PlayStation VRが届いたのでOculus Rift CV1との比較など

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PlayStation Move モーションコントローラー

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Oculus Rift

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予約解禁時刻にPCに張り付いてて、どうにか(カメラもってたけど)カメラ同梱版をAmazonで予約成功。その後、カメラ無しが別途予約できたら切り替えようと思いつつ、結局ビックの抽選も3回ハズれ、当初予約したカメラ同梱版が到着しました。

PS Moveはどうせ買うなら2つかな?でも本当に必要なタイトルがどれだけあるかな?と悩んだあげく保留。キラーコンテンツが出たら考えようかなと。

てことでPlayStation VR(以下PSVR)を仮配線で起動できたので、いくつかデモコンテンツで試したファーストインプレ。

■ハード周り

ハードとしての作りは流石のソニーという感じで、フィッティング、外光侵入の少なさ、それでいて締め付け感の少なさ、などすべてOculus Riftの上をいってると感じました。

まずOculusは嘘か誠か、鼻の高い欧米人向けデザインで確かにσ(^^)なども鼻の部分に隙間があって外光が入りまくりです。「あれ?コントローラーどこ置いた?」とかってちょっと見るには便利だったりもするんですが、没入感という意味ではマイナスでした。レンズの曇りや酔い防止などの意味もあるかも知れませんが。それに比べると、PSVRは鼻の部分にシリコンゴム的なペラペラの板がついていて、どんな高さの鼻にもそっと当たるようにフィットし光を遮断してくれます。ほぼ外光の侵入はないと言えます。

逆に音に関してはOculusと違ってスピーカーが一体化してないので、いちいちヘッドフォンを別につなげるのが面倒。HMD自体をつけはずしする度にイヤホンも着脱しなければならないし、ケーブルも絡まって面倒くさいです。ただ付属の安いカナルイヤフォンは未開封で同じSONYの高級イヤホンEX1000で使ってるせいもあろうかと思います。付属イヤホンは長さが最適化されてるかも知れません。個人的にはOculusのようにオンイヤーなスピーカーが一体化している方がいいなと思いました。ここらは遮音性、没入感との兼ね合いもあるので一長一短でしょうけど。オンイヤーの方が径も大きくなるせいか、Oculusのスピーカーで特に不満は感じてなかったのでデメリットの方が目立ってしまった感じ。

ただのスポンジのOculusと比べるとHMDのフレームの顔辺りはPSVRの方が高級感あるし圧迫感も低い気がします。Oculusはブレがないようしっかりベルトを締めると顔の血流が堰き止められる感じで、これも気分を悪くするのに一役買ってる印象がありましたが、PSVRではいくぶん解消されてる気がします。またディスプレイ部分がスライドする仕組みで、ベルトで頭に固定し、ディスプレイ部分をガポっと近づけるようにかぶる、という2段階装着方式なのもいいかんじ。

カメラはPS4初期モデル購入んも段階で付属版をチョイスしていて不要かなと思い実際に旧カメラのままでセットアップをしましたが、より快適に使うにはカメラの角度調整が肝で、円筒形にして角度を自在にセットできるようにした新型はまさにその狙いがあったんだなという印象。そのうち気力が貯まったら交換しようと思います。ただスタンドの高さが少し高くて、今までの場所には少し収まりが悪い。サードパーティ品でもっと小型のスタンドが出ないかなと思ったり(3Dプリンターで作ろうかしら)。

総じてハードを長年やってきたSONYの技術、そしてコンシューマーゲーム機としての気配りが行き届いているという感想を持ちました。

■映像品質

解像度感は注意してみればさすがにOculusには劣る感じですが、試したコンテンツの範囲ではなぜだかあんまり気になりません。そこそこ綺麗なんじゃないかな。解像度以外のところでうまく品質を補完してる印象。少なくともVR映像ではあまり不満は感じないです。PS4ProになったらFPSも上がってさらに自然になるんですかね?ネットの評判をみてるとサマーレッスンはボケボケと叩かれてるし、そりゃもっと解像度が高ければ感動や没入感も高まるでしょうけど、コンシューマー製品としてはスマホVRとは明らかに違う完成度を感じます。

