4K BRAVIA 55X9300c その後

4KテレビのX9300cが来てひと月ほど経ちました。期末ラッシュの仕事を終えていろいろ視聴がすすんだので追加レビューなど。

Netflixなどはお試し契約してみたものの4Kで見たいコンテンツがないのであえなく解約。とりあえずMastered in 4Kを冠されたBlu-rayで安くなってたものからSFを3作買ってみました。同機能をON/OFFして見比べたりまではしてないんですが、なかなかに綺麗です。というかガチ4Kであまり見てないので比較ができず。YouTubeとかにも4Kコンテンツはありますが、ビットレートが違うしどうなんでしょうねぇ。

音質はかなり満足です。専用サブウーファーも出てますが集合住宅で2ch視聴するなら本体のみのスピーカーで十分に感じます。さすがに前後方向の定位感はほとんど感じないですがたまに左右方向ですごく広がりを感じる瞬間があります。これはBDみてる時だけな気がする。

画質は前回も書いた通り地デジとかだと粗も目立ってしまう分微妙なとこがありますが、BDだとさすがに綺麗。シネマホームやシネマプロだと黒も沈んでていいです。プラズマや有機ELと比べたことはないですが、部屋を暗くして見てると、スピーカーのフレーム部の黒とほとんど差が感じないくらいに黒いです。これはさすがにプロジェクターで味わえない沈み方ですね。4:3のSTARTREK VOYGERのDVDをみてても額縁部分が気にならなくていいw。HDRコンテンツが楽しめる日が楽しみです。

UIはやっぱりもっさりしてますが、先日あったアップデートで若干マシになった気もします。CEC絡みでどうなってるのかよくわかりませんが、AVアンプを経由してつないでる(TVからしたら同一HDMI端子につながってるだけの)レコーダーやPS3、AppleTVなどが入力切替メニューに個別に並ぶんですが、なぜかここにPS4がいなかったのも、いつのまにか出るようになって便利になりました。これ画質音質設定は別個になってるんだろうか?Androidである恩恵は音声操作でしょうか。天気や乗り換え案内がさっと検索できたり番組が探せるのはそれなりに便利です。

HDD録画は試してみたものの、やはりレコーダーに遠慮してか機能が控えめで、シングルチューナーなのは当然としても、チャプターがつかなかったり、EPGで条件検索ができなかったりと実用性は乏しいです。音声で番組名で探すことはできても、例えば「4月から始まるアニメ」みたいな探し方はできず、新番組を数個予約するだけでげんなりです。SideViewアプリを使うとレスポンスがいい分マシなんですが、検索機能としては同レベル。専用コントローラーが必要とされてるtorneアプリが一応付属リモコンで動くっぽいので、いっそnasneを久々に買いなおそうかなぁ、とかも思案中。全録のBXT970はあるし、これ以上録画機器増やしてアンテナ線分岐するのもなぁ、とか。とりあえず本体録画機能はあまり使う価値がないので、SideViewアプリはリモコン画面をデフォルトで固定できるようになると嬉しいなとかw。

これも前に触れましたが、DVD再生がBXT970よりPS4の方が綺麗なので、PS4向けのAVリモコンがないか探したんですが、北米でのみ販売されていたので、amazon.comで取り寄せました。一定時間使わないと電源が切れるBlurtooth式なのでやや不便ですが、机においただけでL2/R2ボタンが誤反応してしまうPS4コントローラーよりはマシなので愛用しています。なので、BRAVIAで2個、BXT970で1個、PS4で1個、時々AVアンプのを1個などリモコンだらけで家人には不評。一部はスマフォで代替も可能なんですがパッと手に取ってすぐ操作できないし。ここいらがもうちょっとスマートにならないもんですかね。後継の9350dではリモコンが1つに集約されるようですが、タッチパッドリモコンはあれはあれで良いんですよね。レスポンスだけ改善されればあれひとつで頑張れる気がするんですが…

 

あんままとまりがないレビューですが、とりあえずコントラストと音質には満足しています。レイアウト的にサラウンドセットをTV周りに設置できればプロジェクターの利用機会は激減しそう。

4Kがやってきた! KJ-55X9300c

三ヶ月前くらいから4K導入についてそわそわしてて、来月辺りに還付金や年度末のかけこみ仕事ラッシュの報酬が振り込まれたら特攻しようかな、、と思ってたんですが、第一候補のSONY機が決算期で割と安かったり、生産完了で6月頃まで同クラスの新製品がなくなるし出たら出たで高くなるという噂も聞くなど(実際、ヨドバシ、ビックとも全店舗在庫無し)もあって、自分に前借りしてキヨミズりました。

