AI(Claude)でWooCommerceの発送管理プラグインを作った話

3Dプリントアイテムのショップ道具眼ショップはWordPress上で動くWooCommerceというECサイト開設プラグインで構築しています。とてもよくできたプラグインですが、個人レベルでは微妙に痒い所に手が届かない場所があったりして、有料のプラグインを導入するほどでもないところはAIにカスタムしてもらったりオリジナルのプラグインを作って貰ったりしまくっています。

本記事ではそんな一例を紹介してみたいと思います。

最近こちらで、「最近AIで日々の作業を簡略化、自動化したよ」みたいな事例を語るビデオPodcast的な雑談チャンネルをやってるのですが、そこで触れた発送管理ツール、プロンプトや画面例が出て来ない(編集を最低限にする主旨でやっている)ので、少し補足的にここに載せておこうと。

どうしてもお客さんの宛先情報とかが映ってしまう関係上、画面シェアで動画に載せるのは躊躇われたので、静止画でボカシを入れてここに載せます。

■やりたかったこと

私のショップでは3Dプリントで作った小物を販売しており、その大半は日本郵便のクリックポストで発送します。クリックポストはWeb上で宛名情報を入れて決済するとバーコード入りの宛名ラベルが出力されるので、それを荷物に貼り付けてポストに投函する仕組みです。発送時にWooCommerceが顧客に送信するメールに追跡リンクを挿入するため、クリックポストで発番された追跡番号をWooCmmerceの注文レコードに追加しています。つまり追跡番号が注文情報と宛名ラベルを紐付けるキー情報になっている前提です。

またWooCommerceには注文後とのステータスフラグがあり、「入金待ち」「処理中」「完了」「キャンセル」などがプルダウンメニューで指定します。「完了」にすると自動的に発送通知が顧客にメールされるようにもなっています。

動画でも触れていますが、私はパッケージを作ったからといって即「完了」ステータスにはしたくない。うっかりその荷物をポストに入れ忘れるリスクがあるので、確実にポストに投函完了した段階で「完了」フラグを立てたい。最初は投函して帰宅した後にまとめてフラグをつけたんですが、これも結構忘れがちで、相手に届いた頃に思い出してステータスを変更して発送完了メールが送られたりする(他の通販でもそういうことがままあり、「あぁ、同じミスしてんだなぁ」と思ったりもしています)。

つまり事前でも事後でもなく、ポスト投函した瞬間に完了フラグをつけたい。もちろんWordPressなのでスマホのブラウザからでも操作できますが、荷物がたくさんあると取り違えの可能性があったり、ポスト前で時間をかけて作業したくない。そんなニッチはニーズを満たす機能をつけたい(作りたい)と思い立ったのが経緯です。

■やったこと

もともとChatGPTやGeminiでコードを書くことが多かったんですが、動画の主旨がClaudeだったこともありちょうどProプランをサブスクしたばかりだったClaudeを使いました。初期プロンプトはこちら。いきなりの具体的な作業指示ではなく、「こんなことをしたいけど、そもそもどんな実装方法がいいか?」というところを相談するところからスタートしました。

WooCommerceの出荷管理(ステータスを”完了”にする)を簡便化するツールを作りたいです。 現在出荷物の大半をクリックポストで行っており、Advanced Shipment Tracking for WooCommerceプラグインで注文レコードに追跡用バーコードの値を追加しています。 運用としては、投函漏れがないように、ポストで投函する瞬間にスマホのWooCommerceアプリで注文を探しステータスを変更していますが、数が多いとポスト前でもたつきます。

これを改善するソリューションとして、
・iPhoneのカメラで投函物のクリックポストラベル上のバーコードを読む
・Advanced Shipment Tracking for WooCommerceのフィールドからマッチする追跡番号を含む注文を見つけてステータスを「完了」に変更する
という処理を行うツールを作りたいです。

実装の方向性としては、
1) WordPressのAPIを叩くWebアプリやiOSアプリを作る
2) WordPressのプラグインとして実装し、モバイルブラウザでアクセスする
などがあるかなと思っています。

