iTunesライブラリの再エンコ覚え書き

iTunes8からエンコードのデフォルト設定がAACの128kbpsから256kbpsになりました。(アメリカの)iTunes Storeで買う曲もiTunes Plus化が進み、CDからリップした方の音質が劣るってのもどうよ、って話になったんでしょうかね。

もともとロスレスと128kbpsで聞き比べても「集中してよーく聴けば違うような気がしなくもないかな?」程度の糞耳なσ(^^)ですが、なんとなく気になって、超お気に入りの曲だけでも256kbpsで再エンコしてみることに。

ただ、普通にCDを再度挿入して変換しても、hoge.aacに対してhoge 1.aacみたいな別名ファイルが作られてプレイリストなどでは古いものが使い続けられてしまいます。

そこでちょっと面倒な方法を講じる必要があったのでメモしておきます。

ざっくり手順を書くと、

  1. 別マシン上のiTunesでエンコードする
  2. ファイルをメインのiTunesライブラリに上書きする

という感じ。別マシンが用意できない人は、別ユーザアカウントを作ってやっても良いでしょう。σ(^^)の場合は、仕事マシンの方がCPUパワーも上なのでエンコード時間短縮にもなって一石二鳥でした。

iTunesの設定が同じならiTunesフォルダ下に同じファイル階層(アーティスト名->アルバム名->曲名.aac)でファイルができるので、元ツリーごとコピーで完了、で上手くいくはずでしたが、いくつか問題が発生しました。

まず、CDDBからとってきた曲名情報が修正されたりしたのか微妙に違っており、結果としてはアルバム名やアーティスト名が違えば別フォルダに入ってしまうし、曲名が違えばファイル名が別になってしまいます。結局のところ、アルバム単位でフォルダを開いては手動で移動し、上書きされなかったものに関しては古い方のファイル名で新しい方を書き換えて古い方を捨てる、ということをする必要がありました。

で、ファイルレベルでの置換が済んだ後でiTunesを起動。リスト画面にしてビットレートカラムを表示してみると新旧が一目でわかった良いです。リストを表示しただけだと128kbpsのままですが、再生するなどすると更新されて256kbps表示になります。

次にiPodへの転送ですが、これはちゃんと上書き転送が行われたっぽいです。iPod上でビットレートを表示できなかったので確認できないですが、同期中のファイル名を見る限りは大丈夫そう。

今回は行方不明で再エンコできなかったCDもまだあるので、そのうち追加作業をすることになると思いますが、もう少し手軽な方法ないですかねぇ。

静止画眼 v1.1公開とiPhone Eye-Fi版レビュー

■静止画眼を改良

以前エントリで書いたEye-Fi連携用画像ビューワーですが、微妙に改良してみました。

  • Exif情報を参照して、画像を正しい向きに表示

縦撮りを検知するデジカメで撮った写真であれば、正しい向きに自動的に回転して表示します。

  • ステータスバーにピクセルサイズを表示

綺麗に撮れてて油断したが、サイズ設定間違えてたぜ!ってことが置きにくいように、ピクセルサイズだけでも表示するようにしてみました。ちなみにこれはExifではなく、VB側で検出しています。

Rotation情報を取り出してみて、なんとなくExif解析のツボがわかった印象ですが、それでも各種撮影条件のデータを取り出そうと思うと結構大変でエンドレスな作業になりそうなので、とりあえずRotationだけ。

■iPhone版Eye-Fi

ついでにiPhone版Eye-Fiも試してみました。Eye-Fiユーザ向けに無料で公開しているアプリです。

撮影機能はなく、カメラロール内の写真を選択して送信するアプリです。ふだん、PCにつないだ時に一緒に写真を抜き出す習慣がないので、iPhone上にしかない写真が貯まってたんですが、いっきにPMB管理ツリーに統合できて感激。ただ、iPhone OSの制限らしいんですが、Exif情報がごっそり削られてますね。個人情報保護的な制限らしく、Exifを維持したまま抜くのはUSB経由しかない模様。撮影日付すらリセットされて今日の日時になってるしorz。原則、撮ったら即アップロードしておくためのものみたいですね。だからGPS情報取得ダイアログも出るんですね。ちなみに、アップロード時にマシンが起動してなくてもEye-Fiのサーバーが保持してくれるっぽいです。

