「ふんわりあんか」復活!山善 ホカロン 電気毛布/膝掛けでぬっくぬく

唐突に寒くなりましたね。最近秋とやらはどこへ行ったんでしょう。こないだまで暑くて冷房かけてたのに、いきなり暖房の季節です。日本に四季があるって話、あれはもう時代遅れなのかも知れません。

さて、冷え性の私は冬になると布団の中で足が冷えてなりません。その昔、SANYOありし頃はこちらの「ふんわりあんか」を愛用していたのですが、何年か前に壊れてしまいました。

通常の電気あんかと違い、ソフトで面積も広いので、足全体が温まり、くるぶしなどの骨がゴツゴツあたることもなく素晴らしい商品でしたが、Panasonicに吸収合併された後に後継となるような商品が出ずに残念に思っていました。近いモノを探しても電気膝掛けや電気毛布というと毛羽立ちが激しそうなアクリル系のセーターみたいな素材のものばかり。

そして今年ついに山善がやってくれました。ホカロンのブランドを借りて発売した3サイズの電気毛布&膝掛け「ホカロン電気毛布シリーズ」が、往年の「ふんわりあんか」に近いマイクロファイバーフランネルの肌触りのよい商品です。発売記事をみて速攻で注文しました。

サイズというかモデルが3タイプあり、カタログ上は電気膝掛け(YHK-HR40F)、電気敷き毛布(YMS-HR30FK)、電気掛敷毛布(YMK-HR40F)となっています。

以下、便宜上S/M/Lを呼称します(お店では通用しないと思うのでご注意ください)。我が家では自分用にM、同居人用にSを購入しました。

違いはサイズだけではなく、SとLが両面ともフラネル生地ですが、Mだけは片面のみになっています。文字通り敷き専用ということなのでしょう。私は基本的にそれで構わないし、大きさがSより大きいのにほぼ同価格なのでそちらにしました。同居人は仕事中に文字通り膝掛けとしても使いたいという要望がありSにしました。

なんかこの手の商品って急になにかで紹介されて予想外に売れて長期欠品、という未来がみえたので、発表後すぐにの9月に購入し、しばらくは屋根裏部屋にしまっておくかと思っていたものの、以外と早く出番が来たという感じです。

せっかくの肌触りですが、どうせ寒い時期はパジャマなどを着てしまうし、汚れて洗うことやズレたりするのが気になるので、今はベッドパットの下に敷いて使っています。それでも通常の電気毛布よりクッション性もあるしよれにくいので安定して使えています。今はまだかなり弱い設定でも充分温まっており、直前まで誰か布団に入っていたような優しい暖かさがたまらないです。

同居人も気に入ったらしく、膝掛けに加えて肩掛け(くるまり)用でLを追加購入をしようかと言っています。

■スマートコンセントで自動であたため!

せっかく令和の時代に復活したので、より高度に使いこなそうとスマートコンセントで自動制御することにしました。今回選んだのはこちら。

以前にも買って実績のあるMeross製の2口タイプ。もちろん2口別々に制御可能です。専用アプリはもちろん、各社のスマートスピーカーに対応しており、別々の名前で音声でも入り切りできます。暖房器具とはいえエアコンや電気ストーブのように電気バカ食いではなく、定格でS 40W、M 50W、L 75Wと白熱電球程度なので、2台を1つのコンセントから取っても余裕です。ちなみにこの商品、仕様表には最大1500W(15A)と書いてありますが、写真だとおもいきり「10A」ってタグがついてるんですよね。どっちやねんという気はしましたが、いずれにせよ2,3台つないでも平気には違いないのでチョイスしました(スマートコンセントはあくまで電源プラグのところでON/OFFするのみなので温度設定まではできないのでご注意ください)。

Merossのアプリは標準で時刻制御ができるので、自分用は就寝時間の少し前に電源を入れ、明け方に切れるようにして使っています。主に足の先側を温めたいので、布団の足元に寄せての設置になります。そうすると電源やリモコンもそちらよりになり、手が届きにくくなりがち。ちょっと暑いかなと思ったらスマホや声でオフしちゃえば済むのでリモコンはほぼ触らなくて用が足ります。そうして切ったとしてもまた次の夜に寝ることにはまた温めておいてくれる。完璧な組み合わせです。

