Windows11機のファイル共有やリモートデスクトップ接続でどうしてもパスワード認証が通らない時の覚え書き

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我が家も同居人用PC以外のほとんどがWindows11になっていますが、1つ問題を抱えていました。ファイル共有機能でWindows11機にアクセスしようとするとパスワードが通らない問題。各PCは共通のMicrosoftアカウント(以下MSアカウント)でログインした状態ですが、MSアカウント(メールアドレス)、ローカルアカウント名、MSアカウントのパスワード、ローカルアカウントパスパード、パスコードなどあらゆるIDとパスワードを入れても弾かれます。MSアカウントをいれる際にいわゆるUNCという\\(PC名)\IDみたいな形式を試したり、MSアカウントの時はMicrosoftAccount\(MSアカウントのメアド)とかもダメ。これらの組み合わせも様々試しました。ググっても解説せず。

NASやMac、ポータブルSSDなどがあるのでそこまで困っておらずずっと放置してきましたが、先日リモートデスクトップ接続も同じ様につながらないことに気付きました。せっかく自宅のWANもLANも10Gbps化したので、出張中も快適に自宅PCで動画編集作業などができればと、あらためてリサーチ。

「リモートデスクトップ」を入れて検索したのが良かったのか今度はあっさり情報が見つかりました。どうも、Windows11のアカウントセットアップの過程で一度もMSアカウントのパスワードでサインインしていないと、マシン上にパスワード(を元にしたハッシュキー?)が生成されないのでダメという信じがたい仕様のようです。なるほど、真っ新なPC、スマホアプリ認証のMSアカウントでWindows11の初期セットアップをすると、スマホ側で「承認」ボタンを押し、PC側でそのままパスコードを作成できてしまうから、一度もパスワードログインしないままの状態になってしまうようです。その後そのPC自体にパスコードでログインすること自体はなんの不便もないので気付かないと。いや、それならそれで認証弾いた時にクライアント側にそれらしいエラーメッセージ出してくれよ…

詳細は参考にさせていただいた以下の2URLをご覧いただくと良いと思います。

参考リンク1

Microsoftアカウントでのリモートデスクトップ接続に苦労した話

https://qiita.com/sfjwr/items/037aabef2c5637fe0e51

参考リンク2

https://phoenixknight.jp/microsoft-account-has-a-habit/

■我が家の場合の具体的な解決手順

二段階認証の設定有無などで違うかも知れませんが、ウチではこんな感じで進めました。

  • サインアウトする
  • Windows Hello認証(指紋や顔認証)をせず待つ(顔認証の場合カメラを隠すなど)
  • 「PINを忘れた場合」が出たら選択
  • スマホの認証アプリ(ウチではMicrosoft Authenticator)に認証要求が出るので「承認」
  • PC側でパスコードを再設定

AYANEO AIRのボタンをAutoHotKeyでカスタムする

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AYANEO AIRのコントローラーボタンを動画プレーヤーなどゲーム以外のアプリケーションでも活用するため、AutoHotKeyでイベントを取得できるか調べてみました。

2022.12.26追記: AutoHotKeyのスクリプト記法は2.0でリニューアルされました。以下のスクリプトは1.x時代のもので最新版では動かない可能性があります。

まず、Steamアプリの設定画面で確認したところ、Xbox 360コントローラーとして認識されていることがわかりました。

「検出されたコントローラ」に「Xbox 360コントローラ」と表示されている

それを元にAutoHotKeyのマニュアルを調べると、ボタンはJoy1,2,3…で取得できることが判明。アナログスティックやL/Rボタン(アナログボタン)も使えそうですが当面必要を感じないのでここでは割愛します。

右側のA/B/X/YボタンとLB/RBボタン、そして左下にあるViewボタンとMenuボタン(Xbox 360コントローラーでの名称)は下記のようなJoy1〜8で認識できました。

AutoHotKeyの設定ファイルの書き方はググっていただければと思いますが、とりあえずこんな感じで書けば、{}で指定したアルファベットが入力されるはずです(;以降はコメント)。ただし、AYANEOのユーテリティ側でAボタンは左クリック、Xボタンは右クリックにアサインされていて、左アナログスティックと組み合わせてマウスとして使うようになっているので、これを書き換えてしまうのは実用的ではないかも知れません。

