既存住宅も含めての寝室、階段への火災警報機取り付け義務化の猶予期限は自治体でまちまちですが、実家の愛知県田原市の場合、今年の5月31日までに差し迫っていたので、連休の帰省時に取り付けしてきました。
今回チョイスしたSH4400Pも含め、現在の主流はリチウム電池で10年稼働を謳う電源配線不要タイプ。ベースをネジ2本で固定し、本体に電池をセットしてはめ込むだけ、と場所決めの時間を除けば2、3分といったところです。実家は両親の二人暮らしですが、たまに妹が子供連れて泊まったり、こうしてσ(^^)が帰省したりするので、結局寝室は4カ所、そして階段と台所(台所は田原市の条例による義務)と6カ所も取り付けることになりました(ちなみに台所は煙感知タイプではなく、熱感知タイプをチョイス)。
苦労したのは取り付け自体よりも位置決め。物理的な煙(空気の不透明度)をイメージセンサーで感知するので、もし火災が発生した場合に煙が直接かぶりやすいところでなければなりません。例えば、暖房器具や仏壇、サーバーなどの火種になりやすいもの(たいてい壁際)の真上がヨサゲなんですが、壁からは数十cm離さなければならなかっったり、エアコンの吹き出し口からも遠ざけなければいけなかったり。また複数の火種がある部屋では真ん中辺りにつけたくなるんですが、そこには普通既に照明器具がいたりします(ペンダント型の照明器具の場合も煙避けになってしまうので離さなければならない)。実際、取り付け作業よりも場所決めに悩む時間の方が長かったですね。特に階段は、階下の火災で2階から逃げ遅れないようにすることが目的なので、煙の動きを慎重に脳内シミュレーションしつつ検討しました。
動作チェックと誤報解除用の紐スイッチもついてるんですが、表面のボタンで同様のことができるので、とりあえず裏面にぐるぐる巻きにして隠しておきました。家族から誤報が多いとクレームが来たら別途考えます。
また、SH4400Pはブザーではなく音声で「火事です」とか「電池切れです」と知らせるので、「どっかで音が鳴ってるけどなんだ?」なんてことにならなそうで良いかなと思いました。デザインとサイズはもうひと頑張り期待したいところです。
ちなみに自宅の横浜市は平成23年とまだかなり余裕があります。ウチは既に押し入れの中までついてたはずですが、いずれにせよ消防庁の広報不足は否めませんね。実際、σ(^^)もつい最近ヨドバシの特設コーナーを見るまで知りませんでした。現在は罰則規定もないですし、知らんぷりを決め込む人もいそう。法律というのは罰則を恐れて従うものではそもそもないワケですし、未然に火災が防げるかも知れないという意味では、火災保険でカバーするからいいや、という話でもない。工事費いらずでDYI数分で取り付けできるので、是非積極的に設置を進めて欲しいですね。