録すればカードを持ち歩く必要すら減ります(ただしApple Pay側が13歳未満利用不可だったので妹の方は当面使えないことが判明)。

発行も無料ですし、不満といえば、

  • 専用アプリがない
  • デザインが絶望的にダサい

という2点くらいでしょうか。デザインが2種類、カラーがなんと7色も選べますが、正直デザインも色も安っぽくて「これにしたい」というのはなくマシなのを選ぶという感じです…

残額確認はWebでID/パスワードでログインするか、カード裏面のQRコードをスマホで読み込んでリンクを開くことで確認できます(QRコードの場合ログイン不要)。ちょっと子供には手順が多いかなという印象。ちなみにIDとパスワードは親会員のものと独立にカード毎に作成できます。でもまぁ残額確認以外にほぼ使い道がないと思い、本人達には知らせていません(オンライン決済の有効化もできないので安心)。QRコード方式は手軽ですが、Apple Payで使っている長女の方もわざわざカードを手元に用意しなければならないのが微妙。ただ今思いついたけどQRコードはブックマークでもいけますね。「ホーム画面に追加」しておけば1タップで残高確認できました。せめてかっこいいfaviconを設定してくれないかなぁ。>三井住友カードさん

あとWeb設定ページもかなりシンプルというかフォーム部品はド標準なデザインで90年代感あります。

まぁだからどうということもないですが、サービス内容はとても先進的なのに、ここだけすごくやっつけ感あります。きっと時が解決していくと期待しておきます。メニューも「チャージ」「ご利用コントロール」「利用明細照会」といった項目が、トップナビゲーション(=自分用)と「家族管理」メニューの下に同じものが繰り返し並んでいるあたり、やっつけ&建て増し設計が否めません。同じ操作をするのに自分のカードと家族のカードで導線が違ったりとイマイチです。

管理ページ

ただ親会員については、クレジットカードのV-passアプリの方に紐付けると、そちらで残高確認とチャージが可能ですので、そちらの利用をお勧めします。

V-Passアプリから残高確認、チャージが可能

ちなみに自分用は不要だったんですが登録上、必須のようでした。

■メールアドレス、身分証提示は親会員のみでOK

最初、6歳以上が申し込めるものの、「メールアドレスと受け取り時の身分証の提示が必要」となっているので、ちょっと面倒だなと思いました。実家の妹に「本人確認郵便で届くから身分証を出せるようにしといて」とか連絡したりしないととか思ったんですが、フタをあけてみると、代表会員の情報だけでよく、送付も3枚まとめてこっちに届きました。親会員の身分証だけあれば受け取れます。

 

せっかくのカードが子供達の元に届いても、今外出が規制されているのでまだ試しにいけてないらしく「はやくピッってしてみたい」と言っています。スマホともども親よりもITリテラシー、電子マネーリテラシーをもって育つきっかけになればと思います。