横スキャンした画像の自動回転バッチ作成

ScanSnapで書籍をスキャンする時、B5以下のものなら横向きでやると若干速く済むのと、歪みも少ないような気がします。ただ、当然ながら表と裏で互い違いに寝た状態になってしまうので、偶数ページと奇数ページそれぞれで90度または270度回転してやる必要がでてきます。今まではこちらに公開したバッチファイルで偶数奇数でフォルダ分けするとこまでして、後は手作業で回転ツールにかけていたんですが、今回hkondo氏と共同で回転まで含めて自動化するバッチファイルを作成してみました。同じようなことで手間をかけてる方の参考になればと公開してみます。

まず回転処理自体はJPEGの無劣化回転が行えるjpegtrran.exeを使います。今回はこちらからダウンロードできるjpeg6b_win32_jp.zipという配布ファイルに含まれているものを利用させていただきました。

で、バッチファイルの中身は以下のようになります。

@echo off
REM 回転に用いるjpegtran.exeのパスをフルパスで指定
SET JPEGTRAN=jpegtran.exe
REM 完成したJPEGが逆さまになる場合は下記の90と270を入れ替える
SET ODD=270
SET EVEN=90
REM 仕分け処理
mkdir rotated
for %%i in (*1.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*2.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*3.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*4.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*5.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*6.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*7.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*8.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*9.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %ODD% -copy none %%i rotated\%%i
for %%i in (*0.jpg) do %JPEGTRAN% -optimize -rotate %EVEN% -copy none %%i rotated\%%i
echo 完了

「メモ帳」などにコピペして、rotate.batなど拡張子をbatにして保存して下さい。赤字の部分は場合によって修正が必要になります。jpegtran.exeをc:\tools\に置いた場合は、

SET JPEGTRAN=c:\tools\jpegtran.exe

のようにします。rotate.batと同じフォルダに置く場合は元のままで良いでしょう。

また横向きにする時の方向によって結果がすべて逆さまになってしまう場合には、270と90を入れ替えて下さい。

で、このバッチファイルを取り込んだJPEGファイル(001.jpg、002.jpg…のように連番のファイル名であること)があるフォルダに置きます。スキャン後に自動的に保存されるフォルダに入れておくのが便利かと思います。

で、このrotate.batをダブルクリックすると、処理が実行されます。同じフォルダにrotatedというフォルダが作成されて、そこに向きが直った画像が作成されます。元の画像はそのまま残りますので、rotatedに正しく保存されていれば適宜削除します。逆にダメならrotatedフォルダを消して、rotate.batを修正してやり直します。

eTilTranにKindleDX向け便利機能搭載

以前のエントリでKindleDXのPDF表示時の自動ズームをキャンセルする為に、画面端に薄いグレーの線を入れるというテクニックを紹介したんですが、これを見た方が2chのKindleDXスレで(eTilTranの作者である722氏の)ChainLPで同じことをできるようにしてくれないかと書き込みをされて、722氏が早速それに応じて下さいました。で、厚かましくも35ことσ(^^)もeTIlTranでも同じ機能を搭載してくれないかとお願いしてみたところ、これまた快く応じて下さいました

σ(^^)の方法では事前に画像サイズが一意に決まらなかったため、長めの逆さL字線で上端と右端に1ドットの線を引いてたんですが、eTilTran/ChainLPの場合は保存時に画像サイズがわかっているので、上下左右の4頂点に点を打つだけというより影響の少ない方法になっています。正直、従来の方法だとKindleDXでページめくりをで黒反転する時に一瞬線が見えちゃったりしていたんですが、頂点のみだとほとんど気にならないですね。

JPEG再圧縮の工程も丸っと1つ減るので、時間と手間はもとより画質面でも有利になるはずです。いやはや有り難いことです。感謝して使わせていただきたいと思います。

DMM.TV for Blu-ray Disc試用

DMMが始めたビデオオンデマンドサービス「DMM.TV for Blu-ray Disc」を使ってみました。

本サービスは申し込むと無料で郵送されてくるBlu-rayディスクをプレーヤー(現状ではPS3のみ)にセットすることで利用できます。Blu-rayのBD Live機能を使って仮想コンソールを実装してるワケですね。

IDはDMMのものがそのまま使えますが、視聴年齢制限のためのパスコードだけ追加で設定させられました。

結論から言うと、下記の三重苦のせいで、まだまだ使い物にはならないという印象でしすね。ディスクは当分棚の肥やしになりそうです。

■苦の1:使い勝手が悪すぎる

リニューアル前のPlayStation Storeを思い出します。BD Liveの制約上仕方ないのかも知れませんが、どんなコンテンツをあるのかブラウズするのが苦痛になる程のユーザビリティの低さです。第二階層(作品一覧)と第三階層(各話サブタイトル一覧)はともにリストなんですが、一画面の表示数も少なく何度もページ遷移をしなければならないんですが、その遷移がNextとPrevしかないので非常に手間がかかります。また「戻る」(上の階層に抜ける)ボタンは1ステップしか戻れず、例えば一旦作品詳細を表示するとサブタイトル一覧までしか戻れず、作品一覧は最初から選び直すしかなくなるという地獄ループです。

