LinkStation mini (LS-WSXL)のベンチ再挑戦

前回10~15MB/sと奮わなかったLS-WSXL級LinkStation miniのベンチを改めて。

前回はサーバールーム(という名の物置)に設置し、GbEハブを複数経由している状態でした。ので、今回は1つのみの2ホップな状態で再テスト。ハブはIO-DATAのETG2-SHV16Nで、Jumbo Frameのフレームサイズは7,422バイト。LS-WSXLの設定最大値は9,694バイトですが、ハブの方が最大9,216バイトだったので揃えてみました。あ、あとPCのNIC(Realtek)は3K MTUにしとくのが一番成績が良かったです。

で、成績ですが、CristalDiskMark 3.0.0cによる500MBx3回の測定でシーケンシャルリード30.39MB/s、同ライド22.34MB/s出ました。

これくらい出ればUSB HDDに肉薄と言えますね-。がしかし、2.5inchとはいえそれなりに動作音(ヘッドのカリカリ)が気になるので、できれば物置設置に戻したいところ。途中経路のハブを見直した方がいいのかなぁ。

モバイルNAS LinkStation mini LS-WSX1.0TL/R1

実家にバックアップ録画マシンを設置した関係で、自宅<->実家間で大量のファイルを移動する機会も増えようということで、ポータブルHDD刷新計画。今まで使っていたのが一昨年入院した際に購入したBUFFALOの2.5インチHDD搭載型ポータブルHDDの400GBのもの。自宅から未消化/お気に入りの動画なども大量に入れて行くため最近やや容量も心許ないと感じてたところでした。速度ももう少し速いといいなぁとか。

当初、同社のUSB3.0対応のポータブルHDDが候補に挙がったんですが、録画マシンにはUSB3.0 I/Fを追加する余地がないので断念。

気付いたら2.5インチHDDを使用する小型/低消費電力NASにフォーカスが移り、結局BUFFALOのLinkStation miniの最新モデルLS-WSX1.0TL/R1に落ち着きました。

単なるUSB接続HDDに比べ、NASにするメリットは、

  • 複数マシンからアクセスができる
  • iTunesサーバーが便利そう
  • 電源が弱い録画マシンのUSBバスパワーを消費しない
  • 1TBという大容量モデルが選択可能

あたり。そしてLinkStation miniの長所として、

  • 2.5インチHDDの遅さをストライピング(RAID0)によって補える(公称Seq. Read 40MB/s)

という点が決定理由です。

■ハード面

ls1

大きさは写真の通りNASとしてはかなりコンパクト。ACアダプタの予備を調達して実家に置いておけば、本体は手軽に持って行き来できそうです。

ACアダプタはプラグ一体型にしてはやや箱が大きくタップを選ぶかも知れません。出力は5V/2A。プラグ形状はまだちゃんと調べてませんが、5V用にしては大きめ。

2010.05.07追記

外形5.5、内径2.1でいけそうです。

 

 

 

ls2

TeraStationとの姉妹ショット。

稼働時はLinkStationのロゴが常時点灯します。アクセスランプは別にその上にあります。

背面の電源スイッチはON/OFF/AUTOのスライドスイッチで、試してないですがおそらくハード的に問答無用で切れそうな雰囲気。TeraStationのように長押しするとシャットダウンするような。ただ管理画面には再起動はあれどシャットダウンがない。マニュアルを見ても電源オフの手順なんて載ってない。うーん、ブチっと切っていいんでしょうか…

2010.05.07追記

ちゃんとソフトスイッチになってました。

 

■管理画面に見る通好みの進化

LinkStationは何年かぶり、TeraStaionも最後に買ったのが2007年と、かなり久しぶりの新機種導入。管理画面を見てその進化に驚きました(ファームウェアVer.1.26)。

  • Ajaxを使用し操作感の向上(ただし反応はややもっさり)
  • ドメイン、ActiveDirectoryに参加可能
  • SMB認証を別サーバーに委譲可能
  • FTPに加えsFTPにも対応
  • RAIDアレイチェック速度(優先度?)を三段階に調節可能
  • メール通知用SMTP設定でSMTP-AUTHやSSL/TLSなどが利用可能
  • UPSに対応
  • タイマー電源ON/OFF
  • なぜかWebサーバーに加え、MySQLサーバーも搭載
  • BitTorrent
  • TimeMachine