選んだのはBRAVIAのX9300cの55インチ。最近はシアターセットを稼働させることがあまりなく、音質にもう少しこだわりたいなと思いつつ、後付けスピーカーなど外付けパーツはホコリアレルギーの同居人の許可が出ないので、一体型がいいなと。

ただ画質面では今と同じREGZAで、最上位のZ20Xもかなり悩みました。地上波のアプコンが綺麗だというフレコミなので。なんだかんだで地デジみる機会が一番多いですし。ただZ7で映り込みがヒドいのが気になっていたのと、クラウド周りのホーム画面が激もっさりで使い物にならない上、途中からTポイント連携バナー強制表示とかで悪目立ちしてたのが心理的障壁。あとまぁ、評判の割に店頭視聴でそれらを凌駕するほどの圧倒的なアプコン性能を実感できなかったというのが大きい。

また音質面では同様にサイドスピーカー搭載のREALも気になったんですが、58インチ以上しかなかったり。ボトムスピーカーはテレビが今以上に高くなってしまうので除外。

あとまぁ次はAndroidTVかFireFoxOS搭載機が楽しそうだなぁと漠然とは思っていたところもあります。FireFox OSの方がHTMLベースでアプリは簡単に作れそうだったけど、やはり既存アプリとしてはAndroidだろう、とか。

で、まぁそもそもサイドスピーカーとサイズで55x9300cしか実質的に選択肢がなかったのもありますが、まぁ一応触れておくと、画質処理的にも9000や8000系に比べて部分駆動LED(エッジ型)だったり、(前に痛い目見た)パネルの反射低減処理が違ったりしたのも決め手ではありました。

で、ヨドバシやビックのオンラインにはまだ在庫があったものの、価格.com底値よりはちょい高い上、価格交渉も難しいだろうということで、近所のアウトレットプラザでお持ち帰り。23万円台後半くらい。価格.comの書き込みでケーズで22万が出たってのがあったけど、そもそも店頭在庫がない上、あまりあちこちまわってる時間もなく妥協。LEVORGのリアシート倒してもギリギリだったり、エレベーターも横のままであと2,3cm大きかったらアウトだったり、ヒヤヒヤしました。やっぱこのクラスは配送頼んだ方が無難かも。

X9300cは両サイドのスピーカーの下に脚がついてるデザインですが、これが今のテレビ台に収まらない可能性もあったんですが、なんどこの脚は内側につけかえることも可能。これが実質的にトドメになりました。ただこのことに浮かれて全幅をあまり気にせず買ってしまい、いざ設置してみたら他の家具に干渉することが発覚。いろいろ同居人の許可を得つつ配置換えなどをし、最終的によりおさまりのよい棚をσ(^^)負担で買うことでどうにか収まりました。それでもまだ左スピーカーの手前に他の棚が微妙にかぶってたり。

あとスイベル(首振り)がないのは微妙に不便かな。ド真ん前で気合い入れて視聴する時と、食卓ポジションが微妙に違うので。

■画質周り

店頭映えを狙ったようなダイナミックは論外として、スタンダードも微妙。普段も色温度低い目の映画的色味でみていたので、ベースはシネマホームに変更(シネマプロというのもある)。そこから緑っぽさが若干気になったのでやや赤み方向にふった感じで。また超解像系は若干弱めないと地デジのモスキートノイズが気になる。特にテロップ周り。ここら辺、外付けBDレコーダーで録画みるのとBDソフトを再生するので最適値はかわるんでしょうが入力としては同じなので悩ましい。さらに言えばアニメはまた別、とか。後述しますがOSDが若干トロいのであんまりまめにいじりたくないんですよね。もっと簡単にプロファイルを切り替える仕組みがあると良いのにと思います。

地デジはそんな感じでまぁ満足。画面サイズが大きくなった分粗も目立つので、REGZA 47Z7と比べて失禁するほど綺麗ということもないけどまぁいっかと。ただアニメも含めDRと3倍録画の差がハッキリわかるようになってしまうのが嬉しいような辛いような。特にアニメはDRでないとなー、できればBSでー、とかレコーダーの運用方法を再考することに。うーん、もったいないけどUSB-HDDつけてアニメのDR録画だけでもしようかな。

