父上もiPhone4に機種変更

σ(^^)が発売日に買って、父親が自分の水没させて代替機にしていたiPhone3GSが不調になって昨日iPhone4に買い換えました。

■バッテリ周りで不調が出たiPhone3GS

少し前から気付くと時計が1970年1月1日(だっけな?)になってるという現象が頻繁に発生してた模様。そして昨日、充電器をつないでる分には動くけど、抜くと即座に落ちる、という状態に。Softbankショップにもっていったところ、

  • 新品交換ですぐにお渡しできる
  • ただし無償になるか有償(2万何千円だか)になるかはAppleに送ってあちらの判断次第
  • 有償になってもキャンセルはできない

という方式だという。父親が買ってから1年以内だったのでこういう回答をされたけど、実際の個体はσ(^^)が発売日に買った2年前のものなので無償にはならんだろうと。であれば今2万払うならiPhone4に買い換えた方がよかろうとい判断をしました。

ちなみに父親がiPhone3Gを紛失してiPhone3GSを買ったのもちょうど去年の今頃。あと1,2ヶ月でiPhone4が出るというタイミングだったなぁw。まぁ、ある意味毎回底値で買ってると思えば美味しいのかも知れないけど。

ちなみに、iPhone4に機種変更した後の3GSは修理も受け付けてくれないとのことです。

■バッテリ交換してみるか?

さて、手元にはこれでiPhone3GSが2台。今回のバッテリー不良が出たものと、父親が水没させてホームボタンが効かなくなったもの。これニコイチにしたら使えるんじゃねw?ググると分解方法も結構見つかるし、ヒマを見つけてチャレンジしてみようかと。新品のバッテリーも1,500円~2,000円で買えるっぽいし。

2010.04.12追記:

3GS分解にあると便利な吸盤を百均で買って来て、分解->バッテリ端子グリグリ->組み上げとやってみたら復活しちゃいましたw。時計が狂う件は経過観察が必要ですが、とりあえずバッテリーで動いちゃってます。ありゃぁw。まぁ、このまま保管して予備機にするか?でもどうせiPhone5出た後でなにか起きたらそっち買うんだろうなぁ。

室内でワンセグ付きケータイを使用可能にする簡易アンテナ


ELECOM ワンセグ携帯用アンテナケーブル
[ 3m | 5m | 10m ]


YAGI ワンタッチ2分配器 CS2DP-D

節電生活の中でもニュース等の情報収集のためにテレビをつっけぱなしにしておきたいことがあるんですが、我が家の32インチテレビはエコ合戦前のものでカタログ上の消費電力が167W。バックライト輝度を落としても100Wは下らないんじゃないかと。その上、訳あってテレビにはB-CASカードが入っておらず、BDレコーダーも立ち上げてそちらのチューナーで視聴する構成になっています。

これを節約すべく、PC用のUSBワンセグチューナーを物色したんですが、Macにも対応したものだと結構お高い。VMWare上のWindowsでも使えるらしいのですが、それもなんか悔しいw。

こう毎日ニュースが気になるのはそう長くは続かない気がするので、今Mac対応のワンセグチューナーに1万円以上出すのはちょっともったいないなと。

そこで、おサイフケータイとして使ってるサブ端末のF-04Bの内蔵ワンセグチューナーを部屋の中でも見られるようにしようと、クリップ式の簡易アンテナを購入しました。片側がF型接栓になっていて、壁のテレビアンテナ端子に直結します(他にテレビがつながってる場合は別途分配器を使えばOK)。あとは反対側がクリップになっていて携帯電話本体のワンセグアンテナをはさんでやるだけ。

効果覿面!各種電波が恐ろしく入らない我が家でも楽勝でワンセグ放送を視聴できました。

PC用チューナーと違って本体をどこかに保持する必要があるのは難点ですが、逆にPCを起動してなくても使える点もあり一長一短ですね。1,000円ちょっとで買えるので、気軽に試せる点はGood。

Galaxy Tab買いました

今更ですが最近安くなってたのと、近々Andoroid絡みの仕事が来そうだったので研究用にGalaxy Tabを買って見ました。仕事でXperiaなどは触ったことありますし、遊びでEMONSTERに2.1を入れていじってみたことくらいはあいますが、ちゃんとしたAndoroid端末を購入するのは初めてです。

■コストパフォーマンス

ちょうどσ(^^)がGalaxy Tabを購入した日に日本通信が売り切りで39,800円のタブレット端末Light Tabを発表し、「日本で一番安いモバイル・タブレット」と言っちゃってますが、甘い認識ですね。まずスペックからしてショボい。多くの中華製タブレット同様、液晶が800×480しかない上にマルチタッチに非対応。対してGalaxy Tabは1024×600でマルチタッチ対応です(サイズはどちらも7インチ)。

