衣類乾燥機修理 東芝ED-60C 2回目(写真付き)

2014年に修理した東芝のED-60Cはその後実家の妹宅にドナドナされていきましたが、やはり10年近く経ってガタガタが再発したというので再修理しました。

この記事はウチのブログの中でもトップクラスに人気がありコメント欄での情報交換が活発に行われている内容なので、今回あらためて写真を多めのフォトレポートにしたいと思います。

ED-60Cプーリー交換

症状は運転時にガタガタと激しい騒音を立てるというもの。お隣さんから苦情が入るレベルだったそうです。今回自分では聞いていませんが、多分同じ症状だろうということで前回と同じ部品をトオヤマ家電さんにて手配していただき取りかかりました。

必ずしも皆さんの症状が同じ修理で直るとは限りませんのであくまで参考として、チャレンジする方は自己責任でお願いします。

正面

まずコンセントとドレン(排水)ホースを外しておきます。またウチの場合は台にネジ止めしてあったので、それも外してフリーで動くようにします。後でこの位置あわせが大変だったので、場所がわかるようにマスキングテープなどで印をつけて置くと最後に自分に感謝することになるでしょう。また細かい粉塵や固形化した埃が出てくるのでマスク推奨です。

背面

背面パネルを固定しているビスを外します。背面パネルを押さえてないビスもあるので見た目で一回り大きな穴があいてる箇所は外さなくてOKです。外したビスは13本あったんですが、この写真では12箇所しか見当たりませんw。あと一箇所どっかにあると思うので慎重に探してください。

ビスを全て外すと手前に倒れてきます。下側はツメではまっているので、斜め手前上方向に引き抜くようにして外します。ビスが残っているとパネルを変形させてしまう危険があるので慎重に。

背面パネルのを取り去った状態

背面パネルを外すと大きなファンのようなパーツが姿を現します。この中心部分の金属の受け具が摩耗することによってこの大きなパーツが回転する時にガタガタ揺れ動いてしまうのが騒音の原因です。この中心部分(プーリー)を交換します。

この中心と左下のモーターがゴムベルトでつながっているのでこれを外します。今回も特に伸びや劣化は見られず再利用できました。変質して脆くなったり緩んでいるようなこれも交換した方がいいかも知れません。

プーリーの中心で抜け止めのためのU字の金属パーツがついているので、ラジオペンチなどでUの下側の方に引っ張って外します。新品を買ってあれば最悪曲がってしまってもOKです。

外した留め具たこちら。両側からクワガタのハサミのようにガッチリと挟み込んで固定しています。この下に金属と樹脂のワッシャーが入ってるはずです。展開図がこちら。左が奥、右が手前になります。この図では金属と樹脂の区別がつきません。元がどうなってるか確認しておいて下さい。ウチは二回目なので純正通りか自身がありません…

ちなみに奥側は金属、樹脂、金属でした。これらも摩耗してペラペラになってたり無くなってたりする可能性もあると思います。

外した状態がこちら。おそらく各パーツが摩耗した粉があちこちにびっしりついてます。こぼしたり吸い込まないようにしましょう。中心の穴が正円ではなくなっています。白いのが新品のプーリーです。

ひっくり返すと更にエグいことに。

掃除してやるとビスが5つ現れます。これを外すと中止のプーリーが下に落ちるようにして外れるので新品と交換してやります。

裏側も穴が正円ではなくかなり削れて大きくなっています。

前回の記事にいただいたコメントでシャフト(軸)側も摩耗していたという方もいらしたので念のためシャフトも購入しておいたんですが、見た感じ大丈夫そうだったのと、交換するには更に深く分解が必要そうだったので今回は交換せずにおきました。

あとは掃除できるところをざっと綺麗にした元通り組み付けるだけです。背面パネルを取り付ける時に上から差し込むようにするのと、台座の固定位置を重たい本体をズラしながら探るところが苦戦ポイントでしょうか。あと最後にドレンホースを元通りつけないと排水が床に落ちて大惨事になるので忘れずに。

