3DプリントアイテムのWebショップにモデルをグリグリ回せるギミックをつける。盗用もある程度防ぐ。

3Dプリント品を販売しているWebショップで、アイテムの形状などを確認できるように3Dモデルをブラウザ上でグリグリ動かしたりズームしたりできる仕掛けを実装したいと思いました。stl形式のデータをアップして、WordPressのプラグインを使って表示すれば実現は可能なのですが、そのstlファイルを抜かれると3Dプリンターを持ってる人なら簡単に複製できてしまうので、売り物でやるのは躊躇われていました。

なにか暗号化してファイルを取得されても再利用はできないような仕組みがあればなと思って調べてみたんですが、やはりブラウザ上でレンダリングするにはWebGLとかに変換された時点で完全には盗用は防げないっぽい。より高等なプラグインを使う外部サービスとかはあるみたいですが、個人でそこまで大がかりなことはしたくないし、外部サービス依存も避けたい。

ということで、方針として、

・メッシュデータを簡略化して、「形状確認でグリグリするするには足りるけど、プリントするにはガタ付いていて実用にならない」くらいの精度に落としたものを使う

ということを目指すことにしました。Bambu Studioにある簡略化という機能に着想を得たんですが、CADソフトのFusion側でもサクっとできることが判明。覚え書きにしておきます。

STL形式よりもglTF 2.0形式

同時にブラウザ上で3Dモデルを表示するにはSTLよりもglTF形式というフォーマットの方が優れていることがわかりました。

  • STLより軽量でスマホも含めて快適にレンダリングできる
  • 3MFのようにカラー情報も保持できる(STLは純粋な形状データだけ)
  • スライサーに直接読み込めなかったり、内部データも軽量化されていて盗用されにくい

といった特徴があります。もちろんWordPress/WooCommerceでも簡単にプラグインで表示できます。

ただFusionでは標準で書き出し機能が備わっておらず有料アドオンが必要。そこで一度obj形式などでエクスポートして、無償のBlenderでコンバートするという手順を採りますので、それも合わせて解説します。

WordPress用プラグイン bPlugins 3D Viewerを選択

フル機能を使うには有償(サブスク)ですが、無償の基本機能でもやりたいことは実装できました。

実際の適用例はこちら(リンク先をご覧ください)。

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単純にページ内にインラインでビューワーを表示もしていますが、加えてWooComemrcが標準でもっている画像表示機能の中に統合もできます。1枚目の画像の右下にアイコンが出るので、それをクリック/タップするとグリグリできるモデルが表示される形です。メッシュ削減してあるので拡大してみると円筒部分がガタガタになっているのがわかります。

ざっくり手順メモ

Fusionで精度を落としたメッシュを作る

Fusion上で変換したいボディを複製します(メッシュに置き換わってしまうため)。

「メッシュ」タブ->作成->テッセレーション。全く聞いたことがない言葉ですが、ソリッドボディがメッシュボディに変換されます(白い円柱アイコンから黄色い六角柱アイコンへ)。パラメーターは特にいじりませんでしたが、寸法が重要なCAD系モデルの場合、盗用防止の意味でサイズや縦横比をわずかに狂わせておくのがトラップとして有効かもしれません(笑)。

続いて「修正」->「削減」で文字通りローポリ化します。タイプを「比率」の場合、比率を10とかにすると10%つまり、1/10まで削減するよということみたいです。プレビューをオンにしておき、許容できるギリギリまで減らします。綺麗さを追求すると盗用もしやすくなるので、形状確認が目的なら多少カクカクが見えるくらいにした方が良い気がします。

で、2026年6月現在、Fusionからは直接glTF(.glb)は書き出せないので、一旦.objでエクスポートします。

Blenderで色設定とファイル変換

Blender使うの何年かぶりで全て忘れてるので、無駄な手順とかあってもご勘弁ください。是非コメントでフォローいただけると嬉しいです。

Blenderでも直接.objを開けないので、一旦新規ファイルを開き、デフォルトで入っている立方体を消し、「ファイル」->インポート->Wabefront (.obj)から読み込みます。

座標系の違いから、へんな場所に浮かんでたり倒立してたりするので、周りを見回してオブジェクトを見つけ、右サイドバーの「トランスフォーム」で位置や回転パラメーターをいじって希望する初期位置/向きに直します。原点に寄せておく必要はないかも知れませんが念のため。