左の十字ボタンについては直接はキーイベントを拾えず、まずはSteam設定の「コントローラ」→「デスクトップ設定」で「十字キー」か「ボタンパッド」にして、なにかしらのキーを割り当ててやる必要がありました。

なぜか解像度認識がおかしく一部が欠けて表示され使いづらいことこの上なし…

右下の2ボタンはAYANEO独自ボタンで触れなさそう。

■まとめ

とりあえずアナログ系以外はAutoHotKeyで使えることが判明し一安心です。AutoHotKeyならば特定のアプリケーション毎にアサインを変更することもできるので、ゲームタイトル毎に設定を切り替えることもできます。ウインドウタイトルで識別すれば、同じブラウザ上でも、電子書籍サイトや動画サイトごとへの対応も可能。これから設定を煮詰めていこうと思います。

Switchサイズの超小型ゲーミングWindowsPC AYANEO AIRが届いた

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いままでこれ系の左右にゲームコントローラーが一体化したUMPCはあまり意識したことがなかったんですが、AYANEO AIRの国内予約開始の記事をみて反射的に予約してしまいました。

この手のモデルでは7インチくらいの製品が多く、ちょっと寝転がったりダラダラやるには大きいんだよなぁとか、大きい割に解像度が720p程度だったり、CPUが極端にショボかったりと、あまり魅力に感じたことがなかったんですが、AYANEO AIRは5.5インチとスマホ以下の画面サイズながらppi的には充分なフルHDを搭載。しかも有機EL。CPUはモバイル向けRyzen 5(6C12T)、メモリも16GB、6コアのRadeon内蔵と最低限の処理性能はもっています。それでいで398gというNintendo Switch並の軽さです。上位モデルだとCPUやバッテリー容量もアップしますが、基本自宅用だしさほど重たい3Dゲームはしないので、軽さを優先し、同じ軽さの中で一番性能が高いSTANDARDをチョイス。

そうはいいつつ持ち出す機会もあればジョイスティックや画面を保護したいなということで専用ケース、保護フィルムも一緒に予約しときました。

■ハード周り

右に見きれているのは比較用のAppleTV Siri Remote(リモコン)

軽いです!これでWindows11が動くのはガジェット魂を揺さぶりますね。ただやはり5.5inchと標準サイズのiPhone以下の画面サイズはさすがにアラフィフの目にはしんどいかな。まぁスマホもメガネを外してド近距離で見るくらいなので、紙芝居ゲーとかやるくらいならいっか、という覚悟の上です。最近のWindowsなら解像度変更もさほどデメリットないのでバランスを見極めていきたいと思います。タッチもかなり厳しいので、ゲームプレイ時以外(設定など)ではマウスやキーボードが欲しくなります。

スティックやA/B/X/Y/L/Rなどゲームボタンは、まだ軽くFallGuysやった程度ですが特に不満なし。ドリフト現象になりにくいスティック機構らしいので耐久性も期待(Switchでもなるほど使い込んだことないんですけど)。まだ調べてないですが、AutoHotKeyでキーイベントが拾えるなら動画再生ツールのショートカットなどをアサインするなど夢が広がりますね。

2022.9.18追記:

AutoHotKeyキーで主要ボタンは利用できました!

右スティックの下にある大きい方のボタンで動作モード選択画面が出て2アクションで動作速度と排熱/バッテリー消費のバランスを選択できるのはいい感じ。

電源(スリープ)ボタンが指紋センサーも兼ねているので、電源を入れつつ認証もできてしまうのは便利。iPhoneのTouchID感覚。厳密には、最初の押し込み(コントローラーのボタンでも可)でスリープ解除しロック画面になってからもう一度指紋スキャンが必要ぽいです。

上下にUSB-Cポートがあります。どちらでも充電できそう。付属充電器はPD 65W出力でしたので、使わずに家のあちこちにある充電器で代用することに。

セットアップ時に一時的に外付けキーボードが欲しくなりましたが、Switchなどと違って上にもポートがあるのは便利かなと。A->C変換アダプタも2つ付属してました。