UIとしては、
・バーコードを読み取る
・照合して注文者名を表示
・目視確認して、「完了」ボタンを押すとステータス更新
みたいなのを基本として、数個のパッケージを連続で効率よく処理できるとベストです。

実現可能性を検討してください。

結果としてClaudeの推奨はWordPress上にプラグインを実装するというものでした。Advanced Shipment Trackingが追加するカスタムフィールドをWordPress API経由で操作することができないので、そこの窓口を開けるくらいなら、最初からWordPress内部に入って制御する方が簡単だというわけです。アクセス制御などセキュリティ面もWordPressの既存機能を活用できる分、簡略化できるという点も。

課題として、iPhoneのSafariにバーコードを認識するAPIがない点で、オープンソースのバーコードライブラリを探してプロトタイプを作ってくれて、クリックポストのバーコードが使っているCodabar(NW-7)という形式が正常に読み取れるかテスト。これが成功すると本格的にコーディング作業に移行。いくつか細かいUIの注文を指示して、以下の物が完成しました。

■できたもの

できた画面がこちら。

バーコードスキャナー周りについては、ズームやライトなど頼んでないことも勝手に実装してくれています(おそらくバーコードリーダーライブラリーのサンプルや仕様にあったんじゃないかと)。横長の1次元バーコードを読む想定なので、カメラスルー画にグリーンの目安枠が出ていたり小綺麗かつ必要充分なユーザビリティを備えています。

クリックポストのラベルには一次元コード2つ、二次元(QR)コード1つがレイアウトされていますが、余計なコードを読んでしまわないよう内部的にスルーするようにもなっています。正しいバーコードを読み取ると「ピッ」と音がして、その数字をWordPress DBに照会して、「発送待ち」ステータスの注文レコードから該当するものの注文番号、注文者名、商品名のカードを画面下部に並べていってくれます。最後に「まとめて発送」ボタンを押すとステータスの書き換えを実行してくれます(その時点で購入者に発送完了メールが送信される)。

Safariのブックマークをホーム画面に表示する機能(PWA)を使って、ホーム画面からアイコンをタップするだけで呼びだせるようにもしていいるので、アドレスバーなどは消えていて画面一杯に見え、まさに専用アプリの出で立ちです。

追加で指示したこと

ほぼほぼ初回で満足のいくものができたのですが、使ってみてちょっと不便だなと思うことを追加で改善してもらいました。

・「スキャン開始」ボタンが押しづらい位置にあったので、カメラスルー画の枠タップでも起動できるようにしてもらった(しなみにブラウザのセキュリティルールでカメラの起動は必ずユーザ操作をトリガーにする必要があり、自動で最初からカメラが起動、ということはできません)。

・スキャンした後で画面を閉じるとメモリ状況によってはリストがクリアされてしまうので、ブラウザのローカルストレージにリストをキャッシュするようにしてもらった

・そうすると今度は発送し終わったリストが永続的に画面に残ってしまうようになったので、半日程度で消えるようキャッシュ寿命を定めてもらった

たぶん後出しでチューニングしてもらったのはそれくらいだったと思います。

なお、ここまで基本的に自分では一切コードをいじっていません。いわゆるバイブコーディングです。

■まとめ

WooCommerceでの発送作業で日々不便だなと思いつつ、なかなか自分でゼロからコードを書く時間もとれずにいたところを、Claudeを使ってみたところサクっとできてしまいました。技術的には時間をかければ自分でも作れたとは思いますが、自分のスキルでは1日仕事かそれ以上かかると思われ、腰を上げることはなかった気がします。Claudeも一瞬で作ってくれるわけではないですが、基本的には指示をして放置しておけば出来上がってくるので、他の作業の合間に進捗をみて追加指示をして、出てきた物をサーバーに設定して動作テストして、くらいのサイクルを何度かまわしたくらいです。本当にとんでもないツールが使えるようになったものです。

