AutoHotKeyでOneMix 3 Proのキー配列を改善する

本題からそれますが、キーボードも天面も手脂のテカりが目立つ素材です

先日購入したUMPC、OneMix 3 Proはのキーボードはこんな感じ。

一応日本語キーボードたと言っていますが、スペースキーの両端に変換/無変換キーがないですし、他にも色々と不便な点があります。通常ファンクションキーがある最上段に追いやられた連中や、スペースの右にもってこられた「;」「:」など、高速でキータイプするには地味に変則的で手が止まります。

少しでも快適に使えるようにAutoHotKeyを使ってリマップをしてみました。

行った変更をまとめると、

  1. スペース右の「;」を変換キーに
  2. スペース左のAltを無変換キーに
  3. 「;」を入力したい時はCtrlを押しながら(Shiftを押しながらだと普通に「+」が入る)
  4. (Tabを完全にCtrlに置き換えはできないので)よく使うCtrl+アルファベットのショートカットをTab+でもできるように
  5. Tabを2連打すると通常Tabキー動作
  6. (押しやすさで)Win+QでAlt+Tab動作

という感じ。IMEのON/OFFで変換/無変換キーをバリバリ使うので、それよりは「;」の使用頻度は低かろうということで置き換えました。

Altを押しながらのショートカット(メニューバー項目の(F)とか)はあまり使わないので保留。たぶん、単押しで変換、長押しだとショートカット待ち、という風にもできるんじゃないかと思います。

本来Ctrlがほしい場所にTabがきているので、これを使ってコピペ、全選択、アンドゥなど使用頻度の高いショートカットは繰り出せるようしました。またTabキー自体が小さくて押しづらいので、結局左下のCtrlを使うことも少なくないですが。

またATOK側もこれにあわせていくつかキーバインドを変更しました。

  • 「変換」キーでIME ON
  • 「無変換」キーでIME OFF
  • 入力中文字がない時のTabキーを割当無しに(デフォルトで推測変換になっていて、4.の動作とバッティングするため)

スペース左右でIME ON/OFFができるようになったことでかなり文章入力が打てるようになった気がします。記号類はどうしても厳しいですが、まぁこれでコード書いたりはしないので。SNSの書き込みやちょっとしたメールが楽になったから良しという感じです。

余談ですが、カーソルキーの音量と輝度調整がFn押しながらやっても効かないなと思って仕方なくGUIでやってたんですが、さらにShiftを押さなければならないということが判明しました。FnだけだとHome/End/Pg Up/Downで、さらにモディファイヤが必要だったのですね。Hone/End/PgUp/Dnはあまり使わないので、逆でもいいなと思うんですが、たぶんFnキーはAutoHotKeyで触れない気がするので試してないです。

2022.12.26追記: AutoHotKeyのスクリプト記法は2.0でリニューアルされました。以下のスクリプトは1.x時代のもので最新版では動かない可能性があります。

Logicoolの薄型キーボードCraft専用パームレストMX PALM REST

ヨドバシ散策中、キーボードコーナーでLogicoolのMX Keysという薄型高級キーボードにパームレストがセットで展示されているのを見つけました。このMX Keysやクリエイターワーク用のダイヤルを追加したCRAFTはノートPCのような低ストローク型のキーボードで、MacBookがバタフライキーボードを導入した頃に薄型に目覚めてデスクトップ用にも近いタッチのキーボードを探してCRAFTを買いました。タッチ自体はかなり気に入っていますが、薄すぎて一般的なパームレストはいまいちしっくりこなくて諦めていました。が、よくよくみるとMX PAML RESTはMX KeysとCRAFTの専用品ということで、幅や厚みがピッタリ。その割にしっかりクッションもあってイイカンジだったので衝動買い。調べてみると2019年からあったぽいですね。なぜか全くアンテナにひっかかってませんでした。

店頭ではMX Keysとのコンビネーションでしたが、持ち帰って自宅のCRAFTに並べてみても当然ピッタリ。

幅、色など専用品ならではのしっくり感
高さもピッタリ

気になる点としては、底面の滑り止めがイマイチでウチのIKEAのデスクの上だと割と滑って動いてしまい、キーボードとの相対位置がズレがちなところ。キーボード自体もなんやかんやで動かすので、なにか適切なサイズの板の上にキーボードとパームレストを固定して相対位置は動かないようにできないかなと考えています。

