Switchサイズの超小型ゲーミングWindowsPC AYANEO AIRが届いた

いままでこれ系の左右にゲームコントローラーが一体化したUMPCはあまり意識したことがなかったんですが、AYANEO AIRの国内予約開始の記事をみて反射的に予約してしまいました。

この手のモデルでは7インチくらいの製品が多く、ちょっと寝転がったりダラダラやるには大きいんだよなぁとか、大きい割に解像度が720p程度だったり、CPUが極端にショボかったりと、あまり魅力に感じたことがなかったんですが、AYANEO AIRは5.5インチとスマホ以下の画面サイズながらppi的には充分なフルHDを搭載。しかも有機EL。CPUはモバイル向けRyzen 5(6C12T)、メモリも16GB、6コアのRadeon内蔵と最低限の処理性能はもっています。それでいで398gというNintendo Switch並の軽さです。上位モデルだとCPUやバッテリー容量もアップしますが、基本自宅用だしさほど重たい3Dゲームはしないので、軽さを優先し、同じ軽さの中で一番性能が高いSTANDARDをチョイス。

そうはいいつつ持ち出す機会もあればジョイスティックや画面を保護したいなということで専用ケース、保護フィルムも一緒に予約しときました。

■ハード周り

右に見きれているのは比較用のAppleTV Siri Remote(リモコン)

軽いです!これでWindows11が動くのはガジェット魂を揺さぶりますね。ただやはり5.5inchと標準サイズのiPhone以下の画面サイズはさすがにアラフィフの目にはしんどいかな。まぁスマホもメガネを外してド近距離で見るくらいなので、紙芝居ゲーとかやるくらいならいっか、という覚悟の上です。最近のWindowsなら解像度変更もさほどデメリットないのでバランスを見極めていきたいと思います。タッチもかなり厳しいので、ゲームプレイ時以外(設定など)ではマウスやキーボードが欲しくなります。

スティックやA/B/X/Y/L/Rなどゲームボタンは、まだ軽くFallGuysやった程度ですが特に不満なし。ドリフト現象になりにくいスティック機構らしいので耐久性も期待(Switchでもなるほど使い込んだことないんですけど)。まだ調べてないですが、AutoHotKeyでキーイベントが拾えるなら動画再生ツールのショートカットなどをアサインするなど夢が広がりますね。

2022.9.18追記:

AutoHotKeyキーで主要ボタンは利用できました!

右スティックの下にある大きい方のボタンで動作モード選択画面が出て2アクションで動作速度と排熱/バッテリー消費のバランスを選択できるのはいい感じ。

電源(スリープ)ボタンが指紋センサーも兼ねているので、電源を入れつつ認証もできてしまうのは便利。iPhoneのTouchID感覚。厳密には、最初の押し込み(コントローラーのボタンでも可)でスリープ解除しロック画面になってからもう一度指紋スキャンが必要ぽいです。

上下にUSB-Cポートがあります。どちらでも充電できそう。付属充電器はPD 65W出力でしたので、使わずに家のあちこちにある充電器で代用することに。

セットアップ時に一時的に外付けキーボードが欲しくなりましたが、Switchなどと違って上にもポートがあるのは便利かなと。A->C変換アダプタも2つ付属してました。

■処理性能、バッテリー持ち

開梱してセットアップしてる途中にバッテリー不足で落ちました。バッテリー残量が確認できる前です。これからセットアップする人は是非しばらく充電してからにすることをオススメします。

一度満充電にした後、各種セットアップをしたところすぐに半分まで減ってしまいました。ダウンロードをかなりしたのでWi-Fiやストレージ書き込みの負荷はそれなりだったと思います(電源設定はバランス(8W)のまま)。やはりちょっと保たないなというのが初期印象です。

