(ほぼ)確実にバスパワー動作するLogitec LDV-P8U2L

数年前から使っていたPanasonicのUSB DVDコンボドライブがVAIO Pで使えませんでした。認識はするもののiTunesでリッピングを始めると途端にマウント<->アンマウントを繰り返すようになります。USBバスパワーが足りてない感じ。

たまに出先でVAIO type Zを持っていない時にリッピングしたくなることがあるので、車に積んどく用に光学ドライブを物色。

書き込み不要なので、できるだけ小さいものをを探したんですが、最小最軽量はPioneerのライティング対応モデルDVR-XD09Jでした。ただ消費電力が記載されておらず、ググってもVAIO Pの場合「USB2ポート刺しで使えばバスパワーOK」という記載ばかり。VAIO PはUSBポートが左右両側に分かれているし、できれば1ポートで動作させたいところ。

で、サイズ、重量的には次点となるLogitecのLDV-P8U2Lをチョイス。こちらは読み取り専用のCD/DVD-ROMドライブ。消費電力は3.5W(前に使っていたPanasonicのが5W)でヨサゲ。より新しいLDV-P8U2Vというモデルもあるみたいでしたが、こちらはDVD再生ソフトがバンドルされているという以外違いがなさそうだったので、安くて在庫もある2Lにしました。

■難点はケーブル脱着不可な点

本日到着して、無事1ポートのみ接続のバスパワー動作でCDやDVDのリッピングができています。動作音も特に気になりません。

写真から予想して諦めつつ買ったんですが、やはり残念なのはケーブルが脱着できない点です。どうせmini BなUSBケーブルは持ち歩いているので、すっきりケーブル無しで持ち出せると良かった。DVR-XD09JはそこもOKなんですよね。ホント、DVR-D09Jが動く確証があればそっちにしたかったです。

■やはりVAIO Pだとバッテリー消費激しい

いくら消費電力低いドライブといっても、VAIO Pでガンガンにリップするのは現実的ではないですね。ほぼ満充電の状態で、CD1枚、2層DVD1枚でバッテリーがほぼ空になりました(無線LANも同時使用)。まぁ、一応緊急用として。

FireFox Weaveの自前サーバーを立てる

FireFoxのブックマークやパスワード、設定などをPC間で同期するWeave Syncというアドオンの正式版がリリースされました[impress]

σ(^^)のように何台ものPCを使い分けている人間にとってはとても便利そうなツールなので早速導入。ただWebサイトの認証情報まで外部サイトに預けるのはちょっと抵抗が。万全の体制で管理されているであろう公式サイトと、半端な知識で運用している自サイトのどっちが安全化は議論が別れるところですが、まぁ技術的関心もあってとりあえず自前サーバーを立ててみることにしました。

ざっとググった感じ最新の1.0プロトコルに対応したサーバーに関して日本語解説がなかったようなので、簡単にまとめてみます。まぁ、配布に含まれるREADMEのまんまなんですが。以下、既にSSLでコンテンツが公開できるApacheが設定済みという前提です。

個人運用向けに機能を絞ってリリースされているWeave Minimal Serverというバージョンを利用します。本家サーバーはMySQLを使って結構面倒なんですが、こっちはsqliteを使ってるし、DB構築もほぼ自動でやってくれるので導入が遙かに簡単です。Minimal Serverの正式な配布サイトは不明ですが、とりあえず作ってる人のこちらのブログ記事で「here」というリンクを叩けばtar玉が落ちてきます。

・インストール

解凍したファイルを適当な場所に配置します。ここでは /var/www/weaveserver/と仮定します。

次にApacheの適切な場所にssl.conf等に下記の赤字の行を追加します。

<VirtualHost _default_:443>
  Alias /weaveserver /var/www/weaveserver/index.php
</VirtualHost>

これで、https://ホスト名/weaveserverを叩くと、インストールフォルダのindex.phpを挿すようになります。SSL.confにだけ書くので、暗号化無しのhttp://ではつながらないので安全です。