さてこのGalaxy Tab、いくらで入手可能なんでしょう?巷で話題の新規0円の場合、SPモードなどのオプションを全部カットすると基本料780円+α(ユニバーサル利用料など誤差範囲)の2年縛りになります。加入手数料が3,150円で、2年間の最低利用料は2万2千円ってとこですね(3Gパケットを使わないでWi-Fi運用した場合。詳しくはググってください)。Light Tabの半分近い値段です。3G回線が不要な場合は明らかにこちらの方が割安ですね。3Gバリバリで使いたいけど速度はあまり出なくていいという場合はLight Tabにb-mobileの速度制限付きSIMを組み合わせる方がランニングは安いかもですが。

σ(^^)はといえば、もともとおサイフケータイ用に保持してるdocomo回線があったので端末買い増しという形にしてみました。iモードとspモードは両方つけても値段かわらないですし、パケホーダイも共有できます。つまりガラケーとの排他利用ながら毎月の支払いは変わらずで端末購入代金のみの負担で入手できました。価格は23,980円というところがあったんですが、結局ポイントがあった関係でヨドバシの28,980 –10%ポイントで買いました。中華系タブレットでも1024×600液晶のものはほとんどない上に、あっても4,5万とかザラなので、良い買い物だったと思います。

■ハード面

物理的にiPhone4とiPadの中間にあたる大きさですが、どれが一番ということはなく、それぞれのシーンで使い分けるのが(贅沢ですが)ベストって感じですね。特に寝モバで使うにはiPadでは重すぎるしiPhone4では小さすぎるので、これくらいがベストマッチかもです。

裏面はポリカっぽいプラスチック系素材でiPadやiPod touchのような傷付きやすそうな印象はなく裸で気兼ねなく使える印象。タッチパネルの指滑りもよく当初は液晶保護フィルム無しで運用しようと買わずに帰ったんですが、指紋がひどくてやっぱり貼ることにしました。指の軌跡がクッキリ残るので、Androidのお家芸であるパターンによるロック解除を使った跡がバッチリ読み取れてしまいますw。

フィルムは安心のパワサポからはリリースされてなかったのでマイクロソリューションのこちら。このフィルム、かなりピッタリのサイズで作られているんですが、Galaxy Tabは外周のエッジが微妙に盛り上がっているため、少しでもズレると端が浮いてしまい、貼るのにはかなり苦労しました。とにかくとりあえず汚れホコリ上等で位置あわせのために何十回と貼り直し、場所があったところで半分ずつはがしてゴミ取りをして、という手順で小一時間かかりました。今までで一番苦労したかも。ゴミ取り用の弱粘着シートが2枚ついてたのは親切ですが全然足りなくて結局セロテープも大量消費しました。液晶フィルム貼りになれてない人いはちと敷居が高いかもです(出来映えをどこまで気にするか次第ですが)。苦労の甲斐あってか指滑りを維持しつつ高い指紋防止効果も得られるようになりました。アンチグレア系なので若干ボケて白っぽくなるのは他社製同様です。実写動画や写真の見栄えを重視する人以外にはオススメです。

本体の話に戻ります。SIMカードとmicroSDカードスロットは側面。電源入れたままでも抜き差し可能なのは便利です。SIMカードは抜き差しすると自動的に再起動かかりますが。

充電は残念ながらiPodコネクタを改変したような専用コネクタ(おそらくAV出力端子を兼ねてるせいでしょう)。USBケーブルと充電器が付属してますが、充電器のピンアサインが特殊らしく、他のUSB充電器では充電できないという表示が出ます(一応緩やかには充電されるらしい)。σ(^^)の使い方だと実家にももう1セット用意したいのですが純正品で揃えると数千円にもなる模様。適当に安いものを物色します。

ハードボタンはサイドにスリープと音量があり、iOSデバイスのHOMEボタンにあたる部分に、MENU、HOME、BACK、SEARCHの4つのタッチボタンがあります。このあたりはAndroidでも端末によって異なるんですが、まぁ無難な配置かと(いまんとこSEARCHはあんま使わないですね)。ただ形状は完全にフラットで、バックライトはついているもののしばらくすると消灯するので暗いところで使うには少々迷います。だいたいのところをタッチし、バックライトがついたらもう一度正確に押すという二度手間に。そもそもベッドでゴロゴロして使ってるといつのまにか180度反対を向いてたりして、いくらタッチしても点灯しないぞ?ということにもなったり。フラットな方がデザイン的に綺麗なのはわかるんですが、個人的には触ってわかるようモールドが欲しいです(夜の住人なので暗闇ユーザビリティ重視w)。