FallGuysをプレイして比べてみましたが、やはり8Wと15Wでは滑らかさは違う気がします。8Wでは勝負にならない、というほどではないと思いますが(そもそもたいして上手くない人間の言としてお読み下さいw)、15Wの方が快適。その分、手で握っているボタンなども熱を持つのを感じます。ゲームの内容に応じて最適化が必要だとは思いますが、幸い上記の通り変更は簡単なのが幸いです。

冷却ファンは耳を近づければ聞こえるものの、普通にゲームしている分にはさほど気にならないかなという感じ。ただブート時に全開になったりもしないので実はまだ全開風量を体験してないだけという可能性も。

あとSteamからGBクラスのゲームタイトルを複数本インストールしたんですが、なんか無性に速く進んだ印象でした。我が家はWi-Fi6E対応済みで、本機も6E(6GHz帯)対応という情報もみますが、日本向けファームウェアで解禁されているかは不明。まぁ6Eだからスピードが上がるということはないので、関係ないかも知れません。いずれにせよハード的に6E対応しているなら是非アップデートで解禁してほしいものです(法的に6Eの後から対応は難しそうですね…)。

まとめ

まだ初日ですが期待通りWindows機としては驚異的な軽さでガジェット好きにはたまらない製品だと思います。セールで買ったものの全く消化できてない詰みタイトルを少しずつでも消化していきたいと思います。

ホットクックで社外ミールキット「旬をすぐに」を試す

■ヘルシオデリはちょっと手を出しづらい

先日、妹家族がコロナ陽性になり自宅待機となりました。実家が近いので買い出しなどは母親などが代行できるっちゃできるんですが、やはり高齢者をできるだけ陽性者に近づけたくはないなと思い、こちらでもリモートからできることをしてみました。

その時、先日買い換えて余った初代のホットクックを、次帰省する時に譲ってやろうと思って保管してあったのを宅急便で送り、公式のミールキット「ヘルシオデリ」で希望のメニューを3点選んで送ってやりました。ヘルシオデリはホットクック(やヘルシオ)で作ることを想定したミールキットの宅配サービスで、届いた材料をホットクックに入れて指定の加熱メニューを設定するだけで調理できるというものです。自分でも検討したことはあったんですが、やはり少々お値段が張るなという印象で躊躇していました。1メニューが安いもので2,3人前で千数百円前後、ちょっといいなと思うメニューだと2人前で2千円とかして、プラス送料がかかります。まとめ買いすれば送料が割安にはなりますが、冷凍庫の容量を考えるとそうそうたくさんは買えません。

またたまたまかも知れませんが(ちょうどお盆直前くらいだった)注文から配送まで1週間ほどかかり、結局コロナ自宅待機用緊急食材としては間に合わず、待機明け記念のごちそうみたいな位置づけに。妹宅では初ホットクックだったこともあり、簡単に料理ができてしまうことは好評でしたが、まぁ自腹では買わないよね、という感じ。

■「旬をすぐに」を知る

そんな折り、家電ウォッチの記事で「旬をすぐに」(以下、旬すぐ)を知りました。

全体としてはホットクック用ではないお手頃冷凍ミールキット宅配サービスです。398円、498円といったリーズナブルなミールキットが非常に多彩なメニュー提供されています。そのカテゴリの1つとして、「電気調理鍋キット」があるという感じ。ホットクック専用ではなく他社のかき混ぜ機能が無いものも含めて対応という位置づけのようです。現状10メニュー、カレー多めですが2〜3人前1,098円とヘルシオデリに比べるとかなりお手頃。ただしこちらも送料が気になってしまうのは同じ。やはり冷凍なのでまとめ買いもしづらいです。

でもまぁ自分でもホットクック用ミールキットを試してみたい衝動に駆られ、とりあえず牛すじカレーとコルマカレーを注文してみました。

で早速牛すじカレーを調理。ボックスの中身はこんな感じです。

冷凍のボックスから取り出した具材

業務用冷凍機で急速冷凍された食材が並びます。というか4つはカレールーの団子です(笑)。これをすべてと指定分量の水を電気調理鍋に入れて手動メニューで10〜20分加熱せよとの指示。他社はわからないですがホットクックは「沸騰後に指定時間加熱」という仕組みなので、20分でセットしても実際には10分くらいでかなり煮詰まる音がしてきたので止めてみたところ充分にカレーになっていました。ホットクック用ではないので、まぜ技ユニットの指定などはないですが、せっかくなのでまぜ有りで調理しました。

