自転車のちょっと便利なアクセサリー追加

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自分でシフターやディレーラーを交換して変速不調を治したPanasonic ハリアですが、急激に愛着が湧いてきましたw。というか普通にジム通いに使い始めてるので色々気になって追加。

■スマホホルダー

購入当初につけていたミノウラのこちらですが、

風化してボロボロになっていたのと、たまにロックが外れてスマホが落ちてしまうことがあったので交換。

今時ならMagSafeでパチっとつけるものでいいかとも思ったんですが、段差などのショックで外れて落ちるリスクも考えて止めておきました。今のケースは裸状態よりはマグネットがしっかりくっつく印象ですが、それでも万一にも落下は避けたい。

ということで今回はこちらをチョイス。

ネジで基本的な幅を調整しておき、左右のレールにスマホを差し込んでロックレバーで締め付ける構造。下が閉じたレールに上から差し込む形なので万一ロックが外れても即落下とはなりにくい安心感があります。ミノウラのはアンロック=即全開放みたいなところがあったので、、

許容サイズとしてはiPhone 15 Pro MaxにさらにTPUカバーをつけた状態でもがっちり保持できています。

背面部分はボールマウントになっていて角度も自由度が高いです。

唯一気になるのは全てのネジが手締めする形で、ツール無しで脱着できるのは良いですが、ハンドルへの固定ネジだけは工具でしっかり締めたい気がします。

■ブレーキレバー用シリコンカバー

冬場、金属のブレーキレバーが痛いほど冷たくなるので装着しました。

カラバリもあるので差し色として赤とか黄色とかも考えたんですが、色味がどれくらい鮮やかなのか写真では判断つきづらかったので無難に黒をチョイス。

潤滑なしだと奥まで入れ込むのは大変だと思います。同一品と思われるアイテムのレビューで「短い」と書いてる人がいましたが、たぶんなにも塗らないで入るところまでで止まってるんじゃないかと思います。自分も最初力まかせで入れたら結構ハンパなところまでしか入らず、隙間からチェーンルブをちょっとだけ吹き込んでシリコンを少しずつ伸ばすように差し込みました。

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反対側は最初からレバーとグリップの内側にさっと吹き付けておいたのでかなり楽に入りました。口からはみ出てベトつくこともなく綺麗にとりつけできました。

ただまぁ、直接触った冷たさは多少軽減するも、結局走ると前からの風が指にビシビシ当たるので、そちらからの冷え、痛みの方が強く、めちゃめちゃ快適になった、ということはないかも。普通にグローブする方が防寒としては有効ですね。

でもまぁ滑りにくくなって、グっと力を入れて握りやすくなった気はします。

長年放置していた電動アシスト自転車Panasonic ハリヤ2016をメンテする

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最近、近所のChocoZAPに通い始めるのに足として自転車を使い始めました。実際には天気や時間で徒歩だったり車だったり色々ですが、一手段として自転車も使うようになりました。その自転車は2016年に東京から神奈川に引っ越す際に必要になると思って購入したPanasonicのハリヤなんですが、実際にはさほそ活用できていませんでした。特に横浜に移って3年くらいは屋根のない庭に放置した状態で色々とダメな感じ。

購入当時の記事(1)
購入当時の記事(2)

■タイヤの空気漏れは虫ゴム交換で一応解決?

まず使い出してすぐに気付いたのはタイヤの空気漏れ。前後とも、入れても2,3日ですぐ抜けてしまいます。使用頻度が低いとはいえ8年経っているのでチューブどころかタイヤも寿命を超えていてもおかしくありません。この機会に全交換かなーと思いつつ自転車屋(クルマで)自転車屋さんに買い物ついでに立ち寄って相談したら、急激に空気が抜けるのは虫ゴムかもしれないと言われ、それなら自分で交換できるからと虫ゴム(のついたバルブ)だけ購入して帰宅。300円台だったと思います。それをDIYで交換してみたら、ゴムが千切れてほぼ残ってない状態(千切れた破片はチューブの中に落ちてるってこと?)。これじゃ効果ない、2,3日で抜けるわけだわ。交換後はそこまで急激には抜けなくなったのでしばらく様子見。どうせ数分程度の距離しか乗らないし。

