[3Dプリント] カバーつけてても使えるJoy-Con2グリップを作成

Switch2にはこのカバーをつけてみました。

重視したのはそのままドックに刺さること。デザイン的には同じSpigenのこちら↓もラギッド感あって気になったんですが、やはり90% TVモードで使う自分にはドックとの相性は重要で。

初代ではグレーを買ったんですが、現状Switch2では左右Joy-Conに初代を彷彿とさせるネオンレッド&ブルーのアクセントが入っています。だったらいっそこれを活かすカラーがいいかなと思いチョイス。

あと、ボタンまわりがカバーされてしまうとボタンの押し心地が変わってしまう(押し込みづらくなる)のも嫌ったというのも理由です。

肝心のドックへの刺さりですが、「少しキツくなるけどしっかり挿せばOK」くらいの感触です。本体を持ち上げると途中までドックがついて浮き上がってくる感はあります。別途ドックを固定する方法を考えたい。

Joy-Con2グリップが使えなかった!

で、「装着したままドックに刺さる」ことはしっかり確認して選んだんですが、思わぬところにトラップがありました。Joy-Con2グリップが使えなくなったのです。JOY-Con2背面側にカバーの厚みが加わるのでそりゃそうかって感じではあるのですが、まったく考慮していませんでした。今はまだプロコン2(もしくはそれにかわるコントローラー)をゲットしてないのですが、旧プロコンだとリモートで本体の電源を入れることができないので、ドンキやマリオカートくらいなら当面はJoy-Con2グリップでしのぐかぁと思ってた矢先なのでショック…

そんな時の3Dプリンターですよ!

ということでMakerWorld(BambuLab向けの3Dモデル共有サービス)でJoy-Con2用互換グリップを物色。こちらを見つけてプリントしてみました。

純正グリップのような並行型ではなく逆V字アングルがついているタイプ。背面側にサムグリップ形状がなく、Joy-Con2と同じ厚みなので、カバーがついても干渉しません。

同じようなモデルはたくさん投稿されてたんですが、このandreiさんのモデルで良かったのは接合部にマグネットを仕込む凹みが設けられている点。本体同様にカチャっと吸い付くようにつき、背面ボタンを押して外すことができます。今のところ不用意に外れるような不安感もないです。もちろん意識して引っ張れば外れますが、普通に握ってる分には問題なさそう。わずかにガタつきもあるけど実用範囲かな。

Seriaで売ってる6mm径のマグネットを瞬間接着剤で埋め込みました。モデルは6mm径用だと2mmと3mm厚のものが用意されてるんですが、Seriaの6mmマグネットは2.5mmとちょうど中間。0.5mm位別にいいかとも思ったんですが、一応PLAで0.5mm厚の丸板を作って間に敷いておきました(stlモデルは再編集が大変)。たぶんちょうどその分だけベース面からマグネットが飛び出す感じになっていますが、逆にJoy-Con2側のマグネット部分が微妙に凹んでるのでちょうどフィットしていそう。

逆V字が良いのかどうかはもう少し使い込んでみないとわかりませんが、今のところ特にネガはない印象。人間工学的には手首に優しそうではあります。

最終的にはFPSやアクションゲームで背面ボタンはほしいので、いずれプロコン2を買うか、PS配置が好きなので、8bitdoのPro3が日本に入ってきたらそっちかとは考えていますが、それまでの繋ぎとしては充分用を足してくれそうです。

Logicool Brio 4KをSwitch2で使用可能にする

ようやく入手したSwitch2、一般的なUSBカメラ(UVC準拠)が使えるとしつつも、我が家の手持ちカメラは全滅だったという記事を書きました。

そのふと「Logicool Brio 4Kのファームウェアをダウングレードすると使える」という海外掲示板のポストを発見。早速試してみました。

実施時点で我が家の個体のファームウェアバージョンは2.0.64でした。これを1.0.412に下げる必要があるようです。これまでの情報でSwitch2はUVC1.0でないと認識しないっぽいんですが、Brioはどこかの時点でUVCが1.1以上に更新されていたのかも知れませんね。

旧バージョンのファームウェアの入手方法については微妙なので本記事では触れません。またお試しになる場合はすべ自己責任でお願いします。

どうにかこうにか入手したBRIOFWUpdate_1.0.412.exeを実行するとアップデーターのインストールが実行されます。最後の「Launch Logi Firmware Update Tool」(ファームウェア更新ツールを起動する)のチェックボックスをオフにしてから「完了」を押してインストーラーを終了します。