まとめ

前回の記事だと使用開始後2年でダメになっていたのが、今回は9年保ったようです。使用者がかわって稼働率なども違った可能性大ですが前回はカーボンスプレーを吹いたらしくそれが効いてた可能性もちょびっとありますね。今回は手元になかったのでしませんでしたが。なにかしらの潤滑策を講じておくとより長持ちしたり静かになったりする可能性はあるかもです。

ホットクックで社外ミールキット「旬をすぐに」を試す

■ヘルシオデリはちょっと手を出しづらい

先日、妹家族がコロナ陽性になり自宅待機となりました。実家が近いので買い出しなどは母親などが代行できるっちゃできるんですが、やはり高齢者をできるだけ陽性者に近づけたくはないなと思い、こちらでもリモートからできることをしてみました。

その時、先日買い換えて余った初代のホットクックを、次帰省する時に譲ってやろうと思って保管してあったのを宅急便で送り、公式のミールキット「ヘルシオデリ」で希望のメニューを3点選んで送ってやりました。ヘルシオデリはホットクック(やヘルシオ)で作ることを想定したミールキットの宅配サービスで、届いた材料をホットクックに入れて指定の加熱メニューを設定するだけで調理できるというものです。自分でも検討したことはあったんですが、やはり少々お値段が張るなという印象で躊躇していました。1メニューが安いもので2,3人前で千数百円前後、ちょっといいなと思うメニューだと2人前で2千円とかして、プラス送料がかかります。まとめ買いすれば送料が割安にはなりますが、冷凍庫の容量を考えるとそうそうたくさんは買えません。

またたまたまかも知れませんが(ちょうどお盆直前くらいだった)注文から配送まで1週間ほどかかり、結局コロナ自宅待機用緊急食材としては間に合わず、待機明け記念のごちそうみたいな位置づけに。妹宅では初ホットクックだったこともあり、簡単に料理ができてしまうことは好評でしたが、まぁ自腹では買わないよね、という感じ。

■「旬をすぐに」を知る

そんな折り、家電ウォッチの記事で「旬をすぐに」(以下、旬すぐ)を知りました。

全体としてはホットクック用ではないお手頃冷凍ミールキット宅配サービスです。398円、498円といったリーズナブルなミールキットが非常に多彩なメニュー提供されています。そのカテゴリの1つとして、「電気調理鍋キット」があるという感じ。ホットクック専用ではなく他社のかき混ぜ機能が無いものも含めて対応という位置づけのようです。現状10メニュー、カレー多めですが2〜3人前1,098円とヘルシオデリに比べるとかなりお手頃。ただしこちらも送料が気になってしまうのは同じ。やはり冷凍なのでまとめ買いもしづらいです。

でもまぁ自分でもホットクック用ミールキットを試してみたい衝動に駆られ、とりあえず牛すじカレーとコルマカレーを注文してみました。

で早速牛すじカレーを調理。ボックスの中身はこんな感じです。

冷凍のボックスから取り出した具材

業務用冷凍機で急速冷凍された食材が並びます。というか4つはカレールーの団子です(笑)。これをすべてと指定分量の水を電気調理鍋に入れて手動メニューで10〜20分加熱せよとの指示。他社はわからないですがホットクックは「沸騰後に指定時間加熱」という仕組みなので、20分でセットしても実際には10分くらいでかなり煮詰まる音がしてきたので止めてみたところ充分にカレーになっていました。ホットクック用ではないので、まぜ技ユニットの指定などはないですが、せっかくなのでまぜ有りで調理しました。

ご飯が残りものだったのでややカピカピしてる…

分量的には「2〜3人前」ですが、( ´)Д(`)用にこんな感じのお皿に盛り付けると2杯分かなという感じ。味は割とスパイシー(辛いもの苦手な人間の意見です)。でも牛すじも柔らかく美味しかったです。不思議なことに普段レトルトカレー食べると30分くらいで速攻お腹を壊す自分ですが(胆嚢摘出済み)、今回、日を変えて2回食べても下しませんでしたw。

