iPad miniケース交換

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iPad miniを片手でより快適に使う為、ケースを交換しました。先日購入したリンググリップスタンドの吸盤が、当初買ったラバーコートのIPM-12SC02Rではくっついてくれず、写真左のように付属のプラ板を貼ったんですが、やはり場面毎に貼り付け位置を変えたくなるのと、見た目の問題で。ちなみにカバー外して直にくっつけた場合でも吸い付きは微妙です。

今度は普通にクリアタイプをチョイス。吸盤の吸い付きも問題ありません。あと、個体差かも知れませんが、ウチに届いたIPM-12SC02Rは(縦持ちした時の)右下がいまいち緩くカパカパして気になってたんですが、TB-A12SPVCRの方はバッチリ。これだけで随分気分が良いです。手触りとしてはやはりラバーコートの方が好みですが。あと指紋の目立ち方もクリアは激しいです。でもまぁこれで片手使用が捗ります。

ちなみにその他の両者の違いとして、上部の切り欠きのつけ方がありました。IPM-12SC02Rの方はヘッドフォン、マイク、ロックスイッチの3つまとめてガサっとえぐれてる作りですが、今度のは個別で最低限の欠け具合になっています。より広範囲をカバーして傷から守りたいという人はELECOMの方がヨサゲです。

このサイズだからこそ片手で自由に使いたい。ハードケース+リンググリップスタンドの組み合わせはオススメです。拙作動画プレーヤー「おやゆびでお」とあわせてどうぞw。

インターフェイスが充実した廉価地デジTV ORION DU191-B1

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ふと立ち寄った島忠(ホームセンター)でORION製の19v型地デジテレビが13,800円と手頃だったので、実家の家族用に買って見ました。

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主な仕様は、

  • 19v型/1366×768(22型の姉妹モデルもあり)
  • LEDバックライト
  • 入力:HDMIx1/D5x1/D-Subx1/コンポジットx1
  • 出力:同軸デジタル音声出力
  • USBハードディスク録画
  • mini B-CASカード

等。お値段の割に充実度が高い印象。まぁ、D5やコンポジット、D-Subみたいなレガシー端子は今後あまり使い道がないので、むしろHDMIx2の方が嬉しかったりしますが、アナログチューナもついてる事から、やや設計時期が古い製品なので仕方ないかと。

■画質/音質

お値段なりですかね。映ればOKな家族には無問題。デフォルトだと若干ギラギラ目だったので、バックライトを抑えて省エネモードも最大レベルに変更しました。特に倍速などでもないので、やはり動画ブレはあります。画質設定は入力別にできるっぽいのがナイス。

音質もスピーカーのサイズなり。個人的にはかなり切ないですが、これも特に家族的には問題ないかと。音声を聞き取りやすくするみたいなモードはなく普通に高音と低音が調整できるだけです(その組み合わせのみらしきプリセットモードはありますが)。最悪でもデジタル出力があるのでコンポ等につなぐことができます。

後はもうちょっとチャンネルの切り替わりが速いといいなぁとか。

■ユーザビリティ周り

orion2これが意外と良好です。この手の小型テレビにありがちな無闇に小さいリモコンにしてないので操作性は上々。レイアウトも一般的です。USB録画はしないのでそれ系ボタンは不要ですが、まぁゾーニングとしては切れてるのでそう混乱はないでしょう。

「アナログ」ボタンだけは危険なので例によって分解して基板パターンをマスクして無効化しておきました。

初期設定画面でも、受信設定とリモコンボタンへのアサイン画面が独立していて、とりあえず受信設定をした後で別途どのリモコンボタンに割り当てるか選ぶ手順はとてもやりやすかったです。

入力切替ボタンを押した時のメニューに表示される名称は残念ながら自分で入力は出来ませんが、プリセットから選んでカスタマイズすることはできます。

■AppleTVとの相性も上々

せっかくHDMIがついていたので、リビングで埃をかぶっていたAppleTVをつないでみました。家族は2台のiPadが取り合いになる程のHulu中毒患者が多いのでw(リビングのBRAVIAは元々Hulu対応)。

