ホットクックで作るカスタム”沼”レシピメモ

先日の投稿でホットクックで”沼”を作っていると書きました。うちのは初期型ですが内鍋をフッ素コーティング付きに買いなおしたので、一段と捗っています。

あれからまたいろいろと試行錯誤したり好みの味付けにカスタムしたりしているので、一度レシピをまとめておこうと思います。

ポイントはストックしやすい冷凍食品と乾物だけでいつでも作れる体制を維持できること。足の速い材料があるとどうしても作りたい時に材料が足りなかったり、使いきれずに余ったりしてモチベーションが下がりがちなので、思い立ったらさっと作れることにこだわっています。

“沼”を簡単におさらいすると、Youtubeチャンネルのマッスルグリルさんが紹介する、たんぱく質(P)、食物繊維(F)、炭水化物(C)のバランスのとれた作り置きの効くメニューの1つです。見た目がアレなので”沼”と自虐的に名付けられたようです。言ってしまえば「鶏むね肉の入ったカレー味の雑炊/おかゆ」だと思います。

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Youtubeチャンネルには様々なバリエーションレシピがありますが、例えば上記のレシピ本だと、お米、鶏むね肉、乾燥ワカメ、干しシイタケ、オクラを入れ、調味料としてカレー粉と塩、そしてたっぷりの水、とうい感じ。これを炊飯器で加熱調理し、4時間保温する、という感じ。最近は、「沼の素」なるカット済の高級干しシイタケとワカメ、そしてカレー粉がセットになったキットも売られています。1度買ってみましたが、シイタケでちょっと苦手な臭みみたいなものがなく食べやすかった気がします。カレー粉はかなりガチめでした。

ホットクックの料理時間は手動メニューで混ぜあり40分。特に根拠はないけど、まぁ炊飯器でご飯炊くくらい?下記の分量だとこの時点ではけっこうシャビシャビだけど、そのまま保温モードにしてしばらく放置しておくといい感じになります。ホットクック特有のかき混ぜがあることで、レシピに記載されている投入順とか無視してもいいかなって思っています。

ホットクックいいよホットクック。9月に出たばかりの2022年モデルは型番末尾Gで左右のでっぱりが小さくなってスリムになり、高速かき混ぜで卵料理や生クリームのホイップができるようになったっぽいですがまだ6.6万ほどするので、それ以外はほぼ同じなFやE世代の在庫品がお買い得かも知れません。

■飽きないようにレシピをカスタムしてローテーション

あまり美味しさを追求して具材を変えてしまうと結局自分好みな高カロリーメニューになってしまいそうなので、食材の変更はほどほどにして調味料で味付けだけかえています。具材で唯一足しているのが枝豆。フニャ目の具材が多いので、ちょっと食感に変化をつけたくて。

標準レシピだとしいたけが「1つかみ」となってて結構多めだったんですが、風味がキツすぎるので減らしています。そして1.6Lタイプのホットクックでこんな分量で作っています。

  • 米…1合
  • 鶏胸肉…2枚
  • 干しシイタケ…1枚をスライス
  • オクラ…5,6本分
  • 枝豆…適当にザラザラっと
  • 乾燥ワカメ…1つかみ
  • 乾燥こんぶ(出汁用)[NEW!]
  • 水…1LまたはMAXラインまで

鶏胸肉とオクラと枝豆は業務スーパーで冷凍品を買ってきてストック。オクラは最初ノンカットだったので5,6本としてましたが、今はカット済みを買っているので目分量です。米、シイタケ、ワカメは乾物なので消費期限を気にせずともよく、これでいつでも作れるという状態になっています。

2021.10.21:出汁用のカット昆布を追加しました。こういうヤツですね↓。

そして味付け。カレーベースの時は、最初は普段使っているこちらのフレークタイプのカレーを入れてたんですが、やはりルー=油分なので今は純粋なカレー粉にかえました。

まぁ味はやっぱりルーの方がコクがあって美味しかった気がします。あと、高血圧なので塩を控えめにして、食べる時に胡椒系のスパイスをちょい振りして変化をつけています。

そして最近気に入っているのが和風バージョン。枝豆の代わりに栗(甘露煮)を入れます。ドンキとかにたまに安く売ってるのを買っておきます。

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シロップはちょい入れるくらい。そしてカレー粉の代わりにみんな大好き創味のつゆ。コイツは万能ですね。