ミールキットって食材を切らないで済む点では時短ですが調理時間は普通の料理と同じくらいかかる、というイメージですが、こちらは冷凍庫から出して沸騰時間+10分の放置で完成するので時間も手間もレトルト食品、インスタント食品を用意するのに毛が生えたような程度です。なんならまだご飯が炊けないくらいの速さ。感覚的にはスパゲティを茹でるくらいの覚悟で作れる感じです。それでいて割としっかり美味しい料理が食べられるのは魅力です。

配送も翌日発送されて注文日の翌々日には届いたので、ヘルシオデリよりも利便性が高いです。

惜しむらくはやはり送料ですかね。これがスーパーで買えたらリピ買い、ストック買いの射程に入るかなという感じ。せめてAmazonフレッシュのような宅配スーパーの枠組みの中でなら他の乾物や菓子類とあわせて送料条件を満たすことはできそう。「旬すぐ」メニューだけで送料無料になるまで買うと冷凍庫がパンクしてしまいます。「AI旬すぐ」というAIがオススメメニューを定期的にお届けするサブスクコースだと送料無料になるんですが、この電気調理鍋メニューを含めることができるのかはサイトを隅々まで読んでもよくわかりませんでした。一応AIが選んだメニューを手動で変更でき、基本メニューより高いものは差額上乗せになる、ところまではわかったんですがいまいち確証が持てず。

でもまぁ電気調理鍋用メニューにこだわらず、普通に冷凍ミールキットとしても比較的お手頃なので、そっちはそっちでいずれ試してみたくはあります。

■スーパーのミールキットをホットクックで加熱する

もう少しリーズナブルにミールキット生活をできないかと考えて閃いたのはスーパーなどで買えるようになってきた一般調理用のミールキットを適当な設定でホットクック調理する、という方法です。スーパーなら冷凍ではない冷蔵タイプのミールキットの見切り品がちょいちょいお値打ちに買えるので、たまに炒め物メニューを買ったりしてました。先日、「これを別にホットクックで調理したっていいんじゃね?」と思い、肉じゃがキットを買って来てつくってみました。冷蔵のものは大抵お肉は別売りなので別途調達します。自分は西友のものをよく買いますが、ここのはいつも調味液を全部入れるとかない濃い味になるので半分程度に調整。またホットクックは無水調理ができる程度に密閉度が高く水分が水蒸気として抜けにくいので、水加減も少し少なめに。メニューは普通に「肉じゃが」で。当たり前といえば当たり前ですが普通にできました。まだちょっと濃い目だったかな。調味液、水分、加熱時間のパラメーターはメニューによって加減がありますが、そこさえ見極めてしまえば手軽に作れるなという感触。また色々試していこうと思います。

■結論

ホットクックはいいぞ(byホットクックはいいぞおじさん)

ホットクックを5年ぶりに買い換え KN-HW16G

2017年に購入した(たぶん)初代のホットクックから5年。ついに2021年モデルに買い換えました。神奈川県独自の最高3万円まで還元があるかながわペイの予算枯渇間近というアナウンスがあり、あと数千円ほど枠を使い切れてなかったのでこの機会になんか買わねばと。家電店だと還元率10%なので数万円の買い物がレンジに入ります。でスシローにいったついでに同モール内のヤマダ電機をぶらついていて目に入ったほが以前から迷っていた2021年モデル(G系)のホットクック。ウチの初代からすると、

  • ちょい幅が狭まってコンパクトに
  • まぜユニットが強化されてポテトサラダのすりつぶしなどに対応
  • Wi-Fi搭載でレシピDL対応
  • 低温調理に対応
  • 手動メニューが細かく設定できるようになった

などが進化点(G系より前からできている機能も含む。あとウチの初代は内鍋がステンレスだったのでフッ素コートのものに1万円くらい払って交換済みで、最近は沼ばかり作っていました。同じものばかりですが使用頻度でいえばここ半年はダントツです。

