リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

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前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

 

あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(購入編)

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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 知人からテレビ買いたいと相談受けたので最新機種のカタログを精査してたと思ったら いつのまにか自分用に買ってた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが(以下略

ということで、最新モデルの機能を色々見てたら我慢できなくなり、2007年に購入し、1年前にパネルが逝って保険で直したばかりのBRAVIA 32J5000から、REGZA 42Z7に買い換えました。

最近の東芝のアニメモードがすごいらしく、わざわざデジタルアニメとレトロアニメで別々のプリセットにわけてチューニングされおり、グラフィックNRというベタっとした絵柄(まさにアニメ)専用のノイズリダクションも持ってるとか。我が家のベスト環境はSONY AX1000(レコーダー)+VPL-HW30ES(プロジェクター/80”)ですが、一部の超お気に入り番組やBDを視聴する時以外のカジュアル視聴環境での地デジアニメ画質が向上するならアリかなと。当初はこのアニメモードを搭載した現行モデルのうち下位のJ7の40インチ(6万台後半)を買うつもりで店頭に行ったんですが、これと上位の42Z7が並んで展示してあって、発色の違いに愕然。Z7はIPSパネルなせいか色コントラストが高くてBDっぽい感じ。32インチの上にスクリーンがあるレイアウトなので、40インチの中でも背が低めの40J7ならギリギリ入るかなーという計算もあったんですが、42Z7だと完全にアウト。しかもZ7はタイムシフトマシン機能搭載でタイムシフト6、通常3の合計9チューナー(タイムシフトは地デジ専用)とかもってて、(基本、見たい番組は予約してAX1000やPT2、nasneで録ってるので)コスト的には無駄なイメージがあったので、かなり悩みましたが、実際に「タイムシフトいらないけどパネルの質でZ7にする人が多い」という店員さんの声に押されてZ7に決定。購入価格は9万後半(EDIONで5年保証付き)。現状ほぼ最安です買えましたが、決算前の底値からは1万ほど高くなっていたようです。プロジェクターのスクリーン位置を変えることでなんとか設置しました。

■Z7の特長(私的ポイント)10

  1. アニメモードがイケてるらしい
  2. IPSパネル
  3. Zの伝統、SMB(Windows)共有フォルダをマウントして動画ファイルを再生可能
  4. 6ch全録+3ch通常録画(HDD別売り)
  5. DiXiM BD Burner 2013を使えば、PCで吸い出してBDに焼ける
  6. TimeOnという録画神片岡さんプロデュースのクラウドサービス
  7. 連携スマホアプリ多め?(新旧入り交じっていていまいち全容がつかみきれておらず)
  8. ベゼル細め(でもトータルなデザインはJ7の方が好みかな)
  9. リモコンもカッチョいい(PanasonicやSHARPとかはあんま使いたいと思わない)
  10. SONYやPanaのミッドレンジよりは安め?

正直、全録は(機械音痴集団の実家には是非欲しいんだけど)あまり興味はなかったんですが、2chとかみてるといいものっぽいので、せっかくだからとHDDを買い揃えてしばらく体験してみることにしました(リサーチ経費ですよねっ!)。ただ、買ってから知ったんですが、REGZAレコーダーを買わなくてもPCで吸い出してBDに焼けるということがわかったので、バックアップ用になるならとちょっとσ(^^)の中で価値が上がってきてます。同じソフトでnasneからも吸い出せるっぽいんので、これは追々買って試してみようと思います。

■HDDが地味に高く付く

10.でお買い得というメリットを挙げましたが、タイムシフトマシン体制を敷こうと思うと結構高くなることが難点です。というのも、さすがに6chを全録するにはUSB3.0接続の外付けHDDが2ドライブ必要で、さらに通常録画用としてUSB2.0のものが1ドライブ必要になります。1台でこの3ドライブを搭載したものが東芝とIO-DATAから、またタイムシフト用にUSB3.0x2ドライブなものがBUFFALOから出ていますが、ほぼ専用品なので若干割高です。例えば東芝の1TB+1TB+500GBで背面マウントできるものが3万円強。タイムシフト用のUSB3.0x2ドライブは完全独立で別に1ケースに収まった専用品でなくても動作実績はあるようですが、東芝推奨(保証?)としてはこの3ブランドのみということのようです。

