iPhone5に新ケースと保護ガラス装着

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最近、iPhone5を使ってる人を見かける機会がすっかり増え、なかでも裸で使ってる人のスリムさが羨ましく感じられるようになりました。さりとて、1年サイクルで買い換えてヤフオク等に出すσ(^^)の場合、極力傷をつけたくありません。

いまのケースは本体発売日前の選択肢が少なかったことに買ったものなので、今ならもっといいものが出てるだろうということで物色。(落下時の衝撃吸収は二の次で)傷防止を担保しつつとにかく薄いものを探してみました。ちなみにベルトケースに入れる派なので、外径が大きくなるバンパー系や摩擦が高いシリコン系は初っ端から除外です。バンパー系は最近色々バリエーションが増えて憧れはあるんですけども。

で、老舗で定番のAirJacket(厚さ不明)を安全牌と捉えつつ、更に薄いのがないかリサーチ。一般的に聞くブランドだと0.9mmとか1mmごときで「付けているのを忘れる薄さ!」などと謳っています。バカなことを言うなと。1mmもあったらあからさまにわかるちゅうねん。薄々詐欺かといいたい。で、Amazonで最薄っぽかったのが0.35mm。ただし完全なクリアではなく濁っているらしいのに加えレビューが微妙。そこでヨドバシで物色した中で0.39mmというものをチョイス。

さすがにこの薄さだと質感はセルロイドセルロイドしてるというか、まぁ安っぽい感触(実際の材質はポリカーボネイト)。駄菓子っぽいというか。あと結構つるつるしていて滑って落としそうな感じ(前がラバーコートだったから余計にそう感じるのかも知れません)。テーブルなど平らなところからつかんで持ち上げる時に、指先がオイリーだったりすると落としそうになります。なにか滑り止めなテープでも貼りたいところ。厚みは、ちょうど音量や電源スイッチと面イチで揃う感じ。突起がなくなる分、押しづらくはなりますが、まぁ実用上は許容範囲です。音量ボタンのあたりが若干はめ込みが甘いのか、持ち方をかえる時にたまに「パキッ」っという音が鳴ります。

ホームボタン用のパッドも付属していますがゴミ箱直行。こちらにAppBankのレビューもあります。

■ついでに保護フィルムならぬ保護ガラスを貼って見た

ついでに保護フィルムも物色。毎日使っていると気付きませんが、機種変更の時に新機種に同じブランドのフィルムを貼ってみたりするとその劣化(進化かもだけど)に驚きます。フィルムも消耗品ってことで、ついでに貼り直すことに。夜更かし中に至近距離&裸眼で見詰めるので、ブルーライトカットタイプもいいかなぁと思いつつ、色味が変わる(特に黄ばむ方向)はイヤなので躊躇しつつ同じくヨドバシで物色。そこで「保護ガラス」というカテゴリがあることに気付きました。ガラス繊維的なものが入って強度が増してるとかそういう類のおのかと思ったんですが、どうやら本当にまんまガラス(曲がらない)らしい。少なくとも指で触ってるくらいじゃ摩耗も起こさず、MagicTrackpadのようなすべすべ感が得られる?元々が強化ガラスなのに、更に上からガラスを貼るというのはいささかアホらしい気もしますが、ちょっと興味をそそられたので、ブルーライトカット機能、防指紋防汚コート付きのAGOR製品をチョイス。エッジをおとして指辺りを良くしていり「R加工」あり(500円位高かった)にしてみました。公式サイトが見付かりませんが、こちらの楽天の商品ページなどに詳しい仕様が載っています。

開封してみると本当に普通にガラスで結構厚みがあります。ガラスの下にシリコン系の粘着シートがついてる仕組みのようです。メリットとしては保護フィルムと違って気泡を気にせず一発でビシっと貼れた事。剥がれる気配はありません。っていうか剥がしたい時はどうするんだろこれ?