等。一昔前は法人向けモデルにしか搭載されていなかったような機能が、こんなポータブルモデルにもついてるんですねぇ。

■パフォーマンス

公称の40MB/sというUSB HDDにも匹敵する速度に期待してたんですが、今のところ芳しくありません。CrystalDiskMark3.0.0cで10~14MB/s程度です。ただ、GbEハブを2つ経由しているので、JumboFrame周り等でスループットが出ていないのかもとか。追々試行錯誤して検証してみます。

こちらの先代モデルのレビュー記事[impress]ではJumboFrame環境でシーケンシャルリードが33MB/s出てるようなので、少なくともそれ以上は期待したいところですが…

2010.05.06追記

FireFileCopyでローカルHDD上のiTunesライブラリを書き込んでるんですが、その表示によると22MB/s出ているようです。

■iTunesサーバーのがっかり

iTunesサーバー機能はMedia Server設定で指定したフォルダ内から拡張子で勝手に対応ファイルを探して配信するもので、どうもプレイリストには対応してないっぽいです。というか、これ昔何かで読んだはずなのにすっかり忘れてました。

まぁ、マスターライブラリのあるPCのiTunesフォルダを定期的にまるっとコピーし、実家マシンではそこを参照するという運用でいいんじゃないかと思っています。自宅はマスターライブラリのあるPCが24時間稼働なので従来通りそちらを共有参照するって感じで。

 

Webアクセスなどの機能はおって試してからレビューします。DLNAはいまんとこニーズなさげ。

USBスピーカー MM-SPU1BK

デスクトップ機で使っていたお高いスピーカーをPT2機に使うことにしたので、デスクトップ機に「最低限音が出りゃいいや」クラスのスピーカーを買うことに。

ただ、マザーのオーディオ出力はちとノイズが多い気がするので、それを経由しないUSBオーディオタイプのものを物色。が、意外に少ないことが発覚。USBから電力を取るが音声信号はミニプラグ、というのが多いので紛らわしい。

そんな中で見つけたサンワサプライのMM-SPU1BKをゲット。スピーカーからのプラグ自体は3.5φのミニプラグ。USBドングル大のオーディオアダプタが同梱、という構成でした。

音はまぁ値段なりでとりあえず納得。ただ、オーディオアダプタがやや太めで、マザーボードのバックポートみたいにUSBポートが並んでるようなとこだと干渉して使えませんでした。のでUSBハブ経由で使用。

あと、Windows VistaではドライバCD-ROMを使わなくてもすぐに認識して使えたんですが、やたら音量が大きい。5/100位でちょうど良い。これはプロパティを辿って「ラウドネス」のチェックを外したら並の音量になりました。

ION + PowerDVD 9でAVATAR視聴

以前のエントリでAVATARが届いたら改めてION環境で再生してみる旨を書いたので実行。

結果はバッチリでした。27インチフルHDだと適度に解像度感も大きさの迫力もあってちょっと感動。音がショボいですが…

ただまぁ、Blu-rayに限らず、再生ソフトもMediaCenterもですが、ちょっとバックグラウンドでタスクが走ると音切れしたり不安定になりますね。この辺りはAtomの限界でしょうか。大きな動画ファイルをダウンロードしてるだけでも発生するのでI/O周り?例えばUSB外付けHDDにダウンロードしつつ、本体のHDDにあるtsを再生するとかでもツラいです。VMWareで常時Linuxサーバーを運用しながらで大丈夫かもう少し検証してみます。まぁ、録画だけなら楽勝っぽいですが。

ちなみにAVATARはACCS鍵のバージョンがあがったらしく、PowerDVDの更新が必須で、開封から再生まで20分ほどかかってしまいました。PCリテラシーが低い人には再生ソフト環境は勧めづらいですね。