ご飯が残りものだったのでややカピカピしてる…

分量的には「2〜3人前」ですが、( ´)Д(`)用にこんな感じのお皿に盛り付けると2杯分かなという感じ。味は割とスパイシー(辛いもの苦手な人間の意見です)。でも牛すじも柔らかく美味しかったです。不思議なことに普段レトルトカレー食べると30分くらいで速攻お腹を壊す自分ですが(胆嚢摘出済み)、今回、日を変えて2回食べても下しませんでしたw。

ミールキットって食材を切らないで済む点では時短ですが調理時間は普通の料理と同じくらいかかる、というイメージですが、こちらは冷凍庫から出して沸騰時間+10分の放置で完成するので時間も手間もレトルト食品、インスタント食品を用意するのに毛が生えたような程度です。なんならまだご飯が炊けないくらいの速さ。感覚的にはスパゲティを茹でるくらいの覚悟で作れる感じです。それでいて割としっかり美味しい料理が食べられるのは魅力です。

配送も翌日発送されて注文日の翌々日には届いたので、ヘルシオデリよりも利便性が高いです。

惜しむらくはやはり送料ですかね。これがスーパーで買えたらリピ買い、ストック買いの射程に入るかなという感じ。せめてAmazonフレッシュのような宅配スーパーの枠組みの中でなら他の乾物や菓子類とあわせて送料条件を満たすことはできそう。「旬すぐ」メニューだけで送料無料になるまで買うと冷凍庫がパンクしてしまいます。「AI旬すぐ」というAIがオススメメニューを定期的にお届けするサブスクコースだと送料無料になるんですが、この電気調理鍋メニューを含めることができるのかはサイトを隅々まで読んでもよくわかりませんでした。一応AIが選んだメニューを手動で変更でき、基本メニューより高いものは差額上乗せになる、ところまではわかったんですがいまいち確証が持てず。

でもまぁ電気調理鍋用メニューにこだわらず、普通に冷凍ミールキットとしても比較的お手頃なので、そっちはそっちでいずれ試してみたくはあります。

■スーパーのミールキットをホットクックで加熱する

もう少しリーズナブルにミールキット生活をできないかと考えて閃いたのはスーパーなどで買えるようになってきた一般調理用のミールキットを適当な設定でホットクック調理する、という方法です。スーパーなら冷凍ではない冷蔵タイプのミールキットの見切り品がちょいちょいお値打ちに買えるので、たまに炒め物メニューを買ったりしてました。先日、「これを別にホットクックで調理したっていいんじゃね?」と思い、肉じゃがキットを買って来てつくってみました。冷蔵のものは大抵お肉は別売りなので別途調達します。自分は西友のものをよく買いますが、ここのはいつも調味液を全部入れるとかない濃い味になるので半分程度に調整。またホットクックは無水調理ができる程度に密閉度が高く水分が水蒸気として抜けにくいので、水加減も少し少なめに。メニューは普通に「肉じゃが」で。当たり前といえば当たり前ですが普通にできました。まだちょっと濃い目だったかな。調味液、水分、加熱時間のパラメーターはメニューによって加減がありますが、そこさえ見極めてしまえば手軽に作れるなという感触。また色々試していこうと思います。

■結論

ホットクックはいいぞ(byホットクックはいいぞおじさん)

LinskMateでデータSIMを音声契約に変更したメモ

現在、自分のサブ端末と姪二人の回線をLinksMateのSIM追加機能を使って運用しています。主回線の高速データ通信容量を最大5枚のSIMでシェアできます。2枚目以降のSIMが、