大きな期待としてMotionFlow時の誤爆が減った、という進化があったんですが、まぁさすがに強だと皆無ってことはない感じ。でもプロジェクターと液晶TVの違いか絶対輝度の差か、よりはっきり効果を感じます。その昔初めて倍速液晶のBRAVIA 32J5000を見た時の感動が蘇るようです。思えばREGZAはあまりここらで感動することがなかった。パンするような時のスクロールの滑らかさだけでなく、口パクや腕をあげるような部分の滑らかさも感じます。これはアニメを見るのが楽しみになるなぁ。最近は車やお風呂で観ることが多いんだけど、リビング回帰したい。とはいえ、最近はヒマさえあれば同居人がSplatoonやってるからな…

また同居人と見返してるスタートレックのDVD。さすがにSD->4Kのアプコンは厳しかろうと思ってました。実際、全録レコーダーのBXT970で再生した時はザラザラになってしまい辛かったですが、PS4つ使ってみたらあら素敵。BXT970自体も4K出力対応なので、あれこれ補正を切ってみようともしたんですが芳しくなく。REGZA Z7の時はむしろPS4のDVDアプコンはPS3にも劣る気がして早々に使用を断念。BXT970を使っていたのですが、なぜか評価が逆転。SONY同士うまく高画質化処理を委譲してるんでしょうかね。艦隊の制服の赤や黄色に色分けされた部分の生地がフェルトっぽい質感であることを、シリーズ見始めて20年ほどになりますが初めて実感しました(笑)。

■音質周り

まだハイレゾ音楽は試してないですが、テレビはいい感じ。同居人もSplatoonで聞こえてなかった効果音が聞こえるようになったと。σ(^^)もタイトル画面の電車の音の定位感(左から右へ流れる)が増したように感じました。

コーンが剥き出しなのは若干不安なのでかっちょいいサランネットがあれば良かったなとは思います。まぁ、でも見た目だけでいえば素の方がカッコいいんでしょうけど。

■AndroidTV周り

確かに事前に目にした評判どおり、かなりモッサリしています。なにをするにも一呼吸ある感じ。iPad2でiOS9動かしてますみたいな。いや、もっとヒドいかも(Androidで例えたいところですが、そこまで世代をまたぐ機会がないのがAndroid…)。なので上述の画質設定の追い込みとかも辛いです(Android関係ないけど、調整OSDの画面専有率が高いのも×。肝心の映像にかぶってたらチェックできないだろ、と)。

ホーム画面も余計な宣伝が多くて、入力切替とかアプリランチャーが下の方に追いやられてて使いづらい。最初はYouTubeのオススメコンテンツで有力YouTuberのバナーとか出ててほんとイラっとしましたが、これは設定で消せました。ただあくまで一番上がオススメコンテンツ、次がオススメアプリ、そしてようやくソース一覧、アプリ一覧となります。オススメコンテンツを全部オフにすれば一段上に詰まるかもですが、それでもオススメアプリ一覧は消せないらしく。大人の事情のゴリ押しなんですかね。普通にソース一覧やアプリ一覧を一番使いやすいところにもってきたいです。

タッチパッドリモコン側にマイクがあって、音声で色々検索できるのは便利。ただ録画は別のPana全録機なので、録った番組を探す役には立たなそう。ただ乗り換えや天気といった一般情報は出てくるし、YouTubeアプリやCookpadアプリいれとくとディープリンクでレシピも探せたりするのは面白い。その他のビデオ配信プラットフォームのもヒットすれば出るのかな?

同じAndroidでもスマフォやタブレット用にリリースされてるアプリをそのままインストールできるわけではありません。AndroidTV対応と明示されてないと、BRAVIA上のGooglePlayに出てこないのです。ただ.apkでぶっこむことはできる模様。こんな御方も。まだ正式には出ていないAmazonビデオを見る方法もあるみたいです。個人的にはスマホ/タブレットでしか見られないし外部モニタに映すことすら禁止の暦物語のアプリを入れたら普通にテレビで見られるんでは?と期待したんですが、なぜか起動すらしませんでした。あとdアニメストアもいざ再生すると通信エラーになる。ぐぬぬ。

あと、そういうアプリは入ってもリモコンの上下左右ボタンだけではうまく操作できない場合がありますが、iOS/Android向けのVideo&TV SideViewというアプリを使うと、スマホのタッチパネルをトラックパッド的に使ってマウスカーソルで好きな箇所を選択できるようになります。AppleTVのリモート.appのようにスマフォのIMEで文字入力することもできたりしてなかなか便利です。予約としてSKP75で使っていて長らく不便していたCHANTORUからようやく開放されてハッピーです。