AppleTVは本体側に社外リモコンの赤外線信号を学習する機能があるので、余ってるボタンがあればそれを学習して、付属リモコン不要にできるわけですが、この機種の場合、普通に上下左右、決定、戻る(=MENU)をAppleTVに学習させてもほぼ不自由なく使えました。この場合、同じボタンがTV側でも反応してしまうわけですが、TV側の「メニュー」を開かない限り、上下左右も戻るも反応しないので、無問題というわけです。逆にメニューを使用中にAppleTV側が無駄に反応してしまう可能性がありますが、まぁ家族の用途ならメニューを使うことはほぼなさそう(よく使う機能は別に「クイックメニュー」というボタンがあるし)。AppleTVは消費電力が無視できるほど小さいので、無駄にONになってしまってもスリープまでの時間を短めに設定しておけばほぼ気にしなくていいですし。

また、無信号時に10分で電源が切れる設定もあり、HDMI入力時はAppleTVが自動でスリープすれば追ってTVも切れてくれるので、ものぐさ家族用としてもナイス。これはウチのBRAVIAにすらついていない機能で正直羨ましいです。ちなみに無操作による自動電源オフもあります(3時間固定)。

 

海外メーカーの安い製品やPC(周辺機器)メーカーブランドの激安テレビだと、リモコン信号が特殊で、後々リモコンを紛失した時に調達が困難だったり、外付けチューナーやレコーダーのリモコンで操作できなかったりといった問題もありますが、オリオンならギリギリOKといった感じでしょう。端子の豊富さやそういった点も加味すれば、後々色々とつぶしが利きそうで良い買い物だったなと思ってます。

Kindleを寝転がって片手で使う為のハック

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連休の研究テーマは「Kindle Paperwhiteを仰向けに寝転がって片手で快適にダルダル読書をする」為のハック術。先日のレビューに書いたように、サードパーティのカバーの中には背面にハンドストラップがついているものもあるんですが、自分は基本的に持ち出さないので、無駄に嵩張ったり取り回しが悪くなるので敬遠。そもそも7,980円のガジェットにその半額前後するアクセサリをつけるというのが気持ち的に悔しいw。

実は事前にSimplismのリンググリップスタンドという吸盤でつけるタイプの保持用リングを買ってみたんですが、案の定ラバーコーティングのKindle Paperwhiteにはまともにくっつきませんでした(両面テープて貼り付けるプラ板も付属してますが、やはり7,980円でも直接貼り付けるのは躊躇われます)。

ということで本体に加工しない前提でDIYチャレンジ。まずはプロトタイプI(写真左)とプロトタイプII(写真右)。贅沢に“素材”を二重化することで強度と指への当たりの良さを実現しています。えぇぇと思うかも知れませんが、意外としっくり来ますw。

プロトタイプIIは結び目を作ることで更に指当たりを良くし、また操作性を向上させています。操作性というのは、例えば小指だけ手のひら方向に引っかけるようにテンションをかけることで、本体を手のひら側に押しつけて安定感を増す、といった微妙なコントロールができるといった話です。

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継続して使用する分には「なんかもうこれで充分じゃね?」って気もする予想以上の出来映えですが、

  • 長時間使うとやや鬱血するような気がしなくもない
  • 見た目的に電車とかで使うには気がひける
  • うっかり外れたり切れたりした時に痛い目見そう

などの課題が浮き彫りになってきました。

kindle_hs3それらを踏まえて翌日ホームセンターや手芸店を巡って使えそうなものを買い込んで来たのがこちら。

右側のDカンは若干幅が狭く外れやすいので除外。これ以上の幅のものも売ってたんですが、高さも増えたり曲線側のアールもついたりしてダメそげでした。

意外にしっくり来そうだったのが上のチェーン。どちらも1m当たり190円。上手く言ったら量産して売ろうかという量が確保できてしまいました。がしかし、帰宅してよくみると全ての切れ目が溶接(?)されており、ペンチなどではバラせないことが発覚。我が家のニッパーでも歯(刃)が立たなそうなので、今回の使用は見送り。実家に帰ったらチェーンカッターがあるのでチャレンジするかも。サイズ、形状的にかなりよさそうです。