  • データ通信: 110円/月
  • データ通信+SMS: 242円/月
  • 音声+データ通信+SMS: 462円

と比較的安価に追加できるので、サブ端末がたくさんある人にはお得度が高いと思います。以前はSIMの発行と廃止のコストが高めだったんですが、それも廃止され更にeSIMが選べるようになり、SIM発行時の郵送料1,000円が不要になったので、発行も550円とお手頃になりました。

で、これまで中高生で通話はLINE足りていた姪達のうち上の子がバイトをするのに連絡用の電話番号が欲しいということになり検討。050アプリ系は着信に不安や不便があるので除外。初期手数料も気にせずランニングコストを重視。

端末はiPhone SE 2世代目でeSIMが使えるので、

  1. LinksMateのSIMを音声オプション付きのeSIMに追加する(追加SIMの差額+220円)
  2. LinksMateのデータ通信SIMのまま、povo2.0のeSIMを追加(基本料0円)

の2択まではすぐに絞り込めました。

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23,270円(11/19 16:34時点)
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自分から電話をかけない限り追加料金が発生しないpovo2.0も魅力でしたが、姪が既にバイト応募先に(通話できないと知らずに)データ通信SIMの070番号を伝えてしまっていた事情があり、その番号のまま音声回線に以降できるなら1.かなと考えました。先に結論からいうと番号は変わってしまったのですが、変更ページに明記されていなかったこと、番号が070だったのでそういうこともあるかな?という期待で進めてしまいました…

■eSIMなら手続きも早い!時系列まとめ

今後、下の子も音声回線が必要になった時のために覚え書き。

まず音声回線の場合、(犯罪使用を防ぐため)厳密な本人確認が必須になります。eSIMの場合、eKYC認証というスマホのブラウザからカメラで身分証と自分の生顔を撮って送信する手続きが使えます。また姪は未成年のため、本人認証の対象は契約者である自分で、SIM別に利用者を別途登録する形になります。オンラインで完結でき、姪と離れたところでも全手続きができました(最後に姪のiPhone上でeSIMとプロファイルのインストール作業が必要)。

審査と既存SIMの停止のタイミングがわからず、どれだけ不通時間が発生するかわからなかったので、姪が自宅にいてLTEが止まっても困らない時間帯に作業。LinksMateの開通作業は21時までみたいなので、それを過ぎて手続きすると翌日開通になってしまうため、夕方頃に作業。

・申し込み手続き

まず既存のSIM一覧をみて、どれが該当の電話番号のSIMか確認します。手元のメモだと二人の姪が入れ替わっており危なく違うSIMをコンバートしてしまうところでした。最終確認大事。

SIMのサイズ変更メニューで、音声ありのeSIMを選び差額や手数料のプレビューをチェックして申し込みをします。PCで手続きしましたが画面にeKYC認証手続きのためのQRコードが表示されるので、そこからスムーズにスマホ作業に移れました。以下、案内メールのタイムスタンプ入りでまとめておきます。必ずこの時間で処理される保証はありませんのであしからず。

16:34 「SIMカード変更申し込み完了のお知らせ」メール到着

おそらくPC側で申し込みボタンを押した時点で送信されたと思います。こちらはその後すぐにスマホでeKYC認証の手続きを完了させました。完了画面には「審査は通常1日ほどいただきます」と書かれていました。

ちなみにメールに記載されている電話番号は契約者情報として登録した番号で、自分の場合LinksMate契約の番号ですらありません。どのSIMを変更したのかメールからは読み取れず若干不安に…

17:11 「本人確認書類確認完了のお知らせ」メール到着

本人確認終了後の作業として、iPhoneの固有番号であるEIDという32桁の数字を提出する必要があります。「設定」アプリの「情報」で調べられるので、再びPCブラウザからマイページにアクセスして登録しました。この作業と、下記2つのイベントの前後関係がちょっと曖昧です。

