最近、近所のChocoZAPに通い始めるのに足として自転車を使い始めました。実際には天気や時間で徒歩だったり車だったり色々ですが、一手段として自転車も使うようになりました。その自転車は2016年に東京から神奈川に引っ越す際に必要になると思って購入したPanasonicのハリヤなんですが、実際にはさほそ活用できていませんでした。特に横浜に移って3年くらいは屋根のない庭に放置した状態で色々とダメな感じ。
■タイヤの空気漏れは虫ゴム交換で一応解決?
まず使い出してすぐに気付いたのはタイヤの空気漏れ。前後とも、入れても2,3日ですぐ抜けてしまいます。使用頻度が低いとはいえ8年経っているのでチューブどころかタイヤも寿命を超えていてもおかしくありません。この機会に全交換かなーと思いつつ自転車屋(クルマで)自転車屋さんに買い物ついでに立ち寄って相談したら、急激に空気が抜けるのは虫ゴムかもしれないと言われ、それなら自分で交換できるからと虫ゴム(のついたバルブ)だけ購入して帰宅。300円台だったと思います。それをDIYで交換してみたら、ゴムが千切れてほぼ残ってない状態(千切れた破片はチューブの中に落ちてるってこと?)。これじゃ効果ない、2,3日で抜けるわけだわ。交換後はそこまで急激には抜けなくなったのでしばらく様子見。どうせ数分程度の距離しか乗らないし。
ちなみに調べてみると今は虫ゴム不要バルブなんてのものあるんですね。次買うならこういうのにしてみようかな。
どのみち耐用年数は超えてそうなので、自転車屋さんまで乗っていく元気がある時に全交換もするかも知れません。
ちなみにチューブ交換はホイールを外すのが基本ですが、輪っかとして閉じていないIチューブなるものがあるらしい。アシスト車は後輪を外すのが面倒くさいらしいですが、これならタイヤを外さずに交換できるっぽい。
ただウチのハリヤに適合する26インチ x 1.90HE規格のものがあるのか調べ切れていません。
タイヤも2016年ハリヤは結構オフロードっぽいゴツいのがついてますが、現行ハリヤはシティサイクルっぽいものに変わってます。やはり街乗りメインのファッション勢にはその方が実用的ということでしょうか。交換するならするでちょっと選定はちゃんと考えたいですね。
■ギアが変速できない…
同時に乗っていて気付いたのは、シフトチェンジしてなくね?という点。電動アシストが効いてるので平地舗装路は難なく走れてしまうんですが、どうも変速してる感じがしない。走行中に振り返って後輪を見るわけにもいかずで違和感だけでしばらく乗ってたんですが、どうせならちゃんと調べてみようと。万一タイヤとチューブを全交換したけど、ギア周りが逝ってて更に費用が嵩む、乗り換えた方がよくね?とかなったらもったいないですし。
自転車いじりはほとんどしたことがなかったので先達の方のブログやYoutube動画を見まくって、リアディレーラーの調整つまみをいじってみたりしたものの、更に悪化。外装7速で6,7速しか入らなくなりました。
まずは注油すらろくにしてなかったチェーンを掃除しようということでこちらのツールセットを購入。
青いケースにクリーナーを入れてチェーンを挟むように閉じ、ペダルを回してチェーンをガラガラ動かしてやると中の回転ブラシで磨いてくれるというシロモノ。一度これでベットリついた油類を綺麗に落としてあらためてチェーンルブをさしてやります。
この際、ハリヤは片出しのスタンドなのでそのままではペダル/後輪を回すことができません。後輪を宙に浮かす必要があります。そのために購入したのがこちらのメンテナンススタンド。
こういうのって後輪の軸の部分を両側でのっける三角系のウマみたいなのをイメージしてましたが、ハリヤだと後述のディレーラーガードなどもあって相性が悪いらしく、片側でフレームの2箇所を保持するタイプの相性が良さそうでした。
上記ブレーキ清掃具もセットになったものもありましたが、ミノウラのは使わない時は足が折りたためるし、自転車をひっかけるところもゴムが巻いてあったりと作りがしっかりしてそうなのでちょっとだけ贅沢。