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この栗と創味のつゆで「炊き込みご飯的な味の雑炊」になります。カレー味でやや浮いていたシイタケも違和感なくマッチ。

実はまだ1回つか作ってないけど、いきなり完成形来たな!って感じで記事にしておきます。

また別案が出来たら追記します。

ZV-E10ファーストインプレ

ついにZV-E10が発売されました。

個人的に購入することにした経緯などはこちら。

まだ外に撮りに持ち出したりはしてないのですが(そもそも仕事用だし)、ざっと触ってみた感じのインプレなど。

■身軽?

大きな特徴である軽量さですが、キットレンズとシューティンググリップGP-VPT2BTに、さらに神マイクECM-B1Mまでつけるとそれなりにズッシリはします。

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これだけの装備をつけて、例えばGoProと比べてどれだけアドバンテージがあるのか?、またジンバルとかなくてもヌルヌル動画が撮れるのか?といった辺りが焦点になるかなと思います。個人的にはCatalystを使ったジャイロセンサーログによるソフトウェア手ぶれ補正も気になります。

GP-BPT2BTがリモコン操作は便利なんですが、割とゴッツくて嵩張るので微妙な気がしています。それだったらもう一回り大きくなっても小型ジンバルいっちゃうか?という。RX100系用のもっと小さなグリップがあったと思いますが、あれの無線対応版が出て欲しいですね。

■手ぶれ補正周り

前記事にも書いたとおり、購入動機は三脚室内撮り用なので、さほど重視はしてないのですが、アクティブ手ぶれ補正もCataryst対応機種としても初入手になるので試してみたいとは思います。また静止画はα6600を使えばいいやと思っているので、本機では基本動画撮影時の評価を行っています。

ボディ内手ぶれ補正がないので、レンズ内手ぶれ補正(OSS)がある場合のみ「スタンダード」の補正が効くようです。あるいは画像処理ベース「アクティブ」はどのレンズでも使えますが割とクロップ(切り取り)が起きます。スタンダードとアクティブは排他利用です。また後からPCでCatalystを使う場合はどちらもOFFで撮影しないと駄目っぽいです。アクティブとCatalystは類似の処理なので排他になるのはわかりますが、せっかく光学式手ぶれ補正がついたレンズならそれで少しでもブレを軽減しておいて、Catalystでのクロップを押さえる、という使い方ができればいいのにと思いますが、そうもいかないようですね。まぁジャイロのログから光学補正した分を取り除くようなことは難しいでしょうから致し方ないのかも知れません。

私はRAWで撮ってPCでじっくり現像するのが好きなので、手ぶれ補正についてもインボディで行わず、あとでPC上で適用量を見定めてかけることに興味を抱いていました。が、今回実際使ってみて、「思ったよりこっちもクロップするな」という感想をもちました。2up画面で比較しながら適用量を調整できますが、まず「自動」で処理させるとかなり削られます。揺れていれば揺れているだけゴリっと削って見えなくするという感じ。なのでFHDで撮ってFHDで出力する場合、実効解像度がかなり落ちて縦が800とか700とかすぐに行きます。これを最終的にFHDに拡大してレンダリングするのでちょっと厳しいなと。4K->4Kも同様でしょう。唯一FHD出力だけど4K撮影、なんて場合にはあまり害なく使えるのかなという感じ。本機を含めSONYの現行APS-Cセンサー機は6Kをダウンコンバートして4K録画してるはずなので、(実際どういう順序で処理されるか不明ですが)インボディで6K時点で補正できるなら「アクティブ」を使った方がいいのかも知れません。

Catalystによる手ぶれ補正はハードウェアエンコード支援が使えるので速度はそこまで気にならないものの、手間は手間だし、さらに後でPremiere Proなりで編集する素材とする場合、再エンコードになるのもちょっとイヤ。