■動画端末として

H.264に関してはハードウェア再生支援があるので720pでも楽勝です(フルHDは試してませんが1440×1080はいけるらしい)。標準のビデオプレーヤーアプリはチャプターには非対応ですが、アプリ上で独自にマーカーをつけることは可能。一覧画面ではiPadのように番組名タグで階層表示にはならず、フォルダごとに分割されるものの表示はフラットに一度に並ぶので大量のファイルから探すのはやや使い勝手が悪いです。再生能力はほぼ互角ですが、使い勝手ではiPadの方がややリード。

アスペクトは16:10なので結局上下に黒帯は出ますが、iPadに比べれば微々たるものなので、16:9動画を見る分にはあまり小さくなった印象はないです。そのくせハードは小さく片手保持も楽なので、上述のように寝転がって撮りためたビデオを見るにはイイカンジ。

ブラウザで.mp4ファイルへのリンクを叩いた場合、ビデオプレーヤーで開くかダウンロードするか選べます。ただ同じプレーヤーアプリなのにストリーミングではエラーになり、一旦SDカードに保存して開けばOKというものが結構あります。条件は絞れてませんがちと残念。プレーヤーを他のものにすればいいのかな?DLNAクライアントソフトも標準で入ってますがやはりこれもエラーになったり真っ黒のまま再生が始まらないファイルが多く、実用性は今一歩。

仕方ないのでローカル再生をする訳ですが、本体内の16GBフラッシュメモリに保存する場合、ブラウザで時間をかけてダウンロードするか、専用ケーブルでPCにつなぐかで不便なので、16GBのmicroSDを購入しました。一時保存用なので信頼性落ちてもClass10優先でってことでこちら。3,000円しないとか爆安ですね。いまんとこ普通に使えてます。

■電子書籍端末として

いくつかアプリが出てますが、操作設定などがMangaMeeya CE並に細かく設定できるPerfect Viewerを使ってみてます。画面のタップゾーンを細かくわけて動作をアサインできます。拡大縮小アルゴリズムも選択できますが、Bi-cubicやLanczos3など高画質なものはちょっとレスポンス的に厳しいですね。読んでる間に裏で処理とかしてくれるようになるといいんですが。サイドの音量+/-ボタンにページめくりをアサインすることもできるのは嬉しい。

縦持ちした場合の横解像度が600ということはSONY “Reader”やKindleと同じなので、まぁやはりマンガにはちと厳しいですが、カラー/階調表示がある分、多少は誤魔化しが効いてる感じもあります。アスペクトが縦長なので上下にかなり余白(余黒?)が出るし。これしか持ってなければ充分使える感じですが、σ(^^)みたいにiPad、iPhone4、KindleDX、SONY ‘Reader’までよりとりみどりな環境だと微妙(横解像度ではiPhone4にも負けてる)。

■iOSと比べてAndroidはどうなのか?

ここからはGalaxy TabというよりAndroid全般としての評価中心。

やはりなんといってもAndoroidはホーム画面の設定の自由度が高いのが良いです。検索やニュース、天気といったウィジェットを置けるのもありますが、ランチャーアイコンも左上から順に強制的に並ぶiOSと違い、自由な場所に自由な間隔で配置できるので、例えば人物写真や萌えアニメの壁紙を設定した場合、顔の部分にはアイコンがかぶらないように、といったこともできます。iOSは簡単さを何よりも重視して、こうしたカスタマイズ性を排除しがちですが、利便性でいったらAndroidに軍配が上がりますね。iOSにも実装してほしい筆頭機能です。設定が難しくなるのを嫌ってというより、マルチタスク常駐負荷によるバッテリーライフを懸念してのことかも知れませんが、どちらにせよ使わないという選択肢があればいいだけな気がしますよね。

久しぶりにMacを使った時にも思いましたが、結局最近コンテンツはクラウドやサーバー上にあるので、普通に快適な日本語入力環境と液晶の解像度と品質、そして動画再生パワーがあれば、OSの違いは些細なことですね。gmail、PicasaなどGoogle贔屓な人にはAndroidの方が吊るしの状態で使える度は高いですが。Web、メールと並んで使用頻度の高い(というかメールよりはるかに高い)Twitterも、iOS、PCで愛用しているHootSuiteのアプリがあったのでそれさえ入れてしまえば基本iOSとかわんないですし。iOSのSafariもAndroidのブラウザもベースは同じWebKitなので、iOS向けに最適化して作ったページもほぼ問題なく閲覧できます。