Thnking Aloudチャンネルでは、今後もノンプログラマ向けのAIを使ったリアルで身近な業務改善事例をダラダラを実演したり紹介していきたいと思います(他のコンテンツも混在しています)。生成AIってチャットで調べ物くらいしかしたことなくて、それ以上のことはプログラマーとかクリエイターが専門的に使うもの、というイメージをお持ちの方に、実はこんな身近な事務作業の簡略化、自動化にも使えるんだ!って気付きをもっていただくきっかけになればと思っています。ご関心をお持ちくださったらチェンネル登録などお願いできれば幸いです。

CPAP機器AirMiniのBluetooth同期切れ問題をスマートプラグで解決する

私はSAS(睡眠時無呼吸症候群)でCPAP治療をしています。CPAPとは呼吸補助具で鼻や口にマスクをつけて一定の空気圧で呼吸を補助し、いびきを抑制して熟睡を促すというもの。で、これの使用ログを医師に提出する必要があり、私の使用しているAirMiniはBluetooth経由でスマホアプリに同期し、そこからサーバーに送信することで以前のような通院時にSDカードを抜いてもっていくといった手間から解放されます、、、されるはずでした。iPhoneのバックグラウンド動作の制約によるのか、これが定期的に同期されなくなる問題が取り沙汰されています。なんの対処もせずに月イチの診察に行くと「最近データが届いてないんですけど、、」と言われます。実際、アプリを開いてみるとしばらく同期がされておらずデータ無しになっていたり。対処法としては、CPAP装置の電源を落として入れ直すというもの。これをするとアプリを特に操作しなくても同期が再開されます。おそらくBluetooth接続をトリガーにアプリがバックグラウンドで働いて同期を行ってくれるのでしょう。

実際同期トラブルは多いらしく、医師にも「またですね。次回また見せてください。」といいますし、管理会社の帝人ファーマからも何年か前から定期的にアプリを起動して同期をするよう自動送信メールが送られるようになっており、問題は認識しているがメーカー側でも根本的な対処ができてないようです。ちなみに「明日は通院日だから電源入れ直ししよう」と思っても大抵手遅れで、サーバーに送信されてからクリニックで閲覧できるようになるまでタイムラグがあるらしく、2,3日前には送信しておく必要があり、それで今でもちょいちょい忘れてしまいがち。

で、ここにきて保険適用の条件の改定がなされました。一定期間機器の使用(=治療)が認められない場合に保険が適用されなくなる、というもの。これはあくまで国から病院への施策ではあるのですが、病院によってはそれでは負担像になってしまうため、治療を断られる場合もあるとかないとか。

ということで、もう少しスマートに解決したいと思い、スマートプラグで定期的に電源を切->入したらいいんじゃないかと思ってたんですが、一般的なSwitchBotの製品でも2,000円弱します。

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たかだか月に1回電源を切/入するにも微妙にもったいないよなぁ、、と思って踏ん切れないでいました。

そんな折りに立ち寄ったIKEAで旧型のスマートプラグTRETAKTが処分価格の399円で売られていました。現行品はGRILLPLATSというモデルに代替わりしており、こちらはMatterというIoT業界標準規格に準拠しており、単体でGoogle Home/Alexa/Apple HomeKitなどで操作可能になります。まぁ、こっちも899円と充分安いんですが。

Matterに対応してない旧モデルのTREKAKTの場合、専用スマホアプリや同社のリモコンや人感センサーで操作するか、DIRIGERA のようなスマートハブ(親機)を経由してWi-Fi経由の操作も可能になります。我が家の場合、これもまた旧世代のTRÅDFRI(トロードフリ)ゲートウェイというハブが既にあったので、最悪でもこれを使ってHome Assistant経由でどうにでもオートメーション(定期実行)できるだろうと踏んで衝動買いしました。

案1. スマホアプリでタイマー実行?