■DLNA周り

「ビデオ」アプリではDLNAサーバーの動画ファイル再生に対応。ANIME LOCKERの生TSやそれをSynologyのNASに置いたものをOK。またTMPGEncで出力したMP4も再生できました。Panaレコーダーではここら辺が無理で役立たずだったのでかなりテンションあがります。720pのMP4でも結構綺麗。ストリーミングサービスのものとは段違い。この辺りもアニメを見るモチベーションにつながります。

レビューだと使ってると重くなるだのという情報もありますが、まだそこまでは体験してないです。ただシークは若干使い勝手が悪いかな。CM飛ばしに便利な「xx秒送り」的な操作がないので。

 

肝心の4Kコンテンツはまだまだ不足で、Netflixの無料体験に登録してみたものの、環境ビデオ的なもので画質スゲー!って関心する以外、あまり見たいものはない感じ。既存作品でもいいのでもっとSF系が増えてくれないかな。スタートレックとかスタートレックみたいな。

SONYの一部BDはMastered in 4Kという収録方式が採用されています。4Kマスターの作品を2Kにダウンコンバートする際のSONY製アルゴリズムを逆に辿るような再生アルゴリズムを使うことで、元の4K画質に近いアプコンをする、というSONY同士のつながりを活かした特権のようなものです。これはチャッピーあたりで試してみたいなと。

まぁアニメは当分アプコン頼りでしか4Kの恩恵はなさそうですが、実際に画質向上を体感できてるので良しとしましょう。

洗濯機買い換え Panasonic NA-VX9600L

我が家は重度の花粉症患者とペットがいるので、洗濯量が多くまた外干し厳禁で、洗濯機と乾燥機の稼働率がかなり高い。思い切って節電性能が高く、日々の手間や時間も減らせそうな最新型に投資してみることにしました。

当初、「乾燥しながら次の洗濯も並行して回せないのは論外」という同居人の主張で、乾燥機能のない全自動洗濯機を考えていました。実際今のSANYOのも縦型の洗乾一体モデルですが乾燥機能はまったく使っておらず、東芝のED-60Cが乾燥担当です。ということで、無駄に乾燥機能にお金を払わない方向でPanasonicのデザイン志向CubleシリーズのVS1000が候補になりました。乾燥機能はいらないという一方、温水洗浄機能は欲しいと言うんですが、そもそもどちらもヒーターという共通部品を使うのでだいたいセットなんですよね。そんななかでほぼ唯一の選択肢がCubleの乾燥機能非搭載モデルのVS1000だったわけです。デザインもスッキリしてるしほぼ決まりか?ってとこでしたが、レビューなどを見ていくうちに、最近のヒートポンプ式の乾燥機能は速いし節電だし縮みにくいしいいことづくめらしいということがわかり、同居人も心変わり。結局、Panasonicのフラッグシップモデル、VX9600に投資してみることに。

主な特徴は、

  • ヒートポンプ式の乾燥機能
  • 泡洗浄
  • 温水洗浄
  • 自動クリーニング機能
  • フルグラフィックカラー液晶の操作パネル
  • NFCスマフォの連動

など。ヒートポンプ乾燥は、従来の乾燥機がとにかく高温の熱風で乾かそうとしてたのに対し、除湿機能をつけて庫内を除湿することでより低い温度で乾かせるようにしたもののようです。詳細は1つ前のVX9500の記事ですがこちらが詳しいです。ベタ誉めすぎてカタログみたい。

特に冬場に水温が低くて洗剤が溶けないのは問題視されていたらしく、温水洗浄がキラー機能になったっぽいです。ヒートポンプと温水(ミストとかは除く)でほぼPanaか東芝に絞れた感じ。自動クリーニングも最近のドラムでは重視されてるぽいですね。

というか今は洗1回の電気代って2円とかなんですね。乾燥が昔の機種で70円とか。今だと半分の30円代とかで、上記の記事によると洗濯と乾燥あわせても少し前のモデルでの洗濯のみの電気代より安い場合すらあるとか、、、上記乾燥の我が家にはうってつけかなと。

で、VX9600に決めてからが一苦労。在庫がない。ヨドバシで3月下旬、ビックでも2週間以上との表示。価格.com系のお店にはあるんだけど、古い洗濯機のリサイクル回収が同時でなかったり、万一設置できなかった時のキャンセルが不可だったりいろいろ制約が。EDION Akibaだと三日ぐらいで入りそうだったけど5万くらい高かったり(あそこもう日本人相手にする気ないのかしら)。で、Joshinのオンラインが比較的安くて納期も短そうだったんだけど、やっぱりはっきりした納期がわからないと不安と同居人がいうので、ダメもとで板橋の店舗に電話してみたらなんとオンライン同価で在庫あり即日出荷OKで、旧機種引き取りも同時で、とパーフェクトな条件を提示。当日現金払いなら電話だけで手配も完結するとのこと(クレカだと来店必須)。速攻で申し込んで翌日に届きました。ありがたや。

■乾燥機ラックと干渉して設置できない!?