ちなみに調べてみると今は虫ゴム不要バルブなんてのものあるんですね。次買うならこういうのにしてみようかな。

どのみち耐用年数は超えてそうなので、自転車屋さんまで乗っていく元気がある時に全交換もするかも知れません。

ちなみにチューブ交換はホイールを外すのが基本ですが、輪っかとして閉じていないIチューブなるものがあるらしい。アシスト車は後輪を外すのが面倒くさいらしいですが、これならタイヤを外さずに交換できるっぽい。

ただウチのハリヤに適合する26インチ x 1.90HE規格のものがあるのか調べ切れていません。

タイヤも2016年ハリヤは結構オフロードっぽいゴツいのがついてますが、現行ハリヤはシティサイクルっぽいものに変わってます。やはり街乗りメインのファッション勢にはその方が実用的ということでしょうか。交換するならするでちょっと選定はちゃんと考えたいですね。

■ギアが変速できない…

同時に乗っていて気付いたのは、シフトチェンジしてなくね?という点。電動アシストが効いてるので平地舗装路は難なく走れてしまうんですが、どうも変速してる感じがしない。走行中に振り返って後輪を見るわけにもいかずで違和感だけでしばらく乗ってたんですが、どうせならちゃんと調べてみようと。万一タイヤとチューブを全交換したけど、ギア周りが逝ってて更に費用が嵩む、乗り換えた方がよくね?とかなったらもったいないですし。

自転車いじりはほとんどしたことがなかったので先達の方のブログやYoutube動画を見まくって、リアディレーラーの調整つまみをいじってみたりしたものの、更に悪化。外装7速で6,7速しか入らなくなりました。

まずは注油すらろくにしてなかったチェーンを掃除しようということでこちらのツールセットを購入。

青いケースにクリーナーを入れてチェーンを挟むように閉じ、ペダルを回してチェーンをガラガラ動かしてやると中の回転ブラシで磨いてくれるというシロモノ。一度これでベットリついた油類を綺麗に落としてあらためてチェーンルブをさしてやります。

この際、ハリヤは片出しのスタンドなのでそのままではペダル/後輪を回すことができません。後輪を宙に浮かす必要があります。そのために購入したのがこちらのメンテナンススタンド。

こういうのって後輪の軸の部分を両側でのっける三角系のウマみたいなのをイメージしてましたが、ハリヤだと後述のディレーラーガードなどもあって相性が悪いらしく、片側でフレームの2箇所を保持するタイプの相性が良さそうでした。

上記ブレーキ清掃具もセットになったものもありましたが、ミノウラのは使わない時は足が折りたためるし、自転車をひっかけるところもゴムが巻いてあったりと作りがしっかりしてそうなのでちょっとだけ贅沢。

で、さすがにチェーンを掃除したくらいでは症状は改善しませんでしたと。

次にスムーズに回らないハンドル部のシフター周りを調べてみるべとパネルを開けてみようとしたらツメが劣化していたのかパキンと折れてしまい固定できなくなりました。ワイヤーが正しく抑えられないし、どのみち現在段数を示すところの透明パネルも曇って見えなくなってるのでまるごと交換することに。ハリヤのギア周りはシマノ製がほとんどで、Panasonicの補修部品として購入しなくても普通にシマノ製品で同等品が手に入ります。価格も安い。

ハンドルグリップを外すせば簡単にワイヤーごと交換できます。ワイヤーも伸びたり錆び付いたりで消耗品なので良い機会です。ワイヤーホース(アウターワイヤー)内のサビも気になるので潤滑スプレーを吹きながらシュコシュコして差し込んでおきました。