ここまで書いて恐縮なのですが、399円で投げ売りされているTRETAKT単体(とスマホ)でタイマー制御できるかはいまいち不明です。タイマー設定画面自体はあるのですが、ゲートウェイのない環境で使用可能かどうか、うちはゲートウェイがある前提の画面になってしまい確認できませんでした。

またタイマー設定がON->OFFの順でセットで指定する作りになっていて、「指定した時間にオンにしたものを、しばらく後に切る」という使い方しか想定されておらず、短期間に再起動する(オフが先に来る)指定ができないっぽいです。無理矢理設定するならば、

  • 12:00にオン
  • 11:59にオフ

みたいに入力はできるのですが、どういう動作になるのか未知数です。

一応オフが先の時間でもセットはできた。


これから単体で使う場合はMatter対応の後継モデルであるGRILLPLATSはSmartBot等を買うことをお勧めします。試してはないですが、Matter対応デバイスなら、Google HomeやAlexa、HomeKitなどのデバイスに登録すればオートメーションで自由にタイマー制御できるはずです。

案2. Home Assistantでオートメーション化

これは前提として我が家に旧ゲートウェイとHome Assistantサーバーがあったから実現したことですが、さっくりゲートウェイをHome Assistantに登録して、操作対象にできたので、今回はそちらのオートメーション(自動化)で毎日定時にオフ->オンするようにしました。ざっくり手順を書くと、

  1. 買って来たTRETAKTを旧ゲートウェイに登録する(スマホアプリIKEA Smart 1で実行)
  2. Home Assistantサーバーに旧ゲートウェイを登録する(ゲートウェイ管理かのZigbeeデバイスがHome Assistant上からアクセス可能になる)
  3. Home Assistantのオートメーションを組む

という感じ。

設定はこんな感じ。念のためオフからオンの間に10秒間を開けています。また時間帯としては、電源が入った瞬間にスマホが近くにあった方が良い気がするので在室率の高そうなタイミングを指定しています。


時折見ている限りではきちんと同期が取れてる気がしていますが、アプリを起動して確認することで同期されてしまう可能性もあるので、2,3ヶ月は放置して様子をみようと思います。

ちなみに、IKEAの電源プラグやタップは2つの穴の長さが違う海外仕様で、国産の電気製品のプラグが刺さらないことが多いので基本的に避けているんですが、AirMiniのACアダプターは普通に指す事ができました。

■まとめ

前提のなる環境が整っていたとはいえ、399円で自動化ができたのはラッキーでした。実は2個買ってあるんですが、Home Assistant経由で活用できるなら在庫があるうちにもう少し買い占めておいてもいいかなと思ったり。

やっとWi-Fi7導入。ASUS RT-BE18000で脱BUFFALO試行

Wi-Fi6も6Eもかなり初期(6Eは発売日当日)に導入していた我が家ですが、Wi-Fi7はかなり遅れました。単純に金欠だったし、6E(6GHz)は導入済みだったので、めちゃくちゃすごい違いがあるわけでもないだろうと。それでも1月にBUFFALOのWi-Fi6の初期フラッグシップ機がサポート切れになり、ルーターとして使ってないのでそこまで急ぎはしないもののぼちぼち更新しないとなー、と思いつつこれという機種が見つからずダラダラと引き延ばしていました。

▪️現況と不満

我が家は木造2階建ですが電波の通りは悪く「3階建て対応」を謳う最上位モデルでも隅々まで届くとはいえず、BUFFALOのEasyMeshで4台のメッシュを組んでいました。バックボーンは10Gbps LANで、光回線も10Gbpsです。有線のPCで5,6GbpsくらいのところWi-Fiだと状況が良いと下り2Gbpsくらいは出ている状態。ただ、トイレとか風呂とかにスマホやラブレットを持ち込むと結構な頻度で切れることがありました。また庭につけたセキュリティカメラに2.4GHzの電波が届きが悪く、窓際に1台配置したりもしています。IoTデバイス大好きなので、ロボット掃除機やエアコンのような家電やSwitchBot、Sesame、NatureRemoのようなスマートコントローラー、Google Home、Echo、HomePodなどのスピーカーデバイスなど、なんやかんやで数十端末が2.4GHz帯にひしめいている状態。端末のせいかネットワークのせいかわかりませんが、こいつらもちょいちょい切れます。NatureRemoは気付けば赤点滅になってたり、SwitchBotが反応しなかったり。