個人的事情であまり役立つ情報でないので簡単に個人メモ。興味無い人は読み飛ばしてください。

配送員の人が来て入れてみると、大きめの洗濯パン(旧規格?)の内側にあった乾燥機スタンドの脚がわずかに干渉して入らない、というトラブル発生。洗濯パンのサイズは測って確認したけどそっちは未確認だった。というか注文後に気付いて不安ではあった。VXの全幅は60cmに対し、スタンドの脚同士の内径は59cmのみ。背面が細くなってる形状だからなんとかなるかなとも思ったんだけどダメ。VXを少し前に置く配置だとパンの奥行きが足りない。とりあえず一旦乾燥機とスタンドをはずしてVXを設置。しばらく乾燥機はトランクルームにでもしまって、VXの乾燥機能だけでやってけるか頑張ってみますわ、ってことで配送員の人には返ってもらった。

で、一息ついてググってみると、東芝から幅調節機構がついたスタンドDS-72が発売されていることが発覚。スタンドと乾燥機はネジで固定するため、汎用品は難しいだろうなと諦めかけてただけに朗報。さがすと有楽町ビックに在庫があったのでその日のうちに買いに走りました(オンライン在庫や取り置き依頼ができる店は本当にありがたいですな)。

そこからまた苦労続き。一人では洗濯パンから洗濯機が出せなかった…。仕方ないので洗濯機を一杯まで手前に出して、組み立ててたスタンドを上から差し込むような形でトライ。写真の足元の横棒はリアの最下部につけることも可能でどうにかこうにか設置に2時間ほど格闘。乾燥機をのせてみたら今度はアースのネジが回せなくてオフセットドライバーでせこせこ回したりとか。でもまぁ苦労の甲斐あって、乾燥機の揺れも格段に抑えられて静かになった感じ。前のスタンドは無理矢理設置するので補強パーツが外れてたり錆びてたりでかなりテキトーな設置状態だったらしく(σ(^^)が来る前からであって、σ(^^)のせいじゃないんだからねっ!)。

■ファーストインプレ

で、ここまで書いてなんですが、基本σ(^^)は洗濯ノータッチなんです。家事嫌いとかではなく同居人の洗濯や洗剤へのこだわりが強すぎてテキトーになると怒られるからノータッチなんですわ。他の家事はなるべく頑張ってます。なので、動作の様子と同居人の評
価の又聞きでしかないですが、、、

まず音が静かです。静かというかカッコイイ。新幹線が加速するようなフィーーーンって音がします。ハイテク感があってたまらないですw。以前、横浜でひとり暮らしの頃に静音性で定評のある東芝のDDモーター搭載のドラム機を使っててその静かさに驚きましたが、あれはモーター音以外に水と洗濯物がビターンビターンと落ちる音は結構してた気がします(洗い中)。VXはそういう音もあんましないですね。それだけ使う水が少ないということ?密閉度が高いのかしら。脱水時の回転音は他の部屋からでもそれなりに聞こえますが、安定して回転していてるだけで振動をあまり感じない音なので気になりにくい感じがします。最初の洗濯機ですすぎ中の脱水で結構ガタガタいってましたが、同じセッションで「脱水」フェーズでは静かでしたし、スタンドと一緒に制震マットを設置して移行は再現しないようです。総じて充分に静かだと思います。

洗濯の出来は今はまだあらゆるコースを試して最適な方法を模索しているそうなので保留。乾燥はかなり速いという実感はあるみたい。ただ何回か乾燥むらがあったらしく(全体に生乾きって感じではなく袖だけ濡れてた的な)。温水の甲斐はあるらしく、いままで酸素系漂白剤を使わないと匂いが残ってたタオルとかはマシになってるとのこと。ただ価格.comのレビューにもあったゴム臭が若干あるらしく、こっちは使ってるうちに解消するとマニュアルにあるらしいので様子見。また乾燥のしわ(になりにくさ)も期待してたんですが、やはり最後まで乾燥を完走したものをしわが結構出るので、途中で出して部屋干しかなぁ、と言っています。