結局今回使用したのは真ん中のプラ製の角カン。2つで100円。手芸店で購入。幅(内側)が30mmのもの。Kindle Paperwhiteは裏側が曲面になってるのでややフィットしないですが、一応ハマります(ハマり具体は動画にて)。これに平ゴム紐(幅2.5mm)を、(ミシンないし手縫いは面倒だし綺麗にならなそうなので)アイロン粘着シートで接着。コツがつかめず、というか粘着力が足りず試行錯誤しましたが、最終的に両側に粘着テープをつけるなどしてどうにかしっかりと接着できました。ただゴムの厚みが割と無視できないというか、ピッタリだと思っていた角カンのハマり具合がややキツ目に。まぁ、ゴムなんで引っ張って薄くなった状態でセットすると、かえって後で厚みが戻ってしっかり固定されてイイカンジといえなくもないですが。

完成したマークIがこちら↓!!

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100円ショップで売っててもいいレベル(ドヤァ(原価もっとかかってるけど)。

とりつけてみた様子。風船ヨーヨーみたいにしても余裕です。プロトタイプと比べて指への当たりもソフトでナイス。ただプロトタイプIIの小指技が使えないのがちと惜しいかな。

■マークIIに向けての課題

上下センター位置にフック的なもので引っかけて左右どちらの手でもユニバーサルに使えるものを作って見たかったんですが、今日回った範囲では良いパーツが見付かりませんでした。金属板の曲げ加工とかすれば、内側に傷防止兼滑り止めのパッドをつけたりしていけそうな感じですが、次の課題としておきましょう。

あと、今回使用したプラ角カンだとiPad mini(+ハードケース付き)にはハマりませんでした。こちらにも合うようなパーツを探してマークI for iPad miniも作りたいなと思います。

Kindle Paperwhite向け自炊レシピ

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758×1024と高解像度化して、リフローをしないで余白除去だけをするレシピを再構築。

■ChainLPかPDFDietEasyか

PDFDietEasyというのが手軽で良いと聞いて試したんですが、どうも余白を指定してもKindle側の余白除去機能が効いてしまうらしく、画面一杯に文字が配置されてしまう状態を抜け出せませんでした。この現象(機能)はKindleシリーズで以前からあったことで、ChainLPやMeTilTran、eTilTranシリーズには四隅にグレーのドットを打つことでこれをキャンセルする機能が組み込まれています(実は本ブログでこのキャンセル技を詳解したのを見た方が作者にお願いして機能として実装してもらったという経緯が(ドヤァ)。やはり一日の長がありますね(ただ最新版でKindleに全画面表示を指示するタグを追加されるようになったので、もはやコーナーのドットは関係ないかも?)。てことで、今回はChainLPを活用することに。

■原稿の下準備

我が家の業務用スキャナfi-6130の自動傾き補正はイマイチなので、eTilTranを使って自動補正しています。お手持ちのスキャナ(+付属ソフト)の傾き補正に満足できない人は参考になさってください。ちと面倒ですが…

ChainLPも傾き補正をしてくれるんですが、なんか昔試した時にイマイチだった印象があるのと、我が家の場合はまずbREADERありきでどのみち下処理をするので、そこからの派生手順として。Kindleオンリーな人はChainLPだけで行けるかも。

またKindle Paperwhite用にはあまり文字を太らせない方がいいので、bREADER用にガンマ補正をする前段階で別途出力したものを使うようにしています。