またインストールフォルダ内にsqliteがDBを作成するのでApacheユーザが書き込める権限が必要になると思います。

・JSONライブラリの追加

ウチの環境(CentOS 5.4、PHP 5.1.x)ではPHPのJSONライブラリの追加導入が必要でした。PHP 5.2以降だといらないみたいです。

# pecl install json

でインストールしてから、/etc/php.d/json.iniを作成し、

extension=json.so

と記入し、Apacheを再起動しておきます。

その他、sqlite3などを利用するので環境によっては追加インストールが必要になるかも知れません。

・ユーザDB作成とユーザ登録

以上の準備が整ったらブラウザから、

https://ホスト名/weaveserver/1.0/blah/info/collection

にアクセスします。BASIC認証ダイアログが出るので、IDにblah、パスワードはデタラメでいいのでOKを押します。認証は失敗しますが、これでインストールフォルダの中にweave_dbというファイルが作成されているはずです。

最後にインストールフォルダ内のcreate_userスクリプトを(シェルから)実行します。

# php create_user

作成はcを入力し、ユーザ名とパスワードを設定(rootじゃなくてもDBに書き込み権があれば一般ユーザでもいいかも)。

FireFoxのWeave Syncアドイン上でのカスタムサーバーURLには、

https://ホスト名/weaveserver/

を指定します。

ウチでは以上で動きました。

Wi-Fi体重計を買ってみました

モバイルルーター等で有名なCoviaが無線LAN内蔵の体重計を販売してまして、健康オタクの父親に紹介したところ是非欲しいというので、こちらで手配し、今度帰省する時に納品するまでウチで試してみることにしました。

CoviaはAmazonのマーケットプレイスに出店しているので、サクっと注文でき、割とすぐに発送されて手元に届きました。

箱がこちら。どこかの製品に似てますねぇw。

IMG_1224

セットアップですが、専用アプリをインストールしてUSB接続で行います。たかだか一度の為にアプリを入れるのも気分よくないんですが、本体にはほとんど操作部がないので仕方ないですね。Windows7/64bitでも問題なく設定できました。

付属品はカーペット上で使う時の足、USBケーブル、電池、そしてロゴ入りメジャー(笑)。

IMG_1225

ちなみにUSBコネクタは写真のように底面の電池蓋の中にあり、水気のあるところでも水がかかりにくい様に配慮されています。写真の通り電池は単四x4本駆動。寿命は不明。基本電源入れっぱなしで使うもののようです。とりあえず付属電池を入れてしまいましたが、切れたらエネループ運用にしようかと思います(動くかな?)。

IMG_1227

そして設置した様子(以下の写真のみクリックで拡大)。表面はツヤテカ。素足で乗るものにしては頑張りすぎな気がしなくもないですね。Apple製品みたいにマメに綺麗に拭きたくなる。体脂肪系というと接触部は金属パーツというイメージがあるんですが、最近ではそれも必須ではないんですねぇ。

センター上部に表示部があり、体脂肪計測中のグラフや計測値が表示されます。真ん中の円形パーツはただの飾りみたいです。

IMG_1229

さて、セッティングが終わり電源投入した状態であれば、後は乗るだけで全ての計測が完了します。体脂肪測定の為にハンドデバイスを手にする必要もありません。理論的には手から足の電流値をとった方が精度は高いと聞きますが、まぁ体重、体脂肪なんて相対値の方が重要なワケで、毎日同じデバイス、同じタイミングで測ればいいような気もします。

驚愕したのはユーザ認識方法です。以前使っていた国産の体組成計はハンドデバイス部でユーザを切り替えてやる必要がありました。しかも表示は1,2,3と番号だけだったので、何番が自分かを覚えていなければならず、機械音痴集団の実家では到底使いこなせるものではありませんでした。本製品もそこがどうなっているか興味があったんですが、なんと測定値からの自動判別らしいです。最初のプロファイルを設定する時に目安の体重を入れないで登録しようとしたら、それらしきことを示唆するエラーが出ました。まだ一人しかユーザ登録できてないので実際のところはわかりませんし、判定精度もどうなのかって不安が出ますが、逆に手動操作しようにする操作デバイスがありません。体重と体脂肪データをANDで判定してくれればそれなりの精度は出るんでしょうかね。