初UMPC、OneMix 3 Pro購入

タイトルに初UMPCって書いたけど、VAIO type-UとかはUMPCに入るんだっけ?ともあれある案件が終わった勢いでOneMix3Proを買ってみました。

8.4インチの超小型ノートPCです。仕様は、

  • Core™ i5-10210Y (4コア/8スレッド、ターボブースト時4GHz)
  • 8.4インチ 2560×1600  358ppi タッチパネル液晶ディスプレイのYOGAスタイル2in1
  • メモリ16GB
  • SSD 512GB
  • 日本語キーボード
  • microSDスロット
  • microHDMIポート
  • タッチペン対応(別売り)
  • 指紋認証

という感じ。Core i7のプラチナモデルもありましたがそこまでの性能は必要ではないのと、半ば衝動買いだったのでヨドバシで買える店頭モデルをチョイス。

最近自宅で寝モバ/ゲーム用にAtom機の7インチタブレットiWork7の液晶をAliExpressで取り寄せDYI修理で復活させたんですが、さすがにモッサリして紙芝居ゲーでもちょっとアニメが入ったりメッセージスキップがトロかったりでストレスを感じていました。特にストレージが遅いせいかプチフリのように反応がなくなるような現象が気になります。他に小型機としてSurface Go2もあるんですが、これもCoreM3モデルになってかなりマシになったものの、快適というには今一歩。この中間サイズのマシンでもう少し快適に使えるスペックのものを物色していて白羽の矢を立てました。4C8TのCore i5、メモリ16GBならエンコとか3Dゲームとかしない限り不足はないんじゃないかと。ストレージもSSDだし。そしてないより惹かれたのが8.4インチで2560×1600という高解像度。358ppiといえば、さすがに最新iPhoneには及ばないもののKindle上位モデルを超えるし、なかなか出ないiPad mini 6もここまでは届かないだろうという解像度です。パタンとして縦持ちで電子書籍端末にもワンチャン使えるかもと。まぁさすがに600g台後半の重さなので長時間はしんどいかもですが。

まぁ、最低限SteamとかでLive2Dとか多用したような紙芝居ゲーがストレスなく綺麗に動けばいいなと。あと仕事用として(HDMIキャプチャーアダプタ経由で)小型モニタになったり(Suraface Pro Xが64bit非対応で使えない)Atem Software Control端末として使えれば一応経費としての名目も立つかなとか。

■高性能な分、ファンレスとはいかない

たまにファンが結構な音をたてて回り始めます。さすがにAtom機のように無音とは行きません。まぁ仕方なし。どういうバランス設定でいくかは今後運用しながら試行錯誤してみます。

■必要充分なインターフェース

microなのは惜しいですがHDMI出力があるので、自宅は宿泊先で外部モニタにつないで使えるのは便利です。USB-Cポートを消費しないのも良い。

そのUSBはCとAが1つずつ。まぁこのサイズを考えたら及第点でしょう。ただCポートは充電にも使うので、できればもうひとつあると最高でした。

3.5mmジャックもありアイコンからしてちゃんと(ヘッドフォンのみじゃなく)イヤホンマイク端子です。

microながらSDカードも刺さります。まぁデジカメの現像とかしないので拡張ストレージ用かな?

■キーボードは辛い

主要アルファベットキーはフルサイズに近いのでかなり快適にタイピングができます、、といいたいところですが、特殊キーがかなり変態仕様なので、事実上は文章入力機としては厳しいなというところです。

  • Aキーの左はTabキーで、Ctrlにアサインできない(するとTabがなくなり困る)
  • ファンクションキーもない
  • ハイフンやアンダースコア、セミコロンなども特殊
  • スペースキー左右に変換、無変換がない

など。エディタ入れてメモ機にしたりモバイルブログ機にしたりといった用途はちょっと考えられないかなというところ。どうしても必要ならBluetoothキーボードかなと…

■トラックポイントも辛い

ポインティングデバイスとしてはトラックポイント的なものがスペースキーの下にあり、その左右にマウスボタンがあります。これも非常用としては有り難いですが、常用する気にはならず、Bluetoothマウス必須かなという感じ。

HIDは基本緊急用という感じで、基本はゲーム機とかマルチメディア端末と思っておくのが無難そう。そういう意味ではゲーム用コントローラーをつけてきた後継機のGX1などは正統進化なのかも知れません(今回は2in1ではないしゲーミング性能は必要ないので候補から外しました)。

個人的にはキーボードもポインティングデバイスもいらないので、より薄いタブレット型でこの性能をもっててくれたら理想でしたね。

■タッチパネルが効かなくなった!?

