PC組立に便利そうなボール型電動ドライバー Panasonic EZ1D11S

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最近、自作PCの組み替えを頻繁に行い、おそらく近日中に同居人のデスクトップも一台組むことになるので、使いやすい電動ドライバーを調達することにしました。

現在愛用している電動ドライバーはBlack & Deckerのピストル型と、シャオミの精密ペンシルドライバーがあります。

B&Dは汎用性は非常に高いものの、PCパーツのネジ締めにはちょっとトルクが強すぎたり、形状的に細かい作業に向かなかったりします(すごく長いビットをつけないと奥まで届かなかったり)。逆にシャオミは対応するネジサイズが小さくてPC組立にはちょっと足りない。

ということで、狭い場所でも扱い易いいわゆるボール型の電動ドライバーを物色することに。

まず有名どことしてはVESSELがあります。ホームセンターといかでも普通に置いてある定番品。

その中でさらにド定番の220USB-1は最大トルク(締め付ける力)は2N・m(数字が大きいほど強い)。回転速度を切り替えられる上位モデルもあります。

対抗馬は工具屋さんなどで見かけるPanasonicのminiQu。

最大トルクは1N・mと半分。これはVESSELより劣っているというより、使用目的が違う感じの模様。こちらは電工作業に特化していて、無駄に締め付けてネジを舐めたり器具を壊してしまわないように丁度良い具合を狙っているぽい。ある程度のところまで電動で回して、最後の締め付けは手で感触を確かめながら、みたいな。今回の使用目的ではこちらの方があってる気がしました。

あとはVESSELがスライド型スイッチで回転方向を切り替えるのに対し、Panasonicは独立の2ボタンを押し分ける、という違いがあります。正直現時点でどちらが使いやすいのかは判断できませんが、今使っているシャオミは独立というかシーソーボタンなのでPanasonicの方が感覚が近いかな?

お値段が多少高いながらもPanasonicのminiQuかなーと購入直前で1つ気付いたことが。なんと充電端子がmicroUSBです。ヴーン、基本的にもう今からmicroUSB機器を増やしたくないんだよなー。はやく家から撲滅したい。USB Type-Cに統一したい。あの悪名高いiPhoneすら今月発表の15シリーズからはUSB-Cになろうかという時です。

ということでもしかして後継モデルでてないかな?と思って調べたところ、こちらを発見。

たっかーっ!しかも最大トルクは0.4N・mとさらに半分以下に。さすがに不安なレベル。ただ回転速度はminiQuの230回転/分から850回転/分と大幅に高速化されています。充電ポートもUSB-Cに(ただしPD充電器だと充電できないぽい?)。

レビューをみると弱いという意見も多いものの、本職(?)っぽい人には評価されてるみたい。繰り返しになりますが、今回の目的で最後の締め付けは手締めでやる想定でいえば、そこに至るまでが短縮されるならオーライなんでは?と。

最後まで値段は躊躇しまくりでしたが、高かろう良かろうの期待で特攻。近所のコーナンプロで1つだけ在庫があり、価格もAmazonと同じくらいでした。

■実際にPC組立につかってみた

実際に自作PCを1台組んでみました。ビットは長短2本付属ですが今回はずっと長い方で使用。

感想としては「もうちょっとだけ強いといいなぁ」というところです。多くの場面では非常に早い回転で素早く9割締め付けができて、残りを手回しでグっと締める、という狙い通りの使い心地でした。ただ何か所かは元々のネジが固くてほとんど回らず、大半手締めになった箇所も。PC組立用途だとトルクがこれの倍強出る同社miniQuの方が良かったのかなぁ。その分、速度は落ちますが。機会があったら使い比べしてみたいです。

あと、ビットの根元で抜け止めロック機構があるんですが、そこが前後というかビットの全長方向に少しカタカタするのが気になりました。実害はほぼないんですが。

LEDライトは各方向の回転ボタンで点灯しますが、微妙な押し加減でライトだけを点けることもできます。ケース内にネジを落としてしまいそれを探すのに使いましたが、可能なら独立でライトだけ点けっぱなしにできるスイッチがあるといいかなとか。消し忘れて電池使い切ったりしそうだけど…