初期のWi-Fi6世代フラッグシップのWXR-5950AX12は最初の頃のファームウェアが本当に不安定で熱暴走なのか定期的に2.4GHzが切れまくっていいました。何年かしてEasyMesh対応アップデートがあったくらいからようやくマシになった(あるいはメッシュだから切れても気づきにくくなった)んですが、後継の6E機、7機が出ても価格.comとかで不具合報告が多く、「買い換えたらまたあの不具合ストレスに悩ませるのかぁ…」と思ってしまったのもWi-Fi7導入に踏み切れなかった理由でもあります。

6E(6GHz)機としてはWNR-5400XE6の2台セットを発売日に購入。有線ポートが2.5Gbpsながら新天地の6GHzで快速通信ができるかなと思って導入。結果WXR-5950AX12 x2台とWNR-5400XE6 x2台の4台メッシュでまぁまぁ安定して使えていました。

それでも上記のように1F、2Fのトイレと風呂で切れることと、WXR-5950AX12が2026年1月でサポートが切れたことで重い腰をあげて乗り換えることにしました。

▪️要求仕様

買い替えるとしたらこれだけは抑えたいというスペックは、

  • 有線LANが10Gbpsであること(ルーターにしないのでWANはどうでもいい)
  • 6GHz帯が使えること
  • チャンネル数が4×4あること

中級機だと10Gbps有線ポートがあってもWANにしか使えないのがあるので危ない。そういうのに限ってLANに振り替えられるかはっきりしなかったり、切り替えると機能制限があったり。

チャンネル数は何十台も2.4GHz端末があるので、4×4(送信アンテナと受信アンテナが4本ずつ)のWXR-5950AX12のリンプレイスとしてはやはり4×4機を狙いたいところ。ただあまり価格差が大きい様なら2×2を複数台にするのも手かなとは思ってました。

▪️EasyMeshで部分的にリプレイスするか、脱EasyMeshするか

EasyMeshはメーカー共通の規格なので、仮に脱BUFFALOするにしてもTP-LinkやELECOMならば既存のWNR-5400XE6とのメッシュに参加させてシームレスに移行することができます。当然それも検討したんですが、あまり手頃なスペックのモデルがなかったことと、BUFFALOはEasyMesh自体不安定で普通に同一SSIDで設置して端末の選択にまかせる方が安定するという説もあり、そこまでEasyMeshにこだわる必要があるのか?というところも思案どころでした。実際我が家でもEasyMeshを切ってみたことはあるんですが、そこまで違いはなかった印象。結局管理のしやすさでEasyMeshは有効にしてましたが。

▪️数年振りのASUS機 RT-BE18000

結局選んだのはこれ。

Geminiさん曰く、ルーターをオフにしてAPモードにした場合の自由度や安定感に定評があるとのこと。前にASUS公式サイトのルーター一覧をチェックした時にみた覚えがなかったんですが、Geminiが挙げてくれたので改めて検索してみたら「いいじゃん」と。下位モデルの2×2機にしようかは迷いましたがいったん上位機を買っておけば将来気に入ってBUFFALOを全廃してAiMesh(ASUSのメッシュ規格)に完全移行する時にもいいかなと。

主な特徴としては、

  • 有線10Gbpsポートが2ポートあり、両方LANポートとして使うことも可能
  • トライバンド
  • 4×4
  • IoT専用SSID「スマートホームマスター

など。ゲーミングルーターを除けばフラッグシップという位置付けかな?