■まとめ

ベットシーツ/パッドの下に敷いてしまえばほぼ存在感、ゴツゴツ感のないマットで、ほんのりと布団を温めてくれる本商品、寝入りの幸せ感と寝起きもぐっすり眠れた感はプライスレスです。真冬はわかりませんが、少なくともしばらくは暖房いらずに節電もできる。布団用ならM(電気敷毛布タイプ)をスマートコンセントとの組み合わせでオススメします。またSやLは極上肌触りで膝掛けや肌掛けとして座り仕事の時、ソファでのゴロ寝などマルチに活躍してくれると思います。「ホカロン」の名前を冠したことで知名度があがり不意に需要が高まって品切れる前にゲットしておき、寒さが本格化した時に「知ってたわー。買ってあるわー。」と一緒にドヤりましょう!

屋根裏部屋の換気に電源が欲しいがコンセントがない!そんなあなたにセパラボディ

昨年移り住んだ賃貸戸建て住宅には屋根裏(天井裏)部屋があります。購入したガジェットの箱などが捨てられない派にはとりあえずの仕舞い場所として大変重宝します。しかし住宅自体はかなり古い作りなのでなんと換気扇がありません。夏の日差し照りつける屋根の真下になるのでこもる熱も半端ない。空き箱類ならまだしも本とかCD/DVDは大丈夫か?というレベルです。

さりとて借家なので勝手に電気工事するわけにも行かないし、そう何万も掛ける気も無い。昨年の夏の終わりに引っ越してとりあえずやり過ごした感じでしたが、今年もそろそろ温度が上がってきており、少し探し物をするだけでも汗だくです。なんとかしないとなぁと思って暇を縫ってリサーチ。

コンセントはないですが唯一E26の電球ソケットがあります(さすがに照明はついている)。これってAC100Vが直接配線されているものなので、理屈的にはここから電気取れるんだよなぁーと思って探してみると、バッチリ私が求めていたものが存在しました。

名前がちゃんとついていてセパラボディというそうです。Wikipediaに載ってすらいます。なんだか怪しげな美容商品みたいですが、PanasonicやELPAなど老舗が販売している真っ当な商品のようです。

パナソニック セパラボディ WH4101

パナソニック セパラボディ WH4101

232円(12/22 21:45時点)
Amazonの情報を掲載しています

セパラボディ

奥側がE26口金、手前側がAC 100Vのコンセント穴になっています。

つまりこうなる

適当な電源コードを差し込んでみるとこんな感じ。現在の感覚だと賢いんだか頭悪いんだかよくわからない商品ですね。まぁ電気的には至極当たり前で形状を変換してる(元に戻している?)だけとも言えます。いや本当に電気が家庭に普及しだしたころは、このねじ込み式が先で、これを分岐して使うのが普通だったわけで、むしろそこから現在のコンセント形状に移っていく過程では当たり前に使われていたのかも知れません。

ともあれこれさえあれば屋根裏部屋唯一の電球ソケットから通常のAC100V製品が使えるコンセントを得られるというわけです。ちなみに一般的な壁付けのコンセントや延長タップが15A上限なのに対し、こちらは6Aと半分以下が限界となります。電子レンジやドライヤー、ストーブなどの大きな電力を使う電気器具には向かないので注意が必要です。

■薄暗い照明環境をアップグレードする

電源が取れるとなれば色々可能性は広がります。夏に向けて換気をどうにかするというのはさておき、とりあえず電球ひとつでいまいち薄暗かった照明を改善してみることにしました。まず電球のソケット数を増やすためにライティングレールを導入。既存ソケットが天井ではなく壁面だったので使用したのはこちら。