■まとめ

これ一本でなんでも済まそうと思うとやや物足りないかも知れませんが、組立家具のネジ締めなどは別で力の強いものをもっていて、PC組立などの電子/電気部品の取付、固定など締め付けすぎるとパネルを割ったりネジ穴を潰したりするリスクがあるような作業にはうってつけなんじゃないかと思います。コスパ重視の人はminiQuも検討してもいいかも知れません。

Windows11機のファイル共有やリモートデスクトップ接続でどうしてもパスワード認証が通らない時の覚え書き

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我が家も同居人用PC以外のほとんどがWindows11になっていますが、1つ問題を抱えていました。ファイル共有機能でWindows11機にアクセスしようとするとパスワードが通らない問題。各PCは共通のMicrosoftアカウント(以下MSアカウント)でログインした状態ですが、MSアカウント(メールアドレス)、ローカルアカウント名、MSアカウントのパスワード、ローカルアカウントパスパード、パスコードなどあらゆるIDとパスワードを入れても弾かれます。MSアカウントをいれる際にいわゆるUNCという\\(PC名)\IDみたいな形式を試したり、MSアカウントの時はMicrosoftAccount\(MSアカウントのメアド)とかもダメ。これらの組み合わせも様々試しました。ググっても解説せず。

NASやMac、ポータブルSSDなどがあるのでそこまで困っておらずずっと放置してきましたが、先日リモートデスクトップ接続も同じ様につながらないことに気付きました。せっかく自宅のWANもLANも10Gbps化したので、出張中も快適に自宅PCで動画編集作業などができればと、あらためてリサーチ。

「リモートデスクトップ」を入れて検索したのが良かったのか今度はあっさり情報が見つかりました。どうも、Windows11のアカウントセットアップの過程で一度もMSアカウントのパスワードでサインインしていないと、マシン上にパスワード(を元にしたハッシュキー?)が生成されないのでダメという信じがたい仕様のようです。なるほど、真っ新なPC、スマホアプリ認証のMSアカウントでWindows11の初期セットアップをすると、スマホ側で「承認」ボタンを押し、PC側でそのままパスコードを作成できてしまうから、一度もパスワードログインしないままの状態になってしまうようです。その後そのPC自体にパスコードでログインすること自体はなんの不便もないので気付かないと。いや、それならそれで認証弾いた時にクライアント側にそれらしいエラーメッセージ出してくれよ…

詳細は参考にさせていただいた以下の2URLをご覧いただくと良いと思います。

参考リンク1

Microsoftアカウントでのリモートデスクトップ接続に苦労した話

https://qiita.com/sfjwr/items/037aabef2c5637fe0e51

参考リンク2

https://phoenixknight.jp/microsoft-account-has-a-habit/

■我が家の場合の具体的な解決手順

二段階認証の設定有無などで違うかも知れませんが、ウチではこんな感じで進めました。

  • サインアウトする
  • Windows Hello認証(指紋や顔認証)をせず待つ(顔認証の場合カメラを隠すなど)
  • 「PINを忘れた場合」が出たら選択
  • スマホの認証アプリ(ウチではMicrosoft Authenticator)に認証要求が出るので「承認」
  • PC側でパスコードを再設定

スマホからご飯が炊けるぞ!Panasonic 自動計量IH炊飯器SR-AX1

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以前、PanasonicがIoT炊飯器SR-AX1を抽選テスト販売しました。タンクに水とお米をセットしておくと、スマホアプリで遠隔指示して自動で計量と炊飯を行ってくれるというものです。IoTとつくものが大好物な私は速攻で抽選にエントリーしたんですがあえなく落選。

