モニタやTVをフォトフレーム化するDPF-KIT900

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アナログRGBやコンポジットAV入力を持つモニタやTVを簡易フォトフレームにするというアイデアものの製品、DPF-KIT900を購入してみました。

筐体は写真の様にコンパクト。ACアダプタも小さめなので好感度高し。消費電力も低そうです。

接続も極シンプル。電源スイッチすらありません。

(写真のSDカードは付属品ではありません)

■でもガッカリ画質

アナログRGBでSXGAな液晶モニタに接続し、SPF-86V用に最適化(800×600)したデータが入ったSDカードを使ってみたんですが、盛大にジャギりましたorz。NTSC共用なせいか、アナログRGB側も640×480でしか出力してない様子。設定を眺めても変更はできなさそう。大型フォトフレームを実現するキットという謳い文句でコレはないだろ…8インチ、10インチクラスのフォトフレーム800×600が普通なのに、それより劣ってどうするよっ!

ってことで、使い道ねぇな、これ。どうしよ…

SVGAで1万円前後のデジタルフォトフレーム

数年前に引越祝いにAirMac ExpressをもらったS夫妻が帰国、新居入居するというので、お返しになにかデジタルガジェットをプレゼントしようと思いヨドバシを物色していたところ、7インチと小さめながら、既にAirMac Express位の予算でSVGA(800×600)なものが買えるようになってきているデジタルフォトフレームに目が止まりました。

デジタルフォトフレームは興味はありつつもどうしても必要だから買うという手の出し方がしずらく、やはりプレゼントでもらうのがきっかけとして有り難いんじゃないかという仮説を立て、これに決めてみました(実際に贈答用ユースが多いみたいですね)。S夫妻の場合、1年の海外赴任で色々撮り貯めてきた写真もあるみたいですし。彼らはそれなりにデジタルガジェットに対するモチベーションは高い方なので、いずれ自腹でもっと良いものを買う可能性も高いと思ったんですが、まぁとっかかりとして見てもらえればと。いずれ自分達でより高性能なものを買ったら実家なりにあげちゃってくれてOKってことで。

てことで製品選定に。安いものは縦400とか480ラインとかで個人的に全く眼中になかったので、プレゼントとしてもやはり除外。で、800×600で1万円強で買えるものとして候補に挙がったのが右の2機種。どちらも7インチ。

■やはり自動ON/OFFは必須だと思うワケですよ

デザイン的にはP725の方が狭額縁デザインでガジェット感は高く、しかもKodakだけに色再現性にもこだわったというコピーにそそられました。しかし、個人的にデジタルフォトフレームにマストだと思っている機能が搭載されていませんでした。それはタイマー。いくら消費電力が低いとは言え、夜中にまで煌々と光ってるのはウザいし、さりとて毎日寝る前にオフして起きたらオンなんてことをしてたらいずれ面倒になって使わなくなること請け合い。SONYの様に部屋が暗くなったら自動オフするか、毎日指定時刻にON/OFFする機能は必須要件だと思います。

で、ちゃんとタイマーがあるのがDMF070W43。画質的にはP725にやや劣る印象でしたが、SAMSUNGみたいに明らかに彩度が低いなどの違いはなく納得できるレベルだったのでこちらに決定しました。

■インプレ

で、昨日引っ越し手伝いに行った折に渡し、その場で開封してもらい少し見てきました。自分では操作していないし、マニュアルも読んでなく、S氏が操作するのを横でみていただけですが、どうやらSDカードが入ってると自動的にSDの写真を表示するようです。これは対初心者的に良い仕様ですね。また買う時に気にしてなかったんですが、オートローテートにも対応してました。個人的にはただでさえ小さい写真に無駄な余白(余黒)ができるのが嫌いなので、ポートレートモードの時はポートレートな写真だけ判別して表示してくれるような機能もあったらいいかなと思ったり。

画質に関してもそれなりに満足してもらえた様子。まぁ、空とかのグラデーションなんかはさすがにマッハバンド見えちゃってましたが。

 

ともあれ、個人的に最低ラインだと思っているSVGA解像度のものが1万円で手に入るとなると、入門用として手を出しやすくなる人は増えそうだし、プレゼントとしても選択肢に入りやすくなりますね。

また個人的にはP725のガジェット感はとても気に入ってるので、是非次期モデルにはタイマーを搭載して欲しいと思います。

CyberShot T900用にACアダプタを購入

常にカバンに入れて持ち歩くように買ったT900ですが、意外と気づくと電池が消耗している。この辺は何年たっても進歩しませんね。

で、T900はバッテリを取り外して充電器にセットするタイプでちょくちょく充電するには不便なので、ACアダプタを買ってしまいました。クレイドルは付属しているので、アダプタをコンセントにつないでおけば、置くだけで充電できるようになります。