沼以外をそんなにあれこれ作って見るのはきっと最初だけかも、と思いつつ、もともと手動メニューで作っている沼を、例えば調理温度を低めにしてより胸肉を柔らかくできたらいいかもなどと思い悩んではいました。

で、それが2021年9月の発売当初は確か家電店で6.6万円くらいだったんですが、ヤマダで5万円台後半の値段。「おっ?」と思って眺めてたら店員さんが寄ってきて「さらにお安くできますよと。でもヤマダはいまだに税別表記をメインにしているクソで、よくよく税込み価格をみると6.3万くらい。価格.com最安値の4.6万を呈示して対抗可能か聞いて見ると5.8万が限界だと。昔は価格.comと張りあうくらい安かったのにねぇ。この価格差だと例えかながわペイ10%もらっても高いということで結局価格.com最安店に注文。

ちなみに今は各社から電気調理鍋的な競合製品が続々登場していますが、やはり「まぜる」という特徴はホットクックのみで最強の武器だと思うので、それらは全く検討もしませんでした。

新旧比較

初代(99A)と並べて入替記念写真。基本は1.6Lという内鍋サイズが共通なので底面のフットプリントや高さは同じですが、左右のハンドル部分が短くなってる分、コンパクトさを感じます。ちょうど先日ホットクックを設置する棚を投入してやや狭いところに湯沸かしポットと並べておく形にしたので、この微妙な差も割と効いてきます。色はホワイトとブラックで、店頭でみてブラックいいなと思ったんですが、同居人がお金出さずに口だけ出してきてホワイトに…

さっそく新機種自慢のポテトサラダを作ってやろうじゃないかと材料を買ってあったんですが、実はいきなり失敗。公式レシピサイトで「ポテトサラダ」と検索したところ「卵入りポテトサラダ」1件のみヒットしたのでなんの疑問を抱かず作業を進めたところ、生卵をアルミホイルに包んで入れるということに。

じゃがいも、にんじんに加えアルミホイルに包んだ生卵投入、あれ?

「へー、アルミホイルがあれば割れずにかきまわしてゆで卵になるってこと??」とか感心してたんですが、やっぱりおかしい。Googleで調べると新型専用のメニューとして「ポテトサラダ(ゆで〜つぶし)」というのが別にあるじゃん!?

結論としては、以前このサイトで初代モデルを指定して検索をした時のCookieが残っていて検索に自動反映されていた模様。レシピをググってランディングした時は機種が反映されていなくて毎回選び直してイラっとしていたのに、こんな時ばかりはサイレントに適用されるとか、、、Cookieじゃなくログイン情報から連動してたのかな?

加熱開始前でしたが卵もいれちゃったし、味的にもそっちが好みだろうということでそのまま決行してしまいました。まぁゆでつぶし機能はまたの機会に。

つまるところ新型でなくてもできるポテサラを作ってしまったわけですが、出来は満足。出来たての温かいポテサラって最高に美味しいんすね。まぁいったら茹でただけで、味付けもつぶしたのも自分ですが、この火加減を気にせず「放っておく」クックができるのがホットクックの最大の武器だということが再確認できたので良かったです。ゆで卵とか自分でやったら時間とかめっちゃ気にしますし。

卵入りポテトサラダ

一瞬マッシャーを買おうかと思ったんですが、いやいやちゃんと新型メニューならつぶしまでやってくれるはずなので、次はそちらを試さねば。

2022.11.21追記:結局、卵入りの方が気に入ってそちらばかり作っているので、マッシャー買いました。

金属製だと内鍋のコーティングを傷めるかなと思い、樹脂製のこちらを買いました。目にジャガイモが詰まって洗い落とすのが大変んですが、食洗機があれば問題ないかなと。

■Wi-Fi、アプリ連携は便利!