次にその横に小さなアイコンがたくさん縦に並んでいる中の一番下の「マテリアル」を選択。

Fusionで割り付けてあったテクスチャーがついてる場合は一度削除して新規作成した方がなんか上手く行く印象です。「ベースカラー」で色を変更。「メタリック」は上げると金属っぽい光沢になります。「荒さ」を半分くらいまで上げるとプラスチックっぽい質感になるとのことですがあんまりわからず。この辺り、使いこなせばもっとリアルさを追求できると思いますが、ウチは3Dプリント品なのでそこまで凝ったことはしてません。

「エクスポート」からglTF 2.0(.glb/gltf)を選んで書き出します。

WordPress/WooCommerceで活用

上でエクスポートしたglTFファイルをメディアにアップロードし、投稿者「bPlugins」の「3D Viewer」というプラグインを導入しておきます。

a. 投稿/ページ内にインラインで挿入するショートコードを作る場合

左サイドバーの「3D Viewe」から「Add New」で新規作成画面に行きます。

サイドバーにModel、Settings、Styleの垂直タブがあります。ここでは最低限の手順だけ触れます。

Modelタブの3D SourceでメディアにアップロードしておいたglTFファイルを選択。3D Poster Imageは最初に表示される。グリグリしてる時の背景にもなります。

Settingsタブで各操作要素を有効/無効化できます。

Styleタブでは、デフォルトでWidthが100%(横幅一杯)、高さが狭めなのでお好みで広げておきます。Background Color(背景色)を変更してモデル色が埋もれない色にしておくといいでしょう。

これで「公開(更新)」をクリックして、青色の「3d_viewer id=’xxxx’」というショートコードをクリックしてコピーし、挿入したい場所に貼り付ければOKです。

b. WooCommerceの商品画像に追加する場合

商品編集画面で、下の方にスクロールすると本プラグインの設定ゾーンが出現しています。

特有なのは「3D Viewer Position」です。選択肢を簡単に訳すと、

  • None: 表示しない
  • Top of the product image: 商品画像の上
  • Bottom of the product image: 商品画像の下
  • Replace Product Image with 3D: 商品画像を3Dで置き換える
  • Show 3D on First Image of WooCommerce Gallaery: WooCommerceギャラリーの先頭画像として3Dを表示

とでもなるでしょうか。個人的には最後のが使いやすいと思います。Top/BottomはWooCommerceテーマによってはおかしな配置になってしまいました。「Show 3D on First Image~」にして、3D Posterに元々先頭にあった画像ファイルを指定しておけば、デフォルトで従来と同じ画像が表示されつつ、右下に3Dグリグリボタンが出る、という感じで、元のレイアウトを崩さずにスマートに3Dモデル表示ができます(さりげなさ過ぎて気付かれないかもですが)。Backgroundで透明度(α値)を指定しておくと、グリグリ中にも後ろにポスター画像を透けさせることができて気に入っています。

まとめ

簡単ですが、盗用されにくい最低限の細工をしつつ(完全ではない)3Dプリントモデル表示をWordPress/WooCommerce上に貼り付ける手順です。

ちょっと工数が多いですが、様々な角度の写真を複数枚貼るよりもスッキリして、なおかつモダンな印象の販売ページになるかなと思います。Fusionから直接glTFを書き出せればなぁと思いますが、有料プラグインは結構お高いので、当面はBlenderを使います。

別に盗られても問題ないモデルであれば、.stlのままアップロードして、別の無償プラグインを使うこともできます。

アプリ導入、ユーザー登録なしで簡単にハガキ宛名印刷できるlabelmake.jpが良かった

たまたまハガキを送る必要が生じたのですが、滅多に宛名印刷しないのでノウハウがない。普通に四角いラベルやテプラでもいいんですが、せっかくなので官製ハガキの郵便番号欄にきちんと郵便番号をを入れたものを印刷したいなと。

とはいえ、1回だけのために何かPCソフトやスマホアプリをインストールしたり、無料であってもユーザー登録などはできれば避けたい(面倒くさい)。ブラウザからWebアプリ一発で印刷データが作れるものはないだろうか?AIに聞いてみるとラベル屋さんなどの有名どころをいくつか上げてくれたけど、相変わらず条件にそぐわず、登録が必要だったりサービス終了していたり、ロクな候補がない。

結局、あちこち自分で検索して見つけたのがlabelmake.jpさんでした。ホスト名(URL)だけでなくサービス名もlabelmake.jpなのかな?