あと、乾燥フィルターを毎回掃除することになってるんですが、実際かなりほこりがビッシリつきます。完全に乾いているし固まってるのでそんなに苦ではないですが、慣れてくると忘れそう。というか逆に今までの乾燥機ではこれだけのゴミ、どこに行ってたんだ?と思うと、必ずしも悪いことではないのかも?乾燥をした時のみ毎回、ということなので、普通の糸くずフィルターとも違う気がします。その他、排水フィルターが週1くらいでの掃除が求められています。

ガジェット好きに刺さる機能として、Androidアプリでコース設定したり、節電ログを取得したりといったことができますが、どうも特定のコースしか対象にならないらしく、「データなし」ばっか並んでつまらないですね。

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「エコナビランク」はデータなしばっか。

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「使用履歴」も見方がよくわからない情報ばかり。1週間も使ってない状態で、なんか異常に多い回数が記録されてる??

普通に電力量(kWh)や電気代をローデータとして見せて欲しいなと。

 

てなわけで、私自身は直接タッチしないし、出来についてもあまり感度が高くないのでアレですが、いまんとことりあえず全部入りの良いモノを買ったわ、という満足感だけはあります。特に駆動音のカッコ良さでw。真価は同居人の検証と月末の電気代待ちですね。

マイク録り比べ2016

昨年共著で機材周りのことを書かせてもらった「マーケティング/商品企画のためのユーザインタビューの教科書」でも「マイクをケチるべからず」ということを強く書かせていただきました。UTにせよインタビューにせよ、(映像はまだしも)音声が聞き取りやすくないと分析のストレスが半端ないです。また実査中の観察者、記録者、翻訳者、クライアント、そして「もっと大きな声で」と言われる被験者、それを言わされるモデレーターと全員が不幸になる。それがマイクです。

たまたま我が家に新しい洗濯乾燥機が届いて、いい感じに乾燥中の音がしていた上に、上面がまだ片付いていたので、機材をありったけ持ち込んでWebページを朗読する声を録り比べて見ました。

 

      iPhone6s
iOS標準の「ボイスメモ」アプリで録音。マイクを話者に向けてあります。洗濯機に直置きなせいもあるでしょうが、かなり動作音を拾ってますね。実査でも机上の紙のワシャワシャやマウス、キーボードの操作音が入りがちなので、スマフォ平置きは推奨しかねます。

声もちょっと歪んでて聴きにくい気がします。
 

      ICレコーダー SONY ICD-SX2000
この2月に出たばかりの最新モデルです。三脚穴がついているので写真左奥のように机上から持ち上げて話者に向けて設置が可能。また本機種の特徴としてBluetooth経由でスマフォアプリから操作(録音/停止、マーカー打ち、レベル確認)ができる点に惚れて購入。

モードはおまかせから会議、音楽など色々なモードがあり、今回はインタビューモードで収録。AGCというレベル自動調整はオン。LPCM録音もできますが今回はMP3/320Kbpsです。

思ったより環境ノイズを拾います。ハイレゾ対応ICレコーダーとしては環境音まで忠実に拾うのは正しい姿ですが、「インタビューモード」としてはもう少し人間の声に絞ってくれるといいなと思います。ただ再生時にはクリアボイスというノイズキャンセル機能があったり、付属のWindowsソフトでも同様の処理をして再生できます。残念ながらノイズを除去した状態で保存はできなそげ(かなり不満)。

さすがに声に歪みはなく聴きやすい方かなと。

 

      SONY_HDR-CX670.aac
これだけやや不公平ですが、UTを想定して背後に設置した状態で録っています。ゲインはとても高いですがその分環境ノイズも拾いまくり。また脱衣所の反響音で聞きづらいです。一番情景が浮かぶという意味で、ビデオカメラ内蔵マイクとしては正しい仕様だと言えます。が、人の声の内容をしっかり聞きたい、というケースではやや不向き。多くの現場でまずはこういう形で録ってみるところも多いと思いますが、是非他と比べてみてください。

SONYのビデオカメラは外部マイクがつなげられるので純正のBluetoothマイクを愛用していますが、これはいつのまにかひっそりバッテリーが切れてて無音状態になりがちなので、それを回避したくて先日SX2000を購入しました。単にバックアップとして録音しておくも良し、CX670はマイク端子もあるので、内蔵マイクの代わりにSX2000をつないでミキシングすることもできます。この辺りの使い勝手は次の実査で試してみたいと思っています。

 