もしこれで本格的に外で手ぶれのない映像作品を撮るとなったらジンバル買うかなぁという気分になっています。

少しオーバースペックですが買ったままほとんど使っていないRONIN SCを活用するか、これあたりを買うか。

■電源周り

もうひとつの重要ポイントは、仕事で長時間動作させる場合の安定度/バッテリー保ちなどについて。基本的にはHDMIまたはUSBから映像をPCに出してOBS Studioなどで他のカメラ映像と合成して録画することになりますが、本機でもバックアップの意味で録画を回しておけるにこしたことはありません。これについてマニュアルを精査したところ、以下のことが判明しました。

  • 電源がオンになってる間はUSBは給電のみになる(バッテリーに充電されない)
  • USBカメラモードをUSB給電で使ってもバッテリーが減ることがある

おそらくHDMI出力しながら本体内録画した場合の方が電気を食うと思うので、基本的には「USB電源挿すとバッテリーの減りは遅くはできるがずっとは保たない」ということになります。なるほど夏にα6600で現場に挑んだ時、なぜか突然バッテリーが0%になって切れたことがありました。てっきりケーブルや充電器の不良だと思っていましたが、これと同様な仕様だったとしたら説明がつきます。電源を切れば充電に切り替わるんでしょうが、例えば日をまたぐUT実査なんかだと、その日の最後にはカメラのような高額機材はいちど電源を外してロッカーなどにしまったりすることも多く、本番中に減り続けたバッテリーを翌日までに満充電に戻すタイミングがありません。

で、当初から気になっていた「電池抜いてUSBケーブルだけで稼働できるか」については試してみたところダメでした。なので、安定して終日レベルの長時間稼働をさせたいと思ったらやはりダミーバッテリー型の外部給電アダプタが必須となることが確定。電池の充放電のよる発熱がない分、4Kなど高負荷録画をする時にもいいかなと。ただ純正はちょっと高いんですよね。

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電源周りなので互換品は不安がありますが、個人的に

  • USB 5V x2ポートで給電できる
  • 全体にやや小ぶりである

ことが刺さってこちらを買ってみました。

どのみち現場にはマルチポートのUSB充電器はあれこれ持ち込むので、それを使って給電できるなら荷物をコンパクトにできるなと。純正品は7.2Vあるらしいですが、こいつは5Vのポートを2口使って電圧を稼ぐっぽくて、とりあえずちゃんと動きました。そのうち、これで終日HDMI出力しっぱなしで動くかテストしておこうと思います。

■操作UI(対α6600)

ハードスイッチ周りはかなり動画特化に変更されているので、相互運用性としてはあまりよろしくないように思います。電源の入り切りからして違います。でもまぁFメニューやメモリセットなどを駆使しておおむねやりたいことがやれるようにはできたかなという気がします。一番気になるのはモードダイヤルがなく、単一のボタンで静止画->動画->S&Q->静止画…とサイクリックに切り替える点。反応がワンテンポ遅くてつい押しすぎて通り過ぎてしまうことも。また動画にしてからさらにP/A/S/MをGUIで切り替えなければならないのも二度手間。これで良いという層がいることは理解できるのですが、せめてサイクリック動作で何を巡回するかをソフト的にカスタマイズできたら良かったなと思います。せめてM1くらいは入れたい。

どちらかというと、しばらくZV-E10を使った後でα6600に戻った時、ズームのつもりで電源を切ってしまうんじゃないかっていう不安が(笑)。まぁズームレバーと固さが違うので気付けるかなとも。

特長である、ボケ切り替えや商品レビューモード切り替え機能はまだ活用できてませんが、それぞれのボタンはもったいないので他の機能にアサインするかなと思います。「商品レビューモード」ボタンはα6600でC4ボタンと同じ位置なので、ピント拡大とかにしようかなと。「ボケ切り替え」になってるC1ボタンは現在αではホワイトバランス調整になってますが、そこまで多様してるわけでもないので思案中。C1はシューティンググリップGP-VPT2BT側にもついているのでいい機能をアサインしたいところ。やはりカスタムボタンが少ないのは微妙に頭を悩ませますね。

■HDR周り

せっかくモニターをHDR対応にしたので、これを機にHDR撮影、Youtubeアップにもチャレンジしようと少し調べてみました。こちらのZV-1を使った解説がわかりやすかったです。