実際、通常録画用に手持ちのSATA-USBアダプタに余ってた500GBのWD製ドライブをつないでみたんですが初期化でエラーになって使えませんでした。仕方なく玄人志向でREGZA動作確認済みのケースGW3.5AA-SUP/MBを買って来てみたところスンナリ認識。汎用品で安くあげたい場合は、ネットで動作実績などを調べてチョイスする必要がありそうです。

で、タイムシフト用としてはBUFFALOの2TB(1TB+1TB)のものにしました。動作保証のある中では一番安いチョイス。まぁとりあえずタイムシフトがどういう感じか試してみるためなので。1.5万程度+ケースが2千円で500GB HDDが余り物で1.7万程度で純正の3万強のユニットと同容量が確保できました。

タイムシフト領域が2TBだと6ch全部使って約40時間分です。深夜の放送がない部分をオフにしてギリギリ二日分遡れる感じですかね。レコーダーのようにH.264トランスコーダーは搭載してないので全てオリジナルのDR画質になるのでHDD利用効率は悪いです。この辺りは価格や消費電力とのトレードオフですね。とりあえず深夜アニメの録り逃し防止がメインなので、NHK総合、tvk、MX、TBS、フジ、テレビ東京の6chを指定し、時間を19時~4時(1時間単位で指定できる)にしたので、4、5日分はいけるかな?

また個別予約を録画する通常録画用HDDも(別レコーダーがあるので)必要か悩んだんですが、

  • 生視聴中に一時停止する機能
  • NHK等日に何度も繰り返すニュース番組の最新版を上書きで録り続ける機能

が通常録画側HDDを使用するということだったので、やはり用意することにしました。前者はお腹壊してトイレに駆け込む時とかに便利そうですし、後者は「なにも見るものがない時にとりあえず今やってるニュース」ってのはよくやるので、たまたまニュースやってない時間帯でも最新のものが見れるってのはアリかなと。「毎日同じ時間のニュース番組を上書きで録画する」だけならどのレコーダーでも出来ますが、違う時間帯のニュースをまとめて扱って最新版だけ残し、しかもメニューから一発で呼び出せる、というのは、さすが録画神って感じの気の利いた機能だと思います。

てことで、毎度のことながら購入ログだけで長くなったので、実際のレビューは次エントリで。

「DiXiM Digital TV」でnasneがiOSの強力なパートナーに

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他プラットフォームでDLNAクライアントとして実績のあったDiXiMがiOS向けにアプリをリリースしました。その名もDiXiM Digital TV。サーバー側の動作確認済み機種はSONYやPanasonicの最近のレコーダーや録画機能付きテレビ、そしてnasneです。ウチのレコーダーAX1000は対応外だったので、nasneでテストしてみましたが、かなりいい感じです。

iOSで使えるDTCP-IP対応のDLNAクライアントとしてはTwonkeyBeamがありました(DTCP-IPプラグインは700円)。SONYとしても正式対応を謳うアプリだったわけですが、使い勝手に難がありました。

  • 無駄なトップページが1クッションあって面倒でわかりづらい
  • 指定秒数ジャンプがなくCMスキップなどでスライダーを使う必要があり面倒
  • シークが遅い
  • いまいち不安定

など。ぶっちゃけ、実家に対応レコーダーもiPadもあるけど、家族では使い切れない気がして存在を隠していましたw。また自分でも結局別途Arrow Tab WiFiを購入し、お風呂ではそちらでnasneの録画番組を視聴、iPadでネットという2モニタ入浴環境を構築していました。