ここがばっちり要求を満たすサービスでした。

  • トップページを開く
  • 「Let’s Label Make!」をクリック
  • 上部の検索欄に「はがき」と入力し、サジェストされる「郵便はがき横書き」を選択
  • 以下の画面になるので、宛先と差出人を記入
  • 「PDF作成」をクリック
  • 次の画面で「プリントする」をクリック

それだけ!

無料では枚数制限があるっぽいですが、今回の1枚だけさっと印刷したい、というニーズは完璧に満たしてくれました。Wordなどでテンプレ見つけて作るよりもはるかに簡単。横書きしかない、フォントが選べない、等の制限も問題無し。有料プランはCSVで流し込みやAPI連携もできるようでショップの宛名印刷とかをWooComerceなどから直接出力できそうですね。ウチはクリックポストメインだからたまの利用にはちょっと月額が高いかな、、

スマートキー小型化ケースにNFCタグを仕込んで家の鍵も開けられるようにするテスト

当ショップの人気アイテム、スマートキー小型化ケースに薄型(シール型)のNFCタグを埋め込んで、Sesameタッチ/フェイスの解錠キーとして使えるようにする実験をしてみました。クルマのスマートキー(電子キー)で家の鍵も開けられたら便利だよねというお話です(といっても指紋や顔認証で開けられるんですが)。他にもスマホにタッチして所定のアプリを起動したりプレイリストを再生したり、スマートホームと連動して部屋の照明やエアコンをオンオフできたりします。

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トヨタスマートキー小型化ケース

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■Sesameシリーズの鍵として使う

CANDY HOUSE社のスマートロックSesameシリーズと組み合わせて使う指紋認証ユニットのSesameタッチや、顔認証のSesameフェイスにはNFCリーダーが搭載されていて、スマホやApple Watchだけでなく市販のNFCタグを使うを登録して解錠に使うことができます。

■スマートフォンで読み取って自動処理を起動する

iPhoneだと「ショートカット」という簡易スクリプト実行アプリが標準で備わっており、様々な自動処理を特定のNFCタグ認識をトリガーに起動できます。
Androidの場合はそれに相当する標準機能はないですが、社外アプリを使えばアプリ起動やURLオープンは可能です。こちらの記事が参考になると思います。
https://note.com/numa_numaali/n/nb7a7220af972

■実装メモ

今回はシールタイプの2cm x 1cmサイズのNFCタグを使用。普通、キーホルダーなどを3Dプリンターで作ってNFCタグを埋め込む時は、埋込み位置でプリントを中断し、シールタグを貼って再開するという工程を採ります。ただそれだと留守中にプリントできないので、本品の様にひとつひとつ受注生産するアイテムだと手間がかかります。また完全に埋め込んでしまうため、NFCチップが破損した時に交換ができません。キーホルダーなど使い捨てのものならいいんですが、本品のように他の用途にも使うアイテムだと不親切かなと。将来的に新しい規格のNFCタグが出た時に交換もできるといいだろうと。あと、NFCタグは熱に弱いので、プレミアム版のように100℃までビルドプレートを加熱するような造形方法を採る場合にタグが故障するリスクもあります。

ということで、後付け方式にトライ。「内側にNFCシール貼るだけじゃねーの?」と思われるかも知れませんが、樹脂とはいえ1mm強の厚みがある本ケースだとそれでは電波が弱くなるのか上手く動作しませんでした。特に炭素繊維は導電性があるので鉄板と同じように電波遮断性が高いようです。そこで、ボトムケースにNFCタグサイズの穴を彫り込んで、そこにNFCタグシールを貼った後で蓋をするという形にしました。わざわざ蓋をするのは、その上にくるスマートキー本体とは電波遮断した方が干渉もなくていいのかなという理由です。また、彫り込んだ部分はかなり薄くなってしまうので、多少なりとも強度面で補強になればいいかなという考えです。