そのSR-AX1がついに2023年7月から一般販売を開始ということで、速攻で通販予約を入れ、昨日届きました。

特徴としては、

  • (原理的に洗米ができないので)無洗米専用
  • IHだが圧力ではない
  • お茶碗一杯相当の0.5合から炊け、0.25合ずつ増減可能、Max2合
  • 内釜含め「おひつ」として取り外して食卓にもっていける一方、保温機能はなし
  • スマホアプリからタイマー予約または今すぐ炊飯実行させることが可能

という感じ。Wi-Fiは2.4GHzのみ対応。アプリのみでPCからブラウザで実行とかはできません。

基本的には出先や布団の中から「今すぐ炊いて!」と指示を出して炊けたら(帰ったら)すぐ食べるという使い方でしょう。タイマー使うなら普通の炊飯器でいい気がしますが、まぁ夜布団に入ってから「しまった朝ご飯の炊飯をセットし忘れた!」って時はタイマーもアリかもですかね。

個人的には外食予定だったのにたまたまスーパーでよい食材や惣菜が手に入ったのでやっぱ内食にするか、でも帰ってからご飯炊くのはなぁ、、って時や、風呂の中で「出たらご飯食べたいな…」と思ってしまった時などに良いかなと思います。

■ハード周り

お米と水のタンクを抱えているため、普通の炊飯器よりはかなり背が高いです。一方、2合まで、保温無しに割りきってることで、フットプリントはかなり小さい。つまり細くて高い。コーヒーメーカーに近いフォームファクタですかね。通常の炊飯器のサブとして置くには良い形状かも知れません。ただ水もお米も上方向にタンクやフタを外して出し入れする必要があるので、本体の高さよりもう少しスペースが必要になります。

おひつ部分が取り外せて食卓に持って行けるのは新鮮かも。とはいえ慣れたら食卓で場所をとるので、結局キッチンでお茶碗によそってもってく気がします。フタが5mmくらい回してロックする方式なのがイマイチ。簡単に取り外して洗えるようにするにはこういう単純な機構が適してたんでしょう。ただもうちょっと位置あわせの目印を目立たせるなど工夫がほしかった気はします。

水のタンクは取り外して洗えます。常温の水道水を使うので、メーカー推奨では毎日水替えが必要で、たまに使う、というスタイルだとちょっと不便かも知れません。出先で急にご飯炊きたくなっても「あー、水替えてないわー」ってなる未来しか見えません…基本的には帰ってご飯を食べることは確定している、またはその可能性があるという時にあらかじめ水替えしてからでかけるという使い方しかできなそうです。まぁ水道直結とかしない限り、そこはどうしようもなさげですね。せめていつ水を替えたか(タンクを脱着したか)のログくらいはアプリで確認できると嬉しいかも。

早速炊いてみる

アプリはシンプルですが、トップ画面が常に(持ってもいない)機器の一覧なのは国産家電メーカーの操作アプリあるあるって感じですね。「お前さんとこの製品これしか持ってないんだから、最初からその画面出してくれよ」と。ここから他製品の認知、購買につながると期待でもしてるんでしょうか。「レシピ」画面から始まらないだけ他社よりちょっぴりマシですが、希望としては最後に使った機器を最初から選択した状態からスタートしてほしいですね。

機器名は好きに設定できます。某アニメより「炊く」とかけてw。

炊飯を始めると、残り時間がリアルタイムで確認できます。逆にいうと(本体にはLEDランプしかないので)スマホからしか確認できません。また炊き上がりにホットクックみたいに「ご飯が炊けました。美味しくできたかな?」みたいなことをしゃべったりもせず、「ピピー、ピピー、ピピー」とPanasonicの他の炊飯器と同じ音が鳴るだけ。ここは好みもあるでしょうが、IoT家電ならもうちょっとなんかあっても良かったんじゃないかなという気も。

面白かったのは炊飯設定で量をかえると炊飯完了予測時刻が見られること。なんとなく1合と2合で倍までは違わないにしても多いとそれだけ時間かかるイメージがあって、今まで急ぐ時は1合にしたりしてたんですが、以外と変わらないということがわかりました。例えば1合で58分が2合で60分という具合で誤差レベルなんですね。

炊けた!