17:19 「決済完了のお知らせ」メール到着

17:25 姪から圏外表示になったとLINEで連絡

ともあれeSIMを入れる端末のEIDを送信することでeSIM発行手続きが進みます。自動処理で一瞬で終わるかと思いきや、その場でリロードしても「発行中」から進まず、先に既存のAPNプロファイル削除とSIMカード取り出しを進めました。もしかすると同じLinksMateのままならプロファイルの入れ直しは必要ではなかったかもですが、一応インストール手順に沿うためにあらかじめ抜いておきました。

17:30 「eSIM開通手続きのご案内」メール到着

これでメール内リンクから辿るとeSIM設定のためのQRコードがブラウザで表示されます。これをLINEビデオ通話で映して姪のiPhoneでインストールしてもらいました。

その後で画面共有してもらいAPNプロファイルの再インストールまで完了。

やっぱり電話番号は変わるのね…

無事作業が完了したのでさっそく下の070~の番号にかけてみるも「おかけになった番号は現在使われておりません」と言われる。はて、念のため「モバイル通信」をOFF->ONしてもらうも変わらず。

もういちどステータスをみるためにマイページにいってSIM一覧をみると、、、070だった番号が似ても似付かない090に変わってましたとさ。まぁ、やっぱりそうですよねー。MVNOの中にはデータSIMの番号をMNP転入して音声回線にできるところも見付かったのでもしやと思ったんですが。

結局、姪にはバイト先に新番号を知らせてもらうことに。まぁ逆に言えばそれ以外でこの番号を使ったことはないので特に不満も言われず。強いて言えば、ほぼ同時に申し込んだせいか、姪二人のデータSIM番号の下4桁が揃ってたのが残念。しかもaabaと覚えやすかったんですが…

■まとめ

ということで、手数料550円、月額差額+220円でデータ回線を音声回線にコンバートできました。本人確認は契約者側で完結、当人の不通時間も無効でeSIM入れる作業時間をいれて15-20分くらいだったと思います。

ほとんど自分からは発信しない前提なら追加コストほぼなしで良かったかなと思います。もし頻繁にかけるようなことになれば、10分かけ放題のオプションを+990円/月でつけることもできます。まぁでもそれよりはpovo2.0に5分かけ放題トッピング550円/月+LinksMateデータ共有運用にするかも。

iPhone SE 2ndが廉価モデルながらしっかりeSIMに対応していてくれたおかげで柔軟な運用ができて助かりました。

新天地6GHz帯が使えるWi-Fi6Eルーター BUFFALO WNR-5400XE6を即買いしたが…

今か今かと待っていたWi-Fi 6E対応製品。2022年9月2日に6GHz帯Wi-Fi使用の認可がおりたことを受け、本日9月5日に以前からチラ見せされていたBUFFALOとNECの6E対応製品が発表になりました。

NECは6GHz帯で4802Mbpsが使え、有線LAN/WANポートがそれぞれ10Gbpsの上位モデルWX11000T12と、廉価のWX7800T8を出しました。発売日は少し後で9/15。単体でみるとWX11000T12の全部入り性能は魅力でしたが、2台でメッシュとなるとちょっとお高いので敬遠。

対するBUFFALOは有線WANのみ2.5Gbpsで、LANは1Gbps x3。6GHzも2401Mbps止まりとやや妥協のみられるスペックのWNR-5400XE6、1機種のみ(2台セットはある)。

我が家はもともとBUFFALO中心でEasyMeshを組んでいたので、6Gbpsの拡張という意味ではお手頃かなと思いこちらをチョイス。

4台で組んでたうち、なんだか調子が悪い中継機とEasyMesh互換だからと買ったLynkSys製ルーターをルプレイスするべく2台セットモデルを購入。

現況の詳細は以下の記事で。

せっかく使い放題の6GHz帯域で2×2の2401Mbps止まりなのはもったいないんですが、スマホが2×2からアンテナを増やすことはそうそうないだろうなと思って妥協しました。

■5GHzの不満と6GHz帯への期待とは?