これが上手くいくなら、本当に「乗るだけでロギング」が実現されています(データの送信が終わると勝手にスリープに落ちる)。

■PC/iPhoneでの見え方

で、こちらがWeb画面。ユーザ登録はメールアドレスとパスワードのみ。残念ながら日本語化はされておらず、現状英語で使うしかないようです。実家用としてはやや不安。

1アカウントで8人のデータを管理することができます。左側の青い矩形がユーザで縦タブ的に切り替わる感じだと思います。まだ横浜でσ(^^)一人のデータを作っただけなので詳細は不明ですが、基本家族間のプライバシーは無いものと思われます(笑)。

Wifiscale1

体重と体脂肪は目標値をセットしておくとグラフに線が引かれて直感的に見られます。右下の小窓は収納可能ですが、標準辺りからのハズレ具合が視覚化されていてGood。というか久しぶりに測ってかなりヤバイことが発覚しましたorz。むしろこれ自宅に買ってダイエットに励まないとダメかも知れません…

こちらはiPhoneアプリの画面。こちらはちゃんと日本語化されています。画面下部のダイヤルを回る(横にスワイプ)すると日付が変化します。本体を横にすると自動的にグラフ画面になります。

Wifiscale2 Wifiscale3

まだ使用初日でグラフとして見えないので恐縮ですが、とりあえずの速報ということで。実家に持ち込んでマルチユーザ環境を設定して、またなにか特筆すべきことがあれば報告します。

とりあえずユーザ毎にパスワードをかけられないと妹なんかは抵抗を示すような予感。

世の中にはまだまだ無線LANを仕込むと画期的に便利になる製品ってたくさんありそうですね。σ(^^)もなんか考えてみよっと。

Photoshop Elementsに関する覚え書き、ついでに不満色々

Photoshop Elementsの「ファイル」->「Web用に保存」はブログ用に写真データを小さくするのに重宝します。JPEGの圧縮率を変えながら画質とファイルサイズのバランスを取れるからです。無駄が嫌いでギリギリまで容量をそぎ落としたいσ(^^)の大好きな機能です。

ところが最近のバージョン(8で確認。7はスルーしたので不明)で、画像形式や圧縮率などのパラメータが最後に使ったものではなく常にGIFがデフォルトになっていて非常に不便を感じていました。Adobeもとんだ改悪をしてくれやがった。いっそ6に戻そうかと思った位なんですが、どこかに設定はないものかとググっていたところ、どうも権限絡みのバグっぽいです。Vistaや7で設定を保存するレジストリを書き換えられないため、デフォルトのGIFから変化しない模様。

2010.03.03補足:実家のPCで7でも発生を確認しました。

一旦Photoshopを管理者権限で起動してこの機能を使えば、以降(管理者権限をつけなくても)ちゃんと最後に使ったパラメーターが記憶されるようになりました。より具体的には、C:\Program Files\Adobe\Photoshop Elements x.0\PhotoshopElementsEditor.exeを右クリックして「管理者として実行」ですね(バージョンやOSの32bit/64bitによって若干違うかも知れませんが適宜読み替えて下さい)。

先日8から新規にインストールしたVAIO Pでも発生しているので、バージョンアップインストールの問題ということもなさそう。なんでこんな問題が見逃されているんでしょうね。せめてレジストリの更新に失敗した旨のエラー位出してくれれば原因特定の手がかりになったのに。仕様、改悪だと思ってイラッ☆としている人多いんじゃないでしょうか。ユーザもAdobeも損してますよね。

■ついでに不満点を挙げてみる

ついでに書くとこの機能で保存した時にいちいちファイルに2バイト文字使うと「問題起きるかもだけどいいか?」って確認ダイアログ出るのがあれウザイですよね。しかもこれ、ファイル名自体はOK(1バイト文字のみ)でも、保存パスのどこかに2バイト文字が含まれるだけで言って来ませんか?つまり、どうせサーバーにアップロードしたら消すってんでデスクトップとかに保存することが多いんですが、そんな時でもいちいち警告が出るんですよね。わかってるっつーの。なんでここにも「次から表示しない」チェックボックスを付けておいてくれないんでしょうかね。