まぁ、日付さえ狂わなければ、他のExif情報はどうでもいいかなぁ。iPhoneのカメラは撮影時の設定情報なんて意味をもたないし。

Eye-Fi 4GB版ゲット&ユーティリティまで作っちゃいました

Eye-Fiの動画対応した4GB版が日本でも出荷開始され、量販店での店頭販売もされるようになった、と聞いて、ヨドバシでゲットしてきました。

当面、JPEGだけで良かったんですが、SDカードとしての性能(速度)もアップしたとのことなので、一応4GB版をば。それでもクラス4相当らしいんですが…

ちゃんと例の限定仕様のボックスに入ってました。これは確かにちょっと面白いですね(見たことない方は、スタパチャンネルでどうぞ(音鳴ります))。どうなってるか気になるけど、もったいないから分解できない(^^;)。

■使用感

旧モデルの購入を迷って散々レビューを読んでたので、まぁ予想通り。64bitでもちゃんと使えました。むしろ、NOD32非対応なのが痛い。(NOD32が入った)24時間稼働マシンで運用できなかった…

当面は自宅LAN内でフォルダ保存のみ利用する予定。WebアルバムアップロードはPC上で吟味して厳選してから置く派なので、失敗作も含めて問答無用でアップロードされてもあまり嬉しくない。あと、アドホックモードでつながらないので、WMWiFiRouter経由で外で使うとかもできないし(←これが一番改善して欲しい点ですね)。

転送時間は最初こそ無線LANがつながるまでの時間もあってちょっと長めですが、一度リンクしてしまえば1600×1200の圧縮率低のファイルが5秒程度ですね。

たまにこういうツールで保存先をネットワークフォルダに指定できないものがあったりするんですが、Eye-fi Managerは大丈夫でした。普段、PMB (SONYのアルバムソフト)で管理しているツリーに直接置けていい感じ。指定フォルダの下に日付でフォルダを掘ることもできて、その形式も「2009-04-28」とPMBと同じなのも嬉しい(カスタム設定も可能)。既存のPMBの管理体制にシームレスに統合できました。

で、σ(^^)の用途としては、撮ったその場での品質チェックにPCの大画面を使いたい、というもの。なので、フォルダに貯まった端から拡大表示してって欲しいワケですが、Eye-Fi Managerはそこまでは面倒みてくれません。既存ツールで実現しようと思うと、例えば「フォルダ監視」を使って、JPEGファイルに関連づけられたアプリで開いてく方法がありますが、イマイチ使い勝手が悪い。この辺り、需要は結構あると思うんですけどねぇ。

■てことで、専用ツールを作ってみました!

真面目に探したら誰かが作ってそうではありましたが、なんとなくプログラミングしたい気分だったので作っちゃいました。3、4時間でサクっと作った超手抜きツールですが、一応目的は果たせます。フォルダはアップロードフォルダを指定しておいても、「日付サブフォルダ名を追加」チェックをつければ自動的に当日の日付をパスに追加してくれる点がEye-Fi専用っぽい機能です。Eye-Fi Manager側で日付サブフォルダを掘る設定にしている場合でも、このツールを起動するだけで当日のフォルダを監視してくれるワケです。

画面写真

こんなんでも使ってみたいって方はこちらからどうぞ。

ウチで以前から配布している「動画眼」にひっかけて「静止画眼」という名前にしてみました。もうこの辺りからも手抜き感がムンムン漂ってきますw。

本当はExif情報を表示すると、撮影条件毎に比較できて便利だと思うんですが、挑戦してみたところ、内部データを人が読める形に変換するのが結構大変ということが判明し、どこかで手頃なライブラリを見つけるまで保留にしました。

壁紙定期変更ツール、2種

サブモニタも綺麗になったことだし、壁紙に凝ってみようかと。というか、これらのツールがあることを確認できたからモニタ買い換えを決意したという噂も。

「1つで十分ですよ~」という訳にはいかなかったので、2本ほどご紹介。

■マルチモニタ対応、非常駐型、Simple MultiWallpaper Changer

Windowsはマルチモニタ時の壁紙の扱いが大ざっぱです。そもそもメインとサブに別個の壁紙を指定できないですし、メインとサブで解像度が違う場合、双方にフィットさせるということすらできません。

このSimple MultiWallPaper Changerは、モニタ毎に違うフォルダからランダムにファイルを選び、それを双方それぞれにピッタリ表示されるような1枚の大きなビットマップファイルを合成した上で壁紙に指定してくれるツールです。アイデアの勝利ですね。