背面には生成AIでデザインしたオリジナルのNFCマークをレーザーマーキングしました。

NFCというとスマホの背面にあるNをかたどったロゴが有名ですが、あれはスマホなどNFCリーダーデバイス側につけるものなので、タグ側につけるのは不適切です。また厳密にはライセンスを受けた製品でないと使えないぽいですし。あのアイコンを使わずに、かつNFCタグがあるよ、ここにタッチするんだよ、ということが伝わるようにマークをつけました。まぁ、使う本人がわかっていればいいので不要という方もいそうではあります。

頒布情報

もう少しテストをして、活用方法などのドキュメントも整備した後、こちらのアイテムの有料オプションとして設定しようかと思います。急ぎでほしいという方はお問い合わせいただければと思います。

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トヨタスマートキー小型化ケース

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現状、CR2450①タイプでしか作っていませんが、他のタイプも注文が入ったものから順次対応していこうと思います。ただ、CR1650系やCR2032②③などの小さいモデルはもしかすると物理的に入らない可能性もあります。あとAUTHERキーフォブ一体化モデルも難しいかも知れません。

新型FireTV Stick HDを試した。音ズレ補正機能はちゃんとある?

2026年4月にFire TV Stick HD (第2世代)(以下「新HD」)が発表されました。

主な特徴として、

  • スリム化してHDMIポート直刺ししても隣のポートへ干渉しにくくなった
  • 電源ポートがmicroUSBからUSB Type-Cへ
  • OSがAndroidベースからLinuxベースへ
  • 下位モデルながらサクサクレスポンス実現
  • 日本向けアニメタブを新設(既存モデルも後日アップデート対応予定)

という感じ。我が家ではサクサク重視で4Kが必要ない車載用途でもFireTV Stick 4K Maxを使っていましたが、HDモデルでも充分レスポンスが良いのであれば新HDの方がコスパは良いですし、狭い車内で使うなら少しでもコンパクトな方が良いです。

ただし基本機能はだいたい揃えられているとはいえ、OSが根本から異なるので、商品ページによってないような細かい差異が気になります。具体的には、

  • 音ズレ補正機能があるのか?
  • 使えるアプリの違い

Ottcast CarTV Mate経由で車両に接続するとどうしても音ズレが気になるので、同種のストリーミング端末の中で唯一HDMIの音ズレ補正ができるFireTVが唯一無二です。ただほとんど誰も話題にしないようなマイナーな機能なのでしれっと削除されてたらどうしようという不安があります。

また主要な動画配信サービスの対応状況は商品ページでもある程度わかりますが、例えばVLCのようなアプリが同じ様に使えるか、実際に本体購入前に調べる方法が見付からず躊躇要因です。

今回新HDが発売されておそらく初めてセール対象となり6,980円が 4,880円となっていたので思い切って買ってみました。ちょうど実家で父がLeminoでボクシングみたいといっていて、今のAppleTVでは対応アプリが配信されていないので、最悪ウチの車載ニーズを満たさなければあげればいいや、と。あと3Dプリンターで対応治具を作るのに採寸もしたかったし。

■音ズレ機能はついていたか?

結果、ちゃんと残っていました!しかも、選択したドットにズレ量をミリ秒表示してくれるという微アップデートまで。これは既存機種にもバックポートしてほしいものです。

なお、CarTV Mateでクラウンのディスプレイオーディオにつないだ時の音ズレはなぜか4K Maxより大きいようです。目一杯左の-380~-400msくらいまでズラさないとしっくりこない感じ。もっとも4K Maxの画面では何ミリ秒という数字は出てないので、スケール上の同じ位置が同じ補正量かどうかは不明です。

もちろん普通のテレビ/モニタで使う分には補正ゼロでなんの問題もありません。

■VLCはあったが…

ありました!ただしAndroidベースからLinuxベースになったせいかUIや機能は別物です。完全に同じことが同じ操作でできる感じではないです。字幕や音声トラックの切り替えなど基本的なことは一応できてますが、例えば設定UIは一切ないようです。SMBをIDとパスワードで認証することもいまのところできていません。ネットワーク上の特定のフォルダをお気に入りすることもできなさそう。
そのかわりVLCがWebサーバーにする機能があり、PCなどのブラウザからアクセスして動画ファイルを送り込むことができます(ちなみにファイラー的なアプリもストアで見付からず)。これはこれで便利ですが、最低限の機能しかなく、フォルダを作るなどもできなさそう。そもそもストレージが8GBしかなく、ユーザー領域が4.57GB。あまり動画を何本を保管するには向かないでしょう。

やり方が見付かってないだけという可能性もありますが、機能的にかなり別物と思っておいた方がよさそう。

アプリストアに並んでいるアプリのラインアップがかなり異なる(少ない)上に、同じ名前でも実装が異なりできることも違うという可能性は考慮しておいた方が良さそうです。

■サクサク、、か?