IoT専用SSIDは普通のサブSSIDをとばすのと何が違うんだろうという感じですが、説明を読む限り、単にSSIDをわけるだけでなくIPアドレスブロック別にできるっぽいです(同じにもできる)。IoT機器は暗号化方式が古いままのこともあったりするので、セキュリティ的にネットワークが分離できるのは良さげ。スマホから直接見えないと困るデバイスもある気がしますが、そのあたりのアクセス制御がどうなっているか気になるところ(まだ試してない)。また、Wi-Fi7のMLO(2.4GHz、5GHz、6GHzを束ねて高速化する技術)を使う時に、そういう2.4GHz専用端末があると邪魔になるっぽいんですが、それらを切り分けることで、スマホやPCのトップスピードも上がりやすいんだとか。当面は独立のSSIDにして電波到達度を観察したいので、まだ有効にはしてないですが、そのうち試してみようと思います。

▪️設置の工夫

今回、せっかくなので設置場所も見直すことにしました。電波が届きにくいトイレ、風呂がに近い位置に有線ケーブルを延長して設置します。また1Fの天井に近い高い位置に置くことで、あわよくば2Fのデバイスもつながるようにしてみようかなと。

ということで、市販の石膏ボードピンで取り付けるできる棚を壁につけて載せることにしました。ただ、これだと地震などで落下した時のダメージが大きいので、3Dプリンターで固定具を作成しました。前後をサンドイッチする壁を作った状態。このパーツは棚板にねじ止めしています。これで多少の揺れなら倒れて落下するするのを防げるかなと。

またケーブルもPoEではないのでLANケーブル(フラットタイプ)と電源ケーブルを綺麗にまとめる留め具を作りました。2本のケーブルの中心を虫ピン1本で固定する方式で、壁紙へのダメージを最低限にしつつ、粘着テープ式のコード留めよりはしっかりと固定できたと思います。

困ったのはACアダプターのケーブルが足りなくて、コンセント側のボックスが宙ぶらりんになってしまった点。しょうがないので、これも3Dプリンターで簡易的な台を作ってケーブルに荷重がかからないように載せておけるようにしました。これも虫ピン4本で石膏ボードに留めています。

これで、2F建家屋のX-Y-Z軸的に中心に近いところに設置できました。

▪️ファーストインプレ

専用スマホアプリがまぁまぁ使いやすいのですが、最大の問題は背景が低解像度の星空になっているのが、「埃だらけの汚い液晶画面」にしか見えない点(笑)。

電波の飛びは理論上はたいしてかわらない(日本の法律の上限で揃えられているため)はずですが、割といい感じに家中に届いている気がします。安直にASUSはBUFFALOより飛ぶ、とかWi-Fi7だから、とかではなく、設置場所を工夫した影響の方が大きそうですが。

設置した部屋だと下り1.2Gbps、上り960Mbpsくらい。2Fの離れた部屋からだと上下800Mbpsくらい、庭というか駐車場までいくと10Mbps台とかまで落ちますが、今のところ切れるまではいかない印象。もう少し様子みてみます。

▪️まとめ

ここ数年のBUFFALO、EasyMesh体制を脱する試行として久しぶりにASUS製ルーターを導入してみました。今のところの安定化は満足しています。速度は落ちるものの到達度はまずまず。もう一台くらい買ってAiMesh組めばBUFFALO 4台全てを代替できるかも?ちょっとセールとかあったら思い切って入れ替えるかもしれません。

一般的にBUFFALOよりもASUSの方がサポート年数も長いようなので、安心して端末を増やしていけそうな気もします。

(WXR-5950AX12も2020年購入で6年サポート続いたのでまずまずとはいえるかもですが。)

X1-Carbonのヘッドカバーのマグネット修理

3DプリンターのBambuLab X1-Carbonで造形中、ツールヘッドのカバーが脱落したエラーで停止。特になにかに打つかるような異音はなかったのにおかしいな?と思いつつ再度はめこんで再開。また脱落。

あれー、と思ってよくみると、ヘッドカバーを固定する2つのマグネットがとれでフロントカバー側にひっついていました(写真赤丸)。しかも左右同時。

うちはPA6-CFをバリバリ造形するのでチャンバー内温度も高めに保ったりしてるので、接着剤が熱で剥がれてしまったっぽい…

こういう時、保守部品が豊富なBambuLabは最強です。おそらくこの「ツールヘッドの中間ハウジング」(1,680円)を買えばヨサゲ。X1cのツールヘッドは、手前(脱着カバー)、リアカバー、そしてこの中間ハウジングの3枚下ろし構造になっていて、その真ん中だけ交換という感じ。