      MacBook Pro 15’ Retina Late2013 内蔵マイク
ノートPCの内蔵マイクです。Windowsノートは千差万別ですが、Macのマイクは昔から比較的優秀です。キーボードをタイプしてもあまり音が拾われないです。今回の洗濯機の音もいい感じに抑えられてると思います。ただ聞きづらいとまでいうレベルじゃないですが、微妙に声が歪んでる気がしなくもないです。ビットレート絞りすぎた時みたいなワキャクチャいう感じ。

Windowsノートはもっとずっとヒドいものもあるので、実査に先立ってよくテスト録音してみてください。

 

      Logibool WebCap Pro9000(同上)
「インタビューの教科書」でもコスパ高いとオススメしたLogicool c270の系列の最上位モデル(当時)です。

やはりゲインは高め。ノートPCのマイクでは拾えない小さい声もしっかり拾います。ただし環境音もそれなりに入りますね。Macで使う場合専用ドライバを使わないので、Windowsでドライバを入れた上で使う場合に比べるとノイズ除去が弱いのかも知れません。ちょっと今回はそこが比べ切れてません。下位機種のc270は相変わらず2,000円しないでコスパ高いので、なかなか予算ないけどWidnows内蔵マイクもちょっと、という人にはまずオススメ。下手なアナログマイクより少なくともゲインの面では有利です。
 

      YAHAMA PJP-10UR(同上)
ドライバいらずでWindowsでもMacでも使えるマイク&スピーカーです。本来は電話会議用の製品ですが、マイク単体としてみてもノイズカットが優秀です。最近購入して電話会議に活用してますがハンズフリーでも会話がすごく楽です。

さすがにノイズカットはほぼ完璧。反響音もせず「狭い部屋で録ってるな」という風景が綺麗さっぱり断絶されています。ビデオカメラCX670と対極の音作りというか、とにかく電話会議専用ですね。これだけ加工しまくってるのに声として不自然さが感じられないのがスゴい。すべてハードウェアで処理しているので、USB通って出てくる音がこの音質で、CPU処理の負荷もないし専用ソフトウェアのセッテイングも不要。できれば後継モデルではこのサイズ感のままアナログ出力をつけてほしいです。そしたらビデオカメラの外部マイクとしても使えるのに。
 

いかがでしょう?どれも短時間だし原稿が同一なので、一旦内容を把握してしまえばトップダウン認知で聞き取れてしまうとは思いますが、これが長時間になってくると疲労度合いが違ってきたりすると思います。またこれははっきり聴きやすいペースで意識して朗読していますが、たまたま話者の声が小さかったり早口だったりすると更に聞き取りは難しくなると思います。また環境音的に狭くて反響音が入りやすく、”机”自体が盛大にノイズを出しているという劣悪な環境ですが、実際にも空調の音なんかがやたらうるさい会議室で実施することもあったりするので、あながちあり得ないセッティングでもないんじゃないかと思います。

というわけで、個人的イチオシはYAMAHAのPJP-10URです。PCで録画する場合は迷い無くこれ。電源もUSBバスパワーでとれるので、増える荷物はこれとUSBケーブルだけです。ただビデオカメラなどにアナログで入れたい時は使えないので、コストとサイズが問題ならなければ上位機種のYVC-300なんていいんじゃないでしょうか。複数話者の声の大きさも平均化してくれたりするそうで、個人的にもいつか欲しいです。

お風呂テレビ熱再び Panasonic UN-15E5

ITMediaで東芝の防水テレビ10WP1のレビューを読んで、引っ越して以来ご無沙汰だったお風呂テレビ熱が再発。厳密にはDLNAクライアントとして録画番組の消化ができればよく、過去にも様々なPCやタブレットをお風呂に持ち込んで長風呂してたんですが、最近はタブレットで読書やネットのみ。今期は面白いアニメも多いのでもっと消化率を上げたいなと思いさっ得店頭に10WP1を見に。しかし、10.1というと今車載してるモニターと同サイズだし、以前お風呂に持ち込んでいたARROWSとも全く同サイズでインパクトに欠けるなと。そこで目についたのがPanasonicの15インチラインナップ。タッチパネルでWebブラウザ、HDDも搭載したT5とリモコンでブラウザなし、録画は外付けUSBのみのE5があり、DLNAクライアントとして使えればよかったし、タッチ操作で画面に水滴がつくのも嫌って、10WP1と数千円差で変えてしまう15E5をチョイス。