これで1m幅の任意の位置に電球ソケットを設定できます。足りない場合は延長用レールとジョイントを買えばさらに伸ばすことも可能。

ソケットはとりあえず3つ、角度が変えられるものがいいかなと思ってこちら。

3個中、1つだけ接触が微妙なのがありましたが、一度位置決めすればそうそう触るものでもないかと思いそのまま使っています。

そして電球ですが、いずれ換気扇なりをつけたなら廊下にある壁スイッチは常時通電することになります。ので電球だけ独立でON/OFFできなければならず、他の廊下や階段でも愛用しているIKEAのTRÅDFRI(トロードフリ)を追加導入することにしました。E26口金タイプでホワイト系だと1000lmで色温度も変えられる2,499円の対応と、806lmで調光(明るさ変更)のみ799円のものがあります。今までの階段、廊下はセットモデルだったのもあり前者だったんですが今回は後者にしてみました。価格が3倍違う割に明るさはそこまで差がないので調色が不要ならばかなりコスパが高いです。ライティングレールで数を増やさずに一番明るい電球にする手もありましたが、今回は物陰ができやすい屋根裏部屋物置なので、配光的には点光源で明るいよりは複数箇所から照らせることが重要だろうと。806lmタイプは60W相当の明るさで消費電力は8.9Wとなっています。3つ点けても27Wなので、6A(x100V=600W)のセパラボディ経由でも余裕ですね。

IKEAのTRÅDFRIはスマホアプリで制御できるのはもちろん、Google Home、Amazon Echo、Apple HomeKitなどと連携することもでき、声でON/OFFもできます。ちょうど廊下の天井から屋根裏への格納式階段を下ろしたあたりにGoogle Home miniがあるので、階段を出し入れしたり上り下りしながら「OK Google、屋根裏の電気を点けて」などと言えばバッチリです。なんならモーションセンサーを追加してもいいかなと思っています。IKEAのTRÅDFRIシリーズはコスパも高いですが、こうしたアクセサリが豊富なのもポイント高いです。

ともあれまずは照明環境をアップグレードでき、収納物を探索する時の快適度が大幅アップしました。いつでも元に戻せる非破壊施工できたのはセパラボディのお陰です。あとは夏が本格到来するのに備え、本命の換気環境を検討していきたいと思います。

HomePod mini到着!

iPhone 12 Pro Maxと同時に注文したものの、こちらは送れて到着。先日無印のHomePodを2台立て続けに買ったばかりですが、スマートスピーカーとしてのSiriを見直しつつあるところなので、他部屋でも使いたくて一応買ってみました。

■音楽用スピーカーとして(まぁまぁ)

まず、音楽用としての音質ですが、ニュートラルで聴きやすい感じ。いい意味で無印HomePodの時のように「低音つっよ!」という感じにもならず、非ハイレゾ音源としては充分高音質だと感じました。大きめの音量にしてBGMとして聴くにはアリ。

一方で、デスクに置いて正面から聞くのだとやはりステレオ配置のものには及びません。下の写真のようにAmazon Echoの下位モデルdot(第3世代)を2台でステレオ化したものと比べても、やはり広がりは今ひとつ。もちろんHomePod miniも2つ買ってくればステレオになるわけですが、同じ値段でdot 3rdは2つ買えてしまうことを考えるとコスパ的には、、、という感じ。EchoもApple Music再生できますし。あとEchoの強みは低音、中音、高音を好みでイコライズできる点ですかね。HomePod/miniは自動でいい感じにしてくれますがユーザが好きにできる余地もない。

HomePod miniをステレオ化した時の実力も見て(聴いて)みたいものですが、1枚目のGoogle Nest hubもあってもう自室にはスマートスピーカーだらけだからなぁw。どちらかというと各部屋に分散してインターホンとして使いたいかも。

■操作UI(イマイチ)

基本的な操作はHomePodと同じ。折角上面にカラータッチディスプレイを搭載しているのに、用途としてはSiri聞き取り中にモヤモヤを表示するのと音量+/-ボタンを出すのみ。曲名とかは出ません。もったいない。HomePodと違いデスクサイドなど手の届く場所に置く人も多いかと思いますが、センターのタップで再生/停止ができて便利なものの、曲スキップなどは付加。実質Apple Music専用機なんだからLike/Dislikeくらいはさせてほしかった。音楽を聴いてる時にLike入れるために音声で曲を遮るとかしたくないものです。

このディススプレイって実はすごく解像度が低いものを光学的にボカして表示していて実際には文字を出せるほどの表示能力なかったりするんですかね?