さすがにシアターモードで本来フルHDの映像を前方に仮想プロジェクタースクリーン的に映すとボケ/ジャギります。実際のフルHDプロジェクター持ちからすると、ちょっとこれは厳しい。じっくり試したわけじゃないけど、ホーム画面とかでみる限り、720pかそれ以下の画質に落ちてます。というかジャギや偽色が気になる。じっと2時間映画を見たいとは思わないです(HMDの重さも含め)。ただ、自宅に大型テレビがない人には代替品としては面白いモードなんじゃないかなと。これで従来の2Dゲーや動画コンテンツを楽しめるんだけど、じっくり映画を2時間見られるシロモノではないかなぁ。一時的に両眼レンズを取り外して、光学的に素直に正面のパネルを見られるようにとかできないもんなんすかね。

■コンテンツ別感想

もう少しユーザレビューが貯まってから考えようと思って、まだそんなに有料コンテンツには手を出していません。

PlayStation®VR WORLDS(体験版)

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ケージに入って深海に沈められるコンテンツ、事前にテレビなどでレビューされてたサメに襲われるバージョンは体験版では試せなあったんですが、ゆったりエイやクラゲに囲まれるVR映像を楽しめます。迫力はないけど酔いも弱め。良いVR体験コンテンツ。これと車道でリージュするヤツがやりたいだけで5,000円台はちょっと悩むけど、まぁ接待ソフトとしてはマストかなとか。実際に接待の機会があったら考えようかなw。

シン・ゴジラ

シン・ゴジラは1分程度の非インタラクティブコンテンツ。焦土化した東京駅(?)で立ち尽くしてると、ゴジラが近くを歩いていって、真上でしっぽがゆらいだり、攻撃ヘリの爆撃に巻き込まれて落石で死んだりする。映像としてもゴジラのモデリングとしてももうちょっと解像度があるといいなぁ。というか解像度の問題というより霞的なエフェクトが足りないのか遠近感が希薄でオモチャっぽい。あと音響もイマイチ。まぁ無料のプロモーションコンテンツだから仕方ないのかな。PSVRの実力としてはもうちょっと頑張れるやろ/頑張ってくれよ、と。

KITCHEN(バイオハザード7のプレビューというか技術デモ?)

以前公開された体験版は操作できる20分くらいのデモだったけど、同名でも今回のは別モノ。1,2分の非インタラクティブデモ。椅子に縛り付けられたままゾンビに襲われる。さすがわざわざ100円にしてクレカ決済しないと買えないようにしただけあって内容はグロい。モデルとしては同僚やゾンビのサイズ感がちょっとおかしいというか小さい。視野が限定されるから無理にそこに入れ込むためにこうなのかな?でもサイズ以前に細身すぎる気もする。ガチで気分悪くなったり気絶とかされないようにデフォルメの一環なのかな?

その他、DriveClub VRのデモは酔いが激しそうでまだ試してない。OculusのProject CARS VRは布団に倒れ込むほど気分が悪くなったのでちょっと不安。というか全体にデモディスク(DLコンテンツだけどディスクとはこれいかに)のロードが長くて萎える。SSD化してるのに…サクサクとあれこれ試せない。まぁレースものとしては本命のグランツーリスモ待ちですね。

 

本当にとりあえず触っただけ、という感じですが、Oculus Riftよりも解像度で劣るものの、手軽でダメージも少ないなという感じ。良くも悪くもコンシューマー製品だし、それとしての完成度は高いんじゃないでしょうか。もうちょっと部品点数、ケーブルが少なければ出張接待プレイもしやすいんですけどねぇ。理想はワイヤレスですが、フルHDや4K級の映像を遅延なく90/120fpsで伝送できる夢の無線通信規格なんてものはまだまだ先になりそうですね(VRでは頭の動きに対して遅延なく映像を更新できないとならないので、一般に4K解像度でストリーミングするのととは要求スペックが全然違う。NetflixやひかりTVでできてるじゃん、とか言っちゃダメなんです)。

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