ワイヤーをカットした後はほつれやケガ防止の為にこちらでかしめて先端処理をしました。

さてこれでギア変速動作も改善するかといえばまったく変わらず。ワイヤーを引いても6,7段くらいの範囲でしか動かず。L側とH側の調整ネジをあれこれ試すが改善しません。ディレーラーは転倒した時に当たりどころが悪いと簡単に壊れるパーツなようなので、どこかでやっちまったかなと(ただしこの年式のハリアにはガードがついていて衝撃はいきにくいようにはなっています。現行(2017年~?)はガードがなくなったかわりにディレーラーが直接フレームに取り付ける方式からディレーラーハンガーを介してつくようになり、ハンガーが真っ先に壊れる仕組みになったっぽいです)。

なんだかもう最初から自転車屋さんにおまかせの方が安く済んだんじゃないかっていうモヤモヤを抱えつつも、楽しくもあり、出せない金額ではないのでこの際交換してみるか、ってことで同型品を購入。

この辺りは規格品というか割と互換性があるようでアップグレードする楽しみなどもあるっぽいですが、チェーンの長さがかわってしまうとまたツールが必要になってきそうだったのでおとなしく同等品にしときました。

しかし交換してもあまり症状はかわらないorz。ディレーラーを手でグイっと押し込めばロー側にシフトダウンしますが、シフターを動かすだけだと相変わらず6,7段、かなり頑張っても4,5段くらいまでしか変速しません。たぶんシフトワイヤーのテンションが足りないんでしょうけど、多くの動画でそこら辺があまり具体的に解説されてませんでした。それでもあちこち見てまわって、最終的に「シフターを1速にして、手でディレーラーを押し込んでチェーンが1速にある状態で、目一杯ワイヤーを引っ張って固定」というテンションマックスくらいで固定してなんとか1速から7速までしっかり変速してくれるようになりました。

結果論でいくと、ワイヤーが伸びるかズレるかしてテンション不足になっていた状態で、ぶっちゃけシフターもディレーラーも壊れていなかった可能性があります。でもまぁ透明パーツも綺麗に数値が読めるようになったし、合計で3,000円なら工賃として払うより部品が新品になった分よかったろうと。ディレーラー調整の勉強にもなったし。

■まとめ

メンテナンスツールの出費まで考えるとまぁまぁな出費になりましたが、そこは今後も活用していけるのでヨシ。気持ち良く走れるようになったのでchocoZAP通いも楽しくなろうかというものです。

ちょっと愛着わいてきたし、ブレーキパッドの交換とかもやっておこうかな。

あとほぼ購入当初からしている大きなトルクをかけた時にガタンとギア抜け(?)みたいな現象もスプロケットとか交換で治るならやってみたいなぁとか。

あとはライトの位置が標準ではカゴの上で、「カゴ一杯に荷物を載せると光が遮られて役に立たない」というクソ設計を嫌って、購入直後にDIYでカゴ下に移設してあるんですが(過去投稿(2)参照)、その角度がイマイチで路上より上目を照らしてしまう問題があるので、今こそ3Dプリンターを使って自作治具を作れないかなと思っています。

コストコオンラインでログインも新規登録もできなくて詰んだ話

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コストコオンラインが使いたくてログインしようとしても新規登録しようとしてもエラーになってどうにもならなくなりました。

元々スマホにアプリは入れてあって、久しぶりに使おうとしたらログインできない。あれ?そもそも登録はしたんだっけ?くらいの曖昧な記憶。店頭で入会したので会員カードは手元にある状態。なお同居人が主会員で自分は家族会員です。

新規登録しようとすると、苗字と会員番号と生年月日をまず入力させられチェックボタンを押すんですが、ここで、「既にアカウントを作成済みの可能性があります。ログインページよりお試しください。」と言われます。

んん?そうだっけ?以前アプリを入れたんだから作ってあったかも?と思ってログインページへ。しかし思いつくメールアドレスやパスワードを試してもログインできない。仕方ないので、「パスワードをお忘れの方はこちら」でパスワードリセットを試みます。