現行の2.4GHzや5GHzの不満と6GHzのメリットを簡単に説明してみます。最近のWi-Fi高速化技術はチャンネルボンディングといって複数のチャンネルを束ねて速度を出すことが基本です。まず2.4GHzはもっとも普及率が高く、電波の到達性も良いため、ご近所とチャンネルが被る率が半端ないです。しかも電子レンジ、コードレス電話、Bluetoothなど免許不要の規格が入り乱れる帯域なのでさらにノイズが多い場所でもあります。ここはもう一部の安い5GHz非対応のIoT家電用と割りきるべき帯域です。

次に電波の飛びは悪いものの、より速度が出やすいともてはやされてきた5GHzですが、W52、53、56とチャンネル域がわかれており、法律との絡みがあります。W52はもっとも初期から認可されていたチャンネルで屋外でも使える一方、4chしかなく最近のボンディングをしたら1束しか入りません。次に拡張されたW53やW56まで使えばチャンネルにこそ余裕が出るものの、DFSという航空や気象レーダーと干渉してないかチェックする機能が義務化されています。DFSが定期的に働いて1分ほど通信が途切れるのです(一部業務グレードのアクセスポイントだと5GHzを2系統もっていて、途切れないものもあります)。我が家は木造2F建ての割に4台もアクセスポイントを設定して電波強度なども試行錯誤して最適化しているにも関わらず、定期的に通信断が起こるのがストレスでした。それがDFSのせいか確証はないのですが、もうあとはそれくらいかなと。

そこに新しくWi-Fi使用が認可されたのが6GHz帯です。基本屋内用ですがDFSが不要なのです。24時間不断で使えるチャンネルがドカっと拡張され、利用者のほぼいない現在であれば使い放題というわけです。

もちろん、端末側も対応が必要ですが、我が家では現時点で、

  • 同居人のMSIゲーミングPC、Tiamat
  • 自分のゲーミングPC、Razer Blade 14
  • 同居人のメインスマホPixel 6 Pro

があります。まぁ順調にいって今月でるiPhone 14シリーズも対応するんじゃないでしょうか。ということで、メインのノートとスマホはわりと対応してそうなのでどんなものかと、国内最速で導入してみることにしました。

■設定画面

2台セットで、EasyMeshのコントローラー(親機)とエージェント(子機)のペアリングが組まれた状態で出荷されていますが、我が家の既存EasyMeshメッシュに追加するために速攻で初期化。

設定画面の見た目は従来機とほぼ同じで、6GHzの項が増えてる感じです。

設定画面

・チャンネル番号の謎

手動選択できるチャンネルは、191/195/199/203/…/279/283chと24チャンネルもあります。これはチャンネルを束ねない場合の数になります。飛び飛びなのは6GHz帯域のチャンネル番号の振り方のルールのせいのようです。ここに並んでいるのはチャンネルを束ねない20MHz使用時のチャンネル番号ですが、40MHz(2束)、80MHz(4束)、160MHz(8束)も場合にも番号が振られていて、ITmediaのこちらの図表のようになっています。1chと5chを束ねて40MHzで使う時は3ch、みたいになっています。

そして6GHzのチャンネルは1ch始まりで2.4GHzや5GHzのチャンネル名と被ってて、チャンネル名だけではどの帯域か区別がつきにくいよねって話だったんですが、何故かこのBUFFALOの画面では191ch始まりとなっています。

もっと以前の海外動勢に関する記事では、こんな風になっており、190番台はかなり右寄りになっています。しかし今回日本で認可されたのは5925~6425MHz帯(1〜93ch)で、右寄りの6425~7125MHz帯は保留となっているはずなので、正直よくわからん状態です。既存の2.4GHz、5GHzのチャンネル番号とかぶらないナンバリングがどこかの段階で決まったんですかね??肝心のBUFFALOのサイトの図表ではチャンネル番号が記載されていないのですよね。