実食。

我が家のメイン炊飯器は同じPanasonicで圧力IHの2014年か16年くらいのフラッグシップモデルです。お米の品種別メニューもあり、古いとは言えそれなりに美味しく炊けるものだと思います。それとの比較でいうと、やはり今一歩(Panasonicが得意とする)甘みがやや負ける気がします。でもまぁ普段保温したご飯を食べることもなんだかんだ多く、炊きたて補正付きで食べれば全然美味しく炊けてる印象。触感が飲食店とかの↓こういう業務用の大きな電気炊飯器で炊くようなご飯に近い気がしました。粘りが少なめなのかな?

カレーとかには良さそう(カレー用の炊飯メニューは別にあるんですが)。

まとめ

同居人に「いらん、邪魔」と言われるのは目に見えてたのでこっそり注文して当日お披露目しましたが、まぁ一応食べてくれました。でも潔癖なので当日水替えしてないと絶対食べてくれなそうで、必要になる時に前もって水替えできるかが勝負になってく気がします。もしくは(基本的に朝は食べるタイミングが違うので)自分だけ0.5合だけ炊くとかですかね。実際どういう場面でどれだけ使うかは未知数です。保温機能もないのでうっかり炊きすぎたり、食べるつもりで炊いたけど予定がかわったりした時もどうなるやらです。そもそも炊き上がって何分くらいで食べられないくらい温度が下がるのかも気になりますね。30分は無理かなぁ。

など実用的な評価はもう少し使わないと定まってこないですが、とりあえずIoT家電コレクションがまたひとつ増えた喜びは噛みしめています。

VX洗濯換装機、ついでにヒートポンプも取り外して洗浄

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昨日、VX9600Lの給水弁交換DIYをした後、関連動画を見ていたらヒートポンプを取り外して掃除している動画が出てきました。

今まではフタを外して歯磨き用の電動ウォッシャードルツでちまちま汚れを流すに留めていました。

これだと汚れを奥に押し込んでいるだけという説もあり、本当はユニット外して丸洗いしたいんだよなぁとは思ってたんですが、思いのほか簡単に外せるんだなということがわかり、昨日の作業に使った段ボールが残っており、洗濯機の上のゴチャゴチャも戻してない今、ついでにやってしまうのが効率的だろうと再び分解。

■手順概略

自分用の記録なので、通しで参考にするなら動画を探していただいた方がよろしいかと思います。

まずいきなりフタを外したところのBefore/After。

正直期待したほどピカピカにはできませんでした。というのも今回はユニットごと外しせたので外にもっていって洗車に使っているバッテリー型ケルヒャーで洗ったんですが、ヒートポンプは薄いアルミフィンの集合体で、強い水流を当てると簡単に曲がってしまいます。ビビりながらの作業でしたり、それでも写真奥のブロックの上面を結構曲げてしまいました(ある程度ちまちま復元した)。ので、まぁ手でむしり取れる範囲プラス、ざっとケルヒャーで洗ったという感じです。

ちなみにパーツとしてヒートポンプ部品を取り寄せるとこの外側の黒いケースごと届いて、まるごと交換になるようです。それはそれでかなりのバラしが必要になるので、こちらの動画では中のフィンのブロックだけ交換したようです。

自分もいつか掃除でどうにもならなくなって交換するって時はこのやり方でいいかなと思います。

給水弁交換と比べたら工程としてはかなり少ないですが、一応後で助かりそうなところのメモ。まず奥のキャップを外したところにある3色のコネクタ。位置関係を間違えるとマズいのでパシャリ。