まぁ、このツール自体に定期的に壁紙を変更する機能はないのですが、「/c」オプション付きで起動することでウインドウを表示せずに更新だけを行ってくれるので、Windows標準のタスクスケジューラから呼び出すことで実質的には実現することができています。ReadMeにはXPでの設定方法も紹介されています。常駐しないので、低スペックマシンを使用している人や、極力常駐を避けたい人にもオススメ。

唯一の難点は、タスクスケジューラーの実行サイクルが最短で5分間隔までしか指定できない点。フォトフレーム代わりにするにはちょっと長い気もします。

■柔軟な設定が可能なぬこ壁紙ちぇんじゃー

対象画像が多く、もう少し頻繁に差し替えたかった寝室マシンにはこちらのツールを導入しました。

こちらは普通にタスクトレイに常駐するタイプですが、間隔指定、時刻指定などかなり柔軟に更新タイミングを指定できます。

面白いのは「除外」機能。壁紙に出てきた時に「この写真は以後スキップでいいなー」と思ったら、タスクトレイから一発指定。以降、除外されます。フォルダから実ファイルを消す訳ではないので、専用の壁紙用ファイルフォルダを作らなくても、普段の写真アーカイブフォルダを使いつつ、お気に入りだけを利用できる訳です。

メインマシン、サブモニタ新調

仕事などに使うメインマシンは、DELLの24インチをメインモニタとし、実家で不要になって引き取ってきたSHARPの17′ SXGAをサブにして使ってました。

でサブでは録り貯めたテレビ番組を観ることが多いんですが、そうすっと、ワイド&光沢化した気がムラムラと。今液晶安いですしね。

てことで物色。

  • グレアパネル
  • 16:9 (ないし16:10)
  • 18.5~19インチ程度
  • 応答速度など、動画性能高め

で探してみると、グレア(光沢)が意外と少ない。最初に見つけたのはAcerで最安12,999円というとこ。それよりもう少し高い売価なものの、ヨドバシに在庫があるようだったので速攻ダッシュ。

 一度は店員さんにそれを頼んだものの、待ってる間に隣に展示してあった三菱のRDT204WM-Sに目が止まる。

こちらは、16:10で20インチとやや大きいものの、

  • 簡易キャリブレーション
  • Gray to Gray応答速度が2ms
  • オーバードライブ
  • HDMI
  • Acerよりデザインがシンプルで好み

など目を引くスペック。予算大幅オーバーでしたが、こっちにしてみました。WSXGA+になっていたので、今までのSXGAと比べて縦解像度も落とさずに済んだのは作業スペースとしてはいいですが、やはり動画再生時に上下帯が付くのが微妙。

面白いのは簡易キャリブレーション。添付の写真と同じものがキャリブレーションソフト上にも表示され、同じ見えになるように手作業で調整するというもの。コストをかけずに手軽にキャリブレーション機能を実装してるということで興味津々。プロではないので専用のキャリブレータ―を揃えるほどではないんですが、こういうちょっとした調整ができると嬉しいですよね。

最初、なかなか同じ色にするのは難しかったんですが、OSDで色温度をUSERから5000Kにしてみたらかなり近づけられた気がします(調整後はまたUSERになるワケですが。蛍光灯を昼光色から推奨の昼白色に変えたらより近づくのかな?)。付属ソフトはこのモニタでしか機能しないんですが、こっちを基準にDELLモニタの方も再調整。やっぱり参考基準がハッキリするってだけでいいですね。今までDELLモニタのチューニングはかなり色薄めだったらしく、チューニング後はやや色が濃くて違和感あります。まぁ、無理に揃えることもないんですが、しばらくはこれで使って慣れられれば良しとしましょう。

グレアパネルはやはり反射が気になります。常時ではないですが、やはり動画視聴してて暗いシーンになると、自分や背後が映ってるのが見えてしまいます。実写コンテンツでは鮮やかさの面でメリットはあるんですが、アニメ中心ならノングレアでも良かったかなぁ。

あと、やはりTN液晶なので視野角はそれなり。ちょっと見る角度が変わると色が変化してしまいます。まぁ、一人で真正面から見るだけなので致命的ではないんですけど。

スタンドは左右パンは不可で、高さ調節は足の途中の積み木状のブロックをつけるか外すかでのみ調整可能(3cm)。

OSDの操作性はまずまずですかね。暗い画面で反射が気になってしまう以外は概ね満足しています。