パスワードリセット画面ではまずメールアドレスまたは会員番号のどちらかを尋ねられます。メールアドレスは複数あってどれか定かではないので完全ユニークなはずの会員番号が無難でしょう(一応メールアドレスもいくつも試したんですが同じでした)。次のページで認証コードをメールアドレスか電話番号のどちらに送るかを聞かれます。しかしこのどちらを選択しても一向に認証コードが届きません。時間をおいて何度か試してもダメ。

結局、有人チャットでサポートを依頼しました。

調べてもらった結果、「アカウントは未作成のようです。」とのこと。オイ!じゃぁ上記のメッセージはなんやねん、と。「でも新規作成しようとすると、これこれのメッセージが出るんですけど?」と伝えると、「こちらで代理で作成してみることができますが?」というのでオナシャスと。作成フォームにある項目の情報をすべてコピペして伝えるのかなーと思いきや、チャットの最初に入力した情報(会員番号とメアド?)を使って作成できたっぽく、仮パスワードを教えてくれました。

メールアドレスと仮パスワードで無事ログインでき、マイページをみてみると、

  • 名前の漢字が間違っていた
  • 生年月日の年が間違っていた(1年ズレてた)
  • 電話番号は主会員のものになっていた

ということが判明。しかも電話番号以外は自分では編集できません。そのまま伝えて修正してもらいました。店頭で申し込みした際、家族会員である自分は自分で申し込み用紙を手書きしたんだったか覚えてないですが、代表して同居人が書いた場合でも生年くらいは間違えそうでも、さすがに名前の漢字は間違えないだろうと。これって、手書きで申し込み者が書いた情報を店頭受付スタッフがPC画面に転記、またはOCRで読み取って雑な目視チェックだけしてるんじゃないでしょうか。そういえば同居人のの会社名が愉快な誤字の状態で会員カードに印刷されてしまったということもありました。また、「コストコ 認証コードが届かない」でググってみた際も登録の生年月日が間違っていた、というケースがヒットしました。どうもこの辺の処理がかなり雑というか難ありっぽいですねー。チャットの開始時点で本人確認情報を入力したので、ワンチャンそこで名前や生年月日を間違えていた可能性もあります。生年はプルダウンメニューなので1行だけズレて選択してしまった可能性も。ただ雑談がてらチャットで聞いてみたところ「店頭でスタッフが入力ミスをした可能性はあります」とのことなので、やはりオンラインアカウントを開設してなくても入会登録時の情報がデータベースにはあるので、それとマッチしないと新規登録したりパスワードリセットの認証コードを送信したりができないのかも知れません。

そもそもパスワードリセットのコード送信画面で成否がわからず「情報が正しかった場合にはコードが届きます」って仕組みのはクソですね。セキュリティ上の理由でそうしたい気持ちもわかるんですが…

店頭入会時に登録されたデータを画面で見せられたり紙で控えとかもらったかどうか定かではないですが(そもそも自分で記入手続きしてないかも。写真撮影はしたけど)、これだけ誤字率が高いならきちんと確認ステップは設けてほしい気がします(あったらごめんなさい)。会社名は会員カード裏面に記載されるので気付きますが、名前はローマ字にか印刷されないので、今回みたいに漢字表記が違っていることはカード券面では気付けません。生年月日も記載されていません。

そしてデジタル会員証は次回までお預け…

さて、オンライン会員登録そしてアプリでログインするとデジタル会員証となり、会員カードを持参しなくて良くなる、というメリットがあります。さっそくその手続きをしたのですが、改めてスマホのインカメラで写真撮影をした後、「カウンターへお越し下さい」とorz。有効化するには店頭手続きが必要、つまり次の時にカードを持っていって忘れずに手続きをしないとダメっぽいです。何ヶ月に一度くらいしかいかないので、デジタル会員証だけで入店できるようになるのは早くても半年以上先のことになりそうです。

洗濯乾燥機NA-VX9600のヒートポンプをDIY交換

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2016年に購入した洗濯乾燥機Panasonic NA-VX9600Lですが、ヘビーユーザの我が家では乾燥時間がかかるようになったり、生乾きのまま終わってしまったりする現象がずっと出ていて、過去にも分解して清掃などを行なっています。