実家用PT2マシン最終調整

実家用PT2マシン、一部動作がおかしいところがあってのを、昨日今日でなんとか解決できたので覚え書き。

■同時録画ができない→BonDriver変更

1番組なら問題ないんですが、2つ目のRecTestが起動するとクラッシュ。BonDriverの共有周りだろうと。で、予備知識無しでなんとなく最新っぽいBonDriver_PT2を使ってたのを、BonDriver_PT-ST(人柱版2)に差し替えたところあっさり解決。DLLはSとTで1つずつ。以前のようにT0,T1,S0,S1のようにコピー&リネームは無し。これで空きチューナーを勝手に使ってくれるようです。

この辺りはNewer = Betterではなく、安定版を見つけるのは毎回苦労しますね。常時スレを追っかけるほどでもないし。

■AT-Xの受信品質が悪い→ブースター導入

横浜のアパートはスカパー!が入らないので最近のAT-Xでしかやらない系を録るのも目的の1つだったんですが、肝心のコレがドロップしまくりで焦りました。番組表は録れるんですが絵はガタガタ。他の部屋のテレビでは受信できるし、自室にLinkStationをつなげてみてやっぱり映らないので、部屋の壁から先の問題と切り分け。やはり分岐の問題でしょうと。壁から3分配でPT2、HVT-TL、そして隣室のテレビへと分配し、さらにPT2用の線は4分配(2分配x2分波)されてるんだから無理ありません。で、壁から直結すれば映ったので、分配による減衰と断定。

コネクタを接栓に交換したり分配機をCAMONのものに変えたりしても変わらず。仕方ないので思い切ってブースターを買ってきたところバッチリ映るようになりました。今回は結果オーライですが、実はマスプロのFAQを見ると、「BS(CS)デジタルチューナーで表示されているアンテナレベルが低いのですが,ブースターを使ってレベルを上げることはできますか?」というQに対し「いいえ」とAがついています。ブースターって意外と万能ではないんですよね。ノイズが多い状況だとノイズまで増幅されてしまいますし。ただ「(ただし,(中略)アンテナからチューナーまでの間に信号を4つ以上に分配している場合,画質がよくなる可能性があります)」という記載もあって、今回は分配前の状態ならしっかり映るというのがわかっていたので特攻してみたという訳です。

実際に購入したのはマスプロのUBCT30-P[製品ページ]。見た目似たようなモデルが多いですが、これはVHFとかCATVとか無駄な周波数帯はスルーでデジタル放送で使う3波のみにしっかり対応したモデル。近所のケーズで1万円弱でした。4,000円くらいで買えるラインブースターで済むかとも思ったんですが、PT2から電源供給をしたくなかったのと受信品質への投資と思って。

コンセントが1ついるのと場所的に邪魔なのは仕方ないですが、まぁ結果受信ができるようになったのが何より嬉しいです。

ちなみに、機能としてはUHFとBS/CSの2つ独立で増幅幅を調整できます。また入力はそれぞれ別コネクタでも混合でもOKです(切換スイッチがある)。また出力も1系統と2系統がスイッチで選べます。片方をPT2へつなぎ、もう片方をその他の機器へとつなぎました。

■ファンコン調整→断念

ケースファンの音がやや気になったので、前サーバーについてた親指大のダイヤル式ファンコンをかましてみました。音質、音量に違いを感じるギリギリくらいの風量に落としてみたところ、CPU温度が常時60度前後を示すようになってしまい常時稼働マシンでこれはどうよ、とってことで断念。ファンコンはそのままにしつつ風量を最大にしたところ49度くらいで安定。ファンコン抜きの時より気持ち静かな印象。まぁ、これから暖かくなる一方なのでこれで様子見。冬になったらまた絞ることにしましょう。

■Unifyingレシーバーの感度がいまいち

LogicoolのマウスM505とキーボードK340を共通のUnifyingレシーバーで使ってますが、本体を棚に収納したところ、設置位置から少し離れるとマウスカーソルの動きがやや悪くなる現象が発生。Unifyingレシーバーを背面USBポートからフロントドアパネル内のUSBポートに移設。この状態でフタはちょっと力を入れればなんとか閉まる、という状態です。>Noah 800

USBハブか延長ケーブルを使って手前に引き出す方が無難なんでしょうが、まぁ見た目重視してみました。

どちらも電源スイッチを入れた後の接続はBluetoothとは比べものにならない位速くて快適です。