厚みは増すんですが、R加工のお陰か角が立っておらず指触りは良好です。ただしホームボタンはかなり窪んだ状態になるので、若干深く押す必要があります。ここが一番気になる点かも。

防指紋、防汚性能は同機能のついた光沢系のフィルムと似たような傾向。オイリーな指で触るとそこそこ跡はつくのだけど、拭けばすぐに取れる。油性ペンで書いても消えるんだそうな(試さないけど)。明るい屋外だと跡は結構見える。

強化ガラス採用の昨今、フィルムの価値はむしろ保護より指滑りの向上だと個人的には思っている訳ですが、本製品はその点は文句無し。ガラスだと逆に摩擦が出て「ベベベッ」っとなるのがイヤで、スムースタッチのフィルムを厳選して貼ったりして来ましたが、本製品はその必要まったくなし。とても滑らかに指が滑ります。

ブルーライトカットは効能は実感できてませんが、嬉しかったのは色味の変化がほとんど気にならなかった点。普通は青色の光をカットするので全体に黄色くなったりするものなんですが、白い画面を表示してみても違和感なし。iPhoneはモデルを重ねる度にどんどん色温度が下がって黄色くなってますが、それが加速するようなことはないです。むしろ全体にこってりしたというか色コントラストがあがって鮮やかになった気すらします。これは光沢モニタが表面にクリアパネルをつけてるような効果に近いのかも知れません。ただ全体に鏡面的な反射をしており、本ガラスが被っていない部分に比べると黒さがない感じなのでないかしら弊害は出ているはずです(いわゆる黒浮き?)。

iPhone5の液晶は構造的にガラス1枚少ないタッチパネル一体構造になっているのがウリのひとつなのを、わざわざガラス貼ってしまうのもどうかって感じですが、何も貼らないという選択肢は無いという前提で言えば、耐衝撃性能もあがり摩耗の心配もないという点でアリな気がします。

LGのクリップオンタイプ3DメガネAG-F420、REGZA Z7で使えました

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先日導入したREGZA Z7は偏光フィルタ式の3Dに対応しています。ウチのプロジェクターVPL-HW30ESや実家のBRAVIA HX800のような液晶シャッター式だとメガネが8,000円とかして家族や来客用まで揃えるのは(使用頻度を考えると)勇気が要るし、重いし、いざ使おうとすると電池切れてたりするし、そりゃなかなか普及しないわ、って感じですが、偏光フィルタ式だとその真逆、安い、軽い、電池いらないといいことづくめです。東芝純正品でも実売2,500円程度で買えます。ワーナーマイカルなど3Dメガネが買い取り式の映画館で100円でゲットしてくるのもアリです。

ただ、矯正メガネの上からもかけられるクリップオン型の偏光フィルタ式3Dメガネは東芝をはじめ国内メーカーはあまりラインナップされていないようです。仕方ないので今度ワーナーマイカルの映画館に行ったときに、300円で買ってこようと思ってたんですが、たまたまヨドバシでLG製のものを発見。790円-10%ポイントでした。「映画館とも互換性あるくらいだからなんとかなるだろ」と根拠のない賭で買ってきましたがバッチリ使えました。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(クラウド編)

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REGZA Z7のウリのひとつであるTimeOn等のクラウド周りについて、当初なにができるのかよくわかってなかったんですが、レビュー記事や雑誌のバックナンバーなどを読んでようやくわかってきました。

■クラウドサービスによるメリット

各ユーザの予約/視聴状況を収集し集計することで価値を生み出すビッグデータ系の機能です。例えばみんなが予約している人気番組なら番組表から探さなくてもランキングからすぐに見つけて予約できるし、自分の知らない人気番組も発見できる、ってなもんです。RDシリーズではかなり以前からできてましたし、torne/nasneのトルミルなんかも同種の機能ですね。まぁ、あんまり流行を追ったりしないでさほど魅力は感じないです。不定期のお気に入り番組を見つけられればラッキーだとは思いますが、そのためにランキングを定期チェックしようとは思わないし。

またビッグデータ頼りではなく、人力で番組情報やチャプター情報を入れてる業者からデータを買って、オススメに役立てる機能もついています。例えばニュース番組や情報番組のコーナー毎の話題となるキーワードや出演者を、放送終了後にせっせと手打ちしている業者がいて、例えば特定の話題を取り上げている番組の、まさにそのシーンを(タイムシフトで録れていれば)一発で呼び出すことができます。新聞雑誌のクリッピングサービスのようなものですね。また今見ている番組のEPGから抽出した出演者情報等から同じ人が出ている別の番組に遷移したりもできます。同じデータはSONYレコーダーでも利用してるみたいですが、こうしたハイパーリンク的な機能はタイムシフトマシンと組み合わせてこそ価値が出るんでしょうね。ちょっと24時間体制でタイムシフト録りしたくなりました。これの惜しいところは、人力故に放送後数時間たたないと利用できない点と、首都圏と関西の主要地デジ局でしか対応してない点ですね。