なるほど、現状Premiere ProがSONY機の書き出すXAVC SのHDRに非対応なんですね…Catalyst Browseを使っていちどSony XAVC-Intra形式変換してやる必要があるぽい。Intra形式はMPEG系の時間方向圧縮を行わずに全てのフレームをIフレーム(基準フレーム)として保持する形式で圧縮がない分、ファイルがめっちゃ大きくなります。またリアルタイムで書き込むビットレートも必要なため、α7SIIIのようなハイグレード機でないと対応していません。一方で一旦オールIntraになったファイルは再生としては軽いので編集ソフト側での対応はしやすいということなんでしょう。仮にPremiere ProがXAVC SのままのHDRに対応してきたとしても、編集するPCのストレージ速度なんかも要求されそうだし、当分はしかたないのかな。てことで、当面はというか、α6600やZV-E10でHDR編集をするには、

  • PP10で撮る(HLG 1/2/3はとりあえず2で良さそう)(この時点では拡張子は.MP4)
  • Catalyst BrowseでXAVC-Intraに書き出し、それなりに速いSSD領域などに保存する(拡張子.MXF)
  • Premiere Proで読み込めばシークエンスが「Rec.2020/HDR」になってればOK
  • 「Apple ProRes 4:2:2 HQ HLG」で書き出す(拡張子.MOV)
  • Youtubeにアップロード

という感じかな。なるほど読み込みも書き出しも.MP4ではないんですね。近いうちにYoutubeアップロードまでのワークフローにトライしてみたいと思います。

 

 

■バリアングル液晶イラネ…

操作感で一番不満なのはバリアングル液晶。個人的には猫をローアングルで撮ることが多いので、カメラ本体を低く構えて液晶だけクイっとチルトさせることが多かったんですが、バリアングル液晶になってしまうと一旦モニタパネルを左に開いてから回転させるという二度手間になるし、視線もレンズ方向ではなく脇見する感じになるので非常にストレス。急いでやると壊してしまいそうだし。唯一のメリットは液晶を内側にして畳んでおくと持ち運び中に画面を傷つけないかも、というのがありますが、実際いままでやらかしたことはないし、持ち運ぶ時はソフトケースなどに入れそうなんで実効性があるかは不明。

■良かった点と次期種への期待

まぁ色々と不満はありますが、α6600と比べて進化ポイントとして、

  • MIシューのデジタル音声接続
  • USB Type-Cによる高速通信と充電
  • 外部給電によりバッテリーレス稼働

は個人的に非常に有り難い。これらのためにα7cに行かずに済みました。フルサイズはレンズまで含めると取り回し、コスパがしんどいので自分的にはAPS-Cで踏みとどまりたい。ボディ内手ぶれ補正対応のα6600に上記を追加したマイナーチェンジモデルが出たら写真も撮るメイン機として買い換えてしまいそう。

■作例

カワスイ(川崎水族館)でHDR撮影のテストをしてきました。暗いところが多いのでキットレンズではなくSIGMA 30mm F1.4で。

実際にはもっと撮ったんですが、ピンボケが多くて取れ高少なめ。あのモニタだとピント確認は厳しいです。MFだとピーク箇所が出るんですがAFは無理。動き回る魚とかはMFでは厳しい。またタッチで指定したオブジェクトを追従しつづけるタッチトラッキングは4Kでは使えないというのも辛いですね。暗さにめげずもう少し絞って撮れば良かった。

そして案の定モードエラーをやらかした。前半知らず知らずのうちにS&Qでとっていたという失態。やっぱサイクリック動作ボタンは使いづらいです。

結論として、やはり本機は業務用のカメラデバイスとしての使用がメインになるかなと。持ち出して使うならカメラ内手ぶれ補正があるα6600でいいやって感じ。レンズまで込みで考えるとボディの重量差は誤差の範囲かなと。それよりも使い勝手や性能、バッテリー保ちの方が重要。まぁα6×00持っていてサブ機でこれを買う人はそもそもあんまりいないと思いますが参考まで。