ただ今回はマグネットが取れただけなので瞬間接着剤の応急処理してみることにしました。同じ熱で再び外れないよう耐熱性の高い接着剤を使うべきなんでしょうが、二液式のエポキシ接着剤は手間なので今回は一応「耐熱」という表示もあるロックタイトのピンポインター液状をチョイス。

非常に小さなマグネットなので紛失しないよう細心の注意を払いつつ観察すると、中間ハウジング側(奥向き)に外径が一回り小さい黒いパッドがついています。これが位置決めも兼ねた粘着パッドなのかも?

接着剤が垂れたりはみ出たりすると大ごとなので、こんな感じで作業しました。

1. 先端がフラットで金属ならなんでもいいのでしょうけど、こういうヘックスドライバーの先端にマグネットをくっつける。

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2. 適当な場所に出しておいた瞬間接着剤にちょん付けする(マグネットに直接ノズルを当てて塗らない)

3. 元の穴の位置に差し込むように取り付ける

4. 充分な時間をおいてヘッドカバーを取り付ける

とりあえず復活。また剥がれるようなら更に耐熱性の高い接着剤を使うか、パーツを取り寄せて交換しようと思います。

2026.08.28追記:

やはり普通の瞬間接着剤だと再度剥がれてしまったので、今度はこちらの二液式のエポキシ接着剤で再施工。様子見です。いらないダンボールに出して、ハウジング側に爪楊枝でチョン付けしてマグネットを押し込みました(説明書に片側にだけ塗るよう指示がある)。

手に付着すると面倒なのでニトリルグローブなどをしておきましょう。うちはこれを使っています。

Sesame 6 Pro miniの3Hz検出でASSA ABROYドアに対応できるか検証する

CANDY HOUSEからSesame 6 Pro miniが発売されました。少し前にひっそり登場した6 Proは充電池対応以外は5 Proと同一、ということだったのでスルーしていたのですが、実は6 Pro系は個人的に重要なアップグレードが施されていました。

それが角度検知頻度です。

従来モデルの5/5 Pro以前は1秒に1回でした。つまり、1秒に1回以上のスピードで回すとSesameは動いていないのか1周回されたのか区別がつかないということになります。一般的なドアでは問題にならないことがほとんどですが、欧州製ドアメーカー、ASSA ABROYのようにサムターンが360°以上回るものだと問題になるのです。Sesameだけで開閉している分にはSesameは正しい角度を認識していられますが、人が手動で回した時に、実はクルリと1回以上回していた、といったことを検知できないので、次にSesameが動作した時に正常な位置まで回してくれず施錠/解錠がされない、ということになります。

1秒に1回転って相当な速度に感じますが、以前サポートに聞いた人の話では180°を超えたらもうアウトらしく、実際日常的に既定位置まで戻してくれないことが頻出し、私はそもそもサムターンが180°を超えて回らないよういする回転リミッターを3Dプリンターで作り、同じドアでお困りの人にも頒布してきました。

今回、6 Pro及び6 Pro miniが3回/秒と3倍の検出頻度になりより精密に回転(角度変化)を検知できるようになったことで、ASSA ABLOYのドアをリミッター無しで正しく解錠/施錠できるようになる可能性があるのでは?と考え、検証のため、Youtubeの発表イベントが終わった瞬間に6 Pro miniを注文しました。

もしこの改良によってリミッター不要になった場合、今後は、固定プレートとサムターンアダプターのみの販売で済むようになるかも知れません(もちろん旧モデルをお使いのために注文があれば引き続き対応はする予定です)。

■実機レビュー

とりあえず「小さいな」以上の感想はないですw。3Dスキャンのしやすさで5Proはホワイトを選択しましたが、6Pro miniは現状ブラックのみ。

操作感はアームの調整も従来モデルと同じ。ただアームの付け根の上下左右にスライドする機構が少し変化していて、よりストンストン動く印象。これはたぶん改良なんですが、サムターンアダプターとの隙間があるとストン、カタンと音がするので、もしかしたらサムターンアダプターをわずかに太くしてやった方が動作音を押さえられるかも?ただあの隙間は公式でも必要としているので、あまりピタっとさせるのもよくないかもなので様子見です。