更に更に言うと、8.0から複数ファイルを開いたときの挙動が変わっていて、従来いわゆるMDI動作だったのがSDIでもない妙ちきりんな動作になりましたよね?ツールバーなどが配された親ウインドウは依然としてあって一見MDIのようなんだけど、ウインドウは親ウインドウ上になくて独立している。マルチモニタ環境でより色再現性が高いサブモニタで作業しようとタイトルバーをドラッグして親ウインドウをドラッグしたら、ファイルだけ元の位置に残ってポカーンでした。一応、子ウインドウを親ウインドウ内でドラッグして青い枠が表示された状態で離すとMDIになるんですが、いちいち面倒くさい。5つのファイルを開いたら5回それをしないとなりません。デフォルトがこの似非SDI動作になっててどういうメリットがあるのか色々考えてみたんですが思い浮かびませんでした。世の中的にはMDIは廃れる方向にあってMicrosoftも推奨しないことにしてはいるんですが、だからといって全画面化したらツールパレットごと隠れて何もできなくなってしまうような似非SDIに価値が見いだせません。どういう使い方を想定してこうなっているのか、今度機会があったらAdobeの人に聞いてみたいと思います。

あとは個人的に長年ずっと思ってる要望は、縦横比固定の切り抜きツールが欲しいってことですね。例えばブログ用写真や壁紙で縦横のピクセル数が固定だとします。元画像のピクセル数やアスペクト比はバラバラです。4:3だったり16:9だったりするたくさんの写真から、美味しいエリアでトリミングして800×480のデータを作りたいと。少なくともσ(^^)は結構こういう場面が多いです。元データとのアスペクト比が違ってどこかを切り落とさないとならない場合、画角が決まらないと解像度変換できません。逆に切り抜くエリアを決定するには、縦横比を意識せざるを得ず、その為には最終ピクセル数を読んでおく必要があります。つまり2つの要素を同時に操作できないと思い通りの切り抜きができないわけです。イメージ的には今のトリミングツールの選択エリアの縦横比が、事前に設定した最終目標の縦横ピクセル数に応じた比率でロックされつつ、拡大縮小は自在にできる、みたいな感じでしょうか。多分、ケータイ向け壁紙作成ツールなんかではこういう操作がエレガントにできるものがあると思います。

トリミングツールといえば範囲設定も768にしたいのにどんなにマウスを微細に動かしても767と769の行き来しかしないことありますよね。結局769で妥協して後で切り落としたり。キーボード操作でもいいので1ピクセル単位で微調整させてくれと。

バージョンを重ねる度に自動切り出し系や合成系の飛び道具的な目玉機能は強化されるんですが、こういった地味な使い勝手はあまり進歩を感じない(むしろ退化すら感じる)点は、初代Elementsからほぼ毎年お布施を払っている身からすると残念です。ほぼ毎日使うものだけに、作業効率を上げるような改善にも力を入れてほしいと思います。CSなんかは本当に業務で毎日使う人向けなわけですが、その辺どうなってるんでしょうね?σ(^^)は初代CS以来買ってないのでわかりませんが。今年はアカデミックライセンスが買える身分なので、そろそろWindows7に対応した最新版でも逝ってみましょうかね(こんだけ不満並べといてどんだけ信者だよ…)。

WiMAXパソコンの魅力

WiMAX対応ネットワークカード搭載PC、UQ WiMAXがいうところの「WiMAXパソコン」ですが、使ってみるとやはり快適です。未契約状態では毎回ネットワークを探すのにちょっと時間がかかってたんですが、いざ契約してみると、同じバンドを決めウチで探すのか、噂通りかなり素早く再接続してくれます。感覚的には自宅で無線LANにつながるのと同じくらい。

その様子を動画に撮ってみました。

 

VAIO Pはスリープや休止状態からの復帰がやや遅いですが(動画はスリープ)、ログオン後は数秒でつながります。どのみちVAIO Pは復帰直後は少しの間CPUが100%に張り付くので、CPUメーターをみて落ち着くのを待って使い始めることが多いんですが、その間には再接続は済んでる感じですね。かなり常時接続感高いです。まぁ、そこがエリアであればの話ですが…

が、残念なことに、VAIO PやZに搭載されるIntel WiMAX Link 5150は無線LANとWiMAXが排他利用なんですよね。つまり、自宅とモバイルを行き来する度に設定を切り替えないとならないので、せっかくの「本体あけたら即ネット接続」の魅力が半減してしまいます。多少時間がかかってもいいので、自動的に無線LANをサーチしてどこにもつながらなかったらWiMAX、みたいな接続マクロ動作くらいしてくれたらいいのに、とか。