Catlog BoardとSHARPペットケアモニタを使い比べての印象

我が家では現猫をお迎えする時にSHARPのペットケアモニター(以下SHARP)を導入しました。各記事はこの辺り。

猫は尿路の病気が多いので、おしっこの頻度や量をウォッチすることが健康管理上重要と言われているためです。同時に体重も量れるので便利です。

特に不具合はないのですが、最近なぜかここで大をしてくれなくなりました。まぁこの製品には大の計測機能はないので記録上は別にいいんですが、じゃぁどこでしてるかというと洗面所のシンクの上ですw。朝顔を洗いにいくとしてあるので、まず片付けて、その残り香の中で洗顔をするというなかなか辛い状況が続いております。

そんな折り、猫の首輪につけるモーセンサーで猫の様子をウォッチできるというCatlog社の新製品Catlog Boardが発送されたよ、という通知が来ました。ん?そんなの買ったっけ?ペットケアモニターの競合製品だからレビュー案件かな?と思ったけど、そんなわけもなく、どうもクラウドファンディングで買ってたっぽい。しかも2台(笑)。半額とかだったので良かったら実家に1台わけてやろうくらい思って買ったような気もします(1年くらい前で素で忘れてた)。

Catlog Boardの特徴は、

  • 重量のみを使った検知で、上にのせるトイレや猫砂は好きなものが使える
  • Catlogは使って無くても単体でOK
  • 複数の猫を識別できる
  • おしっこに加えうんちも記録できる。
  • 月額580円(ただしCatlog併用しても込み込み)(SHARPは330円)

という感じ。SHARPはシステムトイレまで一体化しており、尚且つおしっこを吸い込まない猫砂を使い、下のトレイに液体のまま落ちてペットシーツに染みこんだおしっこの重さを検出します。気まぐれな猫だとトイレや猫砂の種類、設置場所などが気に入らないと使わないので、気に入らなかったらアウトです。対してCatlog Boardは上のトイレはボードに載りさえするサイズならなんでもいいし、猫砂も紙系、鉱物系など選び放題というのがメリットです。

またSHARPは多頭飼いの場合、猫を識別する無線タグを首輪に1匹ごとにつけないとならないですが、Catlog Boardはそれが不要で人間用のオムロンの体組成計みたいに体重で見分けてくれるのが良いです。同居人が首輪のデザインに凝りたい人なので、Catlog含めここに専用デバイスを装着することをあまり良しとしないんですよね。とはいえ今はお手製ポケットをつけてAirTagを入れてますけど…。

せっかく買ってしまったし、トイレや砂を色々試してうんちも一緒にしてくれるようなら乗り換えようかなーということで利用を開始しました。サイズが小さいので、現状のうんち場である洗面台の足元に設置できたのも期待が高まります。トイレも体格にあった小型のものを選び、猫砂は紙系でおしっこを数と軽く固まりになるタイプにしてみました。

 

■2週間ほど使った結果は…

二日目くらいにうんちをしてくれて、「これはいいかも!」と思ったものの、その後はあまり続かず。洗面台が使えないように障害物を置いておくとイヤイヤなのか使うこともある、というくらい。逆に障害物がある日はSHARPの方にしにいくこともあったり。おしっこは問題なく使ってくれるようです(ほぼCatlog Board上のトイレばかり使用)。

アプリの精度が微妙…

Catlog Boardは上述の通りトイレも猫も含めての総重量を測り、その変化を使って、猫が載った/降りた/おしっこをしていった/うんちをしていった、などをAIで判別します。それも「徐々に学習していきます」というスタンスなので、アプリ上から識別を修正することもできます。言い換えると、この学習がどこまで精度をあげられるかがキモです。SHARPはそういう要素は一切なくおしっこと体重に限られるものの最初っからキッチリ計測できます。

現在、うんちをした回数が少ないので、あまり学習もできてないとは思いますが、正直微妙です。まず猫の体重の増減がヤバいくらい。SHARPではもう半年以上4kgのままでした。Catlog Boardにも初期値ととして4kgと設定したんですが、これが急に3.5kgになったりします。本当なら病気レベルの変化じゃないでしょうかw。猫はうんちした後に猫砂をかぶせる習性がありますが、その煽りで結構トイレの外に猫砂が飛び散ります。紙系なのでそこまで重さはないかもですが、そういう微妙なロスも含めどこまで考慮してるのかな?という感じ。Normanのいう「そう判断した経緯を説明せずに診断病名だけズバっという医者」のような信頼できない”AI”です。そもそも、朝起きてトイレにうんちとおしっこをしてあったとします。アプリを見ると3時と5時にトイレに入った形跡があります。さてどっちがうんちでどっちがおしっこでしょう?となるわけです。滞在時間や排泄量も出ているので「1分越えてるからうんちかなー」とか想像で決め打ちするしかないです。また排出量0gということも少なくありません。本当に猫が気まぐれにトイレに載っただけで何もしないで降りてったんでしょうか??