そのまま実行しても、現在のバージョンの方が新しいので「Update Device」ボタンがグレーアウトしていて押せなくなっています。

redditの記事によると「-force」(強制)オプションをつけてインストーラーを実行すれば良いようです。ここでは黒画面(コマンドプロンプト)を使わずに行う方法を説明します。黒画面平気な方はredditの手順でやった方が早いかも知れません。

まずインストーラーがファイルを保存したフォルダを開きます。Cドライブ -> Program Files (x86) -> Common Files -> LogiShrd -> LogiFirmwareUpdateTool-BRIOを辿ってください。

その中に「FWUpdateBRIO.exe」というファイルがあるので、右クリックして「ショートカットの作成(S)」を選択。Windows11の場合は「その他のオプションを確認」を経由する必要があります。すると下のようにデスクトップに作成するか聞かれるので「はい」を選択。

デスクトップに「FWUpdateBRIO.exe – ショートカット」ができていると思うのでこれも右クリックして「プロパティ」を選択。「ショートカット」タブの中の「リンク先」欄の中身の末尾に「 -force」を付け加えます。「”」と「-」のあいだに半角スペースを入れてください。

「適用」を押してプロパティウインドウを閉じたらショートカットをダブルクリックして開きます。すると、先程と同じく「Target version is older thancurrent」と警告は出ているものの左下の「Update Device」ボタンが押せるようになっています。

「カメラを使用するアプリは全て終了しといてね」という表示が出るのでそれに従って更新を実行。完了すると「Device Version」が1.0.412になるはずです。

ダウングレード後、Switch2にとりつけてみたらバッチリでした。

マイクとしても認識しています。

付属のディスプレイマウントでSwitch2本体の上に載せることもできますが、センターは放熱スリットがあって塞がない方が良いと思うので、写真のように右にオフセットするしかなそう(左は電源や音量ボタンがある)。この場合、本体側のUSB-Cコネクターはこんな向きのL字が良さそう。

Brio付属のマウンターのかわりに3Dプリントで専用マウンターを作っている人もいます。指定のケーブルが日本Amazonだとメチャ高いので使いませんが、元々OBSBot Meet2でこういうの作りたかったんですよね。こちらも年内に公式ファームウェアで対応予定らしいので、それが来たら自作マウント作ろうかなと思います。

地味に買って良かった高級カメラ付き耳かき Bebird Note5

少し前から耳の穴の中に異物感があり、久しぶりにカメラ付き耳かきが欲しくて仕方ありませんでした。最近ではドラッグストアなどでも3,000円くらいのスマホにWi-Fiで映像を飛ばすタイプのカメラ耳かきが売っていて衝動買いしそうになったんですが、とりあえずそういうのでもいいかなと思いつつ、やはり安物買いの銭失いはしたくないので、じっくり調べて品定め。

結果買ったのはこれ。店頭でみたブランドの上位モデル。

安物と違うポイントは、

  • 1,000万画素、フルHD機
  • 先端キャップをはずすとピンセット型アームが出てくる
  • ジャイロ搭載で映像の向きを常に正立に保てる

という点。解像度厨なのでやはりより高画素と言われるとググっと来る。そしてピンセットアームも気になったり。ジャイロで常に映像を自動回転してくれるのもヨサゲ。クルクルさせてるうちに、「あれ?いまどっち向いてる??」とならなそう。

同種製品の中ではちょっとお高いけれど、ギフト券があったので思い切って購入。

なお同じBebird Note5にはスタンドがセットになったProモデルもあります。お好みで。

自分はこれ用に場所を確保して立てておく運用がピンと来なかったのでスタンド無しでいいやと判断しました。

■使用手順

キャップを外すと電源が入りLEDが点滅しはじめます。同時にWi-Fiアクセスポイントとしての電波が飛び、スマホから接続するというオーソドックスな手順。デジカメとかでよくあるやつ。もちろんルーターではないのでこれに接続しているあいだはインターネットに出られなくなります。でもまぁながらでネットするようなものでもないのでいっかと。

一度接続するとアプリ側でWi-FiのSSIDを記憶してくれるので、次からはアプリで「接続する」ボタンをおせばいちいち「設定」アプリの「Wi-Fi」一覧から選択しなくてもよくなります。

■映像レビュー

さすがのフルHDでかなり鮮明に見えます(さすがにアレなのでキャプチャは自重)。ただLEDライトが明るすぎて近くは白く飛んでしまう場合も。明るさ調整ができるといいんですがさすがに欲張りすぎか。

