Vistaで、
- 寝室マシンでWMV動画を再生時、タイムスライダーを動かすと絵が3秒ほど固まる
- 仕事マシンでやたらHDDがガリガリうるさい
という現象が発生していたので、どちらかには効果あるだろうと思って、ReadyBoost対応を謳う右のUSBフラッシュメモリを衝動買いしてみました。
ReadyBoostとは、ディスクが遅いマシンのキャッシュとしてフラッシュメモリを利用するVista搭載の新技術です。近い将来、マザーボードやHDD内にコレ用のフラッシュメモリが搭載される予定ですが、現時点ではUSBフラッシュメモリを刺して使うのがお手軽です(ノートPCではやりたくないですが…)。
刺したメモリがReadyBoost用に使えるかどうかはVistaが速度判定をして判断するので、どれでも良いというワケではなく、あまり遅いと利用できない。そこで大事をとってReadyBosot対応と明記された本製品をチョイスしました。
で、当然サクっと利用できたワケですが、前者には効果無し(予想通り)。古いマシンですがHDDだけはエクスペリエンスインデックスが5.0越えしてるSATA接続マシンなので、動画が停まるのは明らかに他の要因(おそらくCPUでのデコード負荷)でしょう。
で、本命の後者(ATA133)には一定の効果があった気がします。「一定の」というのは、Vistaは空いてるメモリがあると事前に使いそうなデータを読み込んでしまうSuperFetchや、各種検索を高速化するインデックス機能がバックグラウンドで働くので、アイドリング時にHDDをガリガリしやすい性質を持っているのですが、どちらも一定時間たつとある程度落ち着くので、チェックのタイミングによっては元々ガリガリがひどかったり静かだったりの差が大きいのです。まだ短時間使った範囲では、「なんとなく静かになったかな?」という気がする、というレベルです。
どちらかといえばHDDが遅いノートPCに使いたい技術ですが、こんなの生やして使いたくないんですよね。SDカードなどでも使えるようですが、デジカメ用のフラッシュメモリはUSBに比べるとパフォーマンスは出にくいっぽいです。いざって時にメモリカードスロットが塞がってるのも困りますしね。はやくフラッシュメモリ搭載のHDDが出て欲しいですね。
搭載マザーボードの方は登場したようですが、どれくらい効果あるんでしょうね。元々最新のチップセットでHDDも速いはずだし、容量も512MBと控えめ(搭載メモリと同程度が望ましいらしい)。デスクトップなら背面USB端子にこうして刺しておいてもあまり気にならないので、市販品を使った方が良いような…