前記事で洗濯乾燥機の修理に来てもらったことを書きました。
その際、洗濯機と洗面台の間にピッタリサイズの自作棚が湿気でボロボロになっていたのを一新することに。写真がその完成品ですが、この記事の主旨はその過程で製作した3Dプリント治具についてです。
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前回かなりやっつけでフル木工で作り、未塗装だったこともあり段々変形したり固定が緩んだりしてきてしまいました。今回はコンセプトとして、
- 棚板には防水防腐処理をする
- 支柱はアルミパイプを使う
- ジョイントは3Dプリンターで自作し、きっちり水平/垂直/直角を出す
という点を挙げました。こうした家具は「真っ直ぐカット」「真っ直ぐ接合」が肝です。
そこで、3Dプリンターでジョイントパーツを作るだけでなく、アルミパイプをいかに長さを揃え、切断面も水平真っ平らにカットするかを検討。以下のようなサポート治具を作ってみました。
まず切断するの面の反対側にこういうパーツをつけます。しっかり奥の同じ位置まで刺さっていることを確認できるよう三角窓も設けました。
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そして切断側はこんな感じ。ベースは同じですが穴が貫通しており任意の位置に固定でき、またノコギリを当てやすいようお皿を追加しています。このお皿に刃を当てながらギコギコすることで綺麗に切れるんじゃないかという仮説です。
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なお今回購入したノコギリはこちら。
説明書に金属カット時にはシリコンやオイルをつけるべし、とあったので、適当なシリコンスプレーを吹きかけながらカットしました。
結果がこちら。なかなかのものじゃないですか?ちなみに途中で位置がズレてこないようにマステでグルグル巻いて固定しています。
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予期してなかった副次効果として、丸パイプが仮想角棒になることで、台に押さえつけて固定するのがめちゃくちゃ楽になりました。丸パイプのままだと転がって動いてしまうんですよね。
結果として長さも切断面もいい感じのパイプが完成しました。
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反省点としては、割とギチギチに作ったので抜き差しが大変だった点。4本を密着させすぎたかも。隙間に指を入れずらくて大変。しかもシリコンスプレー塗ってて滑るし。差し込みもしやすいよう丸穴にテーパー(傾斜)つけても良かったかも。あと4本同時に位置決めして挿すのは大変なので、1本ずつ微妙に高さをズラすといいかなとも。