またジャイロを搭載している関係で右耳か左耳かで画面上のボタンで切り替える必要があるのはひと手間。また大きな誤算だったのは寝転がってまったり耳かきしようとすると向きが誤認されておかしなことになる点。ただし設定画面で手動で回転補正することもできます。いちいち設定画面に入るのは面倒なので、できれば通常画面でいつでも回転できるようにしてほしかったなと思います。

あと長時間使っているとLEDライトが熱をもって肌に触れた時に少し「熱っ!」って感じることも。

■チップレビュー

本品には先端パーツ(以下チップ)が何種類か付属します。ピンセットアームに覆い被さる形なせいもあるのか、かなり太くて鋭い耳かきが好きな人は最初物足りなさを感じると思います。ただ耳かき好きな人って基本的にやりすぎて炎症して痒みが出てるから辞められないといいます。実際に自分も結構荒れてカサブタになっていました。この付属チップくらい丸っこいのが耳孔の皮膚にダメージを与えなくて良いんじゃないかと思います。実際結構力を入れてこそいでも全然痛くないです(その分、なかなか耳クソが取れなくてフラストレーションでもある)。

そんな中で使い勝手がいいのが、黒いスポンジ状のチップです。表面がザラザラしているので肌に優しくありつつも細かいフレークになった耳クソがガサガサ取れます。これで一周撫でるだけでかなり耳の中がこそげる気がします。最近はもうこれ一択です。スポンジタイプだけに汚れや摩耗が気になるのですが、残念ながら交換チップはセットでしか売っておらず、いらないシリコンタイプもついてきます。ほしいのは2つしか入ってないのに980円かぁ…と。また執筆時点でAmazonにはなさそう。なんかこういうのしれっと終売になりがちなので、機会があれば早めに確保しておきたいところ。普通にピンセットモードで使ってる時の置き場もないので紛失も待ったなし。

■ピンセットレビュー

で、ユニークなピンセットはどうか。根元の部分を親指と人差し指でグっとつまむとピンセット先端も掴む動作になります。ただそれほどがっちり握力があるというわけでもなく、どちらかというとチップをつけた状態よりも細くなるのでかきだすに使うくらいかなぁと。ただ一度耳の奥に短い髪の毛片があって、それを取り出すことができたのは良かったです。こういう髪片って耳奥で鼓膜に触れてるとずっとガサガサ耳鳴りがして耳鼻科にいってとってもらうとかすることもあるので、自宅でセルフで取り除けるのは重宝します。

まとめ

地味に上半期買って良かったものランキング上位に入りそうなBebird Note5。スポンジチップの使い心地もいいので、スマホに接続せずに電子書籍をみながらブラインドで耳かきしてたりも。侵襲性が低いので普通の耳かきよりも気軽に高頻度で使用できます。よくないと思いつつも耳かきが辞められない人はしばらくこれを使って耳の中の荒れを治してあげると、痒みも減って長期的にみても健康になれそう。

惜しむらくはスポンジチップが単品で追加購入できない点(しかも高い)。アリエクとかで互換品が20個パックとかで出ないかな(^^;)。

Switch2ゲット、USBカメラ要件が厳しい…

発売日を過ぎること1ヶ月半。ついにSwitch2を入手しました。というかむしろ当面見送りと思ってたんですが、同居人は欲しがっていたので、あちこち抽選応募したり店頭彷徨ったりしているうちに、ある時楽天ブックスで単品+ドンキーコングバナンザのセットパッケージが注文でき、その翌日同居人自身が応募していた有隣堂店頭抽選を引き当ててダブついてしまい、、、楽天ブックスはキャンセルも不可だし、どうしようかなぁ。だれかほしい人に譲ろうかなぁと悩んだ挙げ句、まぁ色々テストしたいち自分用にしとくか、と。あと、セーブデータはまるごと引っ越ししかなくて、先に使ってない初代モデルを売ってしまうとかできないと思ってたので、はやめに2買って1を売った方が得かなとか。でも買っていざ引っ越ししようとした段で、クラウドバックアップもできると判明…

それまでNintendo Onlineはもちろん、ヨドバシ、ビック、ゲオ、イオン、古本市場、有隣堂、ドンキホーテなど複数回ずつ落選しまくったのに、まさかの(二人で)二日連続で引き当ててしまい。

ちなみにプロコン2はもう少し前にAmazonで買えたのを同居人に譲り、自分用はまだ悩み中。PlayStationレイアウトの方が好きなので、8bitdo Pro 3辺りが日本に来るのを待とうかなとか。

■ファーストインプレ

まぁ散々インプレは出尽くしてるので今更ニュースバリューもないので簡単に。

  • Joy-conのマグネット脱着はとても快適
  • 手に持って遊びにはちょっとデカい。特に寝転がっては厳しい。
  • Splatoon3などははっきり画質の向上と動きの滑らかさがわかる
  • スタンドはまだちょっと折れそうで不安
  • USBポートが上にもついたのは神
  • IPv6に対応したっぽい

というとこでしょうか。もともとほぼTVモードでしか使ってなかったので、携帯性はわりとどうでもいいというか、むしろLiteやAYANEO Air(395g)くらい突き抜けて小さい方が有り難く、大きくなった喜びはあんまりないかな。でもまぁ同じ8インチ前後のLegion Go(854g)と比べてもかなり軽い(398g)のでワンチャン寝ゲームもできるかな?