ちなみに「倍速モード」を変更してもチャンネルの刻みは変わりませんでした。

・EasyMeshのコントローラーはなんとなく移行

BUFFALOのEasyMeshの仕様上、コントローラー(メッシュの親機)以外はWi-Fi設定が電波強度(100/75/50/25%)以外ロックされてしまいます。6GHz帯の設定項目が存在しないWXR-5950AX12をコントローラーにした場合、なんだかおかしなことになりそうだったので、思い切ってWXR-5950AX12をコントローラーにしてみました。EasyMeshのコントローラー/エージェント切り替えは側面物理スイッチのROUTER/APかWB(中継機モード)でかわるらしく、WNR-5400XE6を(ウチではルーターとしては使わないので)APにし、元々APになってたWXR-5950AX12含め、全てWBにしてしばらく放置したところ、勝手に各エージェントが新コントローラーに紐付けなしできたっぽいです。引っ越し機能は一切使ってないです。ちなみにバックホールはすべて有線LAN。

・管理画面の見た目変わらないけどHTMLレベルでは作り直し?

ほとんどの人にはどうでもいい情報ですが、管理画面のHTML構造が結構かわってました。ウチはEasyMeshのデバイス一覧画面が全部UNKOWNと出るだけで識別ができないので、JavaScriptでMACアドレスを照合して機種名に置き換えるChrome機能拡張を作ってるんですが、結構改修しないと動きませんでした。デザイン(見た目)は使い回しなものの、内部的に色々と再構築されてるのかも知れませんね。

■え、まだつながらない??

さて、いよいよ6GHzどうよ?というところなんですが、残念ながら一晩おいてまだ1台も接続確認ができていませんorz。

・Windows 11

Razer Blade 14′ 2021でAX210の8月頃の最新ドライバーをIntelからおとして入れてみました。デバイス名にWi-Fi 6Eが含まれてるし、各種設定項目には6GHzに関するものが見えるので対応/認識してるのは間違いないのですが、6GHz専用に設定したSSIDが見れません。メッシュ(バンドステアリング)のSSIDにつないでも、5GHzのチャンネルにつながってしまうようです。

Windowsで6GHzに対応したWi-Fiアナライザも発見できておらず、そもそも見えているかどうか不明。

・Android

Pixel 6 Proですがこちらも同じでWi-Fi一覧に現れません。こちらは6GHz対応のアナライザアプリを見つけて入れてみたんですが、6GHz帯域に反応なし。

これはどうも、どちらもハード的にはWi-Fi 6E対応なものの、ファームウェアレベルのリージョンロックがかかってるんじゃないかという気がしてきました。出荷時点では日本は6GHzが認可されていなかったので電波を飛ばさないようにロックされていた的な。今後あらためて技適通ったファームウェアやBIOS、ドライバーの更新を待たないといけないということになりそうです。

考えてみたら当たり前とも言えますが、勇んで初日に特攻した結果がこれで残念…

Pixelはおそらく対応してくれるものと思いますが、RazerとかMSIはどうなんでしょうねー。Intelのドライバーだけで対応できればいいですが、BIOS対応まで必要となると島国向けサポートがあるかどうか、あったとしてどれだけかかるか…

もう少し他の購入者の接続成功例を探してみつつ、対応を待ちたいと思います。結局、最速対応は今月末のiPhone14なんてこともあり得ますかね〜。

AnkerのMeta Quest 2用専用充電台導入

最近またVRブームが来ていてOculus Quest2改めMeta Quest2の使用頻度が上がっています。日課としてFitXRやBeatSaberで汗をかく用ですね。あとVRChatを少し試したり。PCVRとして使えるOcuus Link/Air Linkもこなれてきて、もうフルトラできない以外、むしろワイヤレスなアドバンテージがあるコスパ最高ゴーグルになってきてますね。まぁウチの環境(アクセスポイントはトライバンドなWi-Fi6)でもやっぱり遅延やコマ落ちがあって用途は限られる気はしますが、今年後継機が出たら絶対買おうという気満々です。