■ChainLPの下準備

ChainLPはいくつかの外部ライブラリを使用します。基本的には配布サイトからリンクを辿ればOKです。この他、Kindle用の.mobi形式で出力するのに、Amazonが配布するKindleGenというコマンドラインツールが必要になります。Windows版をダウンロード、解凍し、.exeファイルをChainLPのフォルダに入れておきます。

次にChainLPを起動し、編集->詳細設定を開きます。重要なのは以下かと。タブ別に見て行きます。

・ファイル入力

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「事前リサイズ」をオフに。処理を高速化したり省メモリする為の設定ですが、なんか二回リサイズすると劣化が激しくなりそうなので、マシンパワーに余裕がある場合は精神生成上オフにしてます。体感では処理時間もかわない印象。出力サイズがOFFの方が5%ほど大きくなるのも良い兆候と捉えていますw。

・画像

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画像形式をJPEGにしておきます。特に弄った覚えはないんですがGIFになっていました。PDF出力しようとすると「すげーデカくなるよ?」って警告が出たので直しました。今回の.mobi形式出力に影響するかはわかりませんが念のため。

・ファイル出力

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冒頭に書いたKindle用のグレードットを四隅に打つ設定です。これも今となっては必要か微妙ですが念のため。

・ページ補正

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ノンブルとはページ番号や章タイトルのことです。小説の場合は左右上にあることが多いですが、ChainLPではこれを画面下などに移動させることができ、その指定です。プレビューで結果が確認できるのでお好みで。ページ番号いらないという場合はチェックをOFFにしておけばOKです。

「挿絵を判断された~」は、文字通り挿絵ページの自動認識指設定です。挿絵ページと本文ページでは余白除去やガンマ補正などのパラメーターを別々にした方が綺麗なんですが、その区別をある程度自動でしてくれます。が、これが完璧ではないので、次節で補完します。

・トリミング&余白

詳細設定を抜け、改めて編集メニューから「トリミング&余白」を選んで開きます。本来、無駄な余白をカットして少ない解像度になるべく大きく綺麗に文字を表示させる為の補正ですが、個人的には全く余白がないというのも落ち着かないので、ここで上下に若干の余白をつけるよう設定します。数値はお好みで(「更新」を押すとプレビューに反映されます)。上側は縁の厚みによる影が落ちるので下側よりは多めにするといいかなと思います。

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さて、共通設定は終わりで、いよいよ目的の原稿画像が入ったフォルダをChainLPにドロップします。

■原稿毎の処理

文字ページと同じ基準で補正をすると挿絵が真っ黒になってしまう場合があるので、左の一覧で挿絵のページのみチェックボックスをONにしておきます。先の設定をONにしておけば、ある程度自動判別してくれるはずなんですが、時として全くONにならないことが(最新版のバグ?)。σ(^^)はExploreでサムネイル一覧表示にしておいて、見比べながらチェックをつけています。kindlepw_rcp6

出力形式はMobi。画質的にはPDFの方がいいみたいですが、ページめくり方向が左綴じ固定になってしまうので妥協しています。画質優先の人はPDFと出し比べてみて下さい。

サイズはKindle Paperwhiteの固定画素数である758と1024を指定。

次に、ノンブル位置を指定します。先ほどの設定はノンブルの移動先、こちらは元の位置を指定します。左右ページでそれぞれ外側に別れて配置されてるものがほとんどだと思いますが、その場合は「左右上」を指定すればOKです。プレビューで意図通りの結果になっているか確認して下さい。

本文ボールド化をONにすると文字が濃くなりますが同時にやや太ってつぶれ気味になります。原稿の状態にもよりますがKindle Paperwhiteでは必要ないかなと思います。ガンマ補正も同様。というか最新版からなぜかグレーアウトして使えなくなりました。自動レベルはON/OFFできるのでお好みで。ヒストグラムでも濃さが調整できますが、eTilTran等のようにページ毎の指定ではなく、本文ページと挿絵ページの2種類の設定しかありません。他の同種のページにも反映されてしまうので注意が必要です。