先日もちゃんと乾かずに何回も追加乾燥する必要があり、洗濯ものが大渋滞だと家族からクレーム。ヒートポンプのアルミフィン部分を取り外してケルヒャーで丸洗いなどしてみましたが改善せず。ついに新品交換に踏み切ることにしました。

ヒートポンプブロックは何度も分解しているので、交換部品さえ手に入ればDIY交換出来ます。今回利用したのはこちら。

取り外したヒートポンプユニットを返送しリサイクルに使うという前提でこのお値段。もし返送しなかったり不備があると全額の3.5万+税となります。送られてくるのはサムネのイラストにあるように樹脂ケースに入ったassyになります。ただこれを脱着するのはかなり手間で、先人達はトップカバーを開いて中のフィンユニットだけ交換しているようなのでそれに倣います。

結局交換したのは、

  • フィン+モーターの内部ユニット
  • トップカバー
  • ケーブル類
  • ネジ

という感じ。言い換えるとボトムカバー以外かな。あと写真の下側に映っているフィルターの奥にあたる穴空きパネルもついてなかったと思うので古いのを流用した気がします。

新品のボトムカバーに外したパーツを組み付けて返送。佐川に集荷してもらって送り返しました。数日経ちましたが今のところショップからはなんの連絡もなく、負担額が確定したかどうか不明です。なんか連絡くれるのかな?忘れたころに不備があったので全額やぞ、とか言われたらイヤだなぁ。高圧洗浄でフィンが曲がったり数mm欠けたりしている箇所がありましたがどこまでが不備なんでしょうね。たぶん溶かして再利用するんじゃないかと思うんですが、、また返送用段ボールにはメーカーが効率的に再利用するための情報(型番や購入日、症状など)を記載する欄があるんですが、そこの書き方なども一切説明がなく、本来は修理業者用の欄なので、どこまで書けばいいのかはっきりしてないのもモヤモヤします。はやく何かしら確定情報がほしいです。

■新品の能力が戻った!

うちはアレルギー持ちがいて全ての洗濯物を乾燥しているので、中にはいまだに乾ききらない場合もあるんですが、家族曰くそれは購入当初からだったそうで、一応新品の頃の乾燥能力が取り戻せた、と言う評価のようです。修理呼んだりとか面倒くさくて騙し騙し使って来ましたが、このお値段で交換できるならもっと早くやるべきだったかも知れません。定量化、見える化されてないのでわかりにくいですが、電気代や時間もかなり無駄にしてきたかなと。

なんかもう完全に消耗品ですよね。カタログにも最初からフィルターなどと一緒に記載しておいて、もっと簡単に交換できるようにしてほしいレベル。ジアイーノとかでも5年後に交換する電極パーツとかを消耗パーツに位置づけて量販店でも売ってるわけですし、ヒートポンプ式洗濯乾燥機もそういう定期交換が必要だよ、と堂々と言っといてほしいです。

  1. ヒートポンプは消耗品で、効率が落ちてきたら交換するべき、と明言する
  2. 自己診断機能をつけて交換時期になったら通知する
  3. 交換パーツを量販店で手軽に入手できるようにする
  4. カートリッジ的に簡単に交換できるようにする

くらいしてもいいんじゃないでしょうか(せめて2.までは頑張ってほしい)。どうせほとんどの人は修理業者に頼まないとできない、という論もあるんでしょうが、クルマのタイヤやバッテリーと同じ考え方じゃないかって思うんですけどねぇ…

衣類乾燥機修理 東芝ED-60C 2回目(写真付き)

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2014年に修理した東芝のED-60Cはその後実家の妹宅にドナドナされていきましたが、やはり10年近く経ってガタガタが再発したというので再修理しました。

この記事はウチのブログの中でもトップクラスに人気がありコメント欄での情報交換が活発に行われている内容なので、今回あらためて写真を多めのフォトレポートにしたいと思います。

