レーザー加工機は単純にいうとレーザーを照射して物体を”焼く”装置なので、使い方を間違えると発火、火災のリスクがあります。今回の導入にあたって小型の消火器でも傍らに装備しておくと安心かなと思いリサーチしてみました。
個人による検索およびChatGPTによるデスクリサーチなので、間違いを含んでいる可能性もあります。
家庭用でメジャーな消火器といえば粉末タイプのABC消火器(ABC=普通火災、油火災、電気火災)ですが、これは精密機器にぶちまけると後片付けが大変、というか使用不能になる危険もあります。後先考えず目の前の炎を消すためのものですかね。
精密機器への影響を抑えた消火器としては、気体(ガス)や強化液(お酢?)を噴射するタイプがあるようです。高価なレーザー加工機の側に置いておくものとしてはこの噴射物のタイプ選びがポイントになってきそうです。
あとは価格や消火能力、再使用可否、使用期限などがポイントになるでしょうか。ガチの火事になった時はあるだけ使って噴射すれば良いですが、「あ、ちょっと木材から火が出ちゃった」ってことがちょくちょくあるようだと、その度に高価な消火器を使い切ってしまっていてはお財布が保ちません。ガチ出火用とボヤというかちょっと炎や煙が上がった、みたいな時用はわけて考えるのが良さそう。あと消火器は5年とか10年とかの使用期限あります。見た目に変化がないので気づき辛いですが、記載された使用期限を過ぎているといざという時に機能しないことがあるので、指定された期限が来たら未使用でも買い換えが必要です。そこもコスパと一緒に検討項目に入れる必要があるでしょう。
そんな観点でいくつかピックアップ。
CO2消化器
文字通りCO2を噴霧するタイプ。酸素をなくして延焼を止める方式。精密機器への影響が少ないのでサーバールームとかに置かれるやつ。なので難点はコスパと、狭い場所で使うと自分が吸う酸素もなくなるので窒息のリスクがあること。使うなら窓をあけるなどしないと危ない。
とはいえ使用期限は明記されておらず、ガスが減った場合は販売店経由で再充填が可能なようです。そのコストや場所、手順はわかりませんが、長期的にみれば悪くないかも。
ただ、基本はB&C火災用なので紙や木が燃えているA火災にはどれくらい効くんだろう?というところです。
サイズもそれなりにあるので、ちょっとお守り的に買うには躊躇われます。もっと小さいのないかな?と思って出てきたのがこちら。
あ、これクラウン買った時につけてくれたヤツだ。なので車には積んである。なるほど、これもCO2だったのか、車内で撒いても影響が軽微ってことなのね。CO2量は62gということなので、上記のと比べると微々たる量ですが、ちょっとした出火を鎮火するにはいいかも。使用期限は5年。
車載用なので、というか車載してても気になるのが形状的に起きづらいということ。シートベルトカッターとかいらないし(^^;)。なんかスタンドを3Dプリンターで作ればいいんだけど。
62gでどれくらいの消火能力があるかわからないけど、お守り的においとくにはコスパも高いし、いいかも。
動画ありました。わりと大きく燃えてるものも鎮火できてますね。まぁ火だねは残ってるかもですが、とりあえずここまで消えればあとは落ち着いて庭に移動してホールで水を掛けるとかって余裕は生まれそうです。
FIRE SHOKA STICK
SHOKAなんてついてますが海外製品の輸入品のようです。
FIRE SHOKA STICK(ファイヤーショーカスティック)100秒 次世代の消火器具 家庭用 小型 簡易消火器具 防災 …
「次世代消火器」を謳う不活性ガスを吹き付ける方式で精密機器への影響も少なめ。あと寿命が15年とめちゃくちゃ長いのもポイント。片手でもてるスリムサイズなので邪魔にならなそう。100秒タイプと50秒タイプがありますが、値段もそこまで変わらないので買うなら100秒かな。少し割高だけど、見た目がインテリアに馴染むカラーバリエーションも豊富にあるみたい。
FIRE SHOKA STICK(ファイヤーショーカスティック)100秒 カラーセレクション 次世代の消火器具 家庭用 小型 …
個人的には緊急時に目に付きそうな赤でいいかな。
気になるのは中で化学物質を反応させてガスを発生させる仕組みなので、使い切りということ。ガチで周りに延焼してしまった時には頼りになりますが、ステージで木片が燃えてる、ってレベルの時にはもったいなくて使えない。
レーザー加工機用にもっとくというより、キッチン火災なども含め家計で買って家族全員の手の届くところに常備しておきたいかも。
強化液タイプ
中性の強化液(お酢ベースらしい)を噴射するタイプ。ABC全対応で、お値段もお手頃。弱点は粉体より消火能力が劣ることと、液体なので重たい点。これは小型で薬剤が1.0Lで、総重量は2.5kg程度。使用期限は5年。
中性とは言え、お酢をぶっかけて精密機器、光学機器はどこまで大丈夫かは気になります。粉末よりはずっとマシなんでしょうけど。コスパ重視、汎用性高いということでこれもキッチンに置きつつ、いざとなったら持って来て使うかって感じですかね。
エアゾールスプレー
最後はこちら。
窒素ガスを吹き付けるエアゾールスプレー缶タイプ。CO2と同じ不活性ガスで酸素を阻害するタイプ。窒素消火といえばガチのサーバールームなどの消火設備で注意書きとかされてるヤツですね。なんといっても安いのと、スプレー缶なのでちょこっと使用ができる点。使用期限は3年。
火災になる前のちょっとした炎に躊躇無く使用できそう。これは最低限の備えてとしてレーザー加工機のすぐ側に常設しておきたいと思います。
まとめ
ということで、それぞれに一長一短ですね。とりあえず、消す兵衛neoはレーザー加工機脇に常設用として購入。あとは家庭用も兼用でSHOKA STICKかキッチンアイを家族と相談しつつ買うけど、置き場所は階下になっちゃうけどキッチンの方がいいかなと。モリタのCO2もとても気になるけど、どこで再充填ができるのか(メーカーセンドバック?)、コストはいくらで、どれくらいの周期で必要か、などを調べてからかなぁ。
あとまとめ記事としてこちらの記事はとても参考になった気がするので、もっと詳しく知りたいという方は是非。ここの記事、どの記事も最終更新が数日前とかで絶対(プログラムによる日時書き換え)やってそうだけど(笑)。
追記:
ホームセンターのコーナンで、こちらの窒素式スプレーが980円だったのでまずはこちらを購入しました。やはりこういう単価の安いものは送料が上乗せされているので、店頭で買えるならそれに越したことはないですね。