そこへ登場したのがこのDiXiM。他プラットフォームで培った経験か、かなりこなれている印象です。FF/REWボタンを長押しすると指定秒数のジャンプができるので、30秒や90秒にしておけばCMスキップやOPスキップが楽々できます。ちなみに同ボタンを短押しすると次の番組に映ってしまい、どう考えてもアサイン逆やろ、とつっこみたい気は山々。是非拙作「おやゆびでお」のようなスワイプジェスチャーによるショートカットなどを実装してほしいものです。

IMG_0042それでも単に録画した番組を視聴するという観点ではかなり快適になりました。Twonkeyより扱い易いしレスポンス、安定度も優れていると思います。これなら実家に「iPadで録画や生番組が見られる」と教えてやっても大丈夫なんじゃないかと思える位。

また秀逸なのは写真のように、縦持ちで下半分にブラウザを出せる点。iPad一台でネットサーフィンしながら視聴ができまず。ブックマークはSafariとは同期されてなかったりと最低限の機能しかないですが、シングルタスクのiOSでこうしてながら作業ができるのは便利。実は最近、友人達と動画を同期視聴しながらチャットをする為に、似たような試作アプリを作ったところだったんですが、互いに自宅レコーダーに録った番組であればこれを使えばいいじゃん、って感じ(チャットにはWebチャットサービスを利用)。

画質はTwonkeyでもかわらないかもですが、nasneからの配信だと480p(DVD程度の解像度)。画質厨のσ(^^)でも実用上は充分な印象です。特にiPad miniやiPhoneなら無問題。ビットレートも落ちる文レスポンスが良い(専用レコーダー機からだと720pになるらしい)。

iPadやiPhoneでテレビを観る為に、SoftbankやIO-DATAなどから専用ハードが発売されていますが、このアプリの登場でnasneが一気にイチオシハードに躍り出た気がします(競合を実際に使ったことないですが…)。なんといっても汎用性が高い。PS3/Vita/PC等からでも視聴可能。HDD増設可能。簡易ファイルサーバーにもなる。

ただ予約やコンテンツ管理はこのアプリからはできず、(SONY PSSONY製レコーダーの場合)予約はWebサービスであるCHAN-TORU経由、コンテンツ管理はiPad専用アプリのRECOPLAを使い分けなければいけません(RECOPLAはiPhone非対応)。我が家では予約も削除もPS3やVitaからtorneアプリ経由で行うのであまり気になりませんが、iPadやiPhoneだけで使うとなると少し不便かも。また現状では持ち出しにも非対応(Twonkeyは対応)。このあたりはSONYレコーダー専用ではないので将来的にも対応は期待薄ですね。せめて予約と動画管理は一本のアプリでサクサクできるようむしろSONYさんに期待したいところです。

LiveShell Proを買ってみた

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単体でHDMI入力を720pでUstreamやニコニコ生放送などRTMPサーバーに映像送信ができるLiveShell ProがファームウェアアップデートでRTSPサーバー機能を追加されたので買ってみました。RTSPはDarwin Streaming Server等と同じストリーミング用プロトコルで、PCではVLCやQuickTime Playerで見ることができる形式です。無印のLiveShellの倍ほどしますが無印が480pまでなのに対しProでは720pのHD送信が可能な上、出力形式がH.264になるので、iOS等とも親和性が高いのがポイントです。またRTMPに関してもUstreamなどの外部サーバーだけでなく、Wowzaなどのプライベートなサーバーを使うこともできるので、業務でユーザテストの中継など守秘性の高い用途にも使えるだろうということで購入してみました。

さてビデオカメラをつないでUT中継などに活用する話は別途お仕事ブログの方で近いうちに。まずはプライベートで動画ファイルを数人で同期視聴する用です(ここではベランダの植木の観察記録映像とでも思っておいて下さいw)。現在は、1280pで保存してあるファイルを事前に480p、600pあたりに再エンコして、HTTP Live Streaming形式で配信しています。低画質とはいえそれなりに時間がかかるし、480pと600pを動的に切り替えられるようにインデックスを用意するとそこそこ手間です。またチャットしてて「ちょっとアレも見ようぜ」とかなった時に急に準備ができないのも残念。その点、HDMI入力を直接変換して送出できるLiveShellならPCのモニタ出力を直結して、各種プレーヤーで再生するだけです。ソースがAVIだろうがtsだろうがwmvだろうが即配信可能です。VLCでリアルタイムエンコードする手は、HDMI映像を仮想WebカメラにみせかけるMonsterX Live+Ustream系配信ツールでゴリゴリリアルタイムエンコードしながら、という手も考えはしたんですが、 色々考えてシンプルな機材構成にできた方がいいかなということで。