ED-60Cプーリー交換

症状は運転時にガタガタと激しい騒音を立てるというもの。お隣さんから苦情が入るレベルだったそうです。今回自分では聞いていませんが、多分同じ症状だろうということで前回と同じ部品をトオヤマ家電さんにて手配していただき取りかかりました。

必ずしも皆さんの症状が同じ修理で直るとは限りませんのであくまで参考として、チャレンジする方は自己責任でお願いします。

正面

まずコンセントとドレン(排水)ホースを外しておきます。またウチの場合は台にネジ止めしてあったので、それも外してフリーで動くようにします。後でこの位置あわせが大変だったので、場所がわかるようにマスキングテープなどで印をつけて置くと最後に自分に感謝することになるでしょう。また細かい粉塵や固形化した埃が出てくるのでマスク推奨です。

背面

背面パネルを固定しているビスを外します。背面パネルを押さえてないビスもあるので見た目で一回り大きな穴があいてる箇所は外さなくてOKです。外したビスは13本あったんですが、この写真では12箇所しか見当たりませんw。あと一箇所どっかにあると思うので慎重に探してください。

ビスを全て外すと手前に倒れてきます。下側はツメではまっているので、斜め手前上方向に引き抜くようにして外します。ビスが残っているとパネルを変形させてしまう危険があるので慎重に。

背面パネルのを取り去った状態

背面パネルを外すと大きなファンのようなパーツが姿を現します。この中心部分の金属の受け具が摩耗することによってこの大きなパーツが回転する時にガタガタ揺れ動いてしまうのが騒音の原因です。この中心部分(プーリー)を交換します。

この中心と左下のモーターがゴムベルトでつながっているのでこれを外します。今回も特に伸びや劣化は見られず再利用できました。変質して脆くなったり緩んでいるようなこれも交換した方がいいかも知れません。

プーリーの中心で抜け止めのためのU字の金属パーツがついているので、ラジオペンチなどでUの下側の方に引っ張って外します。新品を買ってあれば最悪曲がってしまってもOKです。

外した留め具たこちら。両側からクワガタのハサミのようにガッチリと挟み込んで固定しています。この下に金属と樹脂のワッシャーが入ってるはずです。展開図がこちら。左が奥、右が手前になります。この図では金属と樹脂の区別がつきません。元がどうなってるか確認しておいて下さい。ウチは二回目なので純正通りか自身がありません…

ちなみに奥側は金属、樹脂、金属でした。これらも摩耗してペラペラになってたり無くなってたりする可能性もあると思います。

外した状態がこちら。おそらく各パーツが摩耗した粉があちこちにびっしりついてます。こぼしたり吸い込まないようにしましょう。中心の穴が正円ではなくなっています。白いのが新品のプーリーです。

ひっくり返すと更にエグいことに。

掃除してやるとビスが5つ現れます。これを外すと中止のプーリーが下に落ちるようにして外れるので新品と交換してやります。

裏側も穴が正円ではなくかなり削れて大きくなっています。

前回の記事にいただいたコメントでシャフト(軸)側も摩耗していたという方もいらしたので念のためシャフトも購入しておいたんですが、見た感じ大丈夫そうだったのと、交換するには更に深く分解が必要そうだったので今回は交換せずにおきました。

あとは掃除できるところをざっと綺麗にした元通り組み付けるだけです。背面パネルを取り付ける時に上から差し込むようにするのと、台座の固定位置を重たい本体をズラしながら探るところが苦戦ポイントでしょうか。あと最後にドレンホースを元通りつけないと排水が床に落ちて大惨事になるので忘れずに。

まとめ

前回の記事だと使用開始後2年でダメになっていたのが、今回は9年保ったようです。使用者がかわって稼働率なども違った可能性大ですが前回はカーボンスプレーを吹いたらしくそれが効いてた可能性もちょびっとありますね。今回は手元になかったのでしませんでしたが。なにかしらの潤滑策を講じておくとより長持ちしたり静かになったりする可能性はあるかもです。