もし本当にユーザーがそこまでガチで学習を手伝って精度をあげないとならないとするならば、それこそATOM CamとかGoogle Nest Camみたいな画像検知機能のついたカメラを設置して、当該時間の映像をチェックしてやるくらいはしないとかも知れません。

とりあえずトイレや猫砂をかえてうんち率を改善しつつ、学習を進めてみて実用に足る精度に到達できるかですね。この間にも月額580円とられるのは厳しいです。半年、せめて3ヶ月は試用期間が欲しかったところ(しかもSHARPの方も継続中…)。2台あるので良かったら実家にも、と思いましたが、たぶんこの金額を払ってまで使おうとはならないんじゃないかなぁ。1アカウントで2デバイス登録して使えるぽいので、家に二箇所設定してどっちで排泄してもログが統合される、みたいな使い方の方が便利かなという気がしてきました。たとえばケージを用意したとして、ケージ内と外に別にトイレを置く、みたいな使い方ですね。

■アプリ画面ギャラリー

アプリの雰囲気がわかるよう、写真をおいておきます。SHARPの記事の方と比べてみてください。

基本的にはCatlog Pendant(首輪デバイス)用のアプリにBoardの機能を建て増しした、という感がアリアリで、ちょっと情報設計が破綻している気がします。

まずトップ画面。一等地を占めるのは「(トイレは)まったりしています」という謎表示。Catlog Pendantを使っていれば猫のリアルタイム状態が出るところなんでしょうが、トイレしか使っていないユーザはまずこんなバカげた画面を見せられます。

下にスクロールすると

  • おしっこ回数
  • おしっこ量
  • うんち回数
  • うんち量
  • 体重

というリストで当日(?)の値がならび、タップするとグラフ画面にいけます。

おしっこのグラフ

体重のグラフ

トップに戻り最下部のタブナビゲーションで「猫日誌」を選ぶとこんなタイムライン画面が。

猫日誌(タイムライン)

各ログのタイムスタンプの横にある鉛筆マークからうんち判定をおしっこ判定に変更したり、学習に使わないよう消したりすることができます。「今日の写真」というのを追加できるようですが、うーん、このアプリでおしっこだのうんちだという情報と並んで愛猫の写真を見たい気はしないかなぁ。将来このアプリの使用をやめた時にここに貼ったデータがどうなるかもよくわからないですし。病気やケガをしていてその経過観察の写真を貼っておくにはいいかもですね。とりあえずいらないので、写真欄をまるごと非表示にして、ログをもっとたくさん1画面で見られるようにしてほしいです。

基本Boardユーザが使うのはこれだけです。「猫食事」はPendantユーザ用の機能ですし、マイページは登録情報の修正など普段は使わない項目です。

ヘルス警告メッセージも出ますし、基本的にできることはSHARPとほぼ同じですが、いまいちしっくりこない。

■まとめ

現時点で検知精度には満足がいっていません。根気よく学習を重ねた結果どうなるかはもう少し見守ってみようと思います。うんちも記録できるのはSHARPにはないアドバンテージですし、うんちも腸閉塞(異物食い)などの重篤な症状の観察にはなりますが、おしっこと違って量や回数は人が直接目にすることが多いので、相対的にいえばおしっこほどは重要ではない気がします。ガチで健康を見守るならSHARPの精度の方が心強い印象。ただし、そもそもSHARPのトイレを気に入って使ってくれない子だったり、どうしてもあのデザインを部屋に置きたくない人、砂が飛び散らないとかニオイが広がりにくいフード付きを使いたいなど、トイレ側へのこだわりの方が優先という場合はCatlog Boardでしょうか。あとは多頭飼いの時に、個体の自動識別や、トイレを複数設置できる点がメリットかも?これも体重が似通った兄弟姉妹とかがどれくらい正確に見分けられるのかは、現状の精度を見ている限りちょっと懐疑心もあったり。Pendantもあわせるともう少し面白くなるのかもですが、そちらもレビューをみていてAI精度がイマイチみたいな印象ですし、どうかなーというところです。志に技術が追いついてない会社さんなのかも知れないですね。将来に期待。