■チューナー部の存在がアレ…

DLNAクライアントとしてさえ仕えればいいので、別体のチューナーは正直邪魔。さんざん録画機器もあるのでこれ以上アンテナ分岐させて減衰させるのもイヤだし、と。店頭でWi-Fi設定画面をみたら、本体とチューナーそれぞれにIPアドレスが降られていたので、もしや本体のみスタンドアローンで運用できる?チューナーは箱にしまいっぱなしでOK?!と期待したんですが、結果的にはダメでした。本体の起動フローで、かならずチューナー部とのリンクを確立させる必要があり、つながらないと先へ進めません。一度動きだしてしまえばチューナーの電源切っても平気みたいなので、この確認ステップだけスキップできるようにしてくれれば済むような気もするんですが、、、まぁどうせ設置するならばとアンテナもつないでB-CASカードもさしておきました。

ちなみになんでも有線LANで使えるものは有線でという主義なので、チューナー部はレコーダー回りのハブにEthernetでつないで本体のみWi-Fi、としたかったんですがどうもこれはできなそうです。チューナー部をルーターにぶらさげて、チューナー->本体間は専用のアドホックESSIDでつなぐか、両方同じ既存ESSIDにぶら下げるかみたい。本体側で既存Wi-Fiへの接続設定をすると、強制的に同じ内容を本体に書き込もうとします。そして失敗すると本体の設定も消されてダイレクト接続に戻ってしまうのです。ここも設定フローのバリエーションを抑えたかったんでしょうが、若干余計なお世話だと感じます。あと、5GHzは何度やってもつながらず、結局2.4GHzで使っています。たまに再生が追い付かず止まります。

ほんと個人的にはチューナー部も録画機能もいらないので単体でもっと安いラインナップがあればよかったですね。ただまぁ、一人暮らしの人で、部屋でも風呂でも仕えて、録画もでき、という商品企画はよいんじゃないかと思います。いったん設定してしまえば、チューナー内蔵のSV-ME5000のときのように(本来電波状況が悪いのが普通の)お風呂場でもフルセグばばっちり受信できます。10WP1は店頭でワンセグすら入ってなかったですし。

■画質は許容範囲

最初に気になった10WP1は液晶がIPSでしたがこいつはTN。まぁお風呂で真正面から見えれば十分と思ったし、店頭で斜め左右から見て十分実用範囲だということを確認して買ったんですが、死角は上下方向の視野角の狭さでした。背面のキックスタンドで風呂蓋の上に置くとやや上を向きます。その上で自分が浴槽で肩までお湯につかるようにだらけた姿勢をとると結構下からのぞき込む形になり、黒い部分がツブれたような見えになってしまいます。そこで余っていた端材でスタンドを自作し、液晶が垂直に立つようにしてみたところ許容レベルになりました。

ピクセル数は10WP1とほぼ同じ1354×760。インチアップしてる分、解像度としてはやや落ちますが、地デジ用としてはまぁ十分かと。

画質設定は基本的なものですが、色温度も数段階から選べ、違和感ない色味になりました。デフォルトは「ダイナミック」的な設定でちょっとキツめ。

■UI回り

リモコンのレスポンスはまぁサクサクではないけどこれまた許容範囲。DLNAクライアントの画面への入り方がややわかりづらく、一瞬「あれDLNAってT5だけだっけ?」と青ざめましたが、無事使えました。USBドライブの画面と切り替え式ですが、最後に使ったほうを記憶して最初に出してくれます。レコーダー(DMS)側との兼ね合いもありますが、目的の録画番組を探すのはやや面倒な感じ。当然ながら未読既読マーカーなどもなく、レコーダー本体での視聴も含め、何話目まで見たっけ?っていうのは全くフォローなし。毎回自分でいくつかあてずっぽうで開いて探しています。

再生中は(これまたレコーダー側次第でしょうけど、我が家はPanasonic同士なせいか)CMチャプターでのスキップなどもできて快適です(レコーダー側でチャプター自体が正しく打たれてないことも多いんですが…)。30秒送りと10秒戻しも。

テレビ機能は一切使わないので、リモコンのボタンはもっと最適化したいところですが、防水という特殊性が要求される場なので、社外の学習リモコンも使えず、IRkitやiRemoconのようなソリューションもダメで残念なところです。

あと、画面の水滴がなかなか拭き取れないので、ガラコBRAVEという樹脂にも使えるという撥水コートをかけてみたところ、若干マシになった気がします。

 

実質3万円台半ばでこのサイズで国内メーカーの防水DLNAプレーヤーが買えるというのはなかなかにコスパは高いと思います。その気になればUSBドライブをつけて録画もできますし、それを外出先でスマフォから見るという今時な機能もついているんだから立派なものでしょう。

今はどのみち30分以上の長風呂は強制の身なので、一日1話でも2話でもアニメが消化できるなら買った甲斐があったと思います。