■苦の2:観たいコンテンツがない

一応、アニメ、バラエティ、映画・ドラマ、アイドルという4カテゴリがありますが、中のリストで1、2画面程度の作品数で、とりあえず作りましたという程度。とりあえずこの手のサービスに真っ先に手を出すだろう層に照準をあわせたって感じなんでしょうね。

ただアニメにしても新旧色々あり、最近のものや放送中のもので無料もあるんですが、残念なことにどれもSD画質のものばかり。TVで見逃した場合の緊急用って感じですね。

■苦の3:画質が悪い

試しに無料の「とらドラ」を観てみたんですが、かなりの残念画質でした。ビットレートは3Mbps前後出てるようですが解像度はかなり低いらしく、テロップなどはガタガタ。数十秒で「もういいや」って感じでした。テレビやプロジェクターで観るには値しないレベル。PC用サービスでウインドウ表示をして「ながら」で観る用ですね。

 

今後、HD画質のコンテンツが増え、ブラウズ画面が改善されたらまた利用するかも知れません。

Unboxing アイリスオーヤマ緊急地震速報機

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緊急地震速報がマイブームなので、ちょうど先日発表があったアイリスオーヤマの緊急地震速報機EQA-001もゲットしてみました。自宅はVP1000とi-modeがあるので、適当に遊んだら実家にでもプレゼントする前提で。

本製品EQA-001はぶっちゃけFMラジオ受信機です。ただ普段は音量ゼロで待機しており、FM放送で緊急地震速報のシグナルを検知したらボリュームを上げる、という仕組み。これによって従来何万円もしていたものを8,000円という価格帯で実現できたという訳です。アイデア賞ものですね。ネットワークの配線や設定も不要で、コンセントに指し、背面から出ているアンテナ線を適当に張って周波数を合わせるだけという設置の簡単さもポイントです。

以下、開封の儀(Unboxing)。

中身はシンプル。本体とACアダプタと説明書類のみ。ACアダプタが小型なのも良いです。

3枚目は背面、というか底面。操作はごくシンプル。赤い「セット」ボタンを押す度に設定モードと待機モードを往き来します。設定モードはいわば普通にFMラジオとして機能する状態で、青の+・-ボタンで選局します。0.1MHz刻みなので結構面倒ですが、逆に一度セットしたら変わって欲しくないものなのでこれが正しいのでしょう。ダイヤル式だったらうっかり触って周波数がズレちゃうなんてこともあり得ますし。ちなみに都道府県別に緊急地震速報対応のラジオ局の周波数一覧冊子が付属しています。横浜の場合はFMヨコハマのみでした。

周波数のセットができたら、必要な音量に調整し「セット」を押して音を消せば準備完了です。

普段の動作確認は前面のLEDでできるようになっています。

さて、さっそく動作確認!といきたいのですが、こればかりは地震が来てくれないことにはどうしようもありません。

それどころか!

なんと、我が家ではFMヨコハマ受信できませんでしたorz。

もともとウチはケータイも入りが悪くSoftbankのホームアンテナをつけたりしている程。電波時計すら時刻補正してくれないほどの電波暗室状態。しかしまさかラジオすら入らないとは…

まぁ最初から実家向けで考えてたからいいんですけどね。これから購入を検討される方は、お手持ちのFMラジオで対象局が受信できるかチェックされることをオススメします。FMが全く入らないなんてのはウチくらいのものでしょうけど、家の中で昼間でも夜中でも聞こえる位置に設置しようと思うと、家の中心、つまり窓際からは遠い位置になると思います。その位置での受信状態はチェックしておいた方が無難かと思われます。こちらでお住まいの地域の対象局を調べることができます。

 

緊急地震速報 フレッツタイプのログ

先日設定した緊急地震速報 フレッツタイプですが、たかだか三日で割と頻繁に受信してたみたい(写真クリックで拡大)。全然鳴った気がしないのは、地理的に離れている情報だからなのかな?

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時々は眺めてちゃんと受信できてるか確認しとかないといざって時に役立たずなんて事になりかねない訳ですが、電話画面にもいつのまにか「緊急地震速報」ボタンが増えており(ここ、前なんだっけな?)、この画面に2タッチくらいでたどり着けるのはGood。

ちなみにこのサービス、受信機器のMACアドレスを登録する必要があり、自宅ないで複数の端末に受信させるという訳にはいきません。戸建ての家なんかだと複数端末で受信できるといいんですけどね。PCも立ち上げてる時だけでも鳴るならそれに超したことはないですし。