ちなみに2013年4月中旬現在、わりと品薄な感じでしたが、こちらのショップで在庫があり、しかも限定セットで+3,000円程度で4.3インチ液晶モニターがついてくるというので決めました。4.3インチというとiPhone5より若干大きいくらいで、比率は16:9です。どうも元々は車載用のようで、赤黒のコネクタの何もついてない裸配線が入ってました。もちろんショップ側で別途ACアダプタをつけてくれています。アナログビデオカメラでよく使われていたミニ->赤白黄ケーブルもついてきますが、このうち黄色ではなく赤色をつなぐという辺り、色々と間に合わせ感がw。まぁ安いから良し。

さてではLiveShell Proの話。とりあえず、MacBook AirからThunderbolt->HDMI経由で入力した映像は余裕で認識しました。Windows機のGeForceのHDMI出力もOKです(著作権保護のかかったBD/HDレコーダーの映像とかはダメかも知れませんね)。入力は最高1080iまでのようです。初回電源投入ですぐに(RTSP対応の)ファームウェア更新があり、実行した最初の動作はかなり不安定でした。特に操作パネルが全く操作を受け付けなくなり電源すら落とせない状態に。内蔵バッテリーを外そうにも爪がひっかかってなかなか外せず。ドライバーでこじろうとしたら火花が散ってあわは開封30分で逝ったか?!と冷や汗まで。その後も操作を受け付けなくなる現象は発生し、結局初日は電源ケーブルを抜いてバッテリーがなくなるまで放置して寝ました。明けて今日はそれなりにまともに動いているようです。

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公式サイトでHandyCamの上にマウントしてる写真が出ていてカッチョいいですが、ウチのCX520にはさすがにデカいかも。HandyCamのアクセサリシューは独自形状なので単なる三脚ネジをつけたい場合でも、HandyCam用となっているものである必要があり、あまり選択肢がないようです。今のところ見つけたのは右のFV-HCAC2(の下の部品)と、UN UNX-8232の2つ。ただ前者はさすがに低すぎて、たぶんCX520だと本体上部のズームレバーがつかえなくなりそう(その場合でもタッチ画面でズームは可能ですが)。UNX-8232は逆にバウンスシューアダプタなので関節があって重心高すぎ&不安定そう&高い。どちらも若干問題ありなので保留中。今のところ室内利用がメインなので無理に一体化せず長いminiHDMI-HDMIケーブルでどこかに置いて使うのがいいかなと。

■Ustream

さすがに売りの機能だけあって比較的安定してつかえます。エンコードパラメーターは割と細かく調整できます。設定はWeb画面から行えます。本体がWebサーバーになっているのではなく、公式サイトからDashboardというページにアクセスして操作すると、自動的に本体と通信して反映される仕組みです。遠隔地からでも色々設定ができるので便利です(最新ファームだとDashbordを使わないでクローズドなネットワークでもつかえるようになったみたいです)。設定画面はこんな感じ。

liveshell_setting

音ズレ補正があるのは有り難いです。実際ちょこっとズレたりするのでこれで再生しながら補正ができます。個々のパラメーターについてはマニュアルには説明がなく、いくつかよくわからないものもありますが…。「配信キューの長さ」ってなんですかね?最大GOP長?