日本語環境としてはどれも端末標準搭載のものはイケてないですね。ただSimejiやOpenWnn Plus、そしてATOKとサードパーティ製の優れたIMがあるのでまぁそこまで入れて評価すればさほどiOSにもひけは取らないかと。特にATOKはイイカンジです。QWERTYキーボードの各キーの下フリックに記号がアサインしてあって、モードを切り替えなくてもかなりの文字種をスイスイ打てます。正式版が出たら速攻で買うでしょう。

そうはいっても実際にはiOS上に細々と資産もあるので明日通話端末もAndroidに乗り換えられるか?って言われると難しいですが、これからスマートフォン始めようかなー、って人には正直どっちでもいいんじゃね?って言える気がします。特にSoftbank以外の人ならMNPしてまでiPhoneにこだわらなくてもdocomo、auのAndroid 2.2ケータイでいいんんじゃないかと。おサイフケータイも利用できるように準備がされつつありますしね。

「軍事技術転用」とか言われると萌える Jawbone ICON

久々にBluetoothヘッドセットを買ってみました。Jawbone ICONシリーズのブラックドミノ(英名:HERO)です。日本語の商品ページはこちら。最大の特徴は「軍用レベルのノイズキャンセル NOISEASSASIN」。NOISE ASSASINと区切ってくれないと意味わかんないですね。ノイズ-アサシン(刺客)ですね。なんでも軍隊のヘリコプターや戦車内でも通話できることを目的に開発されたもので、そのVer2.5を搭載したのがこのICONのようです。YouTubeのPR動画がこちら。

具体的には通常のマイクに加え骨伝導マイクを併用することで、外来ノイズと話者の音声を識別しているようです。マルチポイント(2台まで?)にも対応してるっぽいので、iPhoneとMacBook Airで使ってみようと少し前から興味をもってたんですが今日ヨドバシで駐車券稼ぎのために衝動買いしてみましたw。

まだ試験通話くらいしかしてないんですが、とりあえずハード周りのファーストインプレをば。

SDIM1000

デザインもイイカンジ。HEROはこのボツボツがガジェット感を醸し出してますね。レビューもこのモデルが多い気がします。ホワイトパールもMacBook Airと合うならと思ったんですが、現物をみたらかなり白くてちょっと合わないかなということで結局こっちにしました。写真左上側にスイッチと充電コネクタがあります。充電は最近流行のmicroUSB。AC充電器は付属せず短いUSBケーブルとシガーソケット用充電器がセットになっています。

SDIM1005

ひっくり返したところ。電源スイッチがスライダなのがこの手のヘッドセットでは珍しい。普通はペアリングモードに入るボタンと兼用で長押しとかですもんね。でも使ってみると一発でカチっと電源ONできるのは地味に便利です。ブラインドでも操作できますしね。イヤーパッドは製品サイトに写真が多いリング付きのものと、上記写真のようにリング無しのもの、それぞれ3サイズが付属。とりあえずリングの意義を感じなかったので無しの大サイズを使ってみることにしました。本体重量が8.2gと比較的軽い部類なのもあって、激しい運動などしない限りは安定して固定できそうです。

写真ではわかりにくいですが先端側の白くリング状に光っている部分が骨伝導マイクで、ここが頬に当たることで正確に声を拾えるようです。リングは充電中は赤、ペアリング待機モードでは赤<->白に交互に点滅します。

面白いのは、本体のステータスが音声でフィードバックされる点。電源を入れると往年のMacのアルペジオみたいな起動音の続いて、レーダースイープ的な音(宇宙船のブリッジでよく鳴ってるピコーンってヤツ)が鳴りペアリング相手を探していることを知らせます。接続が完了すると「ピコッ」って感じの音がします。また発信者の番号やバッテリー残量などを英語音声で伝えてくれたり、その音声ファイルもUSB経由で差し替えができたりするみたいです。

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更に貴重な点として、iPhoneで使用時、ステータスバーにバッテリー残量が表示されます。

 

まだ実際に騒がしいところでNOISEASSASINの実力を試せてないですが、テレビを大きめの音量で流しながらSkypeテスト通話をしてみた感じ、多少声が変化してしまってる感じはありますが、なに言っているかは充分聞き取れそうです。ちなみに1枚目の写真にあったUSBコネクタ付近のボタンを長押しすると通話中でもノイズキャンセリングをON/OFFできます。