U1チップを使った(?)iPhoneとの連携機能ですが、確かにHomePodよりも敏感というか雑に近づけても反応するようになった気がします。ただそれだけに意図しないタイミングで動作したりします。例えば1枚目の写真のようにデスクトップに設置して、脇のスペースにiPhoneをちょっと置いたら反応してしまい、再生中の音楽がiPhoneに移動したりしちゃいます。無印のように上部ディスプレイにタッチした時だけに反応してくれる方が良かったかも…

Appleらしい「オシャレなんだけど使いづらい(できることが少ない)」仕上がりです。

■音声UI(イマイチ)

HomePodというよりSiriの評価になってしまいますが、まず音声でできることは少ないです。例えば近所のお店の営業時間を聞いた時に、正しい答えが返ってくる率はGoogleアシスタントに比べるとかなり低いです。全然関係ないお店の情報を延々と読み上げられたりしてイラっとします。

また連携できるHomeKit対応デバイスもGoogle/Amazon勢に比べると少ない、というかほぼ無い。ウチだとデロンギのマルチダイナミックヒーターくらい?これも旧モデルはHomeKit専用でしたが現行ではGoogle/Amazon勢に移行しちゃいましたし。

前に書いたようにNature Remoを使って、さらに自分で宅内サーバーを建てられるくらいの人でないと家電コントロール面でも実用にはならないと思います。

■汎用性(イマイチ)

基本、AppleMusicとAirPlayレシーバー兼Siriデバイスです。せっかくデスクサイドにおいてもPCや他のデバイスのスピーカーやマイクにはなりません。音も集音性能もいいはずなので、Mac/PCからスピーカーマイクとしては使いたいですよねぇ。FaceTimeや電話には使えますが、LINEやZOOMは無理。Bluetoothスピーカーにもなりません。HomePod無印も同様ですが、他の安いスマートスピーカーに比べて「高いけどこれができる!」ってのが別段ないという。

■インターコム(対応デバイスがたくさんあれば…)

こちらも便利ではありますが、気付けばGoogle Home(ブロードキャスト)でもAlexa(アナウンス)でも同じ様なことができるようになっているので、絶対的なアドバーテージとしては言えないかなと。Apple WatchやAirPodsでも聞けるのはAppleデバイスに囲まれた人にはいいかもですが、逆にAlexaのアナウンスなんかは文字興しをしてスマホに通知してくれるので、別にそれでもいいかという気もします(Apple Watchでも通知を許可してれば読めるんじゃないかと)。

インターコムの利点は返信がちょっと楽なところですかね。ブロードキャスト、アナウンスともに一斉片方向連絡用です。返信しようと思ったら同じようにブロードキャストやアナウンスを使って返せばいいんですが、ちょっとスマートじゃない感じ。まぁ音声コマンドのデザインだけの違いな気もしますが。この辺りはもう少し使い比べてみようと思います。

■まとめ

まぁなんかコスパまで考えると絶対的な優位点を挙げるのは難しいですね。Appleデバイスまみれな人/家族でお財布に余裕がある人には良い製品だと思います。もう少し安ければウチの実家なんかには配備しておきたい。一方、我が家は同居人がAndroidメインなのでちょいと微妙。一応AppleWatchはもっていて(無理矢理押しつけて)トランシーバーはよく使ってますが、それの代わりになるのかどうかというところです。

音楽用に2つ買うにしろ、家中あちこちに置いてインターホンとして使うにしろ、Echo dotやGoogle Nest miniなら(セールなどで)倍の台数買えるというところをどう考えるかですね。