購入時Windows10は1903だったと思います。速攻で20H2に更新したところなぜかタッチパネルが使えなくなりました。ググるとよくある症状だったらしく、One-Netbookのサポートサイトへ行き、「onemix 3 series Drivers」を選択して、「Intel Serial

IO」の2つあるうちの新しい方(1月15日)をダウンロードしてインストール再起動したら治りました。

■ライセンス認証が通らない!?

さらに問題としてライセンス認証が通らない問題。20H2にあげたり上記ドライバーをいれたせい?ただまぁメーカー的にFAQだったらしく、サポートフォームからレシート写真やシリアルナンバーを添えて「ライセンス認証通らないんですけど」と問い合わせたら新しいライセンスキーが返ってきて、それで無事に認証通りました。さいあく新品交換になったらセットアップやり直して面倒くさいなと作業を止めてたんですが、無事通ってなにより。プリインストールPCでライセンス認証通らないとか、ちょっとあやしいけど大丈夫かな。

 

■アクセサリ

2-in-1なので液晶フィルムを貼ろうか悩ましいですが、一応購入時点でなにがしかのフィルムが貼られてるっぽいので、当面それでしのいでいく予定。むしろ背面、底面パネル用の保護フィルムを貼るべきか悩んでいます。

またキャリングケースは純正含めいくつかあって、私は1つ目を買いました。

マグネット式のフラップですが、少し余裕をもって曲がるため、フットプリントが一回り大きくなるのが難点です。その余裕の部分にペンホルダーでもあればまだいいんですが、それもなくただ単に大回りしてるだけという感じ。無理矢理ぷったりに曲げても一応マグネットは止まるんですが、はずみでスルっと動いてしまうという感じ。

2番目の純正の革ケースもいいかなと思ったんですが、キャメル以外は日本で買えなそうで断念。

今思うと3番目のでも良かったなぁという感じです。マウス一緒に持ち歩きたいし。

 

ともあれ、初っ端からトラブル連発したもののなんとか実稼働できるようになりました。キーボードがイマイチなのでノマドに持ち出して作業するとかは全然する機にならないですが、寝転がって積みゲー消化が捗ればいいなと思います。

300Hz! GE76 Raider Dragon Edition Tiamatが来た

同居人が新しいWindowsノートPCを購入しました。基本はMac派なんですが、e-Taxに必要だと。今時Macでもe-Tax可能なんですが、それは電子署名にマイナンバーカードを使った場合。信教上の理由でマイナンバーカードを作らずに民間の電子認証サービスを使おうと思うとWindowsでないと厳しいんだとか…

それでもICカードリーダーが使えればいいので、せいぜいドライバー互換性が危ぶまれるSurface Pro X(Arm64版Windows)は除外するくらいで、性能的にはAtomでもCeleronでも良さそうなもんですが、なんと買ったのはこちら。

ゲーミングノートです(笑)。なんと液晶のリフレッシュレートが300Hzと世界最高レベル。8コア16スレッドのCore i7-10870H、メモリ32GB、1TB SSD、モバイル向けGeForce RTX3070、2.5GbE 有線LAN、Wi-Fi 6E 無線LANというハイスペック。そして液晶パネルは解像度こそフルHDですがリフレッシュレートが300Hzというデスクトップ用モニタでもなかなかお目にかかれないスペック。確定申告用です!

■Why 300Hz?