新型を楽しみにしつつ日課の室内運動をしているわけですが、ちょいちょいやろうとした時に充電がなくて「今日はナシかなー。残念〜。」みたいな半分やらない理由ができてラッキーみたいな微妙な気持ちでお風呂に直行とかしていました。やはり充電環境を整備しないとかな?と。

Ankerの専用充電台のことは海外で発表された時から気にはなってましたが、日本で発売された後も品薄だったりして購入には至ってませんでした。使い終わったらこれに載っけるようにしておけば電池切れで使えない、ということはないだろうなと。これは本来USB-Cコネクタで充電するQuest2本体を、スマホ用でよくあるマグネット充電アダプタをつけっぱなしにすることで、またコントローラーも乾電池とカバーを充電対応のものにすることで3点を置くだけで充電してくれるしろものです。よく考えたなと当時から思っていました。量販店も含め普通に買えるようになってだいぶたちますが、

  • USB-Cポートが塞がるのでOculus Linkを使うたびに差し換えが面倒になる
  • PCVR時は高性能PCのある自室、エクササイズは自宅、充電はトイレ(?)と置き場所が一定していない
  • 半年もすれば新型が出る
  • リビングとかにこれを置く合意が得られるか?

などで購入には至ってなかったんですが、たまたまヨドバシで駐車券がもられる額の買い物をしようと物色していて思い出したので衝動買いしてしまいました。まぁ後継機はかなりお高くなってQuest2は併売されそうなので、不要になってもそこそこの値で売れるだろうと。

■高い完成度、他社アクセサリとも互換

ちょうど先日リビングで湯沸かしポットやホットクックを置くために組んだラックに微妙な高さの使い道に困る段が空いていたのでそこに設定してみました。

設置場所さえ確保できれば非常に治まりは良い

すっきりまとまって良いです。ガジェット系Youtuberがさりげなく画面の隅に映したくなく佇まいです。ウチのQuest2はコントローラーにナックルストラップをつけ、最近2回目の割れを起こした純正ELITEストラップに変わり導入したKIWI design製のストラップも装着していますが、問題なく置けて充電もできています。あとMetaが配布したシリコンフェイスカバーもつけてますね。ELITE系のストラップをつけると思いのほか奥行きが必要になるので設置場所は割と必要です。純正ゴムバンドのままならさほどでもないですが、まぁこういうアクセサリを買おうという使いこなし勢があのゴムバンドのまま使うとは考えられませんw(寝VR以外)。安定感が全然違うので、ゴムバンドのまま使ってる人は一度騙されたと思ってしっかり固定できるストラップを試してみてほしいですね(ただし純正のは壊れやすいのでク〇です)。

つくづくよく考えられてるなと。さすがにこういう厚みのあるシリコンカバーとかはダメじゃないかと思うのでお気を付けください。

充電状況は中央にまとめてLEDがありひと目で確認できるので良いです。充電完了をみるというより、置いた時にきちっと充電が始まったかをみる用途がメインになる気がします。

■まとめ

Quest2になってコントローラーのバッテリーは格段に保つようになったので、本体だけの充電器でもいいかなーとか、逆に(使い捨ての)乾電池使いたくないのでコントローラーだけの充電器を買って、本体は今まで通りケーブル挿しで、とかも考えたり、壁掛け対応の後発品とかもいいなと思ったんですが、どれも評価がイマイチだったりして決め手にかけて、充電器メーカーとしても定評がある本製品に落ち着きました。Quest2を置くだけ充電するという元祖アイデアへのリスペクトという意味も含め。

それなりに設置場所は必要ですが常にフル充電でQuest2を活用できる安心感は良き。もっと早く買えば良かった。最短で後半年ほどでQuest2自体を手放す可能性も高いですが、それまできっちりカロリー消費をサポートしてもらおうと思います。