また同じハーネスから、その手前に2箇所の温度センサーピンが刺さっています。断線させないよう新調に引き抜いたところ。

このピンが刺さっている筒のところに、こんな感じの小さな部品がはまっています。これでセンサーと筒の隙間を詰めて固定しているという感じ。引き抜く時にうっかり下に落としてしまわないよう注意が必要です。

これらの周囲のコネクターやセンサーを引き抜けば、あとはヒートポンプユニットは上に持ち上げるだけで外れます。ユニット自体は特にどこにも固定されていませんでした。ただし奥側の筒状のユニットとつながっているので、ヒートパイプを曲げないよう、またアルミフィンを曲げたり指を切ったりしないよう注意深く真上に引き抜きます。

ついでに奥側フィルターが破れていたので注文

ついでにホコリ侵入避けのフィルター(カートリッジを外した奥についている方)が破れていたのでパーツで取り寄せることにしました。フィルターの枠に「PP-TD20.PET」と書かれていたんですが、これでググっても見つかりません。結局、メーカーサイトで洗濯乾燥機の型番でググったところ、こちらのAXW2208-8RX0だとわかりました。Amazonでもヨドバシでも売ってました。お探しの方は参考になさってください。

指紋/Felicaでロックを開錠!セサミTouchが来た!

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予約してあったスマートロック用オプション、Sesame Touchが届きました。CANDY HOUSE製スマートロックSesameシリーズ(3/4/5)と組み合わせて使用する、指紋&ICカードリーダーです。

スマホアプリやAppleWatchアプリを起動して操作しなくても、指やICカードをこれに当てるだけで解錠できます。

電池式で配線いらず。Sesame本体とBluetooth圏内であればどこにでも貼り付けておくだけで使用できます。これで税別2,980円とかコスパ高過ぎでしょう。本体のSesame 5(3,980円)と合わせても数千円で、もちろんランニングコストも不要です。

Sesame5本体のレビューはこちら。

■セットアップ

最初に背面パネルを止めている2本のネジをドライバーで外す必要があります。ドライバーは付属しないので自前で用意する必要があります。またネジを完全に緩めても背面パネルはかなりがっちりと防水パッキンではまっており、公式ではネジをピンセット等でつまんで引っぺがすようアナウンスしています。ちなみにこちらは付属のペラ紙ではなくサイトでの案内となっています。発売してみたら問い合わせが殺到して急遽対応しました感アリ。ちなみに爪で無理にネジを掴んで引っ張ろうとしても結構な確率で爪がもげますのでオススメしません。防水のためとはいえドライバーやピンセットが別途必要というのは同社製品にしては手間かけさすなぁという印象でした。

背面パネルを外して中の電池の絶縁シートを抜き取ると電源が入って起動します。しかしアプリで新デバイス登録画面にして待っていても一向にデバイスが見つからない。BluetoothなどをOFF/ONしてもダメ。結局もう一度フタを開けて(本来、再セットアップの時に押せと書いてある)リセットボタンを押す必要がありました。

これからセッティングする人は一通りセットアップが完了するまで、裏蓋は閉じない方が良いでしょう。

一度フリーズもした

いくつかの指紋を登録し、更にICカードを登録している際、ガチで反応しなくなりました。本製品はフタの中のスイッチ以外にボタンはなく、指紋センサーに指を当てるかICカードでタッチするとLEDが光って音が鳴るくらいしか操作要素がありません。これらが全く反応しなくなりました。仕方が無いのでまたしても裏蓋のネジを外し、一度電池を抜いて挿し直して再起動させて解決しました。これ、ネジで固定した背面パネルを両面テープで壁などに貼り付ける方式なので、こういうフリーズが頻繁に起こったら滅茶苦茶めんどくさいことになりそう。ちなみに両面テープは予め貼ってあるものを含め3枚付属しています。どうか普段使いでフリーズしませんように(-人-)。

■取り付け

我が家は大家さんの趣味か玄関ドアが無駄に高級な木製で両面粘着テープで貼るのははばかられます。また壁も凸凹したパネルになっており、結局はめ殺しのガラス部分に貼り付けるしか選択肢がありませんでした(ガラスも凸凹してるように見えますが表面はフラットです)。