横に並べて比べたわけではないので、まだなんともですが、初期印象としては、4K Maxを日常的に使っている身からすると若干モタつく気がします。イライラするというレベルではないですが、ヌルヌルというレベルではないかなと。感覚としてはアプリの起動が若干遅い感じなので、ストレージが遅いのかも?内部ストレージ容量は4K Maxは16GB、新HDは8GBなので、SSDなどでよくある複数チップだと並列で読み書きできて速い現象なのかも?

とはいえ、たぶん最初からこれしか使っていなければ不満は感じないかな?という位。

■形状

本体はスリムになっています。4K Maxと比較してみました。fire TVロゴのフォントがかわって太くなってますね。

厚みだけ僅かに膨らみの分くらい厚さが増していますが、基本は小さくなっているので、このケースとかは問題なく収まりそうです。

shop id=”1066″

ただしUSBポートの位置が違うので、コネクタ込みで検討するような時は注意が必要ですかね。

リモコンは最近の標準のものですが、何年か前に買ったCubeのリモコンとは若干違っていてホルダーには刺さりませんでした。歴代のリモコンは背面の曲率は同じながら、長さや上下端の形状が違っている感じ。

こちらで注文できます

ランドクルーザー300 リモコンホルダー

ランドクルーザー300 リモコンホルダー

参考価格: ¥600(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

ともあれ今までに作ったアクセサリーとの互換性は今後検証課題です。

■まとめ

セール価格で5,000円切るので、フルHD画質ならとても良い選択肢だと思います。ただ現状ではLinuxベースFireTV Stickにはサードパーティアプリが少ないので、一般的な配信サービス以外のアプリを入れて使いこなしたい人は待ちかも知れません。

キャパシター型のジャンプスターターをリン酸鉄リチウム電池タイプのITO-20000miniに買い換え

ランクルに乗る機会が増えて、最近またクラウンの補機バッテリーがちょいちょい上がるようになってきました。実際に始動できなくなったのは1回ですが、メーターに電圧低下警告が出たことも。

もともと下記のキャパシター型のスターターを積載してはいたんですが、色々問題もありました。

キャパシターはバッテリーのような化学的反応を介さず高速に電気を貯めたり引き出したりできます。一度に大電流が必要なジャンプスターターで出力を上げやすいですが、長時間蓄電することはできないので、使う時に急速充電する必要があります。そのため、出先で補機バッテリーが上がった時はその上がっているバッテリーにつないでそこから1回始動するだけの電力を吸い出します。僅かに始動電圧に届かないくらいの上がり方ならいいですが、バッテリーの減りが大きかったり劣化が進行している場合、非常に時間がかかる上に、バッテリーをカラカラに干上がらせるので劣化を進行させる恐れがあります。この製品は電気を100%貯めてスタートしますが、始動しても80%位残ってることがほとんど。しかしきっちり100%にならないとスタート処理を開始できないという仕様になっています。気持ち的には50%でトライさせてくれよと思うんですが、キャパシターの特性上仕方ないとGeminiさんに言われました。

また、このキャパシターは12V入力だけでなくUSB 5Vからも充電することができるのですが、実際にやってみるとモバイルバッテリーでは低電流警告が出てほとんど充電が進みません。100%まで何十分もかかります。12V出力のできるモバイルバッテリーを用意して、DCコネクターの規格だけあわせればより高速にチャージできるのでは?と考えたんですが、そもそもバッテリー型のスターターにしなかった理由は、リチウムイオンやリチウムポリマーのバッテリーは発火しやすく真夏の車内に残置しておくのに不安があったからです。そこでふと「最近のポータブルバッテリーならリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)バッテリーなら発火リスクも抑えられる。キャパシターをギリギリ100%にチャージできる程度の小型のポタ電を一緒に積んで置けばいいのでは?」と閃いたのが今回の買い換えの始まりでした(長い)。ちなみに同じく発火性が低い次世代バッテリーとして半固体電池を搭載したものも登場してきていますが、こちらはまだ12V出力がついたものを見かけないのと、Gemini調べですが衝撃や釘刺しには強いが耐熱性はそこまで高くないという感じみたいで今回は除外しました。