PowerShot G10は電池容量も大きくほんとうにたまにしか充電しないからいいんですが、コンパクト系は充電器よりもクレイドル+ACアダプタを付属してくれた方が便利な気がしますね。ここ最近買ったコンパクト(CASIO、Nikon)はそういう感じだったので、なんだかあとでACアダプタを買わされるのはちょっぴり損した気分(逆に充電器が無駄)。

2009.11.19補足:

結局、クレイドルとコレを使っても充電できないことが後でわかりました。テレビに出力する時などに給電できるってだけで、充電はあくまで電池を取り出して充電器にセットして行う必要があるそうです。なんってこった!

横スキャンした画像の自動回転バッチ作成

ScanSnapで書籍をスキャンする時、B5以下のものなら横向きでやると若干速く済むのと、歪みも少ないような気がします。ただ、当然ながら表と裏で互い違いに寝た状態になってしまうので、偶数ページと奇数ページそれぞれで90度または270度回転してやる必要がでてきます。今まではこちらに公開したバッチファイルで偶数奇数でフォルダ分けするとこまでして、後は手作業で回転ツールにかけていたんですが、今回hkondo氏と共同で回転まで含めて自動化するバッチファイルを作成してみました。同じようなことで手間をかけてる方の参考になればと公開してみます。

まず回転処理自体はJPEGの無劣化回転が行えるjpegtrran.exeを使います。今回はこちらからダウンロードできるjpeg6b_win32_jp.zipという配布ファイルに含まれているものを利用させていただきました。

で、バッチファイルの中身は以下のようになります。

@echo off
REM 回転に用いるjpegtran.exeのパスをフルパスで指定
SET JPEGTRAN=jpegtran.exe
REM 完成したJPEGが逆さまになる場合は下記の90と270を入れ替える
SET ODD=270
SET EVEN=90
REM 仕分け処理
mkdir rotated
for %%i in (*1.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*2.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*3.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*4.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*5.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*6.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*7.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*8.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*9.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*0.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
echo 完了

「メモ帳」などにコピペして、rotate.batなど拡張子をbatにして保存して下さい。赤字の部分は場合によって修正が必要になります。jpegtran.exeをc:\tools\に置いた場合は、

SET JPEGTRAN=c:\tools\jpegtran.exe

のようにします。rotate.batと同じフォルダに置く場合は元のままで良いでしょう。

また横向きにする時の方向によって結果がすべて逆さまになってしまう場合には、270と90を入れ替えて下さい。

で、このバッチファイルを取り込んだJPEGファイル(001.jpg、002.jpg…のように連番のファイル名であること)があるフォルダに置きます。スキャン後に自動的に保存されるフォルダに入れておくのが便利かと思います。

で、このrotate.batをダブルクリックすると、処理が実行されます。同じフォルダにrotatedというフォルダが作成されて、そこに向きが直った画像が作成されます。元の画像はそのまま残りますので、rotatedに正しく保存されていれば適宜削除します。逆にダメならrotatedフォルダを消して、rotate.batを修正してやり直します。

eTilTranにKindleDX向け便利機能搭載

以前のエントリでKindleDXのPDF表示時の自動ズームをキャンセルする為に、画面端に薄いグレーの線を入れるというテクニックを紹介したんですが、これを見た方が2chのKindleDXスレで(eTilTranの作者である722氏の)ChainLPで同じことをできるようにしてくれないかと書き込みをされて、722氏が早速それに応じて下さいました。で、厚かましくも35ことσ(^^)もeTIlTranでも同じ機能を搭載してくれないかとお願いしてみたところ、これまた快く応じて下さいました

σ(^^)の方法では事前に画像サイズが一意に決まらなかったため、長めの逆さL字線で上端と右端に1ドットの線を引いてたんですが、eTilTran/ChainLPの場合は保存時に画像サイズがわかっているので、上下左右の4頂点に点を打つだけというより影響の少ない方法になっています。正直、従来の方法だとKindleDXでページめくりをで黒反転する時に一瞬線が見えちゃったりしていたんですが、頂点のみだとほとんど気にならないですね。

JPEG再圧縮の工程も丸っと1つ減るので、時間と手間はもとより画質面でも有利になるはずです。いやはや有り難いことです。感謝して使わせていただきたいと思います。