左に見えるドアホンユニットに3Dプリンターで固定具を作ってみようかと思いましたが、思い切ってガラスに貼り付け。電池交換やフリーズのたびに剥がす必要があります。3Mの両面テープでガッチリ固定されてますので、剥がす時はドライヤーなどで温めた方がいいかも。

アップ

割と厚みがありますが、逆にそのお陰で指などは当てやすくて良いかなとも。

ちなみに裏側からみるとちょっと目立つ…

■使用感

操作には指またはICカード(SuicaなどFelica)を使用します。

指での操作

指を使う場合、

  • 登録した指で解錠
  • 登録していない指で施錠

という動作になります。つまり解錠と施錠で指を使い分ける形でちょっと違和感あります。確かに同じ指で施錠と解錠がトグル(交互)動作だと、すでに施錠されているのに気付かずもう一度タッチして意図せず解錠状態のまま出かけてしまう、というリスクがあるので仕方ないところではあります。が欲を言えば別で施錠ボタンとかあっても良かったかなと。ちなみにロックかアンロックかはビープ音の長さで聞き分けできるようになっていて登録した指で認証すると「ピッ」と短い音、それ以外の指で認証失敗すると「ピーッ」とエラー音な感じに鳴ります。LEDは常に青発光のみ。人間の指らしきものを検知、くらいの意味の発光です。指でタッチしたあと一瞬の間をおいて「ピッ」または「ピーッ」と鳴って解錠または施錠動作がトリガされます。もうちょっと速いといいなとは思いますが音だけ聞き逃さなければ実用上は問題ないレベル。登録は1タッチのみで、iPhoneなどのように周辺部を念入りに記憶させたりするプロセスはないので、できるだけ同じ角度で指を当てないと認識されないことがあります。これを突き詰めると、あえてエッジ部分でタッチして認証失敗させて施錠、帰って来た時はしっかり中心部でタッチして解錠、のように1本の指で開け閉めできそうな気も。また登録時と同じ角度で当てる限り、あらゆるスマホの指紋認証と相性が悪い同居人の指でもしっかりと認証できているようです。伊達にセンサーがデカくないということでしょうか。スマホのセンサーは小さかったり液晶の下にいたりデザイン優先なところがあり、それと比べると精度が上がりやすいってことなのかも知れません。暗証番号が使えるSesame Touch Proを買わなかったことをブチブチ言ってた同居人にも今のところキレられていませんw。

ICカードでの操作

ICカードは解錠のみ。施錠はできません。ICカードはFelicaならなんでも良いみたいで、物理のSuica/PASMO(半導体不足で無記名のものが新規発行停止だそうですね)はもちろん、iPhone/AppleWatch/AndroidのモバイルSuicaでもOKです。iPhoneだと「エクスプレスカード」に指定してあればロック状態でも触れるだけで使えます(駅の改札と同じ)。ちなみに同居人が使っているGarminのスマートウォッチ(モバイルSuica対応モデル)でも登録できました。

スマートウォッチをしているなら、解錠はそちらでして、あえて指は非常用に小指などだけ登録しておいて、普段は(登録しない)人差し指や親指で施錠、って使い方もアリかなと思います。

■まとめ

とにかく本体とセットでもQrio2の半額以下で買えるSesame5+Sesame Touchというソリューションはコスパ最高だと思います。最終的には更に予約済みのオープンセンサーを追加して施錠は自動化できれば更に便利になる気もします。万一意図せず締め出されてしまってスマホもっていないという場合でも指紋で解錠できるのであれば安心じゃないかと。発売が楽しみです。

指紋とICカード以外に暗証番号も使えるテンキー付きのSesame Touch Proも1,000円違いでリリースされましたが、これだけ指紋とICカードできっちり開け閉めできるならコンパクトなSesame Touchの方で正解だったなという気がします。