新型FireTV Stick HDを試した。音ズレ補正機能はちゃんとある?

2026年4月にFire TV Stick HD (第2世代)(以下「新HD」)が発表されました。

主な特徴として、

  • スリム化してHDMIポート直刺ししても隣のポートへ干渉しにくくなった
  • 電源ポートがmicroUSBからUSB Type-Cへ
  • OSがAndroidベースからLinuxベースへ
  • 下位モデルながらサクサクレスポンス実現
  • 日本向けアニメタブを新設(既存モデルも後日アップデート対応予定)

という感じ。我が家ではサクサク重視で4Kが必要ない車載用途でもFireTV Stick 4K Maxを使っていましたが、HDモデルでも充分レスポンスが良いのであれば新HDの方がコスパは良いですし、狭い車内で使うなら少しでもコンパクトな方が良いです。

ただし基本機能はだいたい揃えられているとはいえ、OSが根本から異なるので、商品ページによってないような細かい差異が気になります。具体的には、

  • 音ズレ補正機能があるのか?
  • 使えるアプリの違い

Ottcast CarTV Mate経由で車両に接続するとどうしても音ズレが気になるので、同種のストリーミング端末の中で唯一HDMIの音ズレ補正ができるFireTVが唯一無二です。ただほとんど誰も話題にしないようなマイナーな機能なのでしれっと削除されてたらどうしようという不安があります。

また主要な動画配信サービスの対応状況は商品ページでもある程度わかりますが、例えばVLCのようなアプリが同じ様に使えるか、実際に本体購入前に調べる方法が見付からず躊躇要因です。

今回新HDが発売されておそらく初めてセール対象となり6,980円が 4,880円となっていたので思い切って買ってみました。ちょうど実家で父がLeminoでボクシングみたいといっていて、今のAppleTVでは対応アプリが配信されていないので、最悪ウチの車載ニーズを満たさなければあげればいいや、と。あと3Dプリンターで対応治具を作るのに採寸もしたかったし。

■音ズレ機能はついていたか?

結果、ちゃんと残っていました!しかも、選択したドットにズレ量をミリ秒表示してくれるという微アップデートまで。これは既存機種にもバックポートしてほしいものです。

なお、CarTV Mateでクラウンのディスプレイオーディオにつないだ時の音ズレはなぜか4K Maxより大きいようです。目一杯左の-380~-400msくらいまでズラさないとしっくりこない感じ。もっとも4K Maxの画面では何ミリ秒という数字は出てないので、スケール上の同じ位置が同じ補正量かどうかは不明です。

もちろん普通のテレビ/モニタで使う分には補正ゼロでなんの問題もありません。

■VLCはあったが…

ありました!ただしAndroidベースからLinuxベースになったせいかUIや機能は別物です。完全に同じことが同じ操作でできる感じではないです。字幕や音声トラックの切り替えなど基本的なことは一応できてますが、例えば設定UIは一切ないようです。SMBをIDとパスワードで認証することもいまのところできていません。ネットワーク上の特定のフォルダをお気に入りすることもできなさそう。
そのかわりVLCがWebサーバーにする機能があり、PCなどのブラウザからアクセスして動画ファイルを送り込むことができます(ちなみにファイラー的なアプリもストアで見付からず)。これはこれで便利ですが、最低限の機能しかなく、フォルダを作るなどもできなさそう。そもそもストレージが8GBしかなく、ユーザー領域が4.57GB。あまり動画を何本を保管するには向かないでしょう。

やり方が見付かってないだけという可能性もありますが、機能的にかなり別物と思っておいた方がよさそう。

アプリストアに並んでいるアプリのラインアップがかなり異なる(少ない)上に、同じ名前でも実装が異なりできることも違うという可能性は考慮しておいた方が良さそうです。

■サクサク、、か?

横に並べて比べたわけではないので、まだなんともですが、初期印象としては、4K Maxを日常的に使っている身からすると若干モタつく気がします。イライラするというレベルではないですが、ヌルヌルというレベルではないかなと。感覚としてはアプリの起動が若干遅い感じなので、ストレージが遅いのかも?内部ストレージ容量は4K Maxは16GB、新HDは8GBなので、SSDなどでよくある複数チップだと並列で読み書きできて速い現象なのかも?

とはいえ、たぶん最初からこれしか使っていなければ不満は感じないかな?という位。

■形状

本体はスリムになっています。4K Maxと比較してみました。fire TVロゴのフォントがかわって太くなってますね。

厚みだけ僅かに膨らみの分くらい厚さが増していますが、基本は小さくなっているので、このケースとかは問題なく収まりそうです。

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ただしUSBポートの位置が違うので、コネクタ込みで検討するような時は注意が必要ですかね。

リモコンは最近の標準のものですが、何年か前に買ったCubeのリモコンとは若干違っていてホルダーには刺さりませんでした。歴代のリモコンは背面の曲率は同じながら、長さや上下端の形状が違っている感じ。

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ともあれ今までに作ったアクセサリーとの互換性は今後検証課題です。

■まとめ

セール価格で5,000円切るので、フルHD画質ならとても良い選択肢だと思います。ただ現状ではLinuxベースFireTV Stickにはサードパーティアプリが少ないので、一般的な配信サービス以外のアプリを入れて使いこなしたい人は待ちかも知れません。

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