■RTSP

初日はやたら不安定でまだファームが熟成されてないかなとも思ったんですが、いちどバッテリー空になるまで使ってからはまぁわりと普通に動いています。今までDarwin配信のRTSPはiOSアプリでまともに視聴できたことがなかったんですが、LiveShell Pro公式サイトで検証されているGood PlayerならiPhoneでは割と安定して見られてます。さすがに途中で配信パラメーターをいじるとクラッシュしがちですが。一方iPadだと同アプリを使ってもなぜか視聴できずクラッシュします。PC/MacからのVLCでの視聴はほぼ問題ないかな。

ちなみにインターネットに配信する時はルーターでTCP/554番ポートをあけて本機に差し向ける必要があります。またVLCでは設定で「RTP over RTSP」をオンにする必要があります。Good Playerでは設定項目はないですが見えてるので対応しているのでしょう。

さすがに720pだとLAN内でも少し詰まる感じがします。インターネット配信なら480p以下が実用的かなと。パラメーターを追い込めばどうにかなるかもですが。また同時配信数も3までが推奨値とされていますので、同時接続数が増える時は画質も落とす必要が出てくるでしょう。これをソースにDarwinなどのストリーミングサーバーに渡し、配信自体はそっちまかせにできるといいんですが、いまのところDarwin(UDP)ともAppleのHLS変換ツール(UDPでMPEG2-PSコンテナが必要)とも互換性がないようです。VLCのパイプ機能を駆使すればいけそうかなーという気もしてるんですが未検証。

Wowza Media Server

まだ実際に試したわけではないですが、Ustreamなどと同じRTMP形式の最新サーバーをプライベートに立てられるサーバーソフトです。買い切りだと10万円ほどしますが、1日$5の利用権を買って使うことができます。また更に$2のアドオンを使うと、適応ビットレート配信用の複数レートの変換もやってくれるようです。そしてそのエンコにはCUDAやIntel QuickSyncも利用できるそうで(Windows版のみ)。またFLASH向けもHLS向けも同時に配信できるので開いてがPC/MacでもiOSでもいけます。

月に何度かビューイング会を開催するだけならこれもアリかなと思ってます。そのうち試しに入れてみようかと。

家族用に無駄(危険)ボタンがないSONY TVリモコン

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家族が実家和室のWEGAのリモコン(写真左端)を石油ストーブの上に置いたままにし、背面をぐにゃぐにゃに溶かしてしまったので代用品を調達。もうWEGA時代のリモコンなんてメーカーに保守パーツあるかどうかもあやしいし、あっても無駄に高いだろうということで、リビングのBRAVIAのもの(写真左から2番目)に近いものを物色。このWEGAにはPS3がつないであって専用のBDリモコン(写真右端)もあるにはあるんですが、

  • モード切替が必要
  • 「ホーム」ボタンの位置に「P」ボタンがありPS3の電源が入ってしまいがち
  • 特殊ボタンが英語表記

などまぁ家族には無理だろう、と。よくある電源、テンキー、チャンネル&音量Up/Downだけの超シンプルなのも考えたんですが、XMBは使ってるようなので、四方向+その下にホームボタンというのはあってもいいかなと。

で探してみたらバッチリなのがSONY自身から発売されていました。>RM-PZ110D(写真赤矢印)

録画再生系を省いて、テレビ視聴に絞ったボタンセットで、ほぼBRAVIAと同じレイアウト(厳密には「番組表」ボタンの位置とか違う)。LED3灯で到達力もありそげ。また特定のボタンを誤って押しても反応しないよう無効化する機能もあるっぽい(まぁ、このボタン数なら不要そうですが)。お値段2,000円前後。やや厚めなのが気になりましたが、元のWEGAのリモコンが畳んだ状態で結構厚みあったのでそう違和感もないかと。当然SONY製テレビなら設定不要で電池入れるだけで使える(設定すれば他社TVにも使えます)。

テンキーも大きくて押しやすいので、ぶっちゃけ付属リモコンが正常なBRAVIAの方もこれに代えてやった方が混乱しなくていいんじゃないかって思っちゃいます。

 

ちなみに、SONY互換の十字キー周りという意味では、下記の2製品も悩みました。SONYと同じ四方向キーの下にホームボタンがレイアウトされてるタイプ。それぞれテンキー有りと無し。SONY製よりお安いです。