■12V OUTがあるLiFePO4バッテリーで小型のもの?いやいや、

実際、モバイルバッテリーサイズでLiFePO4電池の商品も登場しているようですが、12V出力あるものは見付かりませんでした。どうしてもモバイルバッテリーではなくポータブル電源という括りのAC100Vまでついてる割と大型のものになってしまいます。

しかし、素人が思いつくようなことは既にメーカーが考えているもの。「LiFePO4バッテリー内蔵のジャンプスターター」というのが既にいくつかありました。わざわざキャパシター型をチャージして使わなくても良いことになります。

例えば、有名メーカーだとセルスターのLJP-9600。

発火や爆発が起こりにくいリン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用で一般的に使用されているリチウムイオンバッテリーに比べ、安全性の高いバッテリーです。

と記載があります。一方で、

●極端に低い気温、高温、多湿の環境下や直射日光のあたるところでの使用、保管、放置をしないでください。特に自動車の車内での保管、放置をしないでください

ともあるので、さすがに「車内に積みっぱなしでOK」とは言ってないですね。直射日光が当たらないトランクの中とかならどうなんでしょう。

仕様としては

  • 始動電流: 200A
  • 最大電流400A
  • ガソリン車3,000cc/ディーゼル車2,000ccまで対応

となっています。ウチだとクラウンはOKだけどランクル300(ガソリン)は厳しい、というところでしょうか。クラウンも2.4Lエンジンですがハイブリッド車なのでどうなんだろうというところです。

Bluetoothスピーカーなどいらんものがついてますが、これは車内でシガーソケットに挿しっぱなしにしておいて普段からフル充電保持できるようにとの配慮でしょうか?車内放置NGなので毎回外して降りる運用を想定するとあんまり意味がない気がします。

他には88HOUSEというメーカーからいくつか。まずITO-20000mini

性能的にはスタート400A、ピーク800A、「2000ccの乗用車で確認を取っていますがセルモーターの容量によって異なります」とのこと。数字だけみればセルスターの倍ですが、2,000ccでしかテストしてないというのは未知数。

付加機能としてはバックチャージシステムで車両から2分で50%、5分で100%充電可能。これはキャパシターのように始動前にチャージするというよりは、使った後にオルタネーターの電流で再チャージしておけば次もまた使えるよ、という意味合いが強そうです。オルタネーターのないHV車だとそういう状況ですぐチャージに電力使っていいんだっけ?という気もしますが、とりあえず始動についてはハイブリッド車対応が明記されているのは安心感あります(しかし何故か40系アルファード、ベルファイアは対応しないと明記。何が違うんでしょう?)。

あと、バッテリーは冷えると性能がおちるんですが、なんとEVみたいなヒーター機能を搭載しているというのもヨサゲ。

他にITO-16000というモデルも。

こちらはスタート300A、ピーク1,000Aとスタートは20000miniより低いがピークは高い。どちらを評価したらいいかわかりませんが、「ガソリン4,000cc、ディーゼル3,000cc」とあるのでセルスターよりは確実に上だし、ウチの2車ともいけそう。HV対応を明記しているのも同じ。ただしヒーターとバックチャージシステムについては記載がなく、LEDライトと12V出力が追加されます。一長一短ですが、12V出力があるので、万一コイツ単体で始動できなかった時に、キャパシターの充電ソースに使う、というハイブリッド技が使えるかも知れません。

定価は20000miniが55,000円、16000が35,000円と開きがありますが、Amazonの実売はほぼ同じ1.6万円前後、20000miniの方がわずかに安い。20000miniは値引き率が大きくモデル末期なのかな?