最後にタイトル、著者を指定して「出力」ボタンを押します。

■mobiファイルのダイエット

一応上記で完了で、Kindleに転送すれば読めるんですが、もうあとひと手間かけるとファイルサイズを半分にできます。どうも(ChainLPがmobi出力に使う)KindleGenが変換前の画像もファイルに含めてしまうようで、以下の方法でそれを取り除くことができます。無駄なファイルを消しているだけなので画質が落ちたりということはないはずです。

ただ準備はちとめんどくさいです。コマンドプロンプト操作に慣れてないと辛いかも知れません。

KindleStrip.pyというツールなのですが、Pythonというスクリプト言語でプログラムされており、Windowsの場合はまずそちらをインストールしなければなりません。こちらからダウンロードします。32bitの人は「Windows Installer」、64bitの人は「Windows X86-64 Installer」でいいでしょう。自分のOSがどちらかわからない人は前者でOKです。ダウンロードしてダブルクリックすれば普通にインストーラーが起動するので、そのまま最後までインストールします。

KindleStrip自体は上記ページから、.app(Mac用)ではなく.pyという拡張子の小さい方をダウンロードしておきます。「パスってなんぞ?」という人はとりあえずデスクトップにmobiファイルとKindleStrip.pyの両方を置き、以下に手順に従って下さい。

  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. 「C:\Users\(ユーザ名)>」と出ているはずなので、「cd Desktop」と入力してリターン
  3. 続いて「\Python27\python.exe kindlestrip.py “元ファイル名).mobi” “ダイエット後ファイル名.mobi”」と入力してリターン

数行のメッセージの中に「done」という言葉が入っていれば成功です。同じくデスクトップに「ダイエット後ファイル名.mobi」の名前でサイズが半分になったファイルができているはずです。

3.のPython27の27はインストールしたPythonのバージョンによって違うかも知れません。またファイル名が日本語(2バイト文字)を含む場合は、半角のダブルクオーツ(””)で囲ってやらないとダメかも知れません。それでも上手くいかない時は一旦ファイル名を半角英数だけにしてからやるといいかも。

結局、Kindle Paperwhiteも買ったった

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iPad miniを買ったしイラネと思いつつも、微妙に値下がりして、この値段なら買っても良かったなー、と思いはじめ、さりとて今更注文しても納期が1月とかなのでスルーを決め込んでたKindle Paperwhiteですが、発売日の昨日、普通にビックカメラに売ってたので買ってしまいました。家電量販店ではヨドバシ、ヤマダはAmazon憎しで取り扱わず、Amazonに出店していて共存を目指すビックカメラや、ケーズ、TSUTAYA辺りは扱うらしいですね。

■ハード面

サイズ、解像度、バックライトなど電子ペーパー的にほぼ同スペックのkobo gloと比べ、本体外寸はひとまわり大きい本機ですが、やはりサービスが全く別モノなので比べても仕方ないでしょう。

kobo gloは店頭で少し触った程度ですが、あちらのバックライトは輝度を上げるとインク色まで青っぽくなって、大昔のΣBookみたいな安っぽさがありました。それに比べると本機のバックライトは最大輝度としてはkobo gloに劣るものの、最大照度近辺でも墨色部分に不自然な青白さがあまり感じられない印象。暗いところでの補助というより、紙色をより白く見せるためのバックライトなのかなと。ただやはり海外発売時に言われていてムラはあるし、白部分に青さは出るので、点けなくて済むなら点けずにいた方がいいなぁという感じ。特に真正面から見た時の違和感が大きい。少し下方向からみるとむしろ綺麗なんですが、

レスポンスはまぁ電子ペーパーとしては納得のレベルかな。自炊コンテンツの場合、開いた最初の数秒は反応が詰まるのもお約束。iPad等に慣れていると多少イラっとしますが、普通に読み始めると(先読みが進むと)ほぼ問題ないページめくり速度になります。

あと、KindleDXやSONY Readerで気になっていたUSB経由でコピーする時の書き込みの遅さも随分解消されたなと思いました。前二機種はどんだけ安いフラッシュメモリだよって位書き込み遅かったです。