初っ端から失敗はしてしまったものの、連携は便利です。例えば上記の「卵入りポテトサラダ」を実際に作る場合、メニュー操作は「手動で作る → 無水でゆでる → 約15分 → 調理を開始する → スタート」となります。しかし上記画面写真にあるように「ホットクックに送信」をタップしておけば、本体の「ダウンロードメニュー」みたいなところに入っているので、選んでスタートするだけで済みます。

また選んだレシピから必要な材料を「買物メモ」に転記することができます。もちろん登録時点でチェックボックスで選ぶ手順があるので、既に家にあるものはスキップ可能。出先でメニューを決めてその場で買い物リストに追加できるのは良いです。

■ミールキット「ヘルシオデリ」は…

メニューに必要な食材を全てパックにした通販サービス「ヘルシオデリ」も大変興味深いですが、スーパーなどに売ってるミールキットと比べてもかなりお高め。全部入りにこだわってるからでしょうか。しかもこれ送料別で990円もかかるんですよね(一部キャンペーンメニューは送料込みのことも)。外食が難しい緊急事態宣言下とかならまだしも、今だったら外食いった方がいいかなというのが率直な印象。保存の利く冷凍メニューはいざって時用に買っておいくと悪天候とかで「外に出るのだるい」って時にさっとできていいかもな反面、やはりこれも「全部入り」にこだわるせいか場所を食いそう。

せめて店頭で思いつきで買えればと思います。

■まとめ

新型を使っての初調理は旧型でもできるもので締まらないファーストインプレになりましたが、ホットクックの魅力が再確認できたのでヨシ!(現場猫)。フタ部分もスリムになったり、キッチンで異彩を放つド赤ではなくなり見た目にも落ち着いたので満足です。発売当初は先進性のアピールもあって目立つ色にしたのは理解できますが、もはや常用家電となった今では普通に景色に馴染む色、カッコ良い色という基準で選べるのは重要です。

せっかくフッ素コート付き内鍋を追加購入した初代も実家で家族が使ってみたいと言っているので無駄にはならなそう。何かと忙しい妹一家にも時短調理の恩恵が感じてもらえるといいなと思います。

2022.4.16追加レビュー

その後何度か使ってみたの追記。まず「ゆで〜つぶし」ありのポテサラも作りました。かなり滑らかでびっくり。人参はそこまでグズグズにはならず食感的にはコントラストがあって良し。でもこちらは原理的にゆで卵を同時に作れないので痛し痒しですね。ゆで卵いれたい時は従来メニューのがいいかな。また人参とジャガイモ以外(ハムやきゅうり)は後入れなので、ピッとやっておけば完成!って感じではないです。まぁでもあのIKEAのマッシュポテトみたいなのが簡単に作れちゃうのすごい。

あと感動したのは調理が終わると(専用アプリを入れた)スマートフォンに通知が来る点。これは便利。終わったあと追加で保温しておきたい料理やすぐに取り出して冷やすなどが必要な場合、別室で作業してても忘れにくい。もちろんiPhoneならApple Watchでも通知をみられるのでなお良し。サイバーな家電になりました。

またスマホで調べたレシピをホットクックにダウンロードするのはサーバーを経由してプッシュで送りつける(もしくはホットクックが定期的にサーバーをチェックしてプルしている)らしく、外出先からでもできました。例えばスーパーでお値打ちな食材みてレシピを検索して「よし今日はこれにしよう!」って思ったらその場でボタン押しておけば転送は完了(ダウンロードが完了したという通知も来る)するので、帰宅後改めて操作をする必要がなく、本体画面でダウンロードしたレシピ一覧から選んでスタートするだけという感じ。地味だけど便利。

あと低温料理機能でローストビーフも作ってみました。ローストビーフはジップロックなどに入れる時に確実に空気を抜かないと浮力で浮かんでしまい、芯まで加熱ができない危険があるんですが、本機は茹でかごを肉を押さえつける用に使うことができるので確実。低温調理器具と比べて格段に美味い!ってまでの差はなかったですが、普通に作れました。低温料理器具はタンクに水を張ってとか、終わったら水捨てして、みたいなのが地味に面倒ですが、ホットクックなら内鍋に水を張るだけなので負担も小さい。(低温調理対応の)ホットクックを持ってたら追加で低温調理器具を買う必要なほぼないんじゃないでしょうかね。ホットクックで作れない量を一度に料理したいような時くらい?目的にもよりますが、これからまず低温調理器具を買おうとする人はもう少し頑張ってホットクックを買った方がより幅広い用途に使えてお得なんじゃないですかね?