実際の通話で使ってみた感じはまた追記しますが、とりあえずガジェットとしては満足度の高い製品でした。

iOS開発修行中に参考になった本を紹介

■木下誠 「たのしいCocoaプログラミング」

iPhoneのSDKが一般公開された頃から、自分でアプリ作ってみたいと思ってMac miniまで買いそろえたりしていたものの、昔から「C」と名のつく言語(というかポインタ?)が苦手だし、オブジェクト指向も概念はわかるもののいまいちとっつきにくくて、長らく放置していました。

が、MacBook Airを買ったり、ちょっと仕事絡みで相談を受けたりを機にようやく重い腰をあげてみたのがこの年末年始。でもやっぱりObjective-CもXcodeも敷居が高くてTwitterでプログラマの友人達に助言を請うたりしつつ、1月は本当に頭を悩ませていました。本を何冊も買っては、説明がスッキリしなかったりサンプルのビルドが通らなかったりで投げ出したりの繰り返し。

そんな中で急速にObjective-CやXcodeに関する理解が進んだ感があったのが、木下誠氏の「たのしいCocoaプログラミング」でした。この本は正確にはiOS開発について触れた書籍ではなく、MacOSXに関するものです。ただObjective-CやXcodeに関しては共通事項もおおいということで、随分前にTiger版を買ってあったのを手にとってパラパラと読み返してみたところ、その前に何冊か読んでいてイマイチすっきりしてなかったところが急激に納得いくようになりました。Xcode 2.xと現行の3.xでは随分作法もかわっているということなので改訂されたLeopard版を速攻で注文。

以前友人向けにVB.NETで作った簡単なWindowsアプリをOSXにさっくり移植できてしまいました。最初からこれ一冊で足りたかどうかは定かではありませんが、断片的だった知識をこの本が再構成してくれた感は高いです。特に他の書籍ではXcodeやInterface Builder上での操作が手順でしか示されていなかったのに対し、この本ではその意味についても触れてくれていたのが大きいような気がします。.hファイルと.mファイルがペアで1つのクラスを表している、といった極基本的な事も、この本でようやく気付いたというレベル(他の本は.hにこう書け、.mにこう書け、ほら動いたでしょ、というノリ)。Objective-Cについても、例えばimport文で宣言ファイルを指定するのに、<>で括るのと””で括る意味の違いまで触れていたのはこの本が初めてでした。そういうレベルの入門者には、(iOS開発を目的とした場合やや遠回りに思えるかも知れませんが)一読の価値があると思います。

■所友太「iPhoneプログラミング UIKit詳細リファレンス」

続けて重宝したのがこちら。「たのしい~」でObjective-CとXcodeの雰囲気がつかめたので、あとはiOS特有の部分を差分的に読めればいいやってことで。iOS 3.x世代の解説本ですが、入門レベルの要素は網羅されているので支障はない気がします。まぁ、もしかするとiOS4.xなら同じことをより簡単にできるようになったりはしてるかも知れませんが。

この本を参考にして、相談を受けた極簡単なアプリのデモ版を完成させることができました。データ保存もネット通信もしないごくごくプリミティブなアプリですが、何冊も投げてきたσ(^^)としては、格段の進歩という気がしています。詳しい人にソースを見せると、とてもオブジェクト指向的とは言えないような作りかも知れませんが、それは今までのVB.NETで作ってきたツールも同じだしw。

「あとは本でもネットでも公式リファレンスでも見ながら猿真似していけば(σ(^^)個人が作る規模のアプリなら)なんとかなるんじゃないか?」という気がVB並にしてきたのは(錯覚だったとしても)大きい。あとはそのドキュメントがVBに比べるとやはり少ないのが難点ですね。

■てことで逆引き本2冊

というワケで、やりたいことがサクっと調べられるよう、いわゆる逆引き本をObjective-CとiOSで1冊ずつ買って見ました。これらはまだ活用には至ってないので、(「原則として自分で使ってみたものをレビューする」という本ブログの主旨には反しますが)紹介まで。

1冊目はObjective-Cという言語に関するもの。「文字列を文字列で分割する」とかそういうレベルの調べもの用。おそらく現時点で日本語で読める逆引き本としては唯一なんじゃないかと。先日立ち寄った書店でも2010年のプログラミング関連書籍ランキングで3位になってました。

もう1冊はiOS特化の方で、「アプリ内から写真撮影をするには」とかいったAPIレベルのノウハウが数多く収録されているようです。世代的にもiOS4.x対応なので心強いです。

 

当面この後マスターしたいのはテーブルビュー(リスト画面)とCoreData(データの保存関係)ですね(フルグラフィックなアプリを作ることはないだろうし)。それを習得できれば簡単な実用アプリは書けるようになる気がします。なんか手頃なお題を物色中。