300Hzにこだわったのは一応理由があって、同居人は目のクロックが異常に高いらしく、クルマのHUDや液晶プロジェクターを見ていてもチラ付きを感じるんだそうで。ちょうどデジカメでそれらのデバイスを映した時のあのチラチラが肉眼でも常に見えているんだそうです。ので、Macで標準的な60Hzのモニタを使っていてもマウスカーソルの動きなどもチカチカして見辛いんだとか。店頭で機種選定をしている時に、たまたまみかけたゲーミングPCの高リフレッシュレート機のマウスカーソルのヌルヌルさに感激し、どうせモチベーションのあがらないWindows機を買うならそこにこだわってみようということに。

高リフレッシュレートとのトレードオフとして解像度が下がる点があります。高解像度かつ高リフレッシュレートだと要求されるグラボの処理性能が半端なくなるので、特にノートPCではどちらかを断念せざるをえません。会計事務に使うなら4Kとか高解像度機の方がいいじゃ?とはいったんですが、とにかく高リフレッシュレートっというものを使ってみたかったようです。GE76は17.3インチとノートPCでは最大級のサイズな分、フルHDということでドットのガタガタは目立ちそうです。

■Dragon Edition Tiamat !!

MSIのGE76にしたのにはもうひとつ理由があります。それは限定デザインバージョンDragon Edition Tiamatの存在です。MSIは以前のモデルからこうした限定デザインモデルを出していました。前世代のGE66でもDragonShild Editionというドギツいオレンジでなぜか宇宙船のフィギュアまで出てくる限定モデルがありました。

GE76以前にこれも候補に挙げてたんですが、なぜか日本モデルは240Hzで悩んでいたら売り切れてしまいました。

で、2021年モデルのGE76が発表され、Dragon Editon Tiamatならば日本モデルも300Hzだぞとわかり、予約争奪戦に参加。無事ゲットできました。

■フォトレビュー

プリントではなく物理的な凹凸があるパネル背面。保護フィルムを剥がす許可が下りずややテカってます。
キーボード面も。さすがにトラックパッドはプリントでフラットです。
300Hzを謳うステッカー
起動時のBIOSロゴも専用グラフィックでアガる。
フロントのLEDバーライト。デフォルトでは青とオレンジが左から右にホワーンと流れるパターン。キーボードライトとあわせてカスタマズができるっぽい。
ACアダプタはクソデカいです。コネクタも専用ですがリバーシブル。奥は比較用のChromecast with GoogleTVのリモコン。
リフレッシュレートサイトでの表示。シャッタースピード1/4000でもブレて見えます(一番上)。

ざっと触ってみましたが、確かにマウスカーソルの動きやスクロールなどは滑らかな気がします。ただ、これまで我が家の最高リフレッシュレートデバイスだったiPad Pro 2018の120Hzと比べてそんなに違いは感じません。私の目の方のクロック上限だその程度ということでしょうかw。上下に激しくスクロールさせた場合もクッキリ見えるとかいうことはなく、ブレることはブレます。

なんともオーバースペックな買い物でしたが、デザインも含め当人は非常に満足しているので良しとするしかなさそうです。

XPS 15 2in1 9575のバッテリーを交換する

2018年に購入した購入したDELL のXPS 15 2-in-1 (9575)のバッテリーが死にました。100%になるまで充電しても、充電ケーブルを抜いて数分するとシャットダウンに入る感じ。コロナでノマドをしなくなって、してもSurfaceで済む軽作業が多かったりで、ほとんど使わずにいたんですよね。それで過放電が進んだかも。最近バッテリー交換の話ばっかですね…

しばらくなくても困らないのでメーカー修理に出すことも考えたんですが、逆にそこまで困らないものにあんまり修理(交換)代かけるのもな、、と思い互換バッテリーをDIY交換することに。みんな大好きAliExpressだと一ヶ月とかかかるので割高でしたがAmazon.co.jpに注文。しかし「通常3〜4日に発送」表示で数日後が予定日で表示されていたのに、発送地が香港で大幅オーバー。結局16日間かかりました。お急ぎの方はご注意ください。

交換自体は割と単純でした。バックパネルをT-5ネジx8本外せばすぐにバッテリーが見え、両面テープ止めもないのでプラスネジ8本+2本とコネクタで交換できます。手抜きですが動画で撮ってみたのでよろしければそちらをどうぞ。

BIOS(F2)やDELLのDiagnosisモード(F12)から見るステータスが「Poor」から「Excellent」に変わりました。

交換前

 

交換後