ドックに有線LANポートが内蔵されたのはスッキリして良き。でもなんかリンクが切れる問題とかどうなるんだろ(初期報では本体ごと初期不良交換みたいなことも言われてたけど)。実際、一度初期セットアップのゲームソフトダウンロード中に有線LANが無効化される現象出ました。

■USBカメラとマイクの動作検証

Switch2はチャット機能が強化されており、外部カメラを接続するとビデオチャットもできるようになりました。その際のカメラは純正だけでなく一般的なUVC準拠のWebカメラが使えるっぽい、ということで恒例の手持ちカメラ動作テスト。ただすでに先行レビューでUVC1.0でないとダメそうということが言われており、1.1や1.5のWebカメラは望みが薄そう。OBSBotのTiny 2, Tiny 2 Lite, Meet 2, Tiny SE, Meet SEは2025年後半にファームウェアアップデートで対応するという話もあるっぽい。うちはTiny2とMeet2があるので期待。特にMeet2は画質も良いながら非常にコンパクトなので、Switch2の上にマウントしたら便利そうだなと思って3Dプリンターでマウンター作る気でいます。

ということで、案の定手持ちの高画質系のカメラは全滅でした。

OBSBot Tiny2、Meet2はいわずもがな。旧モデルの初代TinyもOBSBot Tail Airもダメ。Logicool 初代BrioもSONY α7IVもダメ。初代Tinyだけはカメラとして認識されるも白画面。他はカメラとして認識すらされてなさそう。ちなみにマイクとしてはどれも使用可能でした。マイクは汎用性高いなー、、と思いきやRODE Wireless Proは認識しませんでした。32bit float機はさすがにダメかな?

ということで、なんと現在我が家で使えるカメラないかも。まぁ現時点でSwitch2もっててビデオチャットするような知り合いほぼいないからいいんだけども。

時間できたらビデオキャプチャデバイス系も試したい。RODE VideoCasterとか。

2025.7.24追記:

Logicool Brio 4K (V-U0040)はファームウェアのダウングレードで認識しました!

■ドックの冷却スタンドを3Dプリント

今回もほぼTVモードで使うのでテレビ近くにドックを配置。DIYで作ったテレビ台のルーターを置いてる隠し空間に並べておこうと思ったんですが、ここたまにケーブルの重みなどで背面に落下することとがるので、きちんと固定してみることに。

自分で簡単な固定治具を設計して3Dプリントしようと思ってたんですが、MakerWorldを眺めてたらいい感じのドック台がありました。どうやらDock自体も4K出力や有線LANの負荷で発熱するらしく、本体とは独立の冷却機構を備えており、下から吸気、上から排気というエアフローになってるぽい。そこでこの台では25mm角のファンを2機搭載でき、ドックのUSBポートから給電して補助冷却ができるとのこと。これでいいじゃんってことで、STLファイルをもらってきてネジ穴だけあけました。

3.8mmのビス用の穴を2箇所追加

2×4材で作ったラックに木ネジで固定しまおうと。

設計者がリンクしている25x25x10mm厚のファンx2台ペアの製品は日本で見付からなかったので、こちらの同サイズのファンセットを買って、2ピンコネクターをカットしてUSB Aプラグをハンダ付けしてしのぎます。LEDいらなかったけどあった方が安いあるあるで。

普通の光らない黒いファンがいいならこちら。

定格電流が0.19Aと書いてあるので、2台でも0.38A。Switch2のドックのUSB AポートはUBS2.0で0.5Aは流せるはずなので、まぁ大丈夫でしょう。

先日買ったばかりの半田ゴテが火を噴くぜ。

ドックのUSBポートは本体がスリープ中でも常時給電のようです。実際スリープ中でもアップデートをダウンロードしたりとかするのでまぁいいかと。

うるさかった

残念なことに、このファンは結構ファンの動作音が大きかった。テレビ裏に置いて2mくらい離れていても結構聞こえる。猫も「なんの音だ?」と振り返るレベル。これは家族からクレームきそうだからボツ。スペックだけみると19.6dBAって結構静かそうだけど、さすがにこのサイズで8,000rpmってそんなに静かなわけない?