また新しめなのは「おまかせ録画コミュニティ」。指定したジャンルに関わるものを自動で録ってくれるSONYの「おまかせまる録画」みたいなものですが、SONYのようにキーワードでマッチしたものを自動で録るのではなく、東芝公式またはユーザ作成のプレイリストならぬレコードリストをフォローしておくことで、そこで指定される番組を自動録画するというものです。例えば誰かが「伊藤かな恵」コミニュティを作成していたとして、それを購読しておけば自動的に伊藤かな恵関連番組が録れる、という仕組みです(たぶん。また試してない)。よくメンテナンスされているコミュニティであればSONY式よりも信頼できるかも知れません。ただ試してみたいんですが、これといったコミュニティが見付からずw。さすがにまたユーザが少ないんですかね。自分で作って見てもいいんですが、半端な管理だと誰かに迷惑かけそうなのと、動作がモッサリなのでいまいち深く踏み込む気が起きない…PCからでも編集できたりするんですかね。

また5GBの無料フォトストレージがありますが、これも使い道ないですね。PicasaやFlickrの写真を表示できるようにしておいてくれた方がずっと現実的です。

結論:微妙…

■フレンド連携によるメリット

実際にフレンド登録する相手がいないので試してないですが、メッセージで番組情報を紹介しあったりできるみたい。「この番組おすすめ」ってのを選んで送信すれば、相手方は一発録画できるとかいう類のものかと。地域が違って放送局が異なってもクラウド上で吸収してくれるっぽい。

結論:現状イラネ!

■自前機器との連携によるメリット

iOSやAndroidに「RZなんちゃら」という数多くのアプリがリリースされていますが、どうも最新のTimeOnサービス世代で使えるものは多くはないようです。iOSだと「RZクラウド」、Androidタブレットだと「RZクラウド」と「RZ番組ナビ」位なんじゃないかと。うち、RZクラウドは上記のフレンドや機器同士でのメッセージのやりとり位しかできないぽい。機器同士というのはつまり、iPhone上で書いたメッセージがREGZAのクラウドホーム画面で見えるとかいったものです。いまいち使い道がわからないですね。出先で知った番組を「後で予約しよう」って書いておくっくらい?iOSに最初から「RZ番組ナビ」があればいらないような。また本体同様よくアクセスエラーになります。これサーバーが腐ってるんですかね。

「RZ番組ナビ」は普通に番組表をみたり、クラウドによる予約ランキングなどを見て本体に予約をできるアプリです。SONYレコーダーのようにWebアプリを使ってて毎度ログイン操作を要するものより若干手数は減らせますが、番組表のレイアウトなどはあまり見やすいものでもないです。しかもAndroid、それもタブレット端末のみにしかリリースされてないのでウチではあまり利用機会がなさげ。

まとめると、スマフォ/タブレット向けアプリがやたらたくさん出てるイメージのREGZAですが、現行で利用できるものは実はそう多くはなさげ。一番使いたかったリモコン系アプリは開発止まってるっぽい。

結論:現状イラネ!

 

総論としては、REGZAプロプライエタリな機能が中心なのであまり使い方が広がらないって感じですね。SONYと比べても囲い込みが下手なんじゃないかなと。普通に、見た/予約した番組に対するイイネ!をFacebookや
Twitterにつぶやける、とか外の世界に広がるものであれば使ってみたいと思うんですが。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

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前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

2013.05.15追記:この縞々はパッシブ型3Dの為の偏光フィルタによるものらしい。

・倍速品質は未知数

本機はアクティブスキャン240という倍速残像低減機能を搭載していますが、SONYのMotionFlowほど「ヌルヌルスゲー!」って感動は(今のところ)ない一方、SONY機でよくある誤爆(映像の崩れ)もないって感じ。これはもう少し色々なソースを見比べてみるまで評価は保留。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

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あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

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前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

・倍速品質は未知数

本機はアクティブスキャン240という倍速残像低減機能を搭載していますが、SONYのMotionFlowほど「ヌルヌルスゲー!」って感動は(今のところ)ない一方、SONY機でよくある誤爆(映像の崩れ)もないって感じ。これはもう少し色々なソースを見比べてみるまで評価は保留。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

 

あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。