一長一短で甲乙つけがたいですが、おそらくこれからキャパシターにチャージして始動する機会はそうないし、両方積んでおくのも邪魔だなと思ったので、バックチャージやヒーターがあり、容量も大きく、定価も高い20000miniをチョイス。購入時点で15,900円でした。

■商品到着、フォトレビュー

実際にバッテリーが上がってないので使用感は未知数ですが、とりあえず外観チェック。

一昔前のAC充電器よりは小さく、Amazonのレビューにもあるとおり、見た目の割に軽いです。中にバッテリーが入ってるとは思えないスカスカ感すら感じる軽さ。クランプのついた始動用ケーブルが短いのはやや気になります。エンジンルームではバッテリーの液漏れを警戒して、+端子と-端子につなぐのではなく、+端子(クラウンのようなリア車内にバッテリーがある車種はボンネット内の救援端子)とエンジンブロックの指定場所をつなぐのがルールとなっています。車種によっては微妙に届かないことはありそう。

使わない時は背面にワニ口を固定しておくとケーブルも邪魔にならず良いのですが、このためにケーブルをギリギリまで短くした、というのは痛し痒しだったかも知れません。

案の定届かなかった…

クラウンクロスオーバーの場合

メインで使う予定だったクラウンクロスオーバーではこんな感じ。プラスの赤クリップをヒューズボックス内の救援端子につないで、マイナスの黒クリップを目一杯メーカー指定のエンジンブロックの突起mで向けて伸ばしても、矢印区間のほんの10cmほど足りない感じです。

アップにするとここの赤丸の部分がワニ口で掴みやすい箇所になっています。その周りに金属むき出しでアースポイントとして使えそうなところが意外とない!エンジンカバーを外せばあるいは、という感じ。

今回実際にバッテリーが上がってなかったので試せていませんが、ちょっと残念。いざとなった時にあちこちボディ直結と思われる未塗装金属部分を探してみるか、トランク内の補機バッテリーに直接つなぐかですね。マイナス端子につなぐ時の火花が危ないから+/-端子直結はよろしくないですが、この手のバッテリーなら接続時には電源をオフにしておいて、両端接続後に電源オンすれば火花が散る可能性はほぼないはずなので、自己責任にはなりますがそれが現実的かも知れません。下手にケーブルを継ぎ足し加工したり、他のケーブルで延長を試みるよりはマシなんじゃないかと。

ちなみにクラウンクロスオーバーのトランクは電動でバッテリーが完全に上がっていると開かない可能性があります。その場合にはメカニカルキーでアンロックして開ける必要があります。詳細はこちらを参考にしてください。

■ランドクルーザー300(3,500ccガソリン)も1発始動!

届いて少ししました、ちょうど都合よく(?)ランクル300が初めてのバッテリー上がりをしてくれました。納車から半年も経ってないですが、やはり駐車監視機能付きのデジタルインナーミラーをつけていたのと、クラウンと併用で乗車頻度が低かったせいもあるのでしょう。

購入後一度も充電してませんでしたが、いきなり実践投入。

やはりケーブルは届かず、よくないと思いつつバッテリーのプラス/マイナス端子に直結。つないでから本機の電源をオンにしたので特にスパークなどは無し。そして1発で始動できました。バッテリーは完全に空ではなく10V台を維持していたのもありますが、キャパシター型でチャージだのしていたのが嘘のようにスムーズに復旧できました。

実は今回本機は離れた駐車場に駐めてあるクラウンに積んであったので、そこまで取りに行くという手間は発生しましたが、、この値段ならもう一台買って積んでおきたい気も…

■まとめ

発火が問題視されている通常のリチウムイオン電池を使わず、より安全なリン酸鉄チリウムイオン(LiFePO4)バッテリーを使用したジャンプスターターを導入しました。キャパシター型のように使用時にチャージする必要もなく、スムーズに力強くジャンプできました。

常に積んでおくにはやや大きいですが重さは軽くて、今なら定価からかなり安く買えるので、コネクティッドカーや駐車監視ドラレコ、NP1などをつけていてバッテリーが上がりやすい人には有力な候補になると思います。

ただしメーカー指定のエンジンブロックのアースポイントまでケーブルが届かないケースがかなり多いと思うので、鉛バッテリーの特性を理解しスパークさせずに正しく運用できる方向けというのもあるかも知れません。今後ケーブルが過不足ない長さにリニューアルされたモデルが出ることを期待したいところです。