ちょっとファンを交換して再チャレンジ。しかし以外とこれより低回転数の25mmファンがない。アリエクで5,000rpmを発見したので注文。届き次第追記します。

WordPress記事に3Dモデル(STL)を貼る

3Dプリンター製作物の紹介記事が増えるにつれ、その形状をブラウザ上でグリグリできるような形で紹介したいことが増えてきます。

以前はEmbedSTLというプラグインを使用してこちらのような貼り方をしていたのですが、あまり自由度がなくイマイチでした。また2年ほどアップデートがされておらず、メンテナンスが終了している可能性もあり、ちょっと使い続けるには微妙かなと。

EmbedSTLの表示例

そこで改めて物色し、Woo3DViewerを発見しました。こんな感じの表示になります。まずはそれぞれ使い比べてみてください。

操作方法は共通で、

  • 左ドラッグでアングル
  • 右ドラッグで位置移動
  • ホイールでズーム

です。

Woo3D Viewerの表示例

Loading file
  • Fullscreen
  • Wireframe
  • Zoom In
  • Zoom Out
  • Rotation
  • Screenshot
  • Help

Controls

×
  • Rotate with the left mouse button.
  • Zoom with the scroll button.
  • Adjust camera position with the right mouse button.
  • Double-click to enter the fullscreen mode.
  • On mobile devices swipe to rotate.
  • On mobile devices pinch two fingers together or apart to adjust zoom.
  • On mobile devices 3 finger horizontal swipe performs panning.

サイズやモデル、背景の色もことこまかにカスタムできるのがいい感じで、乗り換えることに。

■Woo3DViewerの特徴

Woo3DViewerは基本機能無料で、一部の機能は有料版のProのみ利用可能となります。ちなみにWordPressのプラグインディレクトリでは「Easy 3D Viewer」という名前で表示されます。

以下がプラグインの画面です。WordPressプラグインあるあるですが、入り口がサイドバーの歯車アイコンで、他のプラグインとかぶっているのはご愛敬。メディアライブラリにアップロードした3Dモデルを「Set Model」から選択し、各種パラメーターをプレビューを見ながら設定し、「Generate」ボタンでショートコードが生成されます。これを記事にコピペすることで上記のような表示ができます。正直手間としてはEmberSTLに比べるとひと手間かかります。また修正したい場合も、ショートコードを記事からこの画面にコピペして戻してやる必要があったりします。データベースには残らず、あくまでショートコードジェネレーターという仕組みですね。簡単なパラメーター変更ならショートコードの中身を直接書き換えてもいいんでしょうけど。

そのちょっとした使いにくさを補ってあまりある機能的長所があります。[PRO]と書いたのは有料版の機能です。

  • モデル色、背景色、質感などをカスタマイズできる
  • 全画面モードがある
  • 自動回転アニメーション
  • STL以外のファイル形式にも対応(.OBJ, .STL, .GLTF, .GLB, .ZIP [以下PROのみ].3MF, .WRL,)
  • 各種初期パラメーター(角度、ズームなど)も指定可能
  • [PRO] PNG、アニメGIFなどへの変換
  • [PRO] モデルの修復、ポリゴン削減、圧縮(読み込み高速化)
  • [PRO] 外部サイトのモデルを表示
  • [PRO] 1ページ内に複数モデルの表示(10個まで)

有料版は$29で、購入時点で税込み5,477円でした。正直プラグインとしてはお高いなと感じてしまいましたが、個人的には1記事に複数貼りたいケースもあるなということで購入に踏み切りました。特に今後取り組んでいきたいクライアントワークで、客先にイメージを伝えるのにブラウザ上でプレビューを見せられるのは有用だなと思い。WordPressで固定ページを作りパスワードをかけて共有すれば、相手がSTLビューワーをもってなくても超簡単に閲覧してもらうことができます。全画面モードでみてもらえばかなり詳細まで確認できて良いなと。

STL保護が課題

EmbedSTLでも同様ですが、一番の懸念は生stlファイルをアップロードしてURLで参照するので、HTMLソースをみれば直リンクが露呈してしまう点。例えば販売商品紹介で使うとSTLを取得され勝手に複製されるリスクがあります。それもあって、今までもあまりEmbedSTLを積極的には使ってこなかったし、そこはWoo3D Viewerになっても同じかなと。当面は「販売予定がなくSTL盗用されても惜しくないもの」と、パスワード付きでクライアントワークの成果物共有用という形になるかなと思います。