背面はラバーコートですが、滑りにくいかっていうとそこまででもなく、寝転がって片手保持するなら背面にハンドストラップ(?)のついたケースが欲しくなります。このニーズは結構把握されてるようで、BUFFALOはじめいくつかのブランドのケースでは既に対応済みです。個人的にはカバーいらないのでストラップだけ追加できるようなアクセサリが欲しいなぁとも思いますが。

■操作性

惜しいのはページめくりのタップ操作方式です。過去に何度も書いてますが、この手の端末では持ち手を頻繁にスイッチする為、左右どちらの手で持っても親指で順送りできることが重要です。逆送りなんて頻度でいえばたいしたことないので、スワイプとかで充分なんですが、どうもこの手の端末メーカーは順送りと逆送りの操作の対称性にこだわりたいようで。せめてiBooksアプリや他の多くのリーダーアプリのようにカスタマイズできるといいんですが。

Kindle(写真左)の場合、ヘルプ画像にあるように右寄りの狭いエリアが逆送りで、残りは順送りというタップ反応エリアを非対称にする措置をとっています(もちろん本の綴じ方向によっては反転します)。なので一応右手で持っても親指をちょっと伸ばせば順送りできるっちゃできるんですが、やはり地味に負担が大きいというか、読書に熱中していると指の伸ばし方が足りずに逆送りになってしまってイラッ☆とします。これに関して設定は一切できません。また裸で片手持ちする場合、画面上の枠を人差し指と中指で挟むようにして持つことが多いんですが、この状態で親指でタップすると上部のツールバー呼び出しゾーンが反応してしまうこともしばしば。

参考までにkobo gloの設定画面も載せておきます(写真右)。デフォルトは左右の一定ゾーン、設定で真ん中部分まで使うことができますが、両方順送りに指定することはやはりできません。このプレビューで見る限り、逆送りゾーンも結構太いみたいです。

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この辺りの割り切り、シンプルさがiOS等を爆発的に普及させた大事な観点で、日本メーカーが苦手とする部分でもあるんですが、当のApple製リーダーiBooksですらこの点は認識してカスタマイズ可能にしているんですよと言いたい。

脱獄したらこの辺りの境界座標をいじれるよ、っていうなら迷い無く脱獄したいレベルです。

■画質

KindleDXを除く多くの電子書籍端末は長らく600×800というのが主流でしたが、kobo glo共々ついに758×1024と高解像度されました。さすがにKindleの小説コンテンツはその恩恵を感じられます。一方Kindleコミックはまだまだ微妙。文字はかろうじて読めますが、トーンがつぶれてモアレが発生しまくり。iPad miniでも指摘しましたが、それよりも気になります。例えば無地のシャツを着ているはずのキャラが妙な柄物を着てることに翻案されてるレベル。服ならまだいいですが、髪に模様とかおかしすぎますw。もう少しインテリジェントなスケーリングアルゴリズムを採用するには処理能力が不足なんですかねぇ。個人的にはこれでコミックを読むことはない気がします。

自炊(小説)に関しては、この解像度変更でMeTiltranを使ったリフロー処理をしなくても、ChainLPの余白カットだけで実用になる域になったのが大きいと思います。特に一段組の文庫本なら充分です。画質的にはPDFが綺麗らしいんですが、なぜかページめくり方向が左綴じ固定になってしまう仕様で、現状はやや文字が太るもののmobi形式を使うのが無難かなという気がしています。自炊レシピについては別エントリにて。

■その他

KindleDXの頃と違い、充電器は付属していません。まぁいまやスマートフォン用にUSB5V充電器やmicroUSBケーブルなんて家に転がってる人が多いので妥当なところでしょう。ただ付属のmicroUSBケーブルはKindleDXに付属のものと似ている手触り。DXのものは1,2年で皮膜が硬化してボロボロに割れて来たので、今回もイヤーな予感しまくりです。