■処理性能、バッテリー持ち

開梱してセットアップしてる途中にバッテリー不足で落ちました。バッテリー残量が確認できる前です。これからセットアップする人は是非しばらく充電してからにすることをオススメします。

一度満充電にした後、各種セットアップをしたところすぐに半分まで減ってしまいました。ダウンロードをかなりしたのでWi-Fiやストレージ書き込みの負荷はそれなりだったと思います(電源設定はバランス(8W)のまま)。やはりちょっと保たないなというのが初期印象です。

FallGuysをプレイして比べてみましたが、やはり8Wと15Wでは滑らかさは違う気がします。8Wでは勝負にならない、というほどではないと思いますが(そもそもたいして上手くない人間の言としてお読み下さいw)、15Wの方が快適。その分、手で握っているボタンなども熱を持つのを感じます。ゲームの内容に応じて最適化が必要だとは思いますが、幸い上記の通り変更は簡単なのが幸いです。

冷却ファンは耳を近づければ聞こえるものの、普通にゲームしている分にはさほど気にならないかなという感じ。ただブート時に全開になったりもしないので実はまだ全開風量を体験してないだけという可能性も。

あとSteamからGBクラスのゲームタイトルを複数本インストールしたんですが、なんか無性に速く進んだ印象でした。我が家はWi-Fi6E対応済みで、本機も6E(6GHz帯)対応という情報もみますが、日本向けファームウェアで解禁されているかは不明。まぁ6Eだからスピードが上がるということはないので、関係ないかも知れません。いずれにせよハード的に6E対応しているなら是非アップデートで解禁してほしいものです(法的に6Eの後から対応は難しそうですね…)。

まとめ

まだ初日ですが期待通りWindows機としては驚異的な軽さでガジェット好きにはたまらない製品だと思います。セールで買ったものの全く消化できてない詰みタイトルを少しずつでも消化していきたいと思います。

Surface Pro Xのリカバリが失敗する時の覚え書き

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x64アプリ対応などの目玉機能をはやく試したくてWindows11のInsider Previewを入れていたSurface Pro Xですが、スタートメニューがフリーズするなどどうにも不安定なので少し前に完全リカバリに踏み切りました。以前もWindows10のInsider Preview利用中、しかも出張中にいきなりグリーンスクリーンでブートしなくなるなど、やはりInsider Previewはそれなりリスクもあるようです。

で、二回目のフルリカバリーに踏み切ったわけですがこれが上手くいかない。うっかり写真を撮り忘れましたが、リカバリーの過程で再起動がかかり「リカバリ中に再起動したのはなぜですか?」的な画面になり、ソフトウェアアップデートで治る可能性があります的な表示になり、ネットワーク設定をしてしばらく放置しても駄目。3ヶ月くらい放置してありました。

で、仕事で必要になったのでそろそろ本腰いれて復旧しようと、公式サイトから最新版(20H2)のリカバリーイメージをとってきてUSBフラッシュメモリに書き込んでリカバリーするも同じ状況の繰り返し。

結論として「一度Windows11にした個体は、例えリカバリーイメージがWindows10であっても回復ドライブの作成をWindows11機でやる必要がある」ということのようです。当初Windows10のデスクトップ機で回復ドライブを作成し、公式イメージを展開してできたファイルを上書きコピーして使っていました。「もしかして回復ドライブを当該機、もしくはArm64機で作らないとダメかな?だとしたらSurface Pro X自体はすでに起動しないので詰んだ?」などと思ったんですが、最後の希望としてせめてリカバリ前と同じWindows11(の正式版)で回復イメージを作ってみようとRazer Blade 14で実行したらついに最後までリカバリーすることができました。Microsoftは現時点でWindows 10 20H2までのイメージしか提供しておらず、どうせSSDは初期化するから同じだろうくらいに思っていたのが敗因でした。

そしてなぜかWindows 10にリカバリー後、Windows 11は準備中となってふってきません。公式では対象モデルとして掲載されているんですが…。どうせx64アプリが動くようになったら色々インストールし直さないとなので、最初からWindows 11にしてしまってから再セットアップをしようと思ったんですが適いませんでした。落ちてる人のところにはもう落ちてきてるんでしょうか?しばらくWindows Updateをリロードし続ける日々が続きそうです。