[3Dプリント] プリンターのLEDが眩しいのでカバー ~3Dスキャナで曲面形状を採取する

最近、3Dプリント販売品を発送するのにクリックポストのラベル印刷をすることが増えたので、使用頻度が低いので都度電源を落としていたレーザープリンターをスリープ待機させることにしました。プリンターはネットワーク対応のLBP6240です。

ただこのモデルはスリープ中でも高輝度の青色LEDパワーランプが煌々と光っており、寝る時にウザい。パーマセルテープとかで完全に塞いでもいいですが、一応電源が入っているか確認できた方がいいので、3Dプリンターでほどほどに減光するカバーを作ることに。

しかしこのLEDがついているパネル部位はサイドに向かって湾曲しており、単にLEDの外径を元に円柱で押し出すだけではビタ付けができない…

完成したカバーを貼り付けた状態

そこで、3月に買ったばかりの3Dスキャナ、RevoPoint POP3でフロントパネル形状を読み取り、それに沿った背面形状をモデリングする手習い。

スキャンする部位が小さいのでスキャナを動かすまでもなく一発撮りできるし、色も白なのでハードルは低め。練習にちょうどいいかなと。実際にはLED自体が消灯でも点灯でもあまり綺麗にとれなかったですが、フロントパネルの曲面はしっかりキャプチャできたのでヨシ。

RevoScanで読み取ったテクスチャ付きデータ

RevoPoint専用ツールのRevoScanから.3mf形式で書き出し、Fusionに取り込んでボタン背面を削り取ったのがこちら。なおソリッドモデルをメッシュモデルで直接削り取ることは(たぶん)できないので、メッシュモデルに沿ってスケッチで線をなぞってソリッド化しています。今回はパネルが一時曲線なのでサクっとできましたが、上下にも左右にも湾曲している形状だと更に大変。この辺りはもう少し修行したいです。

ともあれ、できあがったのがこちら。曲線のフィット感はバッチリでした。

光の透過具体(部材の厚み)を少し試行錯誤して完成。

このプリンターも2016年購入でもうすぐ10年選手(発売は2014年)。公式にはWindows8.1位でサポートが止まっていますが、普通にWindows10/11でも使えてるので、まだまだ現役で使えそうです。

仕事でA4ドキュメントを印刷することはほぼないので、A6のラベル用紙をメイントレイにセットしてクリックポスト宛名印刷専用機となっていますが、、