PSP、CFW&ISO化で超快適ゲーム機に

 個人的にPSPがNintendoDS/Liteに致命的に劣っているのはメインのデータメディアであるUMDのアクセスの遅さだと思います。ゲームの作りにもよりますが、ステージをクリアしたり酷いタイトルだとコンティニューしようとする度にボーグみたいな耳障りな機械音を立てて、しばらく待たされる。どんな名作ゲームも気が萎えるというものです。それを理由にここしばらくはヨサゲなタイトルが出ても「どうせすぐに我慢できなくなって放り出すから」と手を出さず、HDDレコーダーからメモステに動画を持ち出せる“お出かけスゴ録”専用機と貸していました。

 そんな中、久しぶりに始めたのが『Kanon』だったワケですが、リンク先のエントリにも書いてるように案の定読み込みラグが苦痛になってきました。まったくキャッシュもされないようで、ちょっとバックログを読み返すにも1つ前に聞いたばかりの音声データの読み込む始末。

 そこで、ついにFW1.50用のPSP1号(黒)をCFW3.10oe化して、UMDのISO化を実行しました(微妙にグレーな話題なのでわざと隠語使いまくりで書いてますw)。CFWの3.10oeはFW1.50ソフトの起動性能を維持しつつ、その他の部分は3.10相当にし、なおかつ特殊なランチャーを使わずともISOイメージ化したソフトを起動したり、その際のUMDチェックをバイパスしたりできます。これでKanonのデータを丸っとメモステにキャッシュしてプレイできるようになるワケです。

 もう、これが予想外に快適!

 全くラグを感じずに音声が再生されるし、機械音がしないし、UMDの分、物理重量が軽量化されるw。あと既読部分のスキップなんかも神速なので、分岐総当たり攻略なんかもかなり効率化されます。

 ただ1点、不具合としてはスリープから復帰できず、ブラックアウトしてしまう点。ググると一部ソフトのみで話題になってるようなので、相性かも知れません。Kanonでは100%再現します。でもまぁ、ひぐらし@OnScripterもそうだったんで、PSP1号はそういうもんだと思ってしばらくは我慢します。 2007/3/16追記:Routesは無問題でした。

 PSP発売当時と違って、いまやUMDの容量をメモステDuoが凌駕するご時世。そろそろシステムレベルでUMDのMSキャッシュ機能を実装してくれても良いのでは?MSには著作権保護機能もあるし、別に起動時UMDチェックは毎回あっても良いので。

 それにしてもCFWみたいな便利なものがあるなら、わざわざ最新機能利用用にPSP2号(青)を買わなくても良かったんじゃないかって説も…

 先日、『イリヤDS』で読書端末としてのDSに絶望したこともあって、逆にσ(^^)の中でPSP株が急上昇。液晶解像度も高いので、ノベルゲーで重要なフォンとの視認性も実用レベル。重さと重量バランスの悪さで長時間の片手プレイには難がありますが、未挑戦のノベルゲーをモリモリ挑戦したい機運が無性に高まってきました。今日は早速Lead/Aquaplusの『Routes』PSP版を購入(PC未プレイ)。『Kanon』がもうすぐ終わるので引き続き挑戦したいと思います(ますますPS2ゲームには手がつかなくなる…)。

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