シリコン製の食料保存/調理バッグ Stacherが便利だった

Youtuber、drikin氏の奥様のnezumiさんが動画中で使っていたこれが良さげだったので即買い。

しばらく使ってみての感想など。

そもそもなにかというと写真のように食品を保存できるシリコン製のバッグ。nezumiさんはラップしたおにぎりを入れてお弁当として持ち歩いていました。口がかなりしっかり密封でき防水性が高く、自立もするのでバッグなどに入れていくのに良さそう。

ウチでは出先にもってく使い方はしておらず、電子レンジで野菜を茹でて食べたり、低温調理器の加熱に使ったりしています。一番多いのはキャベツやブロッコリーをレンチン茹でする使い方。ざく切りにして600Wで4分くらい加熱。密閉度が高いので少し放置しておくと蒸し状態になってかなり柔らかくなり無限に食べられます。上記リンクのサイズのものでキャベツ1/4玉(実際はもうちょい入る)、ブロッコリーひと株くらいが適量な気がします。最近はこういう納豆のタレみたいなのをささっと振りかけて微妙な味付けをしておくのがお気に入り。

おかめ本舗 タレボトル 100mlボトル × 10本

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1,400円(12/18 08:41時点)
Amazonの情報を掲載しています

密閉して冷蔵庫に入れておくのも良かろうと思いますが、上手すぎて毎度食べ切っちゃうので試していません(笑)。

低温料理器具の場合、いままではジップロック的な使い捨てバッグを使っていましたが、鶏レバーとかだと水面に浮いてしまってしっかり加熱できず、重りを載せたりする必要がありました。こいつは適度な重みがあるのでボチョンと放り込むだけでOK。当初、空気が入ってむしろ浮いてしまうかと思ったんですが、使ってみると意外と空気を抜く作業もしやすく捗っています。ジップロックの単価を考えると何回分だよ、という気はしますが利便性も上がるのでアリなんじゃないかなと。

衛生面でどうなのという話についても、シリコンは熱に強いので、食洗機で洗えます。すぐに再利用したい時もスポンジで雑にゴシゴシ洗っても平気そう。

唯一気になってる点は口の開き方がやや狭い点。例えばゆで野菜を作ってそのまま箸をつっこんで食べようかという時に、片手で口を開いてやる必要があったり、箸を持つ手が口に当たってしまったりしがち。大きく口を広げた形で固定できればズボラ飯では皿として使えて洗い物を減らせるかなと思います。サイズや形状も色々なので追加で別のタイプも買ってみてもいいかなと思ってますが、口はどれも似たような形かも?

賃貸でも手軽に二重サッシにできるアクリサンデー 簡易内窓セット

現在の私室はワークデスクのすぐ左脇に窓があり、冬場は結構冷え冷えです。オンラインインタビューなどをする際に、騒音が出るエアコンや加湿機を極力使わず、デロンギのMDH(マルチダイナミックヒーター)を使いたいのですが、タダでさえ高い電気代のロスが気になります。

手軽なのは窓際に置くだけの断熱ボードとかですが、やはり見た目がダサいことやつけはずしが面倒な点が気になります。

そんなことを思いつつググって見つけたのがこちら。

文字通りアクリル製品で有名なアクリサンデー(ずっとアクリ”ル”サンデーだと思ってた)の簡易内窓キット。両面テープでプラ製のサッシをつけ、窓自体も空気層を含む2枚重ねの透明アクリル板を使った軽量なもの、しかも自分でカットして自分ちの窓にぴったりに作り込めるというシロモノ。しかも数千円〜1万円程度。両面テープ止めなので、上手くやれば最低限のダメージで取り付けできるので賃貸でも設置可能です(両面テープが壁紙などにダメージを残す可能性はありますが、ネジ釘は不要)。