(随時掲載予定)

■固定プレート対応

取り急ぎ木製ドアで粘着テープ固定したくない我が家では固定プレート必須です。早速6 Pro mini対応モデルを作成しました。

作ってみてわかったのは、5/6 Proよりも背(ドア面からの飛び出し量)が若干低くなっていて、ウチのASSAドアだとサムターンの天辺に干渉します。この場合、付属の金属ブラケットを使って底上げするのが定石ですが、せっかく3Dプリンターでプレートを作っているので、嵩上げ分を一体化してみました。

こちらは付属の粘着テープで固定することを想定した5mm嵩上げ版。

こちらはSesameマグネットを使用することを想定した鉄板挿入仕様。マグネットの厚みがある分、嵩上げは少し低めになっています。マグネットが動かないよう微妙に掘り下げています。ちなみにminiは底面の面積が小さいので使用するマグネットは3つです(従来モデルは4つ)。

取り急ぎ我が家で使用するバッテリー左配置のものを作成。下書きレベルではバッテリー上/右/下もほぼできているので、注文があり次第仕上げます。

サムターンにASSA刻印があり、プレート外周に対して、センター穴やネジ穴が少し下がっているタイプに対応させるのも後々問い合わせがあったら対応しようと思います。

■回転リミッター無しで正常に動作するのかテスト➪残念

結論からいくとダメでした。3秒に1回の検出になってもなんとなく(アプリの角度設定画面の数値読みで)正確になってる印象はありますが、実際の動作として、手で360°以上回した後で電子操作すると正しい位置に戻ってくれません。つまり、今後とも回転リミッターは必要そうです。うーん、残念…

ただ、少し前にSesame 6 Proを買われて、回転リミッター無しでも問題なかったと知らせてくれた方もいらしたので、ケースバイケースの可能性もあります。

ウチで固定プレートやサムターンアダプタを買ってくださる方に回転リミッターをお勧めするかどうか悩みます。様子見て必要なら追加注文してくださいね、といいたいところですが、送料が2回分かかってしまうんですよね…現在クリックポスト発送で185円+梱包資材料も入れて250円/回頂戴しているのですが、2026年の10月からクリックポストが値上げして240円になります。単純計算でも305円になります(たぶん切り捨てて300円にする気がしますが)。タイプbなら薄いのでミニレターでも送れるし、定型外郵便なら安上がりですが、追跡がないので送った/届いてないのトラブル時の対処が難しいので悩ましいところです。

■とにかく回転リミッターを順次作成していきます。

少なくとも我が家では必須なので粛々と作っていきます。

いざ作ろうとして気付いた点は、「回転部の外径が小さくなっているため、ピンの太さがシビアになった」ということです。あまり太いと180°に近い回転範囲を確保できなくなります。かといって細くしてしまうと強度面が問題になります。

とりあえずタイプaはSesame 5/6 Pro用と同じピンでギリギリ必要な角度を確保できましたが、角度設定でかなりギリギリ詰めないとカシャっという施錠位置から解錠位置まで回せません。

針の太さは同じにしてますが、せっかくスリムになったmini用なので張り出しも最小限にしたいということで厚みを少し抑えています。結果として針の長さ方向が少し縮んでいて、根元の固定部分の面積が目っているので、今後しばらく使ってみて破損がないか検証します。

ちょっと今忙しいのでタイプbは追々。タイプcは基本的にタイプbで代用可能でほぼニーズがないので今回は相当なことがない限り作らないでいいかなと思っています。d,eも含めて必要があれば。基本的にはaとそのリバース版、そしてbのどちらかをお勧めしていこうかなと思います。幸い、LED位置的にタイプbは無印5みたいに透明レジンで窓をつける必要がないので、a/b、またはaリバース/bをセットにして、手元であう方を使ってね、とした方がコミュニケーションコストを省けて楽な気もします。