で、さすがにチェーンを掃除したくらいでは症状は改善しませんでしたと。
次にスムーズに回らないハンドル部のシフター周りを調べてみるべとパネルを開けてみようとしたらツメが劣化していたのかパキンと折れてしまい固定できなくなりました。ワイヤーが正しく抑えられないし、どのみち現在段数を示すところの透明パネルも曇って見えなくなってるのでまるごと交換することに。ハリヤのギア周りはシマノ製がほとんどで、Panasonicの補修部品として購入しなくても普通にシマノ製品で同等品が手に入ります。価格も安い。
ハンドルグリップを外すせば簡単にワイヤーごと交換できます。ワイヤーも伸びたり錆び付いたりで消耗品なので良い機会です。ワイヤーホース(アウターワイヤー)内のサビも気になるので潤滑スプレーを吹きながらシュコシュコして差し込んでおきました。
ワイヤーをカットした後はほつれやケガ防止の為にこちらでかしめて先端処理をしました。
さてこれでギア変速動作も改善するかといえばまったく変わらず。ワイヤーを引いても6,7段くらいの範囲でしか動かず。L側とH側の調整ネジをあれこれ試すが改善しません。ディレーラーは転倒した時に当たりどころが悪いと簡単に壊れるパーツなようなので、どこかでやっちまったかなと(ただしこの年式のハリアにはガードがついていて衝撃はいきにくいようにはなっています。現行(2017年~?)はガードがなくなったかわりにディレーラーが直接フレームに取り付ける方式からディレーラーハンガーを介してつくようになり、ハンガーが真っ先に壊れる仕組みになったっぽいです)。
なんだかもう最初から自転車屋さんにおまかせの方が安く済んだんじゃないかっていうモヤモヤを抱えつつも、楽しくもあり、出せない金額ではないのでこの際交換してみるか、ってことで同型品を購入。
この辺りは規格品というか割と互換性があるようでアップグレードする楽しみなどもあるっぽいですが、チェーンの長さがかわってしまうとまたツールが必要になってきそうだったのでおとなしく同等品にしときました。
しかし交換してもあまり症状はかわらないorz。ディレーラーを手でグイっと押し込めばロー側にシフトダウンしますが、シフターを動かすだけだと相変わらず6,7段、かなり頑張っても4,5段くらいまでしか変速しません。たぶんシフトワイヤーのテンションが足りないんでしょうけど、多くの動画でそこら辺があまり具体的に解説されてませんでした。それでもあちこち見てまわって、最終的に「シフターを1速にして、手でディレーラーを押し込んでチェーンが1速にある状態で、目一杯ワイヤーを引っ張って固定」というテンションマックスくらいで固定してなんとか1速から7速までしっかり変速してくれるようになりました。
結果論でいくと、ワイヤーが伸びるかズレるかしてテンション不足になっていた状態で、ぶっちゃけシフターもディレーラーも壊れていなかった可能性があります。でもまぁ透明パーツも綺麗に数値が読めるようになったし、合計で3,000円なら工賃として払うより部品が新品になった分よかったろうと。ディレーラー調整の勉強にもなったし。
■まとめ
メンテナンスツールの出費まで考えるとまぁまぁな出費になりましたが、そこは今後も活用していけるのでヨシ。気持ち良く走れるようになったのでchocoZAP通いも楽しくなろうかというものです。
ちょっと愛着わいてきたし、ブレーキパッドの交換とかもやっておこうかな。
あとほぼ購入当初からしている大きなトルクをかけた時にガタンとギア抜け(?)みたいな現象もスプロケットとか交換で治るならやってみたいなぁとか。
あとはライトの位置が標準ではカゴの上で、「カゴ一杯に荷物を載せると光が遮られて役に立たない」というクソ設計を嫌って、購入直後にDIYでカゴ下に移設してあるんですが(過去投稿(2)参照)、その角度がイマイチで路上より上目を照らしてしまう問題があるので、今こそ3Dプリンターを使って自作治具を作れないかなと思っています。