Amazonだとコーナン以外のショップはかなり高いみたいなのでお気を付けください。大きくて送料が嵩むので可能であればホームセンター店頭で買うのがお得だろうと思います。ウチは今回コーナン店頭でL(1800×1400サイズ)が1万円弱でした。お近くに店舗がない人はコーナンeショップで探してみるのも手かも知れません。サッシとフレームの色がホワイトとブラウンの2色あります。今回は3辺の壁紙にあわせてホワイトをチョイス。

メーカーの商品ページはこちら

■とりつけは結構大変…

取り付け方法はこちらのPDFにあります。

やることは単純ですが、ものが大きいので充分な作業スペースを確保できないと辛いです。ウチの場合、私室に床スペースがなかったので階下のリビングを往復しながら設置してしんどかったです。簡易なのこぎりも付属していたのは有り難かったです。

注意するのは、面材の保護フィルムをなるべくギリギリまではがさない点と、切断には付属のこぎりを使わない点。静電気がスゴいので、いちど切断粉などが付着すると大変だからです。のこぎりはフレーム材専用と割りきって、面材切断用には別途大型カッターを用意しましょう。私はフレームパーツを定規がわりに当てて切りました。長いので途中でズレてかないようテープなどで固定して切ると良いと思います。

次にステップ7-1にある2つのフレームの取り付け方。1の方が綺麗に仕上がる(ズレが目立たない)とのことで当然それを選んだんですが、黄色いマークの切断箇所がこの図解ではピンと来ない。結局、コメリのこちらの動画を参考にして理解しました。

1分36秒くらいのところに写真があります。コーナンの図解だとてっきり横フレームとの干渉をさける為の切断かと思って「???」となったんですが、実際はサッシ側との干渉部分をカットするという意図だったんですね。

寒さを解消するためだったはずなのに汗をかきながら1.5-2時間くらい格闘し、なんとか設置完了!

パネル自体も薄い空気層をもっていて、目隠し効果としてもいい感じ。採光も両立!

下側の青いのは以前にはった目隠しフィルムです。お隣の家がすぐそこで丸見えだったので貼ってあったんですが、今回の窓パネル自体も、いい感じに目隠しになりそうで一石二鳥です。

いくら軽い樹脂製窓といっても、動輪なしでレールにのってるだけなので、滑りはイマイチです。あるいはプロがキッチリ採寸して正確に作ればもう少しマシなのかも知れませんが。レールにシリコンスプレーでもかけとけばよかったかも。まぁ個人的にはそう頻繁に開け閉めする予定はないのでキチンの閉まっていればとりあえずヨシという感じかな。石油ストーブなど換気が必要な暖房器具を併用する場合はなにか一工夫必要かも知れません。

サッシ周りはこんな感じ。

全部プラ製&両面テープ固定。両面テープは全長に渡って貼ると剥がすのが大変そうだし、そもそもたいした荷重もかからないので、途切れ途切れというか、5cm x 5箇所くらいの長さのみ貼り付けしました。何年か経つと綺麗に剥がれなくなるかも知れないですが、まぁその頃には壁紙の耐用年数も超えると思うのでキニシナイ。まぁドライヤーなので粘着剤を温めてからすれば多少はマシに剥がせるかも知れません。

■まとめ

雪国とかでないとなかなかお目にかかれない二重窓を簡易ながらも4桁円台で実現できてしまうというのは驚きです。

定量的な評価は難しいですが、窓の手前と外窓と内窓の間では手をかざした時のヒンヤリ度が明らかに違う気はします。これで暖房の利きが良くなってくれればQoLが上がりそう。冬場だけでなく夏場の冷房の効きも違ってきたらなお嬉しいですね。