まぁ、本体がかなり安く入手できているので、その分をテスト料金だと思ってしばらく月額費用として相殺しながらもう少し評価してみようと思います。

 

電動式エアダスターはガス式の代替たり得るのか?

エアダスターが切れたので、前から気になっていた電動式を買ってみることにしました。

何年か前にサンワサプライが発売したものの、1万円近く(現在は6,000円代)して、ちょいと手が出せなかったんですが、今なら”令和最新版”系とかも出て安価になってきています。

電動型はモーターで空気を圧縮して吹き出すのでガス切れがなくオゾン破壊の心配もないというのがメリットですが、どうしても威力では劣るというイメージがあります。さて、実際実用に足るものなのでしょうか?

実際に購入したのはこちら。

スペックとしては

  • 風速:70m/s
  • 吹き出し圧力:60G
  • 回転/分:45000RPM

とあります。ファンの回転数が1分に4.5万回ということです。しかし書いてない製品も多いのでこれがスゴいのかどうかすらわかりません。PCの冷却ファンとかだご数千回転/分(rpm)くらい。静音ファンだと1,500rpmとかなので、すごいこたすごそう?まぁでも仕様を明記してあること自体は誠実なイメージだったしレビューもそこそこヨサゲなのでこれにしてみました。あと充電ポートがUSB-Cなのも今風でよろしい。

特徴としては、太さの違うノズルが2本付属しており、片方は先端がブラシ付きです。ノギスで測るとブラシ無しの内径が9mm、ブラシ有りが20mmでした。ガス式のエアダスターのノズルに比べるとめちゃめちゃ太いです。その分、勢いは落ちそう?外した方のブラシも本体下部に取り付けることができるので、収納や運搬にバラけないの点は良いですね。

LEDライトがついていますが有り難いかどうかは微妙?中華製品はモバイルバッテリーとかなんでもとりあえずLEDライトつけとけって風潮ありますね。まぁPCケースの中とかを掃除する時に使うかな?

で、パワーですが、瞬発力という意味ではガス式には及びません。ただ予想よりは良かった。キーボードの隙間のゴミを吹き飛ばすくらいは普通にできる感じ。そしてそういう時はブラシ付きがむしろ便利かも。多少風が弱くても物理でこすり取ることができるので結果的に充分綺麗になる印象。普段使いでものの表面の塵ホコリを飛ばすには充分。USBコネクタに異物が入り込んだのを吹き飛ばして除去したいなんて時にはガス式が欲しくなるかも?って感じですかね。

あと電動式の長所として「冷えない」というのがあります。ガス式は使ってると1分かそこらでキンキンに冷えてきて手でもつのが辛いばかりかガス自体が出なくなります。PCケース内を徹底的に掃除したい時とかに休み休みやる必要があるのが不便でした。電動式ならバッテリーが続いている限り連続使用できるので、トータルでいえば「たくさん掃除できる」という意味で「強い」といえるかも知れません。瞬発力のガス、持続力の電動という使い分けですかね。

逆に気になる点としてはやはり騒音。掃除機のような音がします。深夜に使うのは厳しいでしょう。また手に取ってすぐにシュ!っとできるガス式に比べるとわずか1,2秒のことですが待ちがあります。ボタンを押してモーターがうねり初め、全開の風量に達するまでのタイムラグが、ちょっとゴミをとばしたい、という状況ではちょっともどかしい。持続力を活かしてずっとオンにしておくのも手ですが、そうすると騒音がスゴい、という。なので、ちょっと吹いて、少し置いてまた吹く、みたいな使い方はガス式の方が使い勝手が良いでしょう。

というわけで、今のところ「今後一切ガス式を買わなくてよくなった」とまではいかないですが、年間消費量の何割かを電動に置き換えてエコに貢献という感じにはなるかなと。コスパは不明です。ただ使い終わった缶のガスを完全に抜いて不燃ゴミに出す、というのも地味に面倒だったりするので、年間数本使っていたのが1,2本くらいまで減ったらいいなと思います。

 

 

初期型ホットクックの内鍋をフッ素加工モデルに替えてみた

我が家ではたぶん最初期型のホットクックが現役です。

この頃のモデルは内鍋が銀色のステンレス製でした。

しかし少し前のモデルからはフッ素コーティングされた黒いものに変更され、こびりつきが減り素早く洗える様に改良されていました。無線LAN経由でレシピ集を拡張できたり音声ガイドが搭載されたり、さらにこの(2021年)9月に発売予定の最新モデルはかき混ぜ能力がアップして卵溶きまで自動でできるようになった模様。

そろそろ買い替えようかなーとかなり心が揺れました。

が、最近作るものといえば、

  1. 沼、ジャガバードなどマッスルグリルのダイエット炊飯器レシピ
  2. 豚肉と白菜のミルフィーユ
  3. かぼちゃの煮物

くらい。マッスルグリルとはボディビルダーかつ調理師のYoutubeチャンネルで、通称「沼」と呼ばれるたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のPFCバランスに配慮しつつ、鶏むね肉を中心とした材料を炊飯器にぶっこんで加熱するだけ、という継続性重視、見た目ガン無視の食事メニューを紹介しています。本来は炊飯器で調理する想定なんですが、ごはん用と別に専用炊飯器を買い足すほどでもないし、攪拌ができる分ホットクックの方がよくね?ってことでこちらを使っています。もちろん公式レシピにはないので、適当に40分くらいの加熱+保温で使っています。家族は完全に2と3でしか使いません。

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てことで、最新型に買い換えてメニューが充実しても最初の物珍しさで何品か作っても、結局「”沼”製造機」にフォールバックする可能性が予見されました。一方で使用頻度だけは各段に上がっている(1度でだいたい3日分くらいなので、それに準じる頻度)ので、洗い物の手間だけは改善したいなと思い、前々から悩んでいた「内鍋だけフッ素コーテイング版に買い替え」という選択肢に踏み切りました。

そう、SHARPは内鍋を単品発売しており、旧モデルとも互換性があり、かつ補修部品扱いではなく一般流通販売させているのです。こちらは1.6Lモデル用。もちろん他のサイズ用もあります。

存在は前々から察知していたんですが1万円越えだったので躊躇してたんですよね。しかしレビューはみな絶賛だし、まぁセールの勢いで。

さっそく”沼”を作ってみました。

沼を作ってみた。

”沼”の材料は、鶏むね肉、お米、干しシイタケ、乾燥わかめ、カレー粉という感じのいわばカレー味の肉入り雑炊という感じ。写真は冷凍枝豆もぶっこんでいますが、まぁ基本的にはそうこびり付く要素はありません。でもまぁ長年使っていてステンレス鍋表面に傷があって汚れがつきやすかったり、あとカレーで全体が黄色っぽくなるので、なんだかんだでガシガシ擦って洗う必要はあります。さて、それがどうなるか?とりあえず鍋が黒いと見た目がアレな”沼”もちょっと映えますね(笑)。

で、調理後の中身をかき出してタッパーに移した後がこちら(少々お見苦しくてすみません)。

沼をタッパーに移した後。かなり弾いてます。

単に新品ってこともあるでしょうけど、かなり弾いていますね。この後、洗剤をつけたスポンジでさっと拭くように洗うだけで綺麗になりました。全然力はいりません。これは楽かも。時間にしたらほんの2,3分の省力化かも知れませんが、楽なのは間違いありません。1万円だす価値があるかというと微妙ですが、セールなどで少し安くなってたり、買い回りでアイテム数を稼ぎたい時なんかの勢い買いにはもってこいなんじゃないでしょうか。

せっかくだからこびり付きそうな焼きもの系のメニューをひさしぶりにやってみようかな?(←